声楽のレッスン、22回目。

思った通り、第九の本番前にあれもこれも手を広げられず、「Lascia ch'io pianga」の楽譜をまともに見たのは当日午前中…。意味調べして、全然聴いたこともなかったレチタティーヴォの音取りをしたのもギリギリ。やっぱり「無理でした」と投げちゃうしかないか?、状態で臨んだレッスンでございました。

発声練習は夫と一緒にサッと流し、久々に夫のレッスンの後に私の番。

まずはNina。そう、「Nina」と「Caro mio ben」は、今日一回歌って終わり、と言われていたのでした。

先に「状況設定して」といわれて一瞬「は???」。Ninaは誰で、今どんな状況で、どんな心境で歌うのか、ってことですね。

とりあえず、私はずーっとNinaは自分の娘だと思っていたので、自分の娘が死んでしまった状況ということで。悲しみを込めて歌わせていただきました。

まぁ、相変わらずあちこち息が足りなかったりしたんですが、OKもらいました。最後の最後で息が足りなくなって、先生と目が合った瞬間素に戻ってしまい注意されましたが。

「感情が入っていれば、少々ヘタでもOKです。」

はい、ヘタですよね。まだまだ技術的には全然ダメです。わかってます。

続いて「Caro mio ben」。

これの状況設定は「つれない恋人に、『もっと私を見て』」みたいな感じで。先生がおっしゃるには「何でもいいから、とにかくきちんと状況を設定すること。過去には、すっごいマゾの人が喜びに震えて歌ってる、という人もいましたよ」とのこと。

今度は素に戻らないように、最初から最後まで気持ちだけは込めて。でも、テンポがすっごくゆっくりなので、やっぱり息が足りませんでした…。

でも、「息は切れたけど、感情が切れなければOK。いいと思います」

ということで、こちらもOK。あぁ、やっとこれで「Lascia ch'io pianga」に集中できる~。この曲、本当に大好きなので嬉しいです。

ただ、2曲がサッサと終わったので、全然予習していないLascia~も歌うハメになってしまいました。でも無理。音取れてませんから。何より、レチタティーヴォ、舌がまだ回りません(^^ゞ。レチタティーヴォって、アリア以上に、言葉がしっかり体に入っていないとうまくいかないんです。というわけで、即玉砕。次回までにちゃんと予習してきましょう。

あと、おまけになんと、オペラ「フィガロの結婚」から、「伯爵とスザンナの二重唱」を夫と一緒に歌う(練習する)ことになりました。いよいよ、夫婦デュエットの開始ですか。フィガロは劇場で観たことがあるクセに、このデュエットがどんな曲だったのか覚えてなかったりして(^^ゞ。楽しみでもあり、不安でもあり…。

ペタしてね

第九が無事に終わりました。

前日のオケ合わせ。プロオケの場合、合わせの回数がほとんどないのはいつものことですが、今回は前日夜ということで、初めての人はいろいろ不安だったり面喰ったりしたのではないかなー、と推察しました。

でもやっぱりオケと合わせると気持ちが高揚しますね。特にプロのオケは演奏に破綻がないので、指揮者も合唱が入る部分は合唱に集中して指示を下さいますし、安心して歌えるのが何より良いです。

ただ、私の場合、やっぱりオケと合わせることに対する感激度が薄れているかもしれません(^^ゞ。後ろに並んでいた、初参加と思しき方々が、涙を流すほど感動しているのを見て、逆に感動を覚えてしまいました。あぁそうか、オーケストラと一緒に歌う、一緒のステージに立つ、こんな間近で演奏を聴くというのは、ものすごく贅沢なことなんだ、って。やっぱり、こういう環境にあることを感謝しなくてはいけませんね。改めて感じました。

そんなこんなで迎えた当日。

今回はPTAコーラスの仲間と一緒に参加したので、長い一日でしたがあっという間でした。やっぱり、仲間と一緒、というのは良いですね。

発声練習・ゲネプロ・直前発生・本番と、何度も何度も歌いましたが、とてもリラックスして過ごせたように思います。

今回はまたソリストが素晴らしい面々で、ゲネプロのときはここぞとばかりに、歌っている姿をじっくり見せていただきました。見ているだけでも勉強になりますねぇ。

あまりにも歌が素晴らしくて、聞き惚れてしまった合唱団員も多かったようです。常設の団だと、指揮者やボイストレーナーの先生から「絶対に聴衆になってはいけない!」と耳にタコができるほど言われたものですが(^^ゞ。ついつい聴き入ってしまいますよねぇ。まぁ、第九の合唱は短くて、歌う場所も少ないですし、入りづらいところもわかっていますから、自分は大丈夫だったと思いますが、お仲間の皆さんも、何度か入りそこなったと言っておりました。

たぶん、合唱そのものは、あちこち綻びだらけだっただろうなぁ、と思うのですが、歌う喜びとか、熱意とか、そういうのは客席に伝わっていたようで良かったです。来てくれた同じPTAコーラスの友人たちからも「感動しましたキラキラ」というメールが入っていたし。短いけど、疲れる分達成感のある曲ですよね、第九は。

本番終了後は、またお仲間の皆さんとそろって打ち上げへ。いつもだと夫と一緒に行動するのですが、基本、夫は食べるばかりなので、今回はずっとお仲間と一緒に、ゲストの皆さんのところを回ってみました。

残念ながら女声ソリストのお二人は、挨拶だけですぐに帰ってしまわれましたが、男声ソリストお二人と指揮者の先生は、しばらく残っていらしたので、サインをいただき、握手もしてもらいました。なんだかすっかりミーハー集団と化しておりましたが、こんなのも夫と二人で参加していた時には絶対なかったことなので、楽しい時間でした。

そういえば、関係者も含めて、ご挨拶なさったみなさんは、口を揃えて「事業仕分けでこういう機会がなくなったりしませんように」みたいなことをおっしゃってました。クラシック音楽業界、事業仕分けのターゲットにされてますもんね。皆さん切実なんでしょう。でも、こうやってみんなで音楽を創り上げていく作業には、効率とか、コストパフォーマンスとか、そんなものを超えた「何か」があると思います。本当に、これからも続いていってくれるといいなぁ、と思うばかりです。

第九の本番が迫ってきました。

先日本番指揮者の先生の練習もあり、あとはオケ合わせとゲネプロを残すのみです。

なのになのに、ぜーんぜん実感がありません。

本番直前の緊張感もあまり感じられないし、「仕上がってきた」という実感もないからでしょうか。

歌いこみに入ってからも、まだまだまとまってこない各パート。

やはり、練習回数がいつもより少ないこと、音取りが駆け足になってしまったことの影響が大きいのでしょうか。

たぶん、前日、大ホールのステージに立って、オーケストラの演奏に乗って歌ったら、じわじわと実感してくるのでしょう。

でも、その時はもう遅いですよね(^^ゞ。

とにかく、自分の中での精一杯が出せるよう、あと数日、体調管理と自主練習を怠らないようにしましょう。

PTAコーラスは、校歌のイベントも終わり、新曲に入りました。

次々音取りをしていくようですが、まず手がついたのは「少年少女のための」ではない、女声合唱組曲です。かなり古い作品のようで(40年くらい前?)、技巧的にはそれほど難しくなく、私たちレベルのようですが、曲としてもつかみどころがなくて、皆さん苦労しております。

一応全曲練習していくようなので、「いつ歌うの?」と役員さんたちに聞いてみたら「3年後のコンサート(5年ごとにやっている周年コンサート)」だそうで。

その時、私いませんから(^^ゞ。

どうやら、この曲を私が本番で歌うことはないようです…。まぁ、練習は付き合いますけどね。

並行して、やはりいつ歌うのかは不明ですが、ポップス系の新曲も音取り開始。ピアノ担当のM先生の編曲で、すっごくキレイな曲に仕上がっています。

ユニゾン、二部・三部・そして「同声二部(声部関係なく二つに分けてコーラス)」と、いろいろなパターンが組み込まれていて楽しいです音符。アルトの私も、ソプラノの人と一緒にメロディーに回ったりするわけで。

「全員がメロディーを歌えるようにしたのよー」とのことですが、確かに、どのパートの人も楽しく歌えるアレンジで、団員にも好評ですWハート

この曲の音取りはM先生だけの日だったのですが、みんながよく知っている曲と言うのも手伝って、音取りは実に順調で(上に書いた組曲とは大違い)、先生上機嫌。

「まぁー、本当に早いわー。さすが、若いわねーキラキラ。」って感じで。

確かに、これだけ16分音符とシンコペーションだらけの楽譜だと、シニアの合唱団では厳しいものがあるでしょうから。いつもはご苦労なさっているんでしょうね。

かく言う私も実は最初、この手の楽譜には苦労しました。いや、単に原曲をそのまま書き起こしただけだったりするので、耳で聞いた通りに歌えばいいだけなんで、今は慣れましたが。

やっぱりこのPTAコーラスは、オーソドックスな合唱曲よりも、ポップスが合っているんでしょう。

実は「歌いたい曲」の中に「ハレルヤ」とか「アヴェ・ヴェルム・コルプス」みたいなクラシック系を希望しようかなぁ、と思っていたんですが、止めた方がよさそうです汗

声楽のレッスンも21回目。おお、もうすぐ一年じゃん。進歩ねぇ(無い)(^^ゞ。

さて、前回書いた「課題」の二曲ですが、当然ながらクリアはなりませんでした…。

今回は発声練習ナシでいきなり曲から入ったわけですが、なんと、先週と同じ「口の中が縦に開いていない」というご注意を受けました。

えーっ、すっごく気をつけていたつもりなんだけど、足りないのか…。と、凹んだのもつかの間、だからなんだか響きがいつも平べったくて安定しないのか、と納得したのでした。

どうやら、第九が元凶みたいですね。

第九のフーガ(ソプラノ)を歌うと、大抵の人は発声が壊れるそうです汗。フーガで壊れ始め、最後のプレストで徹底的に破壊されるそうで。

確かに、フーガあたりからは発声なんて構っていられなくなるんですよね。とにかく楽譜どおりの音程・音価についていくのが精一杯で。

これは何回歌っても、声楽のレッスンを受けていても、なかなか越えられない壁になっています。改めて、第九ってば難しいです。初めて練習に行ったとき、先生が「合唱初めての人でこれに挑戦しようという人には『無謀』だといっておきます」とおっしゃったのを思い出します。

というわけで、第九合唱譜でいう「M」、つまりテーマ部分を触りだけですが、歌わされました。やっぱり、口の中がつぶれて声が平べったくなってるよー、というご指摘でした。

あぁ、第九が終らないことには、声楽のレッスンも実にならないようです。

ただ、歌の方は、技巧的にもメロディーもそれほど難しくはないし、音も入っているので、気持ちの流れをよく考えて(感じて)、次一回で終らせられるように練習してきてください、とのことでした。

おまけに、さらにもう一曲追加の課題が…。

「Lascia ch'io pianga(私を泣かせてください)」を、レチタティーボ付でやってきてガーン

この曲そのものは大好きで、歌ってみたかった音符んですが、レチタティーボ付って・・・・。もうそれだけで、楽譜に向かう気力が…↓↓

第九が終ったらやります。って言ったら遅すぎるかなー。次のレッスンまでに手をつけられるかどうか、今から心配です(^^ゞ。