オハヨウございます。
PONです。
昨日は「まんが日本昔ばなし」
のような作品が
出来ないものか?
というところで終わりました。
そんな考えを踏まえつつ進みます。




第3章<監督になってまず考えたこと>

まず第一にやったことは

「リタとナントカ」の絵本の感動を

どう映像化するかを考えた。

原作の鉛筆のタッチなど独特の

味わいがあるためにたくさんの人が

関われば関わるほど

今までのやり方では統一が難しい。

そのため「リタとナントカ」では

キャラクターの品質維持が出来れば

1本1本独立したものとして

作家が楽しんで出来るシステムに

近いことが出来るのでは

ないかと思い至った。

同時に個人作家や映像クリエイターと

呼ばれる大学生から作家になっていった

才能をどう商業に結びつけるか

ということをずっと腐心していた。

作品を作っていければ食べられなくても

アーティストとして生きていけるではなく、

ビジネスとして自分の創っていくものが

広がってたくさんの人が関われる

商業アニメーションの道が

ないものだろうかと思案していた。

そこで一人にまとまった制作費が

入れば安いTVアニメの制作費も

配分の不平等はなくなり自分の裁量で

やりくり出来る。

動画枚数の制限も自己管理で

裁量を任せる。

1本の中でメリハリを自由に

コントロールできる。

そんな可能性を探るためにも

今まで商業アニメを

やっていなかったクリエイターに

声をかけることにした。

いいアイディアではあったが、

そう簡単なことではなかった。

問題はキャラクターの品質維持だった。

同時にTVシリーズをやっている

作画監督級の人たちにも1本だしを

して部分ではなくトータル1本の

責任者として発注。

若きクリエイターとベテラン

商業アニメーター(作画監督クラス)

との競演と合いまった。

実にわくわくする趣向だった。

17本、どれをとっても

素晴らしいクリエイター、アニメーターが

参加してくれたのだった。

(スタッフを見ていただければどれだけ

すごい人たちだったかわかると思います。)


(次回続く)
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こんばんはでございます。PONです。


意外と潜在的な読者さんが

いらっしゃって少々恥ずかしいのですが、

ボクが普段から学生に言って

いることですし、

現場からの実証を踏まえて

の体験ですので理解しやすいかと思います。

とはいえ、すべてボクの体験が

ほかの制作で同じかといえば

違うところもあると思います。

ただし周囲の仲間からも同じような

報告はもらっているので

大きくは違っていないと思います。


では今日は2回目です。




第2章<独特な旧態然としたアニメ業界から・・・>

ボクはずっと大学生にアニメーション映像を

教えてきて 卒業後アニメーションが

大好きなのに学生は アニメ業界に

入らない状況をずっと見てきた。

生活できるようになるまでに

時間がかかるし育つ人が

一部の人だから。

ゲームやパチンコなどの映像業界

のほうが給料、福利などがずっと

恵まれているから当然なのだけど。


そんなアニメ業界でも優秀な人材が

入って構造変化が出来ないか考えていた。

ここ20年以上ずっとだ!

同時にアートアニメーションと

商業アニメの壁が

ずっと立ちはだかっているのを

なんとか壊せないものかともがいてきた。

もちろん今まで考える人はいたけど、

実際にそれを実行する人がいなかった。

そんな中、今回「リタとナントカ」、

制作スケジュールがこのままでは

間に合わないという理由と

初めの2本くらいの本編が

本来の絵本の良さも出ていないため、

急遽後半のリリーフ監督として引き受けた。

もう少し細かく言うと、

後半17本は前半9本の監督とは

完全に違う監督として

フランス側に契約改正してもらった。

TVシリーズとしては2人の監督ということだ。

だから前半の「リタとナントカ」と

後半の「リタとナントカ」の世界観の

タッチは違う。後半は極力

絵本のテイストに近づけた。


このような絵本の味を出すような作品は

長編やシリーズをやっているスタッフより

作家的活動をしているものや、

短編に関わっているものの方が

「伝える」ということでは分が

あるように思っている。

ボクは納期の契約は守るから自分が思ったように

やらせてほしいという状況に

持っていく努力はしたが。

もちろん思ったようになどできない中(笑)、

少しでも関わる人たちが納得いくような

結果が出せるように環境を作っていった。

監督のできる権限を

いい作品をつくる前の

モチベーションの高い人選と

やりやすい環境に

焦点を当てることにした。

今回の自分の使命は「質とスケジュール」を

どちらも成立する方法を選んでいる。

東京造形大の学生にはいつも

授業の初日にこのことを

しっかり体験させるような

授業を行っていて

自分でそれをそのまま

実践していくってわけだ。

今までのアニメはカリスマ監督がトップに立ち、

作品に関わるスタッフの力を少しづつ

監督自身ののイメージや想いに

近づけて個性を薄めていく

流れが多かったが、いろいろな個性を

薄めずにとんがったまま メリハリを

つけて楽しんでいけるシリーズなどが

ないかと考えていた。

話数ごとに味の違うテイストが

出来ないものかと考えていた。

そう、自分が昔経験した

「まんが日本昔ばなし」

がまさにそうであった。

それが始まりだった。

まさにさっき5時から

TBSでスペシャルが放送されていた

「まんが日本昔ばなし」です(笑)


(次回に続く)



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http://journal.mycom.co.jp/news/2011/03/09/052/index.html

アニメ「まんが日本昔ばなし」が06年以来約4年半ぶりに

1日限りの復活を果たすことが、明らかになった。

日曜午後5時のMBS・TBSアニメ枠“日5”で4月3日に

「一寸法師」や「一休さん」が放送予定で、

MBSは「以前から放送の要望があった。

春休みでもあるし、ぜひ小さいお子さんや

家族で見ていただきたい」と話している。


ということなのだが、春の番組編成の事情か

地震のための変更なのか

今日4月10日に5時からTBS

で放送されるようだ。

久しぶりに心癒されませんか?

第一期のものらしいのでボクのやったものは

放送されません。
ちょっとタイトな仕事の最中です。

現在動きながらいろいろ企画を

進めているところです。

今年は早稲田大学のほうも専任から

非常勤になり大きくコマ数も

減りますので自分自身の

方向性も大きく動いていきます。

自分のポジションも

明確にしていく上で

今後の生きる方向を見ていきます。

現在アニメ業界に感じているところ

などを少しまとめようと思う。



第1章<業界の現状認識>

まず、昨年から大きく変わってきたことで

言うとTVアニメのコンテンツに

制作費がほとんど下りなくなってきている状況。

今まではTV局からの制作費が低すぎて

末端までギャラ少ししか回ってこなかった。

最近はTV局も厳しく、放送するから

制作費は自分たちでスポンサーを

みつけてこい、などなど。

世界の多くの国でアニメーターは

裕福な生活を手に入れている

(最近どの国も、とはいえ無くなりつつあるが)

のとは対照的に日本のアニメ-ターが

貧乏なのはなぜ?

アニメーションの大学教育

もうまくいっているとは

言いがたい。食っていけない

クリエイターもどんどん生産されている。


そんな中、昨年は

何十年かぶりにTVアニメ業界の只中に

入って「リタとナントカ」という

作品の監督を任された。

なぜ受けようと思ったか?

ボク自身はCMや短編、VPものを

中心にやってきたが

今回は珍しくTVシリーズに

関わった。

そのときに現場で感じたことを

少しまとめることで自分の

方向を整理したいと思う。

(長くなるので続きは明日)




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昨年の『Organic』がまた海外で上映されると文化庁から
お知らせがあった。
時間が逢ったら見てください。
見にはいけないけどね(笑)



http://www.youtube.com/watch?v=IaWhTJhvqlk&feature=share

さて、作品『Organic』につきまして、
今回、新たに海外フェスティバルでの上映が決まりましたのでお伝えいたします。

【海外】
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JAFF-Film Festival of Japanese animation
http://www.animefest.eu/JAFF5/

開催地 :エストニア・タリン
開催日:2011年4月15日-24日
概要:2007年に発足した日本のアニメーションをエストニアの観客に紹介する
フェスティバル
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EMAF-ヨーロッパメディアアートフェスティバル
http://www.emaf.de/

開催地:ドイツ・オスナブリュック
開催日:2011年4月27日-5月1日
概要:1988年から開催されているヨーロッパで最初のメディアアート・フェス
ティバル。

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WRO国際メディアアートビエンナーレ
http://wro2011.wrocenter.pl/site/en

開催地:ポーランド・ヴロツワフ
開催日:2011年5月10日~15日
概要:ヨーロッパのメディアアートフェスティバルの中でも長い実績と評価を得
ている2年毎に開催されているフェスティバル
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以上、3件となります。