こんばんはでございます。PONです。


意外と潜在的な読者さんが

いらっしゃって少々恥ずかしいのですが、

ボクが普段から学生に言って

いることですし、

現場からの実証を踏まえて

の体験ですので理解しやすいかと思います。

とはいえ、すべてボクの体験が

ほかの制作で同じかといえば

違うところもあると思います。

ただし周囲の仲間からも同じような

報告はもらっているので

大きくは違っていないと思います。


では今日は2回目です。




第2章<独特な旧態然としたアニメ業界から・・・>

ボクはずっと大学生にアニメーション映像を

教えてきて 卒業後アニメーションが

大好きなのに学生は アニメ業界に

入らない状況をずっと見てきた。

生活できるようになるまでに

時間がかかるし育つ人が

一部の人だから。

ゲームやパチンコなどの映像業界

のほうが給料、福利などがずっと

恵まれているから当然なのだけど。


そんなアニメ業界でも優秀な人材が

入って構造変化が出来ないか考えていた。

ここ20年以上ずっとだ!

同時にアートアニメーションと

商業アニメの壁が

ずっと立ちはだかっているのを

なんとか壊せないものかともがいてきた。

もちろん今まで考える人はいたけど、

実際にそれを実行する人がいなかった。

そんな中、今回「リタとナントカ」、

制作スケジュールがこのままでは

間に合わないという理由と

初めの2本くらいの本編が

本来の絵本の良さも出ていないため、

急遽後半のリリーフ監督として引き受けた。

もう少し細かく言うと、

後半17本は前半9本の監督とは

完全に違う監督として

フランス側に契約改正してもらった。

TVシリーズとしては2人の監督ということだ。

だから前半の「リタとナントカ」と

後半の「リタとナントカ」の世界観の

タッチは違う。後半は極力

絵本のテイストに近づけた。


このような絵本の味を出すような作品は

長編やシリーズをやっているスタッフより

作家的活動をしているものや、

短編に関わっているものの方が

「伝える」ということでは分が

あるように思っている。

ボクは納期の契約は守るから自分が思ったように

やらせてほしいという状況に

持っていく努力はしたが。

もちろん思ったようになどできない中(笑)、

少しでも関わる人たちが納得いくような

結果が出せるように環境を作っていった。

監督のできる権限を

いい作品をつくる前の

モチベーションの高い人選と

やりやすい環境に

焦点を当てることにした。

今回の自分の使命は「質とスケジュール」を

どちらも成立する方法を選んでいる。

東京造形大の学生にはいつも

授業の初日にこのことを

しっかり体験させるような

授業を行っていて

自分でそれをそのまま

実践していくってわけだ。

今までのアニメはカリスマ監督がトップに立ち、

作品に関わるスタッフの力を少しづつ

監督自身ののイメージや想いに

近づけて個性を薄めていく

流れが多かったが、いろいろな個性を

薄めずにとんがったまま メリハリを

つけて楽しんでいけるシリーズなどが

ないかと考えていた。

話数ごとに味の違うテイストが

出来ないものかと考えていた。

そう、自分が昔経験した

「まんが日本昔ばなし」

がまさにそうであった。

それが始まりだった。

まさにさっき5時から

TBSでスペシャルが放送されていた

「まんが日本昔ばなし」です(笑)


(次回に続く)



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