こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
昨日、今日と大阪も大雨ですが皆さまのところは大丈夫でしょうか。
京都の長岡市、兵庫の神戸市などは僕のイベント参加ランナーさんも多いので、被害が出ないことを祈ります。
・平凡な主婦だった私がトライアスロン世界選手権に挑戦!
2018年9月1日(日)に南アフリカ・ヨハネルスブルグのネルソンマンデラ湾で初開催される、「IRONMAN70.3世界選手権(スイム1.9km・バイク 90.1km・ラン 21.1km の総距離約113.1km (70.3マイル))」。
その大会に出場されるトライアスロン女子日本代表の方と専属ランニングコーチ契約を結びました。
ヨハネルスブルグと言えば、僕もサバンナを走るサファリマラソンで一度訪れましたが、「世界一治安が悪い街」「危なすぎて一人でダウンタウンも歩けない」と知られている街。そんな場所に、ツアーやグループではなく女性一人で、南アフリカで初開催となるトライアスロン世界選手権に挑戦されると言うのだから勇気があります。
仕事に家事、現在は中1になる娘の子育てをしながらトライアスロンに取り組み、趣味が興じて世界へ。愛知県の常滑市で行われた、「アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパン 」で女子入賞したことをきっかけに切符を掴んだ。娘さんもお母さんのことを「世界まで行くなんてすごいね。」と見直したらしい。
費やした時間にお金、世界大会にまで行けば趣味を超えて、ホンモノ。
彼女は2年半前、ランニングを始めたばかりのころ2016年1月に僕のコーチ指導を受けており、現在まで故障もなく元気に走り続け、フルマラソンからトレイルのレースまで完走、「トライアスロンの世界選手権に出場することになったのですが、安藤さんは定期的なコーチ契約されていますか?」とある日僕に一本の電話があった。本気だった。
トライアスロンではスイム、バイクで相当な体力と筋力を消耗し、その状態で走らなければならないので難しい。そのランパートが「大きく脚を引っ張っている」という。スイム、バイクはそこそこ得意だけれども、最後のマラソンを苦手(圧倒的に遅い)とする人は多い。
泳ぎ方やバイクの漕ぎ方に詳しいコーチはいても、ランニングについてアドバイスをくれるコーチはあまりいないらしい。
世界大会まで2ヶ月を切っている。今から劇的に体力を向上させることは難しい。スイム、バイク後のランでパフォーマンスを最大限発揮できること、筋持久力強化と精神力強化をテーマに2人で決めた。
世界選手権のマラソンコースはまだ発表されていないらしく、起伏のあるコース、路面状況の悪いコースにも対応できるよう、トレーニング地形も工夫した。
あらためて映像をチェックすると、2年半のあいだ、ランニングフォームの基本はしっかりできており、姿勢、脚の着地点も重心の真下、ミッドフットで走ることができていた(だから故障も少なかった)。
しかし、ロードバイク練習の比重が高いあまり、知らず知らずのうちに胸筋や肩甲骨周辺筋群の柔軟性が低下、それがランの姿勢や腕振り、しいてはリズム感にも影響していた。上肢と下肢が上手く連動しておらず、ぶんぶんと腕を振り回し、ロスの大きな走りになっていた。蹴りこみ癖が強く、足が流れていることにも課題があった。
マラソンでもトライアスロンでも、楽に速く走れるようになることが大事だ。
ランニングで記録を伸ばすためには適切な体重管理、減量も大事。しかし、彼女は「スイーツにラーメン、白飯を好きなだけ食べて速くなりたい」と昔から話しているのでコーチ泣かせである(笑)
世界戦に挑む。僕もドキドキしている。
#neverstoprunning
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一度、ランニングフォームを見てほしい