イノベーションを生み出すために心がけること
最近、イノベーションはどのようにしたら生まれるのだろうかということを考えていましたら、久しぶりにアクセスしたTim Kastelleの過去のブログ記事に「イノベーションとは、様々なアイデア同士を新しいつながりで結び付けること」ということを解説する記事を目にしました。最近不思議とスティーブ・ジョブズの「点と点を結び付ける」ことの大切さに関するメッセージを始めとして、何かと何かを結び付けることがイノベーションにつながるというメッセージをよく目にします。
これまで生み出されてきたイノベーションが、すでに世の中にあるアイデア同士を結び合わせることによって生み出されてきたとして、Tim KastelleはTEDでのJeff Bezosのスピーチ(日本語字幕つき)を紹介しています。その中で、電気照明が家庭で使われ始めたことが発端となって、電気を活用するトースターや洗濯機などの新しい家電製品が生まれたことを紹介しながら、一つのアイデアを様々なアイデアと組み合わせることによって新しいイノベーションが生まれることを説明してます。
そこで大事になってくるのは、日頃から様々なアイデアに接することですが、私たちが日々接する情報が知らず知らずのうちにアルゴリズムによって、自分と同じような志向や似たような考え方をもつ人の情報のみを目にするようになり、イノベーションにつながるような新しいアイデアに接することが難しくなりつつあることについて問題提起しています。
このアルゴリズムによる情報フィルタリングが抱えるリスクについては、TEDでのEli Pariserのスピーチ(日本語字幕つき)を聞くとよく分かります。アルゴリズムによる情報フィルタリングのみに頼ることによって、自分と同じ見方や見解のみを目にするようになってしまい、自分の枠を超えた他の考え方などに接することができなくなってしまうリスクについて説明しています。
このようなイノベーションを阻害する習慣を打破する方法として、以下の3つの方法を提案しています。
1. 新しい考え方や自分とは違った見解をもつ人を積極的に探す
インターネット上で自分とは違う考えをもった人を探すこともできますし、オフラインで自分とはまったく違う業界の人や、違う専門性を持っている人とランチをしたりすることなどを薦めています。
2. アルゴリズムによるフィルタリングだけでなく、専門性を持つ人によるフィルタリングも使う
アルゴリズムによるフィルタリングはますます便利になってきていますが、それだけに頼っていると上記でEli Pariserが言っていたような情報が偏るリスクをはらんでいます。そのため、業界を超えて専門性を持った人によるフィルタリングを活用することも薦めています。
3. セレンディピティを高める
自分なりにルールを決めて、オンラインとオフラインで偶然に出会った人とのつながりを作っていくことを薦めています。例えば、ビジネスシーンで出会った人のTwitterを必ずフォローするとか、自分なりにルールを決めて新しいつながりを作ることでセレンディピティを高めることを提案しています。
今年はこの3つの方法を意識して、イノベーションを生み出す努力をしていきたいと思いました。
これまで生み出されてきたイノベーションが、すでに世の中にあるアイデア同士を結び合わせることによって生み出されてきたとして、Tim KastelleはTEDでのJeff Bezosのスピーチ(日本語字幕つき)を紹介しています。その中で、電気照明が家庭で使われ始めたことが発端となって、電気を活用するトースターや洗濯機などの新しい家電製品が生まれたことを紹介しながら、一つのアイデアを様々なアイデアと組み合わせることによって新しいイノベーションが生まれることを説明してます。
そこで大事になってくるのは、日頃から様々なアイデアに接することですが、私たちが日々接する情報が知らず知らずのうちにアルゴリズムによって、自分と同じような志向や似たような考え方をもつ人の情報のみを目にするようになり、イノベーションにつながるような新しいアイデアに接することが難しくなりつつあることについて問題提起しています。
このアルゴリズムによる情報フィルタリングが抱えるリスクについては、TEDでのEli Pariserのスピーチ(日本語字幕つき)を聞くとよく分かります。アルゴリズムによる情報フィルタリングのみに頼ることによって、自分と同じ見方や見解のみを目にするようになってしまい、自分の枠を超えた他の考え方などに接することができなくなってしまうリスクについて説明しています。
このようなイノベーションを阻害する習慣を打破する方法として、以下の3つの方法を提案しています。
1. 新しい考え方や自分とは違った見解をもつ人を積極的に探す
インターネット上で自分とは違う考えをもった人を探すこともできますし、オフラインで自分とはまったく違う業界の人や、違う専門性を持っている人とランチをしたりすることなどを薦めています。
2. アルゴリズムによるフィルタリングだけでなく、専門性を持つ人によるフィルタリングも使う
アルゴリズムによるフィルタリングはますます便利になってきていますが、それだけに頼っていると上記でEli Pariserが言っていたような情報が偏るリスクをはらんでいます。そのため、業界を超えて専門性を持った人によるフィルタリングを活用することも薦めています。
3. セレンディピティを高める
自分なりにルールを決めて、オンラインとオフラインで偶然に出会った人とのつながりを作っていくことを薦めています。例えば、ビジネスシーンで出会った人のTwitterを必ずフォローするとか、自分なりにルールを決めて新しいつながりを作ることでセレンディピティを高めることを提案しています。
今年はこの3つの方法を意識して、イノベーションを生み出す努力をしていきたいと思いました。
「スティーブ・ジョブズの子どもたち」を見て決意したこと
NHKのBSでやっていた「スティーブ・ジョブズの子どもたち」を見てとても感動しました。この番組は、スティーブ・ジョブズが2005年6月12日にスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチを聞いた卒業生たちが、その後の6年間でどのような人生を送り、スティーブ・ジョブズのスピーチが彼らにどのような影響を与えたのかを紹介してくれました。
希望にあふれて名門スタンフォード大学を卒業した学生たちが、様々な挫折や困難を経験するなかで、スティーブ・ジョブズがこのスピーチの中で卒業生に伝えたメッセージの本当の意味を理解し、現実に立ち向かっていく若者達の姿が赤裸々に映しだされていて、新年をスタートするにあたって自分も大きな希望をもらいました。
自分自身もこれまで様々な挫折を経験する度に、なぜ自分だけこういう目にあわなければいけないのだろうとか、人と比べて自分に自信をなくしたりとかしながらやってきましたが、その時は失意に陥っていたとしても後になって振り返ったときにそれが自分にとって大きな意味があったんだということを確信できたことがこれまでに何度かありました。
スティーブ・ジョブズが言われていた「自分の何か信じれば必ず点がつながる」という言葉、また卒業生が困難を経験したあとに語った「自分を信じることを努力することがアメリカンドリーム」という言葉は、今年の座右の銘にしたいなと思いました。
そして、必ず訪れる死を直視しながら、自分の本当の幸せとは何かということをもっと真剣に考える一年にしたいと決意しました。
スタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチ
希望にあふれて名門スタンフォード大学を卒業した学生たちが、様々な挫折や困難を経験するなかで、スティーブ・ジョブズがこのスピーチの中で卒業生に伝えたメッセージの本当の意味を理解し、現実に立ち向かっていく若者達の姿が赤裸々に映しだされていて、新年をスタートするにあたって自分も大きな希望をもらいました。
自分自身もこれまで様々な挫折を経験する度に、なぜ自分だけこういう目にあわなければいけないのだろうとか、人と比べて自分に自信をなくしたりとかしながらやってきましたが、その時は失意に陥っていたとしても後になって振り返ったときにそれが自分にとって大きな意味があったんだということを確信できたことがこれまでに何度かありました。
スティーブ・ジョブズが言われていた「自分の何か信じれば必ず点がつながる」という言葉、また卒業生が困難を経験したあとに語った「自分を信じることを努力することがアメリカンドリーム」という言葉は、今年の座右の銘にしたいなと思いました。
そして、必ず訪れる死を直視しながら、自分の本当の幸せとは何かということをもっと真剣に考える一年にしたいと決意しました。
スタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチ
コンテンツを多くの人々に広めるために考慮すること
ネット上で話題になるエンターテイメント系のコンテンツを紹介するBuzzFeedというサイトがあります。このBuzzFeedのサイトを訪れる現在の月間ユニークビジター数は1,500万を超え、過去2年間のトラフィック成長率は500%以上になるそうです。
このBuzzFeedを創設したJonah Perettiは、コンテンツがどのようにしてネットワークに広まっていくのかということに関心があり、それを理解するためにこのサイトを設立したとのこと。そのため、BuzzFeedではコンテンツを評価する際に、人々がコンテンツをクリックした数ではなく、ネットワーク上で最も多くの人々が共有したコンテンツを表出させるテクノロジーを採用しているそうです。
TechCrunchの記事で、Perettiは、「ソーシャルなコンテンツは、人びとに関心や理解を持ってもらおうとするのではなく、人びとがリアクションする口実やきっかけになるものとして構想すべきである」と述べています。さらには、「コンテンツは重要だが、もっと重要なのは、友だちと笑いを共有できることだ」とも述べています。
実際、Perettiに言わせると、BuzzFeedのトップページを訪れる人は、人々と共有するコンテンツを探すために訪れる人が増えているそうです。試行錯誤を繰り返しながら人々にリアクションをおこさせるコンテンツを紹介し続けることによって、どのようなコンテンツが人々の間で共有されやすいか知見がたまりつつあるようです。
Perettiは、コンテンツをネットワークで広めるにはどのようなことを考慮する必要があるのかについて、コンテンツを広めるネットワークの特性を理解する必要性を述べています。ネットワークによって、テキストコンテンツが最適なネットワークもあれば、動画コンテンツが最適なネットワークもありますし、画像コンテンツが最適なネットワークもあります。また、感情的なコンテンツを好むネットワークもあれば、情報系のコンテンツを好むネットワークもあります。自分が広めたいコンテンツが、どのネットワークで最も最適かを選択し、そのネットワークに最適化したコンテンツが大切であることを述べています。
つい先日ですが、米国の政治報道ニュースサイト「Politico」の人気ライターであったBen SmithがPoliticoを辞めて、このBuzzFeedの編集長になったというニュースが話題になっていました。政治報道というお堅い分野で記事を書いていた人気ライターが、なぜ一見畑違いのエンターテイメント系のBuzzFeedに転身したのかという点が注目されています。
今後、BuzzFeedでは、これまでの人々に共有されやすいコンテンツに関する知見を活かして、人々の間で共有される前に、ヴァイラルになることが予想される速報ニュースを、Ben Smith編集長を先頭にして発信していくことに取り組んでいくようです。
今回、このニュースをご紹介した理由としては、あらゆる企業もこのような考え方でコンテンツを作って発信していく必要があると感じたためです。自社のステークホルダーにどのようなリアクションを起こしてほしいか考えながらコンテンツを作り、そのコンテンツに最適なネットワークを選択して、コンテンツの反応を見ながら試行錯誤を繰り返していく作業が自社のメディア化を進めるうえで大切だと思いました。
このBuzzFeedを創設したJonah Perettiは、コンテンツがどのようにしてネットワークに広まっていくのかということに関心があり、それを理解するためにこのサイトを設立したとのこと。そのため、BuzzFeedではコンテンツを評価する際に、人々がコンテンツをクリックした数ではなく、ネットワーク上で最も多くの人々が共有したコンテンツを表出させるテクノロジーを採用しているそうです。
TechCrunchの記事で、Perettiは、「ソーシャルなコンテンツは、人びとに関心や理解を持ってもらおうとするのではなく、人びとがリアクションする口実やきっかけになるものとして構想すべきである」と述べています。さらには、「コンテンツは重要だが、もっと重要なのは、友だちと笑いを共有できることだ」とも述べています。
実際、Perettiに言わせると、BuzzFeedのトップページを訪れる人は、人々と共有するコンテンツを探すために訪れる人が増えているそうです。試行錯誤を繰り返しながら人々にリアクションをおこさせるコンテンツを紹介し続けることによって、どのようなコンテンツが人々の間で共有されやすいか知見がたまりつつあるようです。
Perettiは、コンテンツをネットワークで広めるにはどのようなことを考慮する必要があるのかについて、コンテンツを広めるネットワークの特性を理解する必要性を述べています。ネットワークによって、テキストコンテンツが最適なネットワークもあれば、動画コンテンツが最適なネットワークもありますし、画像コンテンツが最適なネットワークもあります。また、感情的なコンテンツを好むネットワークもあれば、情報系のコンテンツを好むネットワークもあります。自分が広めたいコンテンツが、どのネットワークで最も最適かを選択し、そのネットワークに最適化したコンテンツが大切であることを述べています。
つい先日ですが、米国の政治報道ニュースサイト「Politico」の人気ライターであったBen SmithがPoliticoを辞めて、このBuzzFeedの編集長になったというニュースが話題になっていました。政治報道というお堅い分野で記事を書いていた人気ライターが、なぜ一見畑違いのエンターテイメント系のBuzzFeedに転身したのかという点が注目されています。
今後、BuzzFeedでは、これまでの人々に共有されやすいコンテンツに関する知見を活かして、人々の間で共有される前に、ヴァイラルになることが予想される速報ニュースを、Ben Smith編集長を先頭にして発信していくことに取り組んでいくようです。
今回、このニュースをご紹介した理由としては、あらゆる企業もこのような考え方でコンテンツを作って発信していく必要があると感じたためです。自社のステークホルダーにどのようなリアクションを起こしてほしいか考えながらコンテンツを作り、そのコンテンツに最適なネットワークを選択して、コンテンツの反応を見ながら試行錯誤を繰り返していく作業が自社のメディア化を進めるうえで大切だと思いました。
