大凧あげ祭り ~ 風と舞う ~ | キャンピングカーと雪山と

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【基本情報】



春日部の大凧あげ祭り

 

男子出生のお祝として凧あげが行われ、その後、凧が徐々に大きくなりました。
和紙と竹で3カ月もかけて大凧文化保存会の会員によって作られます。
上若(かみわか)と下若(しもわか)それぞれの大凧を百数十人で揚げます。

所在地:〒344-0102 埼玉県春日部市西宝珠花83


開催日時:毎年5月3日・5日
スケジュール:
 午前7時~    大凧製作(凧紙と骨の張り合わせ・糸目付け・糸目とり)
 午後0時30分~ 開会式
 午後1時~    小凧飛揚
 午後2時~    大凧飛揚
 午後5時      終了


駐車場:約2,000台 無料


【百畳敷】


 

2018年5月3日は雨のため中止となり、今回は5月5日の一日だけの大凧揚げです。

ちなみに揚げられる凧の大きさは
大凧:縦15メートル、横11メートル、重さ800キログラム
小凧:縦  6メートル、横 4メートル、重さ150キログラム

大凧と小凧に描かれる今年の凧文字は「市の話題」「社会経済情勢」等を、
最も基本的な文字は漢字4文字で、2張りの大凧に2文字ずつ描きます。

大凧:「平成」「感謝」で一般公募によるもの
今年が平成最後の大凧あげ祭りとなることから、30年間の平成時代に感謝したい。

小凧:「伝統」「伝承」で市内小学校5年生から募集
春日部には沢山の伝統があり、その伝統をこれからも大切に伝承していきたい。

過去の大凧・小凧の凧文字の変遷を観ていると世相を反映していますね。

 

 

【良き日】


 

春日部の大凧あげ祭りは何度か来ているので要領は得ています。

駐車場は下流側の駐車場を狙います。こちらは12時前には満車になります。
上流側にも駐車場はあり、そちらの方が大きいので12時以降でも駐車できます。
下流側駐車場を狙うのは凧が揚がった時に文字が見える側だからです。
上流側がメイン会場になりますが、風向きの関係で上流側は凧の裏側になります。

下流側駐車場は芝生ですが、上流側駐車場は砂利で埃っぽいですね。


下流側は下若組で大凧は「平成」、小凧は「伝統」「女神」です。
大凧、小凧共に完成しているので展示されています。
赤は太陽を表し、緑は大地を表し、斜めのラインは江戸川を表します。
近くで見るとやはり百畳の大凧は大きいですね~


小凧の前では初節句を迎えたお子様連れの親子が名前を書いた小さい凧を持って、
記念撮影をしています。地元の皆さんは良い記念になるでしょうね。


奉納された凧の展示もありますね。
公園完成!がインパクトあり(笑)

 

裏側は竹をビニール紐でくくり付けただけの簡単な作りです。

その上に紙を貼って後から引き紐を穴を開けて付けるようです。

 

凧あげ会場はかなりの広さがあります。

メイン会場は上流側なので下流側と比べて人数が桁違いに多いようです。

 

上流側は上若組で大凧は「感謝」、小凧は「伝承」「江戸川」です。


屋台も出ていますね。定番のラインナップです。
屋台と比べても大凧の大きさは際立っていますね。


大凧の裏側も見学可能です。



下若の「伝統」は綺麗に舞い上がります。時間も1時間以上舞っていました。


 

「女神」の引き手は全員女性で揚げていました。


小凧の「女神」はなかなかの荒くれ者です(笑)
右に左に暴れて空に揚がります。機嫌良い時は素直に揚がりますが、
後半、機嫌が悪くなり暴走して穴が空いて空中分解しました(笑)


大凧を枠から外していよいよ飛翔の準備時間です。


大凧は百人以上の引手によって揚げます。

大凧は土手を利用して揚げます。風待ちをして、タイミングを見計らって
棒を使い凧の先端を上に上げ、大凧に風を受けて舞い上がります。
大凧を揚げるには7~8m/s以上の風が必要で、強すぎても危険です。
見事に下若組の「平成」が綺麗に舞い上がりました。
飛翔時間は短かったですが、空に舞うラスト平成の文字が素晴らしかった。


上若組の「伝承」は短時間ですが、綺麗に上がっています。
「江戸川」は最初は真っ二つに折れましたが、修正してなんとか揚がっています。


上若の「感謝」は土手の稜線から巨大な姿が現れて、成功したように見せかけて、
バキバキと音を立てながら崩れ落ちる姿はまるで、映画「風の谷のナウシカ」
に出てくる巨神兵が腐って崩れ落ちる姿を観ているような物悲しさがあります(笑)
大凧をみて巨神兵っぽい!って思っているのは自分だけでしょうか?

この後、修正して揚がった模様です。

 


【まとめ】


 

今回の訪問で3回目、小凧は揚がったのを観たことはありますが、
大凧はまだ綺麗に揚がった所を観たことがなく期待して来ています。
今回やっと完全な状態で大凧の揚がる様子を見ることが出来ました。
風が弱くて揚がらない時は、上流で見るのが良いでしょう。
近くで揚げるので迫力ある様子を見ることが出来ます。
今回のように風が強くて揚がりそうな時は下流側で見るのが良いですね。

今回は気象条件が良かったので小凧「伝統」は1時間位ずっと揚がっていました。
大凧も揚がったし、凧揚げにはベストな日だったのでしょうね。

GWですが、混雑はほぼなし(下流側見学場所)で道路も渋滞なし
駐車場も見学も無料で楽しめました。
 

 

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