11月 アプトの道 ~ アプト式線路跡 ~ | キャンピングカーと雪山と

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【基本情報】



アプトの道


横川駅を基点として、旧上り本線を経由し、丸山変電所、峠の湯を経て、
熊ノ平信号場までが通行可能となっている廃線跡を利用した約6.5kmの遊歩道です。
目玉は碓氷第三橋梁、通称「めがね橋」煉瓦造りアーチ橋は必見ですね。

横川駅市営駐車場:無料 14台

所在地:〒379-0301 群馬県安中市松井田町横川



【廃線跡の道】



軽井沢までの急勾配の峠道は登坂が困難である事からレールの真ん中に
歯車のあるラックレールを足した構造で、そのラックがアプトという形式だった為、
現在も「アプトの道」と名前が残っている遊歩道です。

当日は8時に駐車場着、横川駅は帰りに寄るので朝はパスします。
アプトの道の起点は大きな看板が有るのですぐわかります。

 


程なくしてコンクリートで固められた元鉄道の道にでます。
基本的にこんな感じでアプトの道は続きます。

 
滑りに行く時によく通る高速上信越道の横河にある橋の下をくぐります。


歩きはじめて30分でやっと建物が見えてきました。
旧丸山変電所
明治45年に建設された、煉瓦造り建物2棟(蓄電池室、機械室)。
碓氷峠鉄道施設として国の重要文化財の指定を受けました。
軽井沢側の機械室には450kwの回転変流機2基と500kVAの変圧器2基が収められ、
ここで交流6600ボルトを直流650ボルトに変換していたようです。


変電所をあとにして次のイベントは1号トンネルです。ここまで1時間
特別変わったことはないのですが、何故かテンションが上がります。
トンネルの中は暗くひんやりしています。
夏に訪れたら涼しいかもしれませんね。


2つ目のトンネルです。


2つのトンネルをくぐると碓氷湖という小さな湖に出ます。
1周が1.2kmの大きさです。ここは帰りに寄るので行きはスルーします。


ここからどんどん山道に入っていきます。
トンネルがどんどん現れます。人も増えてきました。
次回は碓氷湖に車を停めて起点にしても良いかもですね。


ここからのトンネルは照明付きです。


幾つかのトンネルを抜けると本日のメイン めがね橋が現れます。

 
碓氷第3橋梁通称 「めがね橋」
明治25年4月に建設が始まり12月に完成した煉瓦作りの橋梁
橋梁は、第2橋梁から第6橋梁までの5基が残っており、
すべてが煉瓦造りで、国重要文化財に指定されています。



めがね橋から下に降りる道もあるので下からも眺めます。
かなり大きな橋で全景が映りません。高さもかなりあります。


終点はまだ先ですが、ここで引き返します。
アプトの道の起点からここで2時間経過です。

帰り道では碓氷湖に寄り赤いモミジを堪能します。
ここは赤いモミジを選んで植樹されているようで、どれも嘘のように赤いです。

 
 
「紅葉」
高野辰之(たかのたつゆき)作詞、岡野貞一作曲の唱歌です。
作詞者の高野辰之は、碓氷峠にある熊ノ平駅から紅葉を眺め、
その美しさに惹かれてこの詞を作ったらしいです。

こんな赤いモミジをみて作ったのでしょうか?


碓氷湖から寄り道せずまっすぐ横川駅を目指します。
目的はお昼を峠の釜めし 本店で食べたかったからです。
しかし残念、めちゃ混雑です。小さな店だから仕方ありません。
お店で食べるのは諦めて、峠の釜めしTAKE OUTです。

 
峠の釜めし 本店
「峠の釜めし」発祥の地である横川駅の前にあります。明治18年創業
TAKE OUTした釜飯を食べるテーブルがちゃんとあります。

きれいに食べたら器は返却してご馳走様でした。



【まとめ】

平坦な道が続きとても歩きやすいトレッキングコースになります。
道の脇に見るところも沢山あり飽きずにどんどん歩けます。
今回のように紅葉時期なら素晴らしい赤いモミジも堪能できます。
紅葉時期は人気も高いので早め行動がお薦めです。
キャンピングカーのお泊りで軽井沢周辺散策も良いかもですね。

今回のGPSのログです。