西森大学文芸部

とにかくここに書くことは多少事実が入っているとしてもすべての出来事はフィクションであります。だから何書いてても怒らないでください。

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仮面浪人を終えて 1

「不都合な偽装」はまだ続くからねー

このテーマは小説というより、自分が今年一年仮面浪人であったことに関する感想文である。詳しくは僕の別ブログhttp://ameblo.jp/fentonfe/   を見てほしい
なぜわざわざそんな感想文を書くのか、と言うと、僕は今年度の経験を通して、「仮面浪人」という極めて特殊な環境の中と外では、己の自分自身とその周りの環境への「認識・評価」が全く変わってくるということが分かったからだ。普通に大学生活を送る学生と仮面浪人という一定のプレッシャーを背負う学生。それらの2種類の学生は同じ身分でも同じような日々を送るはずがないので、もちろんそこから醸成される様々なものへの「認識・評価」というものは変わってくるのである。
当然と言えば当然かもしれない。しかし、「分かったからだ」と簡単に言っても、その発見から生み出されたさらなる発見は、僕に多様な感情となって返ってきた。その感情があまりに大きいものだったので、ここに自己満足ながらブログの記事として、今迄の経緯とともに延々と記述していく。ところどころ僕に特有な性格からくる出来事もあるが、全ての出来事を完全に仮面浪人に一般化させるつもりはないので、そこは見逃してほしい。

僕は、去年某私立大学に入学した。全国的に知名度は高く、偏差値もそこそこ高いような、一見悪くない大学である。初めての一人暮らしということもあって、入学前の僕は希望に胸を膨らませていた。生活費の切り詰め方、サークルの選び方などを友達に笑顔で相談していたのを今でも僕は鮮明に覚えている。
しかし、入学すると実情は全く違った。クラスの議論のレベルは総じて低く、英語能力もセンターレベルに遠く及ばない学生がかなり多い。有名大らしい学生が集まるという僕の期待を完全に裏切られた格好になり、とても失望してしまった。今の文章で、「思い上がるな!」と思った方がいるかもしれないが、一般入試ではそれなりの難易度を誇る大学である。元凶が指定校かAOか、はたまた一般なのかは知らないが、自分で作るはずの英語のプレゼン台本もすらすら読めず、それでヘラヘラしてる学生が多いのではさすがに酷すぎると言わざるを得ない。

それでも、仮面するにしろこの大学で覚悟を決めるにしろ、最低一年間通う大学なので、他人とも仲良くやっていかなければならないのだが、こうなってしまうと負のスパイラルである。当時大学に失望しきって、気分が落ち込んでいた事もあり、どうしても「お前らとは違う、一緒にすんな」という気持ちが出てしまうのだ。その結果、友達が非常に出来にくい環境になっていき、さらに僕は態度を硬化させる。4月は高慢な自分とそのメカニズムに全く気付かず、友達が全くできないまま終わってしまった。そうして、それを「自分がこの大学のレベルに合わない優秀な人間だから」という訳の分からない自己正当化で片付ける。そうやって訳が分からないまま大学生活序盤が終わっていった。

続く

不都合な偽装6-2

良かった・・・気にしてないみたいだ。
「お前この授業取ってたっけ?」
「ああ、この授業出席取ってないだろ。一応授業登録しておいて家で自分の用事を済ませてたんだ。」
「そうか・・・お前あきらかに先週と比べて頬がこけてるぞ、大丈夫か?」
「ああ、大丈夫。用事がちょっと大変だったから・・・」
「・・・テスト?」
「違うんだ、な、あ、いや、そう、テストの対策だ・・・」
「へえ、偉いなお前。で、何で今回は出席してるの?」
「あ、そ、それは、じ、授業、授業始まるぞ」
前を見ると実際に教授がほぼ準備を終えている。はぐらかされた気がするけどまあいいや。
しかしこいつ見るたびにそわそわしてるな。

創価はやくカルト認定されねーかなー

創価はやくカルト認定されねーかなー
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