2023年 3月×日 マチネ
東京国際フォーラム ホールC
3階 B席 5列目 センターブロック
ジキル&ハイド 2023 を見てきました。
まず何より、
主演の石丸幹二さんが素晴らしかった!!
劇場いっぱいに美声を轟かせていました!
そして他にも素晴らしいキャストの方々、歌の数々。
所々に面白い。
3時間があっという間でした。
ワタシの思う見どころは
①たくさんの歌の数々。
登場人物はよく歌う。
舞台に出てきたら歌わずに去ることはない。というくらい、
ジキル、ルーシー、エマ、みなさんよく歌っていました。
②そしてその中に入ってくる名曲の数々!
「時が来た。」「あんな人が」「その目に」「あれは夢」「新たな生活」など
ちょこちょこと入ってくる名曲の数々。
イントロが流れると、来たー!!と思います。
②入れ替わるジキルとハイド!
石丸幹二さんの入れ替わりが絶妙でした!
ジキルの間は誠実で優しい男性。
ハイドになった途端、笑い方も変わって、乱暴な男に変貌。
③そして、ラスト!
「有楽町駅」からすぐ。
都会のど真ん中にこの規模の劇場とはありがたい。
ロビーには次作品のポスターやグッズ売り場有り。
開演45分前はすでにたくさんの人が集まっていました。
座席について。
総座席は1500席ほどだそうです。
今回のジキル&ハイドの公演はオーケストラピットがあり、
1階の1列目は5列でした。
そして帝劇などより1階席の最後列までが短い印象。
2階席の左右の端は前にせり出していて、ほぼ1階とあまり変わらない高さでおすすめです。
今回座ったのは、B席。
3階席のB列の中では最前列。センターブロックでした。
エレベーターやエスカレーターで行くので
どれだけ高いのかとちょっと心配になりましたが
ワタシ的には何も問題有りませんでした。
キャストが豆粒に見える、、と言われましたが、
そんな事はありません。
確かに娼婦みたいな人が立っていると、どれがルーシーかな?
というのはありました。
でも、8倍の双眼鏡でしっかりと表情を見ることが出来ました。
3階席は舞台から距離や高さがあり、双眼鏡がないと顔は見にくいですが、
全体が見えます。
3階席は全て段差があり、傾斜がしっかりあり、見やすいです。
手すりなども気になりませんでした。
また全体的に座席のシートの横幅が広いです。
座席の下にも荷物も置けます。
また、シアターオーブの3階席ほど高さが無いと思いました。
シアターオーブの3階席は声が聞き取れないことが多々ありましたが、
こちらのホールは木が使われているからなのかか、よく聞き取れました。
演者の皆さんのマイクの音がよく届いていました。
音も聞こえるし、双眼鏡で顔も見れるし、問題なしです。
女子トイレの数も多いそうです。
カフェもあります。
ロビーなどでは飲食もできました。
シートクッションの貸し出しもあり。
客層は
平日マチネだったので、大人ばかりでした。
女性の方が多かったですが、男性もいます。
白髪方も何人かいたので、年齢層は若い方から上の方までいらっしゃいました。
キャストの感想です。
今回のキャストは
ジキル&ハイド 石丸幹二さん
ルーシー 笹本玲奈さん
エマ 桜井玲香さん。
でした。
ジキル&ハイド
石丸幹二さん。
やっぱりすごい!!!!
冒頭にも書きましたが、素晴らしかったです。
たくさんの歌を歌います。どの曲も安定の上手さ。
「時が来た。」は有名ですが、たくさんある曲の1つにすぎないのですね。
本当に、たくさんの曲を歌います。
難しい曲も多いですが、音程も外さない。
高音も低音もすべて完璧。
そして例えば、酒場でルーシーに初めて会った時も、彼女をずっと見ている。
表情といい、演技といい、視線の動きといい、客が見てないときも、背中も全幕通してぬかりない。
最初出てきた時、前より若くなったのでは?と思いました。声も壁抜け男を思い出しました。その頃と変わっていないし、顔立ちもいつも美しい。
優しいジキルは石丸幹二さんのイメージそのもの。声もきれい。
豹変したハイドになると笑い方も変えたりと見応えがありました。
どちらも存在感バッチリ。
上手な言葉が見つからない自分が情けないですが、本当にブラボー!でした。
ハリーポッターやりながらの、ジキルとハイド。
超人的です。
どれだけ私生活を犠牲にして、舞台に立っていらっしゃるでのかと思うと
本当に感動をありがとうです。
石丸幹二さんの最後のジキル&ハイドを劇場で見れて良かったです。
カーテンコールは笑顔。投げキッスもあり。
素晴らしかったです。
ルーシー
笹本玲奈さん。
この方は、いつも期待を超えてきますね!
今回のルーシーも、エマや、メリー・ポピンズの笹本さんとは思えないくらい別人でした。
いい意味で、軽々と出来てしまう感じです。
笹本さんのルーシーのいいところは
やりすぎないところ。
だと思います。
セクシーだけど、崩しすぎないところが本当に絶妙。
声の感じも、セリフのところも自然でうまかった。
ソロの歌もたくさんありました。
エマ
桜井玲香さん。
初めて拝見しましたが、エマにピッタリ。
エマのような、大人しく堅実な娘役は、他の演目だと宝塚の出身の方が多いので、
(ジキル&ハイドの歴代エマはそうじゃないですが。)
そういうふうに来るのかなと思いきや、
ぜんぜん違うアプローチで、宝塚の人より今どきの女の子ぽいけど、ちゃんと
落ち着いているし、ジキルを想う、優しくてかわいいエマを好演されていました。
いい意味で「お天気お姉さん」のような、
どこかのオフィスにいそうな、優しいしっかり者の若い先輩みたいな。
うまく言えませんが、とても良かったです。
2幕目の「その目に。」も笹本さんとのメロディに聞き惚れました。
2幕目、ジキルがハイドと入れ替わるようになって、エマが心配して実験室を訪れる場面(「その目に」の前)
うつむき加減で後ろをむくジキルの前で歌う、「あれは夢」は、いつもと同じ笑顔だったけど、昔は良かった。もっと優しい彼に戻って欲しい。と、
もう少しせつなそうに歌っても良かったのでは?
ジョン
石井一孝さん
またお会いしましたネ!
前回は「天使にラブソングを」の汗かきジョニーでした。
今回も、背格好はもちろん同じですが、細い。
ジキル博士を想う優しい親友であり、弁護士であるアターソンにぴったりでした。
この人が裏切るとか言うストーリーじゃなくて良かった。
レミゼのジャベールの川口竜也さんも出ていました。
さて、
いつもの勝手な鑑賞推奨年齢ですが、
中高生くらいからでしょうか。
やや、ルーシーとハイドのくっつく場面がありますが、
いろいろな人が殺されていくので、男子が好みそうです。
それでもまあ中、高校生くらいかなと思います。
小さい子が見てもわからないかなと思います。
小学生には△。もったいないです。
公演後にはトークショーも有りました。
笹本さん、桜井さん、石井さんが登場。
笹本さんは、なぜそんなにセクシーなんですか?と聞かれ
困っていました。
確かに。そんな質問されても困りますよね。
今回ルーシーとエマがダブルキャストになり、女性のキャストが増えて
稽古場が華やかになった。とおっしゃっていました。
桜井さんは
まだまだ緊張しています。でも幸せ。
と言っていました。
石井さんは面白いエピソードをたくさん教えてくれました。
(ピペットは、この作品の時代にはなかったこと、鉄砲で撃つタイミングが難しいこと。)
トークショーでは携帯がなったりと、ちょっと観客のマナーが悪かったです。
この先も満席が続くようですね。
期待は膨らみます。
↑柿澤勇人さんと真彩希帆さんの感想はこちら。
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