こんにちは。

トレイルランナーズ大阪の安藤大です。



暑い夏がやってきましたね!


それでも山のなかはやっぱり涼しい。


さらに暑くなってきたら、川ドボン!の季節が待っています。


高槻でトレイルランニング講習会。

毎回参加の皆さんに好評の森のガーデン。そこへ老夫婦が降ってきて…


それらを手入れしているのはワシじゃ。

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この庭園を作った人に遭遇しました。


ご参加ありがとうございました!少しづつこのスポーツも新しい人に広がっている気がします。

こんにちは。

トレイルランナーズ大阪の安藤大です。

 

 

今日は兵庫県は加古川市にある平荘湖(へいそうこ)で初開催のトレイルランニングツアーでした!


 

梅雨の時期に入り、雨や風など天候の変化が多くなる時期です。

 

イベント当日は、あいにくの雨模様でスタート。しかし、加古川駅に到着すると、なんと雨がぴたりとやみました!
 

午前中は一滴も降らず、午後も2mm程度の小雨で済みました。結局、誰もレインウェアを着ることなく一日を過ごすことができました。


これも「主催者のツキ」のおかげでしょうか?(笑)

雨がやんだ!ハーブの丘から漂う心地よい香りに包まれながら、気持ちよくスタートを切りました。

雨の影響で下りは超スリッピー!走れない箇所も多く、安全第一で四つん這いになって進む場面もありました。

シャークのような岩。

レベル3とあって、藪漕ぎアドベンチャー!

山のなかのヒトデのような花、クチナシの一種でしょうか。タヒチアンガーデニアに似ていますが…こんなところに咲いているとは思えません。


平荘湖の絶景。雨でも景色ははっきりと見えていたので嬉しい。

イエイ!

湖のまわりを走るのは気持ちがいい!曇りと雨のおかげで気温は涼しくて、ちょうどいい感じでした。カンカン照りだったら、体力的にはもっとハードだったでしょう。

加古川のグランドキャニオン!

『うわー、怖っ!!』と叫びつつ、つい崖下を覗いてしまう人たち。岩場の上でも立つのは、たいてい女性なんですよね。不思議です。


雨模様のなか、そして少人数にもかかわらず開催していただき、本当にありがとうございました。今日はまさに“アドベンチャーコース”!全身びしょ濡れになって思いきり遊べたのは、貴重な体験でした。


こうした経験が、きっと“対応力”という名の経験値に。


さまざまなシーンを乗り越える力を養い、今後のレースにしっかり活かしていきたいと思います!

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一部コースを短縮し、雨がひどくなる前に予定より1時間以上早い14時30分には加古川駅にフィニッシュ。

あいにくのお天気にもかかわらずご参加いただき、そして全身でコースを楽しんでくださり、ありがとうございました!
Never Stop Running.

こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。


2025年9月に韓国・ソウルで開催される「SEOUL 100K」に申し込もうと、エントリー開始日に公式サイトを開いたところ、50kmと100kmの部は開始からわずか2分で定員に達しました。

 

ソウルも9月は暑いので10kmの部にエントリー予定でいましたが、その後数時間で埋まりました。

 

全体の申込者数は約3,000人にのぼり、申し込めなかった人も多かったことから、それ以上のランナーが参加を希望していたことがうかがえます。


韓国では、トレイルランニングが非常に人気です。

 

 

まるで人気の音楽フェスのような盛り上がりがあり、SNSを見ていても、特に20代・30代の若者からの支持も厚いことが感じられます。

 

日本ではトレイルランニングのすその野広がってる?


毎年全国さまざまな大会に参加をしていますが、日本ではなぜトレイルランニングに若い世代も増えていると感じないのか。

 

 

日本では少子高齢化が急速に進んでいるから?

ーそれは韓国も同じです。



さて、表題の件です。


芸能人の井上咲楽(いのうえさくら)さんが、長野県で開催されたトレイルランニング大会「奥信濃100」(100km)に出走し、見事完走されました。その際、27km地点からペーサー(伴走者)をつけて走ったことが話題となり、賛否が巻き起こっています。


 

芸能人という多忙な立場にもかかわらず、大会の翌日には自身の体験を丁寧に綴った投稿を公開されていました。

山で100kmを走って見えた景色

 

 

そのスピード感と文章の上手さには驚きましたし、「本当にこのレースに真剣に向き合っていたんだな」と感じさせられました。なにより印象的だったのは、彼女が僕たち一般ランナーとまったく同じように、苦しみ、葛藤し、そしてゴールでの達成感を分かち合ってくれたことです。

「芸能人」ではなく、一人の「挑戦者」としてこの過酷な100kmのレースに向き合い、体験を共有してくれた姿勢に、より「応援したい」と思われる存在になったでしょう。

 

■奥信濃100とは

長野県北部・木島平村で実施される、累積標高4,800m・制限時間21時間の大変タフな100kmトレイルレース。

 

■ルールについて

公式ルールでは、27km地点でペーサー(最大1名)をつけられる制度があり、それ以降は一緒に走ることが認められています 。

 

■ ペーサー(伴走者)のはじまりとは?

アメリカの有名なランニング情報サイト「iRunFar」によると、この制度は、主に北アメリカの長距離トレイルランニング大会、主に100マイル(約160キロ)レースで使われてきました。


レースの後半、特に夜間や疲れているときに、選手のそばを一緒に走って安全を守ったり、気持ちのサポートをするのがペーサーの役割です。


マラソンランナーのあいだでペーサーと言えば「設定ペースで走り、目標達成を手助けする役割」というイメージを持つと思いますが、この場合は大会をスムーズに運営する上での選手の安全を守るためが大きい。


ペーサー制度には大会ごとにルールがあって、たとえば、選手の荷物を持ったり、押したり、引っぱったりするのは禁止されています。

 

日本では、長野県で開催される「信越五岳トレイルラン」が、ペーサー制度を最初に取り入れた大会のひとつです。そして今回の「奥信濃100」でも、この制度が使われていました。

 

ペーサー制度は、もともと北アメリカで広まった文化で、日本ではまだ取り入れている大会が少なく、一般の人にはあまり知られていないのが現状です。

 

■ ペーサーの役割と目的

ペーサーは、レース中に選手のそばを一緒に走ってサポートする人です。主な役割は次の3つです。

 

  1. メンタル面や安全のサポート
     選手が疲れて気持ちが落ち込んだときに声をかけたり、けがや体調不良がないか見守ったりします。

  2. ペースの管理と補給のサポート
     選手が速すぎず遅すぎず走れるようにペースを調整したり、水や食べ物をとるタイミングを教えたりします。

  3. 正しい道を案内
     特に夜間や道に迷いやすい場所では、正しい道を選手に教えるなど、ミスコースを防ぐ大事な役割をします。

 

■賛成意見

運営ルールの範囲:ペーサー制度は公式に規定されており、井上さんがルールに則って伴走者を使ったのは規則に乗っ取った行為です 。


心理的な支援になる:100kmの過酷な距離において、後半での伴走はモチベーション維持・精神安定につながりますが、「あくまで走るのはランナーでそれで完走できるわけではない」という意見があります。
 

■否定的な声

不公平感:「一人では走れないのか?」「プロのランナーにペーサーをしてもらって芸能人の特権だ」といった疑問や批判が一部で見られます。


チャレンジの意義に関する論点:山道を「自力で乗り切る(自力で下山をする)」という本来の精神から逸脱するとの指摘もあります。

 

■個人的な意見

単純に「おめでとう!」「すごいね!」と、素直に称えるだけでいいのではないでしょうか。

 

人の努力や挑戦をまっすぐに喜べない人が一定数いることは、ひとつの問題だと感じます。

 

また、最近はSNSを見ていても、大会のルールやガイドラインをきちんと読まずに参加をしている人が増えている印象があります。その大会に実際に出たことのない人であれば、細かなルールまで確認していないのも無理はないとも思いますが、中には「問題を起こしてでも干渉したい」というタイプの人もいるのかもしれません。

 

井上咲楽さんのマラソンの自己ベストは、2025年3月2日の東京マラソンで記録した3時間24分23秒です。

 

このタイムは、決して走ったり走らなかったりと片手間の練習で出せるものではありません。ランニング経験のある多くの人にとって、その努力と継続の重みが実感できる記録だと思います。


井上さんには、今回の件で「トレイルランニング界ってめんどくさいな」と感じて距離を置くことなく、引き続きこの世界を楽しんでほしいと願っています。

 

■まとめ

・井上咲楽さんのペーサー使用は、公式ルールに則った適正な行為である。

・一方で、「公平性に欠ける」と感じる声や、制度そのものへの違和感を抱く意見もある。
・一般の人々のあいだでは、「サポーターとペーサーの役割の違い」が十分に浸透しておらず、誤解を招いている側面がある(※サポーターによる並走は認められていない)。
・今後は、参加者と大会運営の双方にとって、ペーサー制度のルール運用を明確化し、心情的にも納得のいく形に整えていくことが求められる。

 

こうした、一部の批判的な空気感や息苦しさのようなものが、日本で若い世代にとってトレイルランニングを遠ざける一因になっているのではないか――そんなふうに感じることもあります。

 

もっと自由に、挑戦を応援し合える雰囲気が広がっていけば、トレイルランニングはさらに魅力的なスポーツとして広まっていくのではないでしょうか。

 

 

人のことをやっかんだり考えたりする余地もないほど自分のことに集中しましょう。