キャンピングカー快適化 ~ リチウムバッテリー 購入 前編 ~ | キャンピングカーと雪山と

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【候補】


 

リチウム化の我が家の大本命、Renogy製バッテリー

Renogy リン酸鉄リチウムイオンバッテリー 

 

 

価格で選んだら中華の格安品が最安値

12V 100Ahリチウム鉄LiFePO4ディープサイクルバッテリー

 

 


【でっ 結局】


 

Renogy社製のリチウムバッテリー購入をずっと予定していました。

Amazonのタイムセールで見た最安値は7万、

4ヶ月に1度位でみるセール価格で8万、

定価で買ったら9.5万と幅広い値動きのあるRenogyバッテリー

400Ahで考えたら最安値が28万からセールで32万で定価が38万

ん~ 結局Renogyで考えると予算オーバーなんですよね。

300Ahまで容量を落とせば予算内になりますが・・・(^_^;)

ま~ 我が家の使い方からすると300Ahでも問題ないけど

せっかくなら予算内で出来るだけ大容量を狙いたい。

 

格安中華の100Ahの単体使用の報告はネットであっても、

複数個並べた並列使用の実績報告が見つからない。

最安値で購入できる中華製無メーカー100Ahリチウムバッテリー

400Ahでも19万と鉛バッテリーにかなり近づいた価格帯。

完全に予算内なので購入はかなり悩みました。

まー 格安中華を選択する事自体かなり冒険ですが(笑)

ここはあえて更に冒険するのが自分の悪い癖ですね。

 

格安中華バッテリーより安いわけではないけど、

生セル400Ahで組むことを決意しました。

生セルで組んだほうがブログも盛り上がるかな?

滑りシーズンも終わって丁度いい暇つぶしのネタが出来ました。

かなりの長編シリーズになると思います。

 

一般的には生セル購入は海外通販が普通なのかな?

ん~ 技術的な問題よりこの海外通販ってのが自分にとって

一番の難題で、出来る人は簡単だと言うけど・・・

AliExpress.com

 

自分には慣れない海外通販は不安だしって事なので

多少、高くはなるけど国内のショップで購入させていただきました。

安心と、もしものサポートを考えたら妥当な判断かなと思いまして。

まずは自分自身でやってみて途中で出来なくなっても、

最悪は取付け依頼のサポートもあるわけだし(笑)

何事もチャレンジ精神で前向きに取り組んでみましょう。

ってことで生セルで行く覚悟を決めました。

覚悟とは暗闇の荒野に進むべき道を切り開くことだッ!

by JOJO(笑)

 

プラスして今回はBMSは動作確認済みだし、

生セルも電圧確認して国内発送しています。

無用な海外通販のトラブルを避けることが出来て安心しました。

海外発送に不安な人には良いと思います。

BLUE SKY CAMPER PROJECT

 

今回購入したのは以下の商品です。

・生セル

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー 定格3.2V400A×4個 1セット

Sinopoly SP-LFP400AHA / 400Ah カタログ

Model:SP-LFP400AHA スペック・基本仕様

・スマートBMS:JBD-SP04S005

・アクティブバランサー

 

以上の3点セットで購入時点での価格は213,800円

最安値の時のRenogyと格安中華バッテリーの間ですね。

格安中華製がある今は価格的に特別に安いわけではなく、

生セルで組んだら安く上がりますって事ではないです。

自分的には遊べるオモチャ価格がプラスされたってイメージなので、

単純に安く簡単にリチウム化したいという人は

安い中華既製品バッテリーで組むほうが良いかなとも思います。

その方が安いし手間いらずで組込みも簡単だしね。

但し、気になるのは鉛と違ってリチウムの並列接続での運用です。

ネットを探るとリチウムではあまり並列接続は推奨されていない様子

Renogyは並列接続でも各バッテリーをリンクできますけど、

安い中華のリチウムなら並べても相互リンクが出来ません。

この辺も格安中華リチウムのちょっと不安になるポイントです。

ハイパーエボはバッテリーをリンクしているようには見えないので

リンクしない並列接続でも問題無いのかも知れません。

 

生セルはスマートBMSで各種設定がいじれるので、

既製品より細かく各種設定ができるので、

リチウムバッテリーの持つ本来の性能を最大限に出し切る事が可能ですが、

ベストセッティングを見つけたらあとは弄らないので

細かな調整が出来るのが魅力ともあまり感じないってのが本音です。

生セルのベストセッティングってのがあればそれを入れたら弄りませんが、

一応自分なりにベストセッティングが出せるように色々弄る予定です。

とにかく自分で組んで遊んでみたいという人向けが生セルですかね。

 

色々な種類のBMSが発売されていますが、

自分がこのBMSを選定した理由は低温充電保護付きが決め手で選びました。

冬仕様となる我が家は低温になるゲレンデによく出没します。

低温時の充電をカットしてくれるのはやはり安心で心強いですね。

リチウムの低温時の充電は厳禁とのことでBMS頼りになります。

低温時にLiFePO4を充電しては行けない理由

BMSの種類によっては高温での充電保護はあるけど、

低温充電保護機能が無かったりするので注意が必要です。

モデルは若干違いますがBMSの詳細説明はこちらです。

BMS Instruction Manual

 

一般的な選択はRenogy製バッテリーを選んでおけば間違いないと思います。

但し、やっぱりお値段がまだちょっとお高いかな~(^_^;)

あと2~3年待てればRenogyリチウムバッテリーも安く買えるんでしょうね。

でも我が家の今使っている鉛バッテリーは非常事態宣言が出そうな雰囲気で、

来年のスノーシーズンを乗り切るのは間違いなく無理です。

再度鉛バッテリーで行くとしても交換に10万かかるならリチウム化が得策

去年から始めた走行充電器ユニットの製作時点でそう心に決めてました。

 

生セルの1セルのサイズは71(奥行)×285(高さ)×450mm(幅)

4つ繋げたサイズは284(奥行)×285(高さ)×450mm(幅)になります。

重量は14.3kg(1セル)✕4セルで総重量57.2kgとそれなりの重量ですが、

鉛300Ahの28.5kg✕3=85.5kgと比べて鉛バッテリー2個分の重量

生セルのリチウムは小さいとは言ってもそれなりの大きさになります。

ちなみにRenogyのリチウムバッテリーと体積で比較すると

Renogy:289 x 172 x 187.5 mm

3.2V400Ah生セル:71×285×450mm

Renogyは生セルの約1.024倍なのでほぼ同じと考えて良さそう

但し、生セルは横並びでキッチリ繋げる必要があるので

Renogyのバッテリーの方が配置に関しては汎用性が高いです。

今回購入した生セルは頑丈なプラケース入りですが、

プラケースに入っていないアルミシェルタイプだとかなり小さい設置面積です。

接地面積にこだわるならアルミシェルの生セルも選択肢に入れましょう。

 

生セルリチウム400Ahが、コルドリーブスの大きな電装庫に余裕で収まります。

この容量の生セルバッテリーを選べる車種は

鉛トリプルバッテリーを設置面積で横並びに3つ置けるスペースとほぼ同等になります。

車種によっては電装庫に変則的にバッテリーを積んでると

400Ahの生セルリチウムとの置き換えは厳しいけど、

シンプルなコルドリーブスなら余裕で生セルバッテリーを選べます。

我が家のCEL systemのサイズは冷却性を考慮して気持ち大きめで、

長辺で570mm、短辺で450mm、高さは310mmの大きさになります。

スペース的に問題あるようなら切り詰めて配置すると、

長辺で520mm、短辺で360mm、高さは295mmの大きさになります。

走行充電器やBMSを入れても400Ahでこのサイズはかなりコンパクトかと思います。

高さはあるけど鉛トリプルとジャスト同じ寸法になると思います。

BMSユニットや走行充電器ユニットを分離配置すれば更にコンパクトになります。

このへんはそれぞれの車種に合った設置方法があるでしょう。

 

280Ahのアルミシェルタイプのリチウムバッテリーなら

走行充電器を入れても20万以下で組めるし、

設置面積的にも鉛バッテリー2個以下のスペースだろうし、

バンコン等でも余裕で積めそうですよね。

 

今回の生セルは400Ah×12.8V=5,120Whと真夏でも安心の容量です。

サブバッテリーの大容量は正義だという事を実感したいと思いますが、

次回生セルでリチウムサブバッテリーを組む機会があったら、

12V 280Ahのアルミシェルを並列で2組組むのも面白そうです。

280Ah✕2=560Ahの大容量も設置場所的には可能です。

っても初めての生セルでいきなり並列設置ってのも

かなりハードルが高いので初の選択からは除外しました(^_^;)

 

以上、色々書きましたが早い話が我が家のオススメは

一般的にはRenogyのスマートバッテリーを購入して組む事かな(笑)

生セルを選ぶ人は自分で組んで遊んでみたいなと思う人や

リチウムバッテリーの性能を最大限に出したい人や

400Ah以上の高容量を狙って組みたい人になるかのな~

価格の面ではRenogyより安いけど格安中華製バッテリーよりは高く

今後の値動きでその差も全体的に縮まりそうだと思います。

価格面でメリット出したいならアルミシェルの生セルならもう少し安いかも

生セルはバッテリー配置の自由度もそれほど高いわけではなく

「生セルのここが優れている」ってメリットは性能以外は意外と少ないと思います。

・・・って生セルで組んだ自分の感想です(^_^;)

あっ 見た目のインパクトはあるので人に自慢は出来ます(笑)

メカメカしい見た目が高性能を予感させる存在感をかもし出しています。

 

もしかしたら生セルの一番有効な活用方法は、

200Ahのアルミシェルでポタ電を作る事かなー

これなら10万位で製作可能だしコスパは最高かも知れません。

鉛サブと併用すればビルダーの保証も受けられます。

 

生セル、LiFePO4バッテリー等の意味や

BMS(Battery Management System)やアクティブバランサーの必要性等

この辺の技術的な解説は素人なので今回は省きます。

自分で快適化しようとする人は一度自分で色々調べてください。

きっと多くの偉大な先達の情報が得られると思います。

 

 


【まとめ】


 

走行充電器取付けまでならまだ戻るチャンスは有りましたが、

実際にリチウムバッテリーを購入して後戻りできない状況になりました。

もうここまで来たら後には引けません(笑)

既存の鉛バッテリーからリチウムバッテリーに変更します。

不安要素多数の生セル素人組込みをチョイス

しかも、周りに生セルで組んだ知り合いもいないアウェー感(笑)

ほんと情報はネットだけが頼りのチャレンジです。

しかも詳しいLiFePO4の情報は海外がメイン(-.-)

こんな時、色々教えてもらえる人が居ると良いんだけど

まっ 人生何事もチャレンジする精神が一番重要かな

基本的に人がやったことは自分も出来るの精神で(笑)

 

個人の作業に不安な人はショップでの取付け依頼も可能です。

リチウムバッテリーの取付けをやって頂ける数少ないショップです。

バッテリー購入から取付まで全てまとめて依頼が可能です。

自分でやるとしても工具や部材を購入したら結構な値段になり、

取付依頼はそこまで高い金額だとは思いません。

作り込みに拘りの無い人なら取付依頼もアリだと思います。

 

色々調べているのでブロ友さんに慎重派ですねと言われたことはありますが、

本当の慎重派は素人なのに自分でやったりせず、プロに依頼する人です(笑)

って事で慎重派ならプロに依頼するのをお薦めします。

 

自分の中では走行充電器を取付けた時点でリチウム化は

8割がた終わった気持ちで居たのでそれほど心配していません。

っても走行充電器取付時点で生セルに手を出すとは思っておらず、

8割終わった作業が6割終わったに目減りしましたが(^_^;)

問題は載せ替えに伴うバッテリーの重さ問題です。

鉛で30kgもあるバッテリーを一人で交換は物理的に不可能

これがリチウム化最大のネックになると思います。

 

次は届いたリチウムバッテリーを確認してみます。


 

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