スピリチュアルな進化の過程を経ていくと、それまで自分が良いと思っていたもの・人間関係・状況などについて、新たな視点が生まれ、実は自分がマインドコントロールの渦中にいたり、自動反応や惰性で関わっていたり、迎合していたことに気付くことがあります。

 

 突然それに気付くこともあり、その場合は非常にショックかもしれませんが、慌ててその環境や相手を変えようとして、事態をコントロールしようと試みるのは更に状況を悪化させるだけです。

 なぜなら環境や相手をコントロールしようとすることであり、意識の重ね合わせ(押し付け)は霊的法則において自然の流れを歪めようとすることだからです。

 ただし、相手を変えようとはしない範囲で客観的な事実を述べたり、要求が激しい人に対して「ノー」と言う事は構いません。

 それはあなたの権利だからです。

 

 相手が変わってくれればそのままでいられるのにという期待はしないようにしましょう。

 相手もこれまで(そして恐らくこれからも)、無意識状態の自動反応であなたをコントロールしようとしていたのですから。

 もしかしたら自分もまた別の人をコントロールの対象にしていたかもしれません。

 

 相手を「変えること」はできず、本人が自分で変わるしかありません。

 変えられるのは自分だけです。

 薄々気付いていながらも生き方や信念を変えたく無くてスルーして、3次元の信念体系にしがみつき続ける人もいます。

 認知の歪みを利用して見なかった事にして、折り合いをつける人もいます。

 一例として、本当は不正に加担したり、人間関係のコントロールゲームに参加しているのだけど、それを見たくないが為に他人に転嫁したり、自我の殻を守り続ける人もいます。

 その一方で気付いてもうそんな生き方はしないと誓って、誠実な生き方へとシフトチェンジする人もいます。

 

 自分がマインドコントロールの渦中にいたり迎合していたというその状態は、被害者-加害者プログラムやマインドコントロールゲームの中に居たことを意味します。

 マインドコントロールされていた事に気付いた後もその後遺症が残り、離脱しようとした場合に罪悪感が起こることがありますので注意して下さい。

参考になるワークとしては、以下のようなものがあります

被害者-加害者プログラムの削除

人間関係閉鎖のワーク

マインドコントロールプログラムからの離脱

マインドコントロール下での同意を破棄  

 

 今、地球には様々な霊的進化の過程にいる人がいて、それぞれ乗っているタイムラインも異なります。

 霊的に成長していく途中で、低次の自我のアイデンティティに固定された人や、低次のタイムラインに乗っている人との関わりが形成されていることもあるでしょう。

 その人達との関係性を清算する必要がある場合は、自分もかつて無意識でそのような状態にあった可能性があることを理解しながら、執着する事無く手放していく事が肝心です。

 

 責任を取れるのは自分自身の責任だけです。

 いつ・どこで・どこまで霊的進化をするかは相手のスピリット(ハイヤーセルフ)が決めることです。

 くれぐれも、相手を変えようとすることで、境界線を踏み越えたり、相手の責任まで負おうとしないようにしましょう。

 

 意識グループごとの霊的進化の過程については、こちらをご覧下さい。

 これを見ると、生きているうちに霊的進化を遂げる者もいれば、死後にリハビリ期間が与えられてその後別の星で進化を続ける者もいれば、死後に肉体を持った存在として転生する選択肢が無い者もいます。

 別の星で進化を続ける場合は、肉体の死の移行の3日間のバルドープロセスで目覚める機会が与えられ、アセンションの道を進むかどうかは個人の選択に委ねられます。

(大半は覚醒していないか覚醒途中で頓挫した人なので、ハイヤーセルフの選択になるようです)

 アセンション期間中だからといって必ずしもこの地球上で肉体を持ったまま霊的進化を遂げる者ばかりではなく、生物学的年齢と霊的進化の相関関係を見ると、モナドスピリットが宿り始める段階まで進む段階の人は、地球人口の約20%程だそうです。

 

 遺伝的パスカッターとしての契約を結んでこの地球上に転生してきたスターシード・インディゴにとっては、生きたまま肉体を持ってアセンションするのは非常に過酷な作業を伴うため、意識の罠に陥って霊的進化が止まったり、低次のアイデンティティにディセンションしてしまっている人も多数いるようです。

 しかし、どういう道を選択するかはその人のスピリット次第なので、他人がどうこう口を出す問題でもありません。

 「浄化」というのは一旦表層に浮かび上がらせないとできないものです。

 これまで向き合う事を避けてきて、膨大な瘴気を潜在意識の奥底に押し込めている人は、それが浮かび上がった時に処理しきれずに生死を左右する程の病気、例えば癌のような形で現れることがあります。

 ですから、パンドラの箱を開けることを他人が安易に望むようなものではないのです。

 

 「一なるものの法則」に献身し、霊的な成長を進めていくと、自分が関わる(エネルギーの相互作用をする)相手について、共鳴するかどうかの識別を行っていく必要があります。

 マインドコントロールに気付く前は、ある意味その相手と同じ共鳴を持っていたということであり、違和感はあまりなかったかもしれませんが、気付いた後に波動が変わると、急に関係性に違和感を感じ始めることがあり、早急に離れる必要性があると感じることもあります。

 これは、もはやその相手と共鳴するものがなくなってしまったからです。

 

 私達はこの混沌とした時代を、一人ひとりが自分の霊的進化の道を歩みながら、その都度共鳴するものと相互作用をすることによって、地球や人類に貢献していくことになります。