★1957年 野村トーイ ダイハツ三輪ダンプ 超高額 ~ ブリキ自動車コレクションから 036 | ポルシェ356Aカレラ

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今年は10月に入ってもここTOKYOは30度に届く日が続き蒸し暑いです(>_<)
しかし、来週以降、10月10日あたりを境に気温はぐんと下がる予報で、この暑さもあと1週間位の辛抱でしょうか☆


事実は小説よりも奇なりとはよく言ったもので、仲睦まじそうに見える結婚式を控えた入籍済の若い夫婦の新婦が実は熱烈な不倫をしているなんてことも広い世間には実際にあります。2人の男性どちらも捨てがたく、簡単にどちらか選べないといった状況になることは、実際誰しも起こり得ることなのかもしれません。
江戸時代の東京では女性に比べて男性の数が圧倒的に多かったために長屋などでは何と一妻多夫が一般的にみられ、今日の夜は左隣の歌川広重さんと寝る日、明日は右隣の葛飾北斎さんと寝る日、明後日は真向かいの渡辺崋山さんと寝る日というように毎日女性が共に寝る男性が違っていたようです。それにより町内の連帯感も保たれていたとも言われますが、子供が生まれた場合には、「この子、誰の子??」って話にはなりそうですよね。しかし、世界的にはこの21世紀の現代に於いてもチベット、インド南部の一部、ナイジェリア、ネパール、ブータン、スリランカあたりには一妻多夫制の地域が残っているようです。
一方、一夫多妻制は現在でも中東のイスラム社会などに厳然と存在することで有名であり、日本でも歴史的には天皇や公家・武士・富裕商人が側室やお妾さんを持つことは当り前という時代が長く続き、これは現代の日本でも、例えば「テ●アン師匠」には呼べばすぐに会える愛人がウン十人いるといった噂もあるように、裕福な男性にはしばしば見られる事象ではあるようです☆☆


閑話休題
今日は珍しく平日夜の更新ですが、実はこの前の日曜日の夜にUPするつもりでいながら、画像が撮れていなかったりしてUPが予定より遅くなってしまった記事です。
「ブリキ自動車コレクションから」シリーズ第36回記事として、先日、日本車(国産車)のブリキ玩具としては恐らく史上最高値を記録した野村トーイのダイハツ三輪をメインにUPしますne☆☆☆
 


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★名作「野村トーイ1/19スケール 1957年ダイハツ三輪ダンプトラックRKO10D-1型」
ブリキ玩具黄金時代に造られた国産車玩具の傑作の1台。スケールモデルとして見ても実車の印象把握が素晴らしく、同時期の野村トーイ製品としては1/29スケール 1956年ニッサンE590型バス(「観光バス」「はとバス」の2種: 2017年1月28日の自動車カタログ棚からシリーズ第339回記事のオマケ参照)と双璧を為す傑作ブリキと言えます。ダイハツ三輪はスケールモデルとして出来が良かったため、自動車史・自動車文化史研究の第一人者であった五十嵐平達氏の目にも留まり、氏はリアルタイムで日通仕様を購入されています。ダイハツ三輪日通仕様については、1983年(昭和58年)7月にシンコーミュージックから発行された北原照久氏のブリキおもちゃの写真集に掲載されたことでその存在が広く知られることとなりましたが、同じ金型を使用した日本地図がプリントされた仕様やノーマル仕様については現存数が非常に少ないことから存在自体が一般には知られていない超レア物といえます。


【野村トーイ1/19スケール 1957年ダイハツ三輪ダンプトラックRKO10D-1型 主要データ】
(NOMURA TOY 1957 DAIHATSU 3Wheel Dump Truck Type.RKO10D-Ⅰ)

・元箱に印字された製品名: 日通三輪トラック、ダイハツ三輪トラックなど
・野村トーイ製品カタログに記載された製品名: 不明
・基本素材: ブリキ
・野村トーイ品番(管理番号): 不明
・発売時期: 1958年(昭和33年)頃
・販売価格: 不明
・全長27.0cm (実車比:1/19.0スケール)
・全幅9.0cm (実車比:1/20.1スケール)  
・ホイールベース17.2cm (実車比:1/19.1スケール)
・バリエーション: ノーマル(ボディカラー:深緑 等)、日通仕様(同:黄色)、日本地図プリント仕様(同:白ルーフ/桃色)等
・モデルとした実車: 1957年(昭和32年)丸ハンドル初期のRKO10D-1型ダンプ。一般的なトラック仕様ではなくダンプ仕様としてリリースしたのは、子供がダンプ昇降機能により楽しく遊べる製品とする目的だったものと推察。日通仕様の3枚のホイールは初期製品はプリント柄、後期製品はクロームメッキに変更。
・動力: 後輪フリクション
・箱のバリエーション: ノーマル仕様・日通仕様・日本地図仕様の3種(?)
・入手難易度: 10段階評価で9~10程度
・2019年現在のアンティーク・トイ市場の推定評価額: 日通仕様80~100万円程度・日本地図仕様120~150万円程度・ノーマル仕様250~300万円程度 (箱付未使用ミントコンディションの場合)


【Ⅰ】野村トーイ1/19スケール 1957年ダイハツ三輪ダンプトラックRKO10D-1型「日通仕様」
ホイールがプリントの1stモデルです。野村のダイハツ三輪の中では一番現存する数は多いものの箱付き未使用品はやはり稀少です。画像の個体は1990年代後半に入手したもので、子供が遊んだ形跡はないものの元箱はなく残念ながら画像の箱はリプロです。ちなみにこの日通仕様のリプロ箱はかなりの数が出回っています。


















シャシー裏面


前輪は操舵可能








残念ながら実車通りではない室内プリント







●ホイールがクロームメッキとなった2ndモデル
Yコレクションより。





【参考】1966年4月の日本通運 広告に登場したダイハツ三輪




【Ⅱ】野村トーイ1/19スケール 1957年ダイハツ三輪ダンプトラックRKO10D-1型「日本地図仕様」
現存数の少ない荷台左右に日本地図がプリントされた仕様。右側面には東京上野~秋田、左側面には神戸~東京の地図と名所のプリントがされています。Yコレクションより。


荷台右側面には、左から西郷さんのイラストのある上野~大宮~宇都宮~仙台~一関~盛岡~八戸~青森~秋田のプリント


荷台左側面には、左から神戸~大阪~京都~奈良~大津~岐阜~名古屋~浜松~静岡~横浜~そして二重橋のイラストのある東京のプリント。ダッシュボードなどの室内プリントは日通仕様とは全く異なります。




【Ⅲ】野村トーイ1/19スケール 1957年ダイハツ三輪ダンプトラックRKO10D-1型「ノーマル仕様」
2019年(令和元年)9月29日(日)夜終了のヤフオク画像。落札額は国産車ブリキ玩具の史上最高額と思われる250万1280円。この顔のダイハツ三輪のコンディションの良い実車が軽く買えそうな金額です。しかし、過去40年以上ブリキ自動車を集めてきた私もノーマル仕様は初めて見ましたのでレア度は非常に高いと思います。荷台サイドに香焼鑛業(長崎に実在した企業のようです)の手書きの白文字が記入されており、この文字入れのないメーカー・オリジナルの状態であれば300万円程度の評価が出来るでしょうか。今回のオークションは、かなり高額になる可能性は高いけれど出来れば落札したいと思いながら私も頑張って入札していましたが、あっという間に100万、200万を超えて足元にも及びませんでした(大汗)。しかし、考えてみれば例えば手元にある1980年代以降の黒箱・青箱・赤箱のトミカを2000台位売れば1台1000円平均としても200万位にはなる計算で、お金さえ出せば手に入るようなトミカを2000台持っているよりはこれを1台持っている方が遥かに満足度は高いかなという気がします(大汗)。


消費税8%込み250万1280円!
しかし、出品された大手業者さんの仕入値は25分の1以下位では?と推察します。














リアエンドにはダイハツ文字マークのプリント




工場出荷時の野村トーイのビニール袋(玩具本体を保護するもの)も残っています。箱絵は日通仕様のものを元にドア部分の日通マークなどを消し込んだもののように見えます。また箱には日通仕様にはない「ダイハツ」の文字が印字されています。


箱には近年のものと思われるテープ補修あり




※1957年以降のダイハツ丸ハンドル三輪の実車カタログについては2015年12月6日の自動車カタログ棚からシリーズ第296回記事をご参照ください。



【参考】2019年9月28日までの国産車ブリキ最高額の座にあった米澤玩具488番1963年トヨペットクラウンデラックスRS41オープン「バットマン」
2016年2月10日に237万6000円で落札。黒・青・赤と3色出ている中の赤ボディの箱付未使用品(もし同じ価格でバリエーション3色を揃えたとすると3台で軽く700万円を超える計算となります)。これを2019年9月29日に落札された野村トーイ・ダイハツ三輪は1台の単価で12万5280円上回りました。しかし、このクラウン・バットマン仕様は厳密には日本車コレクターと世界的に存在するバットマンコレクターの両者の標的となっており、ダイハツ三輪のように純粋に日本車コレクター向けのシロモノではありません。
















★オマケ(その1): ホットウィール新製品 ポルシェ356Aカレラ クーペ&VWタイプ2 T1トランスポーター
これは356ファンなら入手したくなるミニカーです。3つ位欲しいところですが、品薄で今のところ1つしか入手出来ていません(大汗)。以前に出た356スピードスターとタイプ2とのセットの姉妹品的な製品ですが、356は今回のクーペの方がホイールなど細部の出来が格段に良く、とてもそそられる出来です♪






ツインカムを積んだカレラ特有のリアエンジンフードの造形




以前発売の356スピードスター&タイプ2トランポセット(下)との比較




★オマケ(その2): 今日のビートルズ 「Oh! Darling」 1969
50周年を迎えた名盤アビイ・ロードA面4曲目。ポールの曲。この曲をジョンが唄うバージョンを聴いてみたい衝動に駆られます☆☆


Released on: 1969-09-26

Associated Performer, Vocals, Background Vocalist, Rhythm Guitar, Lead Guitar, Acoustic Guitar, Piano, Synthesizer, Sound Effects, Percussion: John Lennon
Associated Performer, Vocals, Background Vocalist, Bass Guitar, Rhythm Guitar, Lead Guitar, Acoustic Guitar, Piano, Synthesizer, Sound Effects, Wind Controller, Clapping, Percussion: Paul McCartney
Associated Performer, Background Vocalist, Lead Guitar, Rhythm Guitar, Harmonium, Synthesizer, Percussion, Acoustic Guitar, Clapping: George Harrison
Associated Performer, Drums, Percussion, Background Vocalist: Richard Starkey
Associated Performer, Harpsichord, Organ, Percussion, Producer, Studio Personnel, Mixer: George Martin
Programmer: Mike Vickers
Studio Personnel, Recording Engineer, Mixer: Geoff Emerick
Studio Personnel, Recording Engineer, Mixer: Phil McDonald
Studio Personnel, Asst. Recording Engineer: Alan Parsons
Composer Lyricist: Paul McCartney