要介護度5の実母の病気や入院生活、自宅介護などについてつづっております。
2017年の初夏に脳出血を発症。
2019年の晩秋に脳梗塞を発症。
回復期リハビリテーション病棟にてリハビリ後、昨春退院。
現在、自宅介護中。
さて。
長らく喘息発作で体調が悪かった母。
少し良くなってきたかな…と思った矢先。
先週末からなんとなくぐったりして元気がなくなり…
食事は残すことがあってもまあまあ食べていました
一昨日、介護タクシーでいつものクリニックへ。
すると。
待合室に入ると更にぐったりして呼吸数もただ下がり…
でも胸部レントゲンを見ると、先週から格段に悪化しているわけではないという
それでもフツーの人と比較すれば良くない状態だけど
その母の様子を見て主治医は
「大きな病院で診てもらいましょうか」
と判断。
「えっと…大丈夫ですか?」
とわたし。
このとき酸素飽和濃度は90切るときもあったけど……
このくらいの状態で診てくれるか、帰されないかの意味のしつもん
「心不全の状態ですし、酸素濃度も低いので入院できると思います。
たしかに先週と大きな変化はないですが、利尿剤を飲んでいるのに胸水が同じくらいあるので」
よっしゃ!
テキパキ紹介状が用意され、母は酸素を装着、準備万端!
救急車でいざ病院へ!
ここから愚痴をふんだんに織り交ぜますのでかな~り長くなります。
すみませんねえ……
★驚きポイント その1
「たいしたことないから帰ってもよし!」
判定下る
搬送され、しばらくしてから待合室へと出てきた循環器の医師は……
「胸水もそれほどたまっていないし、今酸素を外してみてもそんなに呼吸数は落ちない状態です。
なので心臓の方では
入院する必要はない
と思います」
はあっ?
「いや……さっきすごく呼吸も苦しそうで……」
「そのときの状態を診ていないのでなんともいえないですね。
BNPは400ぐらいしかないので、それほど悪い状態ではありませんし。心臓はだいじょうぶです」
ウフフ……クリニックのせんせい……
やっぱり願いは届かなかったみたい
帰されちゃいそうよ……
「でも一応、これから呼吸器内科の方で診察するので、入院が必要かどうかはそれからということで。
ただ入院にならない可能性があることをご了承ください」
またしばらくして、今度は超フレッシュっぽい呼吸器内科の医師に呼ばれました。
「今回、初めて私たち呼吸器内科で診察させていただくことになったので」
と、家族構成やら後遺症の状態やら、まず基本的なことから聞かれました。
これまで何度もこの病院に搬送されたけれど、いつも循環器で呼吸器では診察したことがなかった
その超新人医師のあとからやや中堅?の医師が入ってきて、病状の説明をしてくれました。
循環器では入院治療の必要なしということだったけれど、呼吸器では入院させてくれるんですと
でも肺炎っぽい影があるけど、肺炎なのか心不全なのかはっきりわからんらしい。
CT撮ったけど、母のせい?でうまく撮れなくて判別つかなかったんですと
そんなことはまあいいや。
これからが本題
★驚きポイント その2
「療養病院か訪問診療を考えて。さもなくばもう診ません」
「退院後、これまでと同じ生活では、また頻繁に搬送されることの繰り返しになるでしょう。
この機会に、他の病院に入院するか(療養病床とかの意味らしい)、訪問診療にするかなどの変更を考えた方がいいと思います」
って、いきなり大砲ぶっ放してきたのですよ
「今回は酸素を必要とした治療なので、日ごろから酸素吸入をするなどの処置をすれば、こういう風に運ばれてくることもないと思います。
もし、私たちの提案を“いらない”と家族が判断するのであれば、今後は体調が悪化してもこの病院では治療をお断りせざるを得ません。
他の病院をあたっていただくことになります」
カチッ
点火~
「でも、これまでは循環器・心臓をメインに診てもらっていて、“投薬調整以外にできることはないから、心不全が悪化したら来てください”とこちらの病院から言われてるんですけど?」
「循環器ではそう言ったかもしれませんし、これまではそうだったかもしれませんが今後は考えていただく方がいいと思います。
費用の面もあるだろうから難しいかもしれませんが、何か変えないと同じことの繰り返しになります。
後日、病院のソーシャルワーカーから連絡をさせるので、相談して今後のことを決めてください。
場合によっては、それを決めてからの退院になることもあります」
「……病院に入るのは費用の面で無理ですね。
では、訪問診療に切り替えないと、もう悪化してもこちらでは入院治療はしてもらえないというわけですね?」
「いえ、絶対そうなるというわけではありませんが、そういう可能性もあるということです。
受け入れる回数は減るかもしれません」
「そもそも、自宅で酸素吸入が必要になったことなんて、今日くらいですけど」
「これまではそうだったかもしれませんが(以下略)」
今のクリニックには同グループにショートステイ有という利点があるから循環器は現状のままで、呼吸器だけ訪問診療にするのはアリかと問えば
「同じ医師に診てもらう方がいい」と答える。
じゃあ、両方を診られるそういう医師がこの近隣にいるのかと聞けば
「それはソーシャルワーカーが探します」とのたまう。
なんだコイツ、言いっぱなしで肝心なところは逃げるのか!
いけない言葉づかいだわ、よいこはマネしないでね
でも、押し問答もいいかげん面倒くさくなってきたので、
「……建設的なご意見ありがとうございました。
では後ほどお電話が来たら検討してみますので(棒)」
といってやりました。
おう、これで満足か?
患者側の状況無視して診療拒否ですか
って受け取るのは、少々意地が悪いでしょうかねえ?
そりゃあ、やがて訪問診療にするべき時が来るとは頭の片隅に置いてあります。
でも、クルマで5分強のところにかかりつけ医があって、まだ介護タクシーや自家用車で通院ができる状態であるなら、今すぐ変えるほどの必要性があるだろうか……
たしかに体調が悪いときには助かるかもしれないけど……
訪問診療のメリットは通院しなくてよいことと、急変時に夜間でも診察してくれることでしょうか
あと自宅で看取ったときとかね
仮に療養病棟に行く資金があったって……
今のこのコロナウイルス大活躍中のタイミングで、入院したら最後面会一切禁止なのがわかっているのに行かないよなあ……
まだ病院のソーシャルワーカーからは連絡が来ておりません。
かかりつけのクリニックで一昨日の精算をしなければならないので、その時に主治医の意見を聞いてみようかと思います
今回の入院で唯一良さそうな点は、母のベッドからの眺めが良いことくらい?
またミッフィーちゃんを持って行ってあげました
なぜ「初夏編」かといいますと、前回が3月だったので。