2021年10月10日(日)。天気曇り一時雨後晴れ。

京王線「多磨霊園駅」。

バスで「府中運転免許試験場」へ。入場制限しているためか、果てしない行列が続いていました。

気を取り直して、隣接する「都立武蔵野公園」へ。

緑豊かな園内を散策すると、たいへん心が落ち着きます。

秋の落葉した樹の様子を見ると、このような歌を思い出します。

「武蔵野公園」を歩いて野川に出ました。西武多摩川線の鉄橋も見えます。

そして「武蔵野公園」に来ると、なぜか「プー棒投げ」を思い出すのです。緑の様子がイギリスみたいだからでしょうか。

ちょうど、このようなニュースがありました。

野川は、武蔵野台地の国分寺崖線に沿って流れていますので、野川を越すと直ぐに国分寺崖線の坂道が現れます。西武多摩川線の線路と、馬頭観音の控える「二枚橋坂」。

「二枚橋坂」を登って、武蔵野台地の立川面に上がります。その上から、国分寺崖線を突き抜けて向かってくる西武多摩川線の電車を眺めます。

このままJR中央線の「東小金井駅」を目指します。

東小金井駅周辺の踏切は、かつて「開かずの踏切」としてニュースに取り上げられたほどでした。私もここを自転車で通る毎日だったことがあるのですが、(時効かと思うので)遮断機が閉まっていても、右見て、左見て、もう一度右見て、大丈夫だったら渡るのが当たり前という状況でした。ある時、目の前で友人があわやという場面になったことがあり、これはけっこう危険なのかも知れないと、初めて気づいたのでした。

三鷹-国分寺間の連続立体工事は、2010(平成22)年11月に上下線が完了しました。

「東小金井駅」の南口。

「東小金井駅」の北口。往年の面影は、全くありませんね。

但し、依然として開発中の雰囲気はありありと残っています。

街路も整備中のままです。

さて、この「東小金井駅」周辺は、現在の府中市域にあった下染屋村の飛地でした(現在の住所は、小金井市梶野町の一部)。小金井市域には、府中市域にあった村の飛地が他には是政や押立などもあります。

非常に入りにくい(入口がどこにあるか分からない)「梶野公園」。

その隣接地に、「下染屋稲荷神社」があります。Google mapなど一部の地図では、「梶野稲荷神社」と表記されています。府中の下染屋からやって来た人が、ここで新田(たぶん畑)を開発して、そのうち稲荷神社を勧請してという感じだったのでしょうね。

「下染屋稲荷神社」から、さらに小金井市域北端の「都立小金井公園」方面に向かいました。

武蔵野台地上の畑地に、このような大きな欅の樹がある景観に郷愁を覚えます。

その傍らに、玉川上水から取水した「深大寺用水」の跡が残っていました。

欅の木の傍らを流れる「深大寺用水」という時代がかった景観を見た直後、巨大な高層マンション群が立ち現れました。

仙川」の上流部分にあたります。ここは人工的に整備された用水です。

西武多摩川線新小金井駅近くの南関野(関野新田)とセットの北関野の鎮守「北関野八幡神社」です。

いずれも下小金井村の名主・関勘右衛門によって開発された新田ですが、北関野と南関野は2km以上離れたお互い飛地になっています。

元々は、現在の「小金井公園」の敷地が関野新田(北関野)だったので、「北関野八幡神社」も公園整備により「旧五日市街道」沿いの現在地に移転してきました。

「北関野八幡神社」の社殿。

そして、「小金井公園」の南縁に沿ってさらに西進して行くと、「是政稲荷神社」があります。

ここは、現在の府中市域にあった是政村の飛地だったのです。

「是政稲荷神社」の社殿。

「北関野八幡神社」、「是政稲荷神社」とも「旧五日市街道」即ち「玉川上水」沿いにあります。

「玉川上水」は草深く埋もれていました。この「玉川上水」の桜を見に、田山花袋が家族と四谷から歩いてやって来たという話を思い出しました。

今週末から東京競馬場の競馬が始まりました。私は、早速抽選落ちで現場には行かれなかったのです。

昨日(10月9日(土))の2歳馬重賞「第7回サウジアラビアロイヤルカップ(GIII)」(芝・左・1600m)は、7頭が出走しましたが、着順と人気順とが全く同じという、珍しい結果になりました。優勝は、ディープインパクト産駒「⑥コマンドライン」(牡・2、C.ルメール騎手)。東京のデビュー戦(6月)に続き、2連勝です。これからが楽しみですね。2着はロードカナロア産駒「③ステルナティーア」(牝・2、福永祐一騎手)、3着はキングカメハメハ産駒「①スタニングローズ」(牝・2、戸崎圭太騎手)。3連複は190円(JRA重賞史上最低額タイ)、3連単は670円(JRA重賞史上5位の安さ)だったそうです。

本日の東京競馬場メイン11Rは、「第72回毎日王冠(GII)」(芝・左・1800m)。GIレースの本馬場入場曲「グレート・エクウス・マーチ」、そして「GIファンファーレ」で、先日亡くなった作曲家すぎやまこういちさんの追悼となりました。今年は13頭が出走。

このレースは、今年の「NHKマイルカップ(GI)」を制した本命1番人気の「①シュネルマイスター」(牡・3、C.ルメール騎手)が、レース後半まで後位で足をため、最後の直線の争いの中、メンバー最速の上りで追い上げて、安田記念の覇者、2番人気「⑦ダノンキングリー」(牡・5、川田将雅騎手)をアタマ差でとらえて優勝しました。最後の追い上げは本当に見事でした。3着には、「ルージュバック」の半弟「⑤ポタジェ」(牡・4、吉田隼人騎手)。この馬は、デビュー以来、複勝圏内を外したことがないのですが、その記録が保持されました。

優勝馬には、「天皇賞(秋)(GI)」の優先出走権が与えられます。

阪神競馬場メイン11Rの「京都大賞典(GII)」(芝・右・2200m)は、1番人気「⑨アリストテレス」(牡・4、M.デムーロ騎手)をゴール直前でかわして、ハナ差でレースを制したのが、あの「⑧マカヒキ」(牡・8、藤原康太騎手)<9番人気>でした!3歳時の5年前、「日本ダービー(GI)」優勝を引っ提げてフランス「凱旋門賞(GI)」に挑戦し、その前哨戦「ニエル賞(GII)」を優勝、大いに期待されたものの「凱旋門賞」は14着に沈み、それ以降あまりふるわない成績が続いていました。優勝は、「ニエル賞」以来のことになります。3着には「⑪キセキ」(牡・7、和田竜二騎手)が入りました。

来週の東京は、「第69回アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス(GII)」(芝・左・1800m)です。