★1951年独Geschaポルシェ356 Polizei ~ ブリキ自動車コレクションから135 | ポルシェ356Aカレラ

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★ロックダウン
幾ら事業者が潰れたとしても命さえあればまたイチから出直し出来るのだから都市封鎖は是非実施して欲しいと何度も繰り返し書いていますが、実際、都内では感染が爆発しているのにテレワークの徹底などと口で言うだけで何も実効性のある対策は取られていないため、通勤で乗る中央線はそこそこ混んでおり、街には相変わらず人が溢れているという奇妙な光景が続いています。子供でも発熱等の症状が出るデルタ株が蔓延していても学校封鎖をすると仕事をしている保護者が困ることやカリキュラム消化の問題もあり、文科省は昨年の春先のような休校措置はしないと言っています。しかし、実際問題として学校でクラスターが多数発生する可能性があり、昨年の春先よりも遥かに危険な状況にあるのにどうして休校にしないのか不思議な感じがします☆


★ワクチン2回目
昨日8月21日(土)に2回目のワクチン(ファイザー)を接種しました。2回目接種の翌日は一過性の発熱などの副作用が出ることが多いとの話の通り、現在38度台半ば位の熱があり、節々が痛んで寒気がして体もダルい感じです。明日にはケロっと治っていればいいですyone☆☆


★閑話休題
今日は実車とリアルタイムの1950年代に西独Gescha(ゲッシャ)が出したポルシェ356をご紹介しますne。入手に当っては先週の米国アイデアルのポルシェ356と同様にテニアン師匠に大変お世話になりました。この場を借りて御礼申し上げますne☆☆☆



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★ポルシェ広報誌クリストフォーラス1952年No.1 (A4判・Webより借用)
現在も発行されているポルシェの広報誌クリストフォーラス初期のこれは創刊号の表紙。
雪山でスキー靴を履く女性と356。2021年現在、既に69年の時が流れているため、表紙の女性は当時二十歳としても現在は90歳前後になられているはずです。1950年代のクリストフォーラスは日本では絶望的に入手が難しいと思います。



★ポルシェ広報誌クリストフォーラス1952年 No.11表紙 (A4判・Webより借用)
これもスキー絡みの表紙。スキー板を担いだ男性2人が赤い356に今しも乗り込む女性に何やら話しかけています。



★ポルシェ広報誌クリストフォーラス1954年 No.10表紙 (A4判・Webより借用)
青い空、赤い356と女性。356のフロントには何やらバッチが沢山付けられています。



★1951年モロッコラリーのポルシェ356
ポルシェAG保存画像から今回のテーマに沿って、356Pre-A時代のモータースポーツ参戦画像を幾つかご紹介します。



★1952年ステラ アルピナラリーのポルシェ356



★1953年モンテカルロラリーのポルシェ356



★1953年伊セストリエールラリーのポルシェ356SL




【1951年 ポルシェ356クーペ1500 実車 主要スペック】  (1951 Porsche356 Coupe 1500 Specification)
全長3880mm・全幅1660㎜・全高1300㎜・ホイールベース2100㎜・車重810kg・RR・527型空冷4気筒1488cc・最高出力60ps/4400rpm・最大トルク10.4kg/3000rpm・変速機4速MT・乗車定員2名・電装系6V・最高速度168km/h・シャシー番号10531~11125・生産台数595台・リアルタイムでは日本未輸入(三和自動車によるポルシェの日本への正規輸入開始は1953年式から)


【西独Gescha 1/18スケール1951年ポルシェ356クーペ Polizei ブリキ玩具 主要データ】 (Western Germany Gescha 1/18scale 1951 Porsche356 Coupe Polizei Tinplate Toy )

・基本素材: ブリキ(1952年式はプラスチックボディ)
・Gescha品番(管理番号): No.557
・製品名: Six Mobile
・発売時期: 1953年頃
・販売価格: 現地価格:不明(日本国内未輸入)
・全長215㎜ (実車比1/18.0)
・全幅98㎜ (実車比1/16.9)  
・ホイールベース115㎜ (1/18.3)
・スケール表記: なし
・箱サイズ: 不明
・動力: 後輪フリクション
・バリエーション: 1951年 白/緑(ブリキ製)・1952年 白(プラ製)・赤色灯色違い(青と赤)、フェンダーミラー有無 等多数
・ギミック: なし
・シャシー再現: 殆どなし
・入手難易度: 10段階評価でレベル7~9程度
・2020年現在のアンティーク・トイ市場での推定評価額: 5万~8万円程度(箱付美品の場合。但し国内では流通量が極端に少ないため基本的には時価)


●Geschaポルシェ356ポリスのバリエーション
1992年5月に独Gruppe C Motorsport-Verlag GMBHより2500部が発行され日本では当時のポルシェ輸入代理店・三和自動車にて4万円台半ばで販売された縦25cm×横31cm×厚さ4cm・418頁の大型豪華本「PORSCHE TOYS AND MINIATURES」に掲載されたGeschaポルシェ356ポリス仕様の写真。





●Geschaポルシェ356ポリス箱付の画像 (Webより借用)
品番557、品名「Six mobil」の文字が確認出来ます。箱絵には実車とはかけ離れたグリル付のクルマが描かれています。



●Geschaポルシェ356のバリエーション
大型豪華本「PORSCHE TOYS AND MINIATURES」掲載画像。ノーマル仕様はフロントに珍妙なグリルを付けたモノが多く、356に似ておらず魅力がありません。この画像では左上の水色1色のバリエーションのみが356らしい印象です。




●西独Gescha 1/18スケール1951年ポルシェ356クーペ Polizei (箱無・傷錆有)
ブリキ製。フロントウインド2分割の1951年式以前の356をモチーフとしていると思われますが、残念ながらリアグリルが省略され実車とは異なる意匠のテールライトが浮彫りされています。










残念ながら実車とは異なるリア周りの造形








シャシー裏


1/43スケール西独メルクリン356Pre-Aポリス仕様との大きさ比較








●西独Gescha 1/18スケール1952年ポルシェ356クーペ Polizei(箱無・傷/錆有)
ボディ・プラ製。上掲の1951年式と基本金型は同一ながらボディがブリキからプラ製に替わり、更にフロントウインドが1枚となった1952年式以降の実車をモチーフとしたものに替えられています。
















カナメ産業1/20スケール1958年ポルシェ356AハードトップPOLIZEIとの並び






1/43スケール西独メルクリン356Pre-Aポリス仕様との大きさ比較


シャシー裏。シャシーは金属製。




●西独Gescha 1/18スケール1951年&1952年ポルシェ356クーペ Polizei の並び










ミニカーは1/43スケール西独メルクリン356Pre-Aポリス仕様






右下はホットウィールGulf仕様。近所の家電店で出始めは300円だったのが270円、240円と順次値下げされて販売されています。




●独Conrad 1/50スケールMAN タンクローリーー「Shell」
今回のポルシェ356をリリースした独Geschaは1923年(大正12年)創業の歴史のある玩具メーカーで1983年(昭和58年)に会社を所有していた家族の名前に因みConrad(コンラート)に社名変更されています。NZGと並び、大型作業車・建設機械・重機等をオールダイキャスト素材で高精度で製作していることで知られています。このシェルタンクローリーもコンラートらしいズッシリと重いオールダイキャスト製でコストの問題もありプラ素材を多用する他メーカーには是非見倣って欲しいところです。








ラゲッジスペース開閉。



全長307㎜の1/50コンラートMAN、全長220㎜の1/60トミカダンディ日野、全長145㎜の1/87レゴ・メルセデスの各Shellタンクローリーの大きさ比較







1950年代の1/18ポルシェ356と半世紀以上の時を隔て同じ血筋を引くコンラート1/50MANタンクローリー「Shell」






●Siku限定品 プラ製ポルシェ356クーペ
Webより画像借用。一説には限定100台生産と言われる1950年代のSikuプラ製ポルシェ356クーペ。絶望的に入手が難しい1台。




※参考1)カナメ産業1/20スケール1958年ポルシェ356Aハードトップについては2017年4月1日のブリキ自動車コレクションからシリーズ第5回記事をご参照ください。


※参考2)JNF 1/19スケール1951年ポルシェ356クーペについては2020年11月1日のブリキ自動車コレクションからシリーズ第97記事をご参照ください。





★オマケ(その1): トミカ&トミカリミテッドヴィンテージ2021年8月新製品
8月21日(土)にトミカ&TLV&TLV-NEOの新製品が発売になっています。今月購入したのは以下の13台。芸風範囲外のTLV-NEOのY30セドグロワゴン木目2種(各税込3300円)、日産180SX黒白2種(各税込2970円)、トヨタチェイサーアバンテG白銀2種(各税込2860円)、フェラーリ412黒/白シート(税込6380円)はパスしました。今月発売予定のいすゞエルガ東海バス(税込12100円)まで全て買うと6万円前後と少々非現実的な金額となり、皆さん一様に言っているようにそのような金額を出すなら本物のビンテージミニカーを買った方が余程満足度は高く価値も高いと思います。

【トミカ購入品】
・17番1/62フェラーリ ローマ(税込495円・通常品:赤メタ、初回:青銀メタ)
・60番1//61 ホンダ e
・ギフトたべもの屋さん4台セット(税込2200円:1/55スズキキャリイ ソフトクリーム屋さん、1/64タウンエース手打ち蕎麦屋さん、1/64ハイエース ピザ屋さん、1/70?豚玉お好み焼き号)
・トミカプレミアム23番1/63日産GT-R50byイタルデザイン(税込880円:通常品・グレイメタ/金・発売記念仕様・赤/金)

【トミカリミテッドヴィンテージ購入品】 (全て1/64スケール)
・LV-189b トヨタスタウト白(税込3520円・フィギュア付
・LV-N237a 1981年スカイラインHT2000ターボGT-ES白(税込2970円)
・LV-N荻窪魂Vol.7 1981年スカイラインHT2000ターボGT-ES赤(税込3300円)
・LV-N品番なし 1985年フェラーリ412青メタ(赤本革シート・税込6380円)






フェラーリ412はボンネット開閉アクション付






スズキキャリイ ソフトクリーム屋さん。今月のイチオシはやはり、食べ物屋さん4台セットでしょう。




★オマケ(その2): カー&ドライバー1981年1月号
C&D誌と言えばエボ☆さんの投稿で有名ですが、これは倉庫から出てきた丁度40年前のC&D誌。表紙は小森誠氏によるSR311レーシングのリアビュー。


巻頭はエボ☆さんが歴代日本車の中の「神」と評価している初代ソアラが発売3ヵ月前の大阪国際モーターショーに「トヨタEX-8」名称で展示された際のカラーグラフ記事。


その他、生産中止が発表されたいすゞ117クーペのショーモデル「117スポーツ」時代からのヒストリー記事「グッバイ117クーペ」。


また、この号は1980年12月8日のジョン・レノン他界前に印刷に回ったらしく、5年ぶりの新譜ダブル・ファンタジーに関する記事も掲載されています。この号の内容は個人的にはついこないだのことのように感じますが、既に40年もの時を経ていることに驚きます。




★オマケ(その3): 今日のビートルズ「Dear Prudence」 1968
1968年(昭和43年)の初頭にジョンがインドで書いた1曲。リンゴは不参加ながら名曲ですyone♡☆☆