★1966年野村トーイ 初代トヨタカローラKE10 ~ ブリキ自動車コレクションから 185 | ポルシェ356Aカレラ

ポルシェ356Aカレラ

★20世紀の自動車カタログ、鉄道車輛カタログ、玩具・模型カタログ、ビートルズ、ショパン、ヴィンテージ・ポルシェ、草軽電鉄 etc


★引続きコレクション縮小のため委託出品中!!
長年のコレクションでダブって手元にあったモノや不要と思うモノなどを9月30日(金)夜終了のヤフオクに色々委託出品していますので、是非ご覧ください (以下は抜粋。赤字クリックでヤフオクに飛びます)☆☆



1)ブリキ野村トーイ1966年1/14初代カローラ警視庁パトカー約27cm 欠品無 錆/傷有 箱無 ・・・・・錆等傷みありますが、現存数が少なくあまり出て来ないと思います。今回の記事で御紹介している野村トーイ製初代カローラパトカーの重複所有分です。


2)1/43桐山製作所トッキーモービルNo.102 トヨタFA型トラック1956年グレイ 箱付(傷み)・・・・・2001年少量生産/発売時の定価1万5000円前後



3)大盛屋チェリカフェニックス 16番 1/40ダットサン フェアレディ1500 SP310初期3座席 ウインド欠品 傷有/箱無


4)モデルペット18番1/42 いすゞベレル1962年 シルバー/ブルー 箱無


5)西独メルクリン 8009+8012番 1/60程度クルップ フルトレーラートラック連結全長24cm 白灰/青 箱付・・・・・日野が影響を受けたデザイン。通常はキャブ側/トレーラーを同色で組み合わせて売られたと思われますが、これは前後の色が異なる組み合わせで発掘されたモノです。



6)プロバンスムラージュ K1035番 1/43日産スカイライン ル・マン1995年 #23 Clarion 日産プリンス販売 レジン製完成品 箱付 難有 ・・・・・元々は高価なモデルですが残念ながらリアスポイラー左端が少し欠損しているようです。





7)ダイヤペットG-17番 1/40スケール5代目前期クラウンロイヤルサルーン ブドウ色1975年 箱付 サービス券なし


8) 初期EBBRO 1999年ホンダS2000赤 当時定価税抜き3400円 箱付・・・・・このミニカーは購入後20数年、一度も開けないままダンボール箱に保管していたため私感では状態は新品に近いと思います。


9) メルクリン4074番 HO 1/87自動車運搬貨車 WIKING VWビートル8台付 箱付 ・・・・ 当時定価は1万円前後と思います。以下の画像は、ビートル8台付の9)と次の10)を上下に並べたもの。



10) メルクリン4074番 HO 1/87 自動車運搬貨車 WIKING オペル・フォードカプリ等乗用車7台付 箱付 ・・・・ これも当時定価は1万円前後と思います。


11) 仏Solido 1915番1/43トヨタセリカ ラリー#18 初代ダルマ 紙箱無 ・・・・・香港製プレイアートやダンディコピー品を除くと唯一の実車とリアルタイムに出た貴重な海外製ダルマミニカー。



12) ブリキ バンダイ410ブルーバード2ドア 約18.5cmリモコン 1/22位 ホイールキャップ全部欠・錆傷多数の完全ジャンク ・・・・・部品取りレベル。リアナンバーにバリエーションがあり、錆が回って来ていますが、これは発売年を示す1967です。




★閑話休題
今日は「ブリキ自動車コレクションから」シリーズ第185回記事として野村トーイの初代カローラをご紹介しますne☆☆☆




・・・・・・・・・・・・・・・・・


★初代カローラ

1)車名
「カローラ」(COROLLA) という車名は、英語で「花の冠」を意味し、「人目をひく、美しいスタイルのハイ・コンパクトカー」をイメージして名付けられました。「王冠」の意味の1955(昭和30)年デビューの「クラウン」(CROWN)、「太陽の光冠」の意味の1957(昭和32)年デビューの「コロナ」(CORONA)に次いで3番目の冠を表わすトヨタの車名として誕生しています。

2)発売
初代カローラ(KE10型)がプレス発表されたのは1966(昭和41)年10月20日のこと。同年10月26日~11月8日に東京・晴海で開催された第13回東京モーターショーが事実上の一般へのお披露目の場となり、モーターショー会期中の11月5日に全国一斉に発売開始されています。

3)プラス100cc
カローラより半年早く市場に出たライバルの日産自動車のサニーを始め、当時の大衆車が軒並み1000cc以下であったことに対して、プラスアルファを強調したキャッチコピー『プラス100ccの余裕』を大々的に謳って発売を開始したカローラは、サニーより僅かに高い価格設定ながらも装備と価格のバランスが優れ、高級感と割安感をも兼ね備えていたためにトヨタが意図した通りの商業的な成功を収めることとなります。
トヨタがカローラを1000ccではなく1100ccとして市場に出したのは、トヨタ自動車販売の初代社長で「販売の神様」の異名を持つ神谷正太郎氏(1898年7月9日-1980年12月25日)がセールス上の方策として新型車カローラは絶対に1100ccとすべきである旨を開発陣に強力に要請したためだったと言われます。



●1966年初期のカローラ1100実車
サニー同様、最初は2ドアセダンとしてデビューし、デビューから半年を経た1967年5月に4ドアが追加されています。当時物の初代カローラのブリキ玩具各種やミニカー(リアルタイムはダイヤペットのみ)は全て2ドアをモデル化しています。






丸型メーターを配したスポーティーなダッシュボード


左手前のカローラの周りにRT40コロナ、2代目トヨエース、130セドリックや2代目クラウン角テールのタクシー等が確認できます。



【1966年 トヨタ カローラ1100デラックス KE10D型 実車主要スペック】 (1966 Toyota Corolla 1100 DX Type.KE10D Specifications)
全長3845㎜・全幅1485㎜・全高1380㎜・ホイールベース2285㎜・車重710kg・FR・モノコック2ドアボディ・K型水冷4気筒OHV1077cc・圧縮比9.0・最高出力60ps/6000rpm・最大トルク8.5kgm/3800rpm・前輪独立サス・変速機4速フロアMT・ブレーキ4輪ドラム・乗車定員5名・燃料タンク容量36L・平坦路定速走行燃費22km/L・パワーウェイトレシオ11.83kg/hp・ゼロヨン19.7秒・最高速度140km/h・東京店頭渡販売価格49万5000円


【野村トーイ 1/14スケール1966年トヨタ カローラ1100デラックス ブリキ製モデル玩具 主要データ】 (1/14scale 1966 Toyota Corolla 1100 DX Type.KE10D by Nomura Toy Tinplate Model Toy KEY DATA)

商品名: トヨタカローラ1100
野村トーイ 製品番号(製品管理番号): No.248 (警視庁パトカー仕様の製品番号は不明)
基本素材: ブリキ
発売時期: 1967(昭和42)年7月頃
販売価格: 都内300円・全国330円(後に都内330円・全国360円に値上げ)
全長: 270㎜(実車比1/14.2スケール)
全幅: 105㎜(実車比1/14.1スケール)
全高: 90㎜(実車比1/15.3スケール)
ホイールベース: 157㎜(実車比1/14.5スケール)
スケール表記: なし
モデルとした実車年式: 1966年~1967年式
動力: 後輪フリクション
箱サイズ: 縦110×横277×厚さ95㎜
シャシー再現: フレーム・プロペラシャフト・デフ等の浮彫あり
ボディカラーバリエーション: 赤、青メタ、白/黒(警視庁パトカー)
その他のバリエーション: 警視庁パトカー仕様
入手難易度: 10段階評価でレベル6~7程度(警視庁パトカーの方が難易度は高目)
2022年現在のアンティーク・トイ市場の推定評価額: 6~9万円程度(箱付未使用ミントコンディションの場合)


●財団法人輸出玩具登録協会「NEW DESIGN」11月25日号(通巻75号)に掲載された野村トーイの初代カローラ (国立国会図書館の蔵書より複写) 
1967(昭和42)年8月8日付にて意匠登録されたことが野村トーイの社長・野村貞吉氏の名前と共に記載されています。掲載された製品画像には工場出荷時のシールが貼られていることから、市販開始された後に登録を行ったものと思われます。



●野村トーイ総合カタログ1968年版に掲載された初代カローラ
新製品を示す「(新)」の文字が入り、都内・全国定価と製品サイズが記載されていいます。



●野村トーイ総合カタログ1971年版に掲載された初代カローラ
定価が都内330円/全国360円へと各30円値上げされています。


カローラと共に3代目クラウンMS50とシボレーカマロ小サイズが掲載されています。




★野村トーイ 1/14スケール1966年トヨタ カローラ1100デラックス 赤(箱付・美品・ルーフシール欠)
ドアノブやサイドモールを別パーツとしホイールキャップの意匠も実車通りにプリントされた良心的な造り。リアトレイにmade in japanと菱形にTN文字の野村商標の両者がプリントされているものとmade in japanのみで野村商標がないものがあり、この個体には野村商標がありません。また、リアトレイ以外の箇所にも野村商標が見当たりません。




















手前は大きさ比較用1/64スケールTLV初代カローラ




箱横面に実車図面


比較的正確に再現された室内プリント




デフやプロペラシャフトが浮彫されたシャシー裏



【初代カローラ3種の並び】
大きい順に1/14野村トーイ、1/40ダイヤペット、1/64TLV。








★野村トーイ 1/14スケール1966年トヨタ カローラ1100デラックス 青メタ(箱無・美品・ルーフシール欠)
この個体もリアトレイその他の本体に菱形にTN文字の野村商標が見当たりません。
















比較的正確に再現された室内プリント


シャシー裏




★野村トーイ 1/14スケール1966年トヨタ カローラ1100 警視庁パトカー(箱無・小傷あるも全体には美品)
初代カローラの警視庁パトカーは米澤玩具製もこの野村トーイ製もノーマルに比べて現存数が少ない印象です。野村トーイの総合カタログや玩具業界誌に掲載が見当たらず、短命に終わった可能性があります。このパトカーもリアトレイその他の本体に野村商標が見当たりません。
















ノーマルと同じ室内プリント


シャシー裏




【野村トーイ初代カローラ 工場出荷時のルーフシール】
ヤフオク2019年11月8日、8万3777円で落札された箱付き青メタの出品画像より。






★野村トーイ 1/14スケール1966年トヨタ カローラ1100デラックス 赤・青・警視庁パトカーの並び 










1/40ダイヤペット・1/64 TLVの初代カローラ(右手前)との大きさ比較










※初代カローラの実車カタログについては2015年12月13日の自動車カタログ棚からシリーズ第297回記事をご参照ください。


※米澤玩具1966年初代カローラについては2021年9月26日のブリキ自動車コレクションからシリーズ第139回記事をご参照ください。この記事では各社の初代カローラのブリキ製品の大きさ比較画像なども掲載しています。







★オマケ(その1): DICKIE - TAMIYA 1/12スケール2001年ポルシェ911ターボ(996) ディーラー特注バージョン2種
2001年にポルシェジャパンに取り寄せ依頼して入手したもので、気付けば20年以上も未開封のまま保存している巨大なディーラー特注仕様の996ターボ2種。2台共、ポルシェジャパンの定価は1万円以上だったと思います。プラスチック製の完成品で本体全長約37cm、箱サイズ横約50cmと巨大なため(手前に置いてあるのは大きさ比較用ミニチャンプス1/43スケールの996)、コレクション縮小に向けて手放すことを考えていたのですが、タミヤバージョンの黄色は普通に国内販売されて現在でも安価で流通していることから、箱が違うだけのディーラーバージョン(シルバーの方についてはタミヤ版は未確認)の未開封品をヤフオクに委託出品しても大きい分送料も高くつくことから激安で終了しそうなことと、当時これを購入した人は恐らく少ないため手放すと二度と入手できない可能性が高いこと、そして、珍しい米澤玩具の縦目のセドリックの箱付(評価額40万円)が出張鑑定で登場した9月20日(火)放送の開運!なんでも鑑定団で1000万(完品なら1200万)の鑑定額が付いた和洋折衷の寄木細工入り大型家具で登場したポール・マッカートニーと同じ80歳で巨大な倉庫に今もコレクションを増やし続けているという妙に明るい人を見ていたら、モノが少ない暮らしに憬れ本当に必要なモノだけに絞ってコレクションを縮小する方向で考えていたのが、「とりあえず生活に困らず置き場所さえあれば無理に手放す必要もないかあ」という気持ちというか、また物欲が出て来てしまった感じです(汗)。




ボクスター顔が不人気と言われる最初の水冷911である996のターボ




★オマケ(その2): 懐かしの商用車コレクションVol.46 1/43スケール1964年スバルサンバー「ガラス店仕様(岩手・岩崎ガラス店)」
2022年9月21日(水)発売。ダイキャスト/Spark製。税込定価2299円と前号までより300円値上げとなっています。1963年のMCでフロントのベンチレーターが上から下に取り付け位置が変わった後の実車カタログの表紙を飾ったガラス店仕様の写真を参考にガラスを固定する馬などが製作されています。ドアに印字された岩崎ガラス店は架空のモノながら盛岡市前九年という住所は実在するようです。


今回のモデルは1963年発行と思われるこのカタログ写真を参考に製作されています。












室内


10月5日(水)発売の次号はダットサン620トラック工務店仕様




★オマケ(その3): 書店限定・イオン限定・イトーヨーカドー限定トミカ新製品
書店限定「トミカで巡る!日本の伝統コレクション」Vol.6の1/60日産フェアレディZ「紅葉」(税込880円)は9月17日のトミカ新車発売日には販売開始されていたようですが、全く発売されたことに気付かず発売から数日経って都内の大型書店に行くとまだ沢山ありました。イオン限定1/70トヨタハライラックスWキャブ「タイ警察仕様」とイトーヨーカドー限定の1/60スバルBRZトリコロールカラー仕様は9月24日(土)発売で税込定価は各825円。アピタ・ピアゴのトヨタ2000GTは都内に店舗がないためWebで購入するつもりだったのですが、気付いた時には既に完売していました(汗)。都外のアピタ・ピアゴの店舗まで行くと交通費だけで2000円以上は掛かるため、交通費を掛けてまでわざわざ買いに行くよりは1台1200~1500円程度で転売されるのを買った方が余程お得ということになります。








★オマケ(その4): 2022年9月タカラトミーモール限定新製品・トミカプレミアム1/61ポルシェ911カレラRS 2.7イエロー
タカラトミーモール限定販売品で現在はWeb購入のみですが(1人3台まで)、これまでの例からするとトミカショップでも定価で売られる可能性は高い感じがします。Web購入では送料が別途掛かるため、税込定価1台880円が1130円位の計算になってしまいます。通常品の白だけと寂しかった73カレラに色違いが出たのは嬉しいですが、更に赤や緑などの色違いも期待したいところです。








★オマケ(その5): 今日のビートルズ「Octopus's Garden」 1969
アビイ・ロードに収録されたリンゴ作の佳曲。ジョージのギターが冴えまくった1曲。考えてみれば、ビートルズ解散前年の1969年、この曲が録音された時点で既に富も名声も手に入れ世界を制覇していた訳ですが、ポールやジョージはまだ26~27歳だったので、名古屋の緑黄色社会の1995年生れ世代のメンバーの2022年現在と同じ位の年齢と考えると如何にビートルズのメンバーが若くして世界的な成功を収めたかが判りますyone☆☆♡