【タイトル】
踊る大捜査線 THE MOVIE
【概要】
1998年の日本映画
上映時間は120分
【あらすじ】
警視庁副総監が拉致される事件が発生し、湾岸所には捜査本部が置かれたが、所轄の刑事には捜査の権限が与えられず、巡査部長の青島は怒りをあらわにするが…。
【スタッフ】
監督は本広克行
脚本は君塚良一
音楽は松本晃彦
撮影は藤石修
【キャスト】
織田裕二（青島俊作）
柳葉敏郎（室井慎次）
深津絵里（恩田すみれ）
水野美紀（柏木雪乃）
ユースケ・サンタマリア（真下正義）
いかりや長介（和久平八郎）
小泉今日子（日向真奈美）
【感想】
副総監と和久の関係、室井と青島の関係にこそ本作のテーマがあったと思うが、他の登場人物に見せ場を用意させすぎたことでかなり薄味の着地にしたのはもったいない（演出は驚くほどに仰々しいが）。
どう見ても分かるオマージュ（パクリ）に対して、「天国と地獄（1963）」という言葉をはっきりと登場人物に言わせる必要はない。突っ込ませないための言い訳やポーズにさえ聞こえる。これではオリジナルでは勝負できないと白旗を挙げているようなものだ。
小泉今日子があの役を演じることに意外性はあるが、はっきり言って出オチ。彼女に「羊たちの沈黙」のレクター博士の真似をさせたところで、それはやはり真似でしかない。
本作は「THE MOVIE」なので、もちろん映画なのだが、その映画ならではの部分がキャストの豪華さくらいなもので、所詮はテレビの2時間スペシャルの域は超えていない。
【関連作品】
「踊る大捜査線 THE MOVIE（1998）」…劇場版シリーズ1作目
「踊る大捜査線THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ！（2003）」…劇場版シリーズ2作目
「踊る大捜査線THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ！（2010）」…劇場版シリーズ3作目
「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望（2012）」…劇場版シリーズ4作目
「交渉人 真下正義（2005）」…劇場版スピンオフ1作目
「容疑者 室井慎次（2005）」…劇場版スピンオフ2作目
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