こんにちは。

トレイルランナーズ大阪の安藤大です。

 

 

北海道は、札幌市にいます!

 

夏場は北海道など涼しい避暑地に行き、冬場は沖縄やハワイなど暖かい場所に行く。涼しい北海道まではじめてレース参加に来ました。6月は面白そうな海外のトレイルランレースを見つけることができなかったことも理由です。


梅雨から逃げて来たのに…北海道もあいにくの雨。しかし、晴れ男パワー炸裂でレース直前に雨はやみました。ラッキー!運営の人も雨が降れば心配で大変ですからね。晴れがいい。

 

SAPPORO テイネトレイル2019 (33k, 17k, 5k):冬季オリンピック札幌大会の会場にもなったテイネオリンピアスキーセンターで開催、標高1,000mを超える手稲山麓を舞台。


北海道の山に登るのは初めてです。


当日受付もでき、オリンピアスキーセンターで。前日受付は札幌市内で行われていました。


主催は、千葉県に本社があり「ひろしま恐羅漢トレイル」「美ヶ原トレイルラン」「SKYLINE TRAIL SUGADAIRA(菅平)」などいくつものレースを手がける、株式会社フィールズ。フィールズさんのイベントは「運営がしっかりしている」とランナーさんからも評判をよく聞くので参加してみました。「〇〇大会運営事務局」といった表記で責任元が曖昧ではなく、主催名がはっきりしていることは初参加ランナーには安心でしょう。


約33km 2,194mD+(制限時間7時間)のレース。関西のレースを目安に出すと、大阪府の「ダイヤモンドトレイル縦走大会(ダイトレ)」が約32km、1,600mD+程度ですから、ダイトレを6時間程度で走れる(歩ける)人であれば完走できそうです。33kmは中級者向きのレースですね。


レース当日の天気予報は94%雨、それも土砂降りの雨予報。この日の北海道の最高気温は17℃と低く、最高点は1,000mを超えますから、雨風によって山頂では気温ひと桁台が予想できました。


念のため荷物はかさばりますがレインジャケットは3種類持参、レース会場の外に出て肌寒さを見て判断することにしました。山では備えがすべて。ウィー・アー・プロフェッショナル!

 


雨で開催地がスキー場とあれば当然、足元は泥だらけは想像できますので、トレイルのシューズも泥に向いたグリップ力の強いシューズを選びました。泥んこになれば下りの苦手なランナーのスピードはもっと落ちますから、泥んこが大好きな僕には有利です。泥んこの急斜面は体幹バランスがしっかりしていないと走れませんから、日ごろの体幹トレーニングも重要です。舗装された平地を走るだけでは鍛えることができないものです。


アドベンチャーレーサーの田中正人さんからレースの注意アドバイス「自然に対して謙虚で」。


名簿を見たら関西からのランナーは僕1人。完全にアウェー。北海道と青森で9割、関東勢もぱらぱら。北海道は20代や30代の若手ランナーがたくさんいたのが印象的でした。女子もトップ選手はみんな20代に見えました。


まもなくレーススタート。スタートに整列していたら左隣にいた20代らしき男性から「ひょっとして安藤さんですか?」と言われてびっくりしました。


なぜその名前を…「どうして知っているんですか?」「だって有名ですから」ここはすぐに喜んでいいところじゃない。「何で」有名なのかわかりませんから(笑)でも北海道でそれも20代の人が僕の名前を知っているのは嬉しかったです。



このコース、面白くて最高!コースは初心者でも走れる気持ちのよいコースもあり、走れないコースもあり。岩ごろごろの登り、ラストはスキー場のゲレンデ急斜面を一気に駆け下り、ゴールゲートは坂の上と北海道の山の魅力を満喫できました。


北海道の方は登山をしたりスキーをしたりしているからか、上りは速く、下りはもっと速くてびっくりしました。5kmから10kmの下りトレイルはだいたい平均4分10秒で飛ばしていたんですけどね。山道では結構なスピードなんですけどね。


序盤でまだ前には70人ぐらいいるはずなのに、ほとんど前が見えませんでした。ダイトレを4時間半で走れそうな人が50人はいそうでした。北海道ランナーのレベルの高さを感じました。


滝があったり…


こんなに大きなごろごろの巨岩石の登りがあったり…滋賀県の青ガレを彷彿とさせます。


道なき道、この石ころを延々と登っていきます。手稲山の一般ハイキングルートです。麓から4kmで800メートル近く登り。滋賀県の伊吹山みたく山の斜面を縫うように登っていくのだと思っていたら違い、ずっと森の中でした。やっぱり山は登ってみなければどんな山かわかりませんね。


北海道は次いつ来るかわからないので、手稲山の自然をゆっくり鑑賞しながら登ろうと決めていました。


ファンランでしたが、昨年の第一回大会リザルトから「4時間30分」を目標設定。だいたい25位前後ぐらいで、僕の年代別で6位内表彰台に立てるかもしれないタイムのゴール予想でした。


ところが15kmをすぎてからお腹が痛くなり、そこからはペースを落とし安全走行。「次のエイドで…」


この大会どこにもトイレがない!?結局走っていたらトイレを我慢でき、そのままゴール。


腹痛でペースダウンしましたが、目標タイムから2分プラスでゴールできました。しかし、昨年だったら好記録がこの日は平凡な順位となりました。参加人数が大幅に増えて、全体のレベルが上がったから?優勝は1位、2位は自衛官だったそうです。札幌も自衛官強し。。


あと僕の前には50人ぐらいランナーさんいましたが、ゴミ一つも落ちていなかった!ゴミ拾いチェックしながら感動しました。あと札幌市内もゴミが非常に少ない綺麗で、北海道が好きになりました。


無料で軽食トマトスープとパン切れが振舞われました。ビール…ではなく、移動販売車で北海道さとうきびコーラを買いました。


まるでスパルタンレースのように汗や雨で泥だらけになったのにシャワーの提供や近くに温浴施設もなかったことはちょっと帰るのに困りましたが、温泉を前提に大会コースを考えることは難しいのでしょう。


北海道と言えば、スープカレー。スープカレーの老舗の名店「奥芝商店」へ。スープカレーも海老だしが人気だとか。北海道のランナーさんおすすめスープカレー「サムライ」には時間がなく行けず残念でした。


北海道と言えば…帯広の豚丼。

大阪空港から新千歳空港までは飛行機で1時間45分、札幌市内までは電車で40分から50分。関西から東京に行くよりも近くに感じ、旅費も安く済みました。行ってみて「北海道は意外に近い!」ということがわかりました。


北海道のレース、涼しく快適でおすすめです!

Never Stop Running.

 

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