知足から、この上ない喜びが生じる。
【YS 2:42】
第2の勧戒(ニヤマ) は サントーシャ(知足)です。
いま自分の持っているもので、充分と思う気持ちのこと。
そして、一見ささいなものごとに対しても、
感謝の気持ちを持つこと。
現代の消費社会に住むわたしたちは、
広告やメディアにさらされて、
あれも欲しい、これも欲しいと思わされがち。
でも、本当の幸せは
お金では買えません。
逆に言えば、
視点をずらすことで、
一瞬のうちに、幸せを見つけることだって
できるのかもしれません。
また、モノでなくても
たとえば、自分の性質や能力を人と比べて
自分に無いものに目が行きがちですよね。
でも、マイナスの面ではなくて
自分の長所や得意なこと、
好きなことに目を向けてみましょう。
そこから、
幸せへの一歩が見つかるかもしれません。
たとえば、夜寝る前に
「感謝の日記」 をつけるのも、
視点を変えるのに役立ちますよ。
自分には、こんなに豊かなものが備わっているんだ、
と実感することが、「この上ない喜び」につながると、
このスートラは教えてくれます。
★余談ですが・・・在星の方へ
最近カジノやユニバーサルスタジオのできた
セントーサ島は、
マレー語で「平和と静けさの島」 という意味。
マレー語は、インドの影響を受けてか
時々サンスクリット語と似た言葉があります。
他にも、たとえば
「SUTRA」というマレー語雑誌もあるんですよ。
ヨーガスートラ → INDEX
翻訳は本書による→現代人のためのヨーガ・スートラ (GAIA BOOKS)
レヴューは → こちら