キャンピングカー快適化 ~ リチウムバッテリー 充電増強 後編 ~ | キャンピングカーと雪山と

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【基本情報】


 

日東工業 DCS 切換カバースイッチ DCS2P30A

 

定格電圧:250V

定格電流:30A

線押え端子:M5

適合電線:3.5~8SQ

質量:0.2kg    

 

 


【施工】


 

ソーラーチャージャーを購入した続きです。


取説による取付けの推奨は立てて設置:

隙間の確認—ケーブルを回すあるいは換気のためのコントローラーの上下が十分な余地があることを確認してください。 隙間が少なくとも15cmでなければなりません。

 

立てて上下に15cmの隙間を確保することは不可能なので、

取説による水平面への設置:

付属しているブラケットを使用して、充電コントローラをあらゆる平らな面に取り付けることができます。ブラケットを充電コントローラに取り付けるためのネジも付属しています。
 

電装庫内の水平面へのソーラーチャージャーの設置場所ですが、

ソーラーチャージャー本体は意外と大きいので、

我が家の場合、悩む間も無くおおよそ決まってきます。

大体このあたりの空いた空間でしょうね。

 

本体の設置向きはこんな感じか?

ん~ イマイチしっくり来ませんね。

なにか取ってつけた感があって好みではないな~

 

ここは横向きの方がしっくりきますね。

位置なんてどこでも良いけど、やはりパット見の見た目も重要

 

これを踏まえてソーラーチャージャー本体を

電装庫に取付けるのに必要とな部材を購入します。

TRUSCO ジョイント金具19型U ステンレス TK19-U5S

 

もう片側はゴム足で高さが調整出来るように設置です。

WAKI ネジ止 ゴムクッション 22ΦX12mm 4個入 EGC-007

 

木材で取付板を製作して取り付けようと思いましたが、

それほど重い製品でもないし金具取付で大丈夫かな。

床面にピタリと密着させると冷却効率が落ちるので

本体を浮かせて取付けてみました。

これで本体の冷却は良いと思いますが、

ソーラーからの入力は定格の半分しか入力しないので

ソーラーチャージャー本体の発熱自体は少なかもしれません。

それでも冷却にこだわって設置します。

最終的にこんな感じで電装庫内に取付けが出来ました。

排気口に向けて空気の流れに沿って設置できたかな。

 


【配線】


 

まずはソーラーパネルからの入力配線を

走行充電器に付属したMPPTユニットと今回のソーラーチャージャーに

振り分けるためのナイフスイッチを設置します。

ナイフスイッチは海外製の安価な製品は有りましたが、

ネットを見ているとあまり出来が良くない様子なので、

安心の日本製のナイフスイッチにしてみました。

定格は250V 30Aとなっています。

40A以上のナイフスイッチもあるのですが値段が倍なので諦めました。

 

さすが日本製で作りもしっかりしていて安心です。

中間停止も出来るのでソーラーパネルからの入力も遮断できます。

 

配線の接続は圧着端子で固定できるのも好感が持てます。

締め付けネジ径はM5となっています。

このあたりも海外製とは作りが違うので好印象。

 

ナイフスイッチと一緒に配線用の資材を購入します。

今回選んだKIV 5.5SQの許容電流は49Aなので問題ないでしょう。

フジクラ KIV 5.5sq 赤 600V耐圧 電気機器用ビニル絶縁電線

 

フジクラ KIV 5.5sq 黒 600V耐圧 電気機器用ビニル絶縁電線

 

絶縁キャップ 赤 5.5sq対応 TCV-53-01 

 

絶縁キャップ 黒 5.5sq対応 TCV-53-04

 

裸圧着端子 R形 丸形 10個入 R5.5-8

 

丸型圧着端子 R5.5-5

 

 

ナイフスイッチを点検口から見える床面にねじ止めします。

これで手軽に走行充電器とソーラーチャージャーの切替と遮断が可能です。

スイッチ操作の程よい硬さがいい感じで操作性も良好です。

今回切替器を導入した事によりソーラーからの遮断が可能なので、

平日の満充電回避も可能です。


まず最初にナイフスイッチはソーラーチャージャー側に倒しておきます。

ソーラーパネルからの入力配線をナイフスイッチの中央に接続します。

次にナイフスイッチの片側を走行充電器のMPPT側に接続します。

配線が済んだらナイフスイッチを走行充電器のMPPT側に倒し、

走行充電器にソーラーからの入力が有るかを確認します。


これでソーラーからの入力は走行充電器側に流れているので

安心してソーラーチャージャー側の配線接続も可能です。

一旦配線を外して消えていたソーラーからの入力を示す赤いLEDが

点灯したのでこれで走行充電器側の配線は完了です。

 

 

ソーラーチャージャーの配線には順番が有るので注意が必要です。

ソーラーチャージャーの出力側配線をサブバッテリーに接続します。

まずは最初にマイナス線からの接続をおこないます。

BMS取付板に設置した中継プレートにマイナス側を配線します。

 

ソーラーチャージャーのプラス線をサブバッテリーに接続します。

こちらはサブバッテリープラス配線用の中継プレートに接続します。

どちらの中継プレートも端子数が多いので配線も楽ちん(^^)

 

これでソーラーチャージャーの電源が入り設定変更が出来るようになりました。

まだパネル側配線は繋いでいないのでソーラー入力は休止中

デフォルトのバッテリータイプはSLD(ディープサイクル密閉式)の様です。

 

まずは、正しいバッテリータイプを設定します。

キーを長押ししてサブメニューに入りキーで

Liモード(リチウム)を選択してまたキーを押して確定します。

以上でソーラーチャージャーの設定変更は終了です。

 

ナイフスイッチの残りの側とソーラーチャージャーを接続します。

これでソーラーチャージャーへの配線接続は完了です。

このソーラーチャージャーを利用するのは7月~9月までの3ヶ月限定なので

温度センサーやBluetoothモジュールの配線は利用しません。

同時充電となるソーラーチャージャーは潔く非常用として割り切りです。

メインはあくまでもソーラー充電兼用の走行充電器を使用しますし、

ソーラーチャージャーの充電状況はBMSアプリで確認できるので、

それ程不便はないかなと思っています。

 

ナイフスイッチをソーラーチャージャー側に切り替えて

充電動作に問題ないかを確認します。

切り替え動作で「バチッ」っと火花が出たりすることもないし良い感じ

充電ステージがMPPT、システム電圧は12Vと表示され

ソーラーパネルからサブバッテリーへ充電が開始されたようです。

負荷には繋いでいないけどなんで負荷もあるの??

ま~ そう言うもんだろうと勝手に納得して作業終了です。

 


【評価】


 

ソーラーチャージャー追加設置は来年の春頃と考えていましたが、

外気温が30度を超える真夏日での検証ができないと意味がない

って事で急遽、夏休みの宿題として快適化を行いました。

外気温が25度の時と30度以上の時はエアコンの消費電流が全く違います。

充電能力の判断は外気温が30度以上が基本になるのかな?

 

まず、ソーラーチャージャーのみでの充電が問題ないのを確認したあと、

エンジンをかけ走行充電器とソーラーチャージャーによる同時充電のテストしましたが、

結果はイマイチで思うように安定動作しないことが判明しました。

カムロードにありがちの充電制御の影響もあり充電挙動が不安定。

Renogyでは公式に走行充電と2系統の同時充電は推奨していない様に

実際に我が家のシステムで走行充電とソーラーチャージャーの同時充電にすると

何かのタイミングで電圧が不安定になり走行充電がバラツキます。

同時充電の影響なのか充電制御の影響なのか判断に悩みます。

これは気にしないで良い挙動なのか駄目な挙動なのか判断がつかず。

走行充電器とソーラーチャージャーの2系統の充電器で充電すると

トータルで考えるとDCC50S単独で使用するより充電量は増えるので

真夏のロングキャラバン2日目以降のサブのバッテリー残量が

足りない場合だけ使えるようにするのが良いのでしょうか?

我が家にとって本当に非常用の同時充電システムです。

それとも接続方法を何とかすれば安定して使えるようになるのかな?

 

 


【まとめ】


 

涼しい時期とは違い外気温が30度を超えてくると

流石にエアコンの消費量が常時40Aを超えてきます。

そうなると定格50Aの走行充電器では足りなくなるのが現状です。

まっ 冷静に考えればエアコンの消費電流は今まで使ってきて

大体どの位消費するのかわかっていたので当然気がつくはず(^_^;)

今回はエアコンの消費量を走行充電器だけで賄い、

ソーラー充電をサブの充電に回そうとする考えですが、

ソーラーチャージャーを別途用意して同時充電を試みましたが、

同時充電は可能ですが走行充電器の動作がいまいち不安定

本当にこのまま使用するのが良いか不安がいっぱいです。

安定的な同時充電が出来る方法を模索中です。
 

充電能力の増強として期待した走行充電とソーラー充電の同時充電は

良い解決案が浮かぶまでの暫定対策を行います。

 

 

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