BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館 -6ページ目

BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

アメリカのオー・ヘンリー(O. Henry) は、『最後の一葉』などの短編小説などで知られる作家。
長編小説は見たことがない。
小説家の開高健は彼を「原稿用紙にして10枚以上を書いたことがない小説家」
と評していた。
10枚は極端だが、掌編小説や短編小説ばかりを380編ほど書いている。
他の代表作品でいえば、『賢者の贈り物』『よみがえった改心』などが挙げられる。
彼の経歴は、かなり特殊。
まずは、カウボーイに始まり、金鉱探索者、薬局の販売員、
銀行の会計係などをしていたが、その銀行で横領罪に問われ服役することになる。
獄中では、模範囚だったらしく、そこで重宝がられ、薬剤師のような役割となり、
空いた時間で小説を書いていた。
出所後、N.Y に移り住み、新聞記者の傍ら書き溜めた小説を発表することになる。
獄中で「薬剤係」は、中々なれない役割。
模範囚にはさまざまな特権が与えられる。
「信賞必罰」は、アメリカには、これが根強くある社会のようだ。
『賢者の贈り物』表紙は何でゴッホ?

獄中作家と言えば、フランスの作家ジャン・ジュネもその一人。
彼は窃盗、男娼、わいせつ、麻薬密売などを繰り返す、いわば、札付きのワルだった。
彼も獄中で小説を書くことを覚え、その作品がジャン・コクトーの絶賛を受け、
文壇に登場することになる。
獄中は誰にも干渉されることなく、伸び伸びと書ける環境でもあるらしい。

オー・ヘンリーには、心温まる作品も多いが、彼の発想には、かなり奇妙なものもある。
あるとき、ナイヤガラの滝を訪れたオー・ヘンリーは滝の音を聴きながら、
語った言葉は、
「滝がつくり出す音響には、ピアノのもっとも荘重な第5音(Diminished 5th)よりも、
ほぼ、20インチ高い」
この表現、心温まる作家というより、まるでシュルレアリスト。

獄中を経験したこの二人だが、
希望を持って生きれば、認められる日は、必ずやってくる。
そんなことを語っているようでもある。

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<了>

遠い昔のことが、さも自然のように蘇って来ることがある。
つい昨日のようにさえ思えるぐらいに鮮明に。
今日、Nadia というイタリア人講師が思い出されてきた。
ファッショナブルで、いつも奇抜なコスチュームに身を包んでいるといった女性。
38歳と言っていたが、おそらく、それ以上。
永遠の38歳といったところだろうか。
「ワタシニハ、日本名ガ、アルノ。ソレハ『の・ぞ・み』。
"Nadia" ノ意味ハ『希望』。ダカラ『のぞみサン』ナノ」
そんなジョークにも似た事を言っていた。

「希望」ということで思い出すのは、
オバマ大統領の辞任時2017年1月の演説の中に「希望」という言葉が添えられていた。
その演説の部分を抜粋すると、
「皆さんが世界を変えた。だからこそ私は今夜、
この国の将来に対して就任当初よりさらに大きな『希望』を抱きながらステージを去る」
8年の任期を終えて、「希望」という言葉を残して去った。


あれから、トランプ大統領、バイデン大統領、そしてトランプ氏が返り咲いて一年。
あの「希望」はどうなったのだろうかと思う。

皮肉な言葉(箴言)を数多く残しているフランスのラ・ロシュフコーの言葉に、
「『希望』は、頗(すこぶ)るウソつきである。
だけども、我々を楽しい小径(こみち)を経て人生の終わりまで連れて行ってくれる」
とある。
実現しなくても「希望」は希望として光を放っているものらしい。

"Nadia" は、今も、どこかで「ワタシ、『のぞみ』さんナノ」
と言っているのだろうか?

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<了>

ふとしたところでジャニス・イアンが歌う "Love Is Blind" が流れていた。
この曲がヒットしたのは1970年代半ばごろのこと。
メロディと共に、その頃のことが蘇ってきた。
日本では、ドラマの主題歌に使われたりして大ヒット。
当のアメリカでは、彼女のアルバムの中の一曲に過ぎず、ほとんどヒットしていない。
当時は、我が好きな曲で、カラオケのナンバーの一つであったことなどが思い出されてきた。
このタイトルを訳せば「恋は盲目」。
恋というものは、たしかに盲目にさせるところがある。
理性を喪失させたり、人をして何をしているかわからない状態にさせるところがある。


フランスの思想家・ルソーの『告白録』の一節に
「恋と同じく、憎悪も人を盲信させる」という言葉が出てくる。
ルソーも恋多き青春時代を送っている。
恋はいいが、憎悪と並べるのは感心しない。
人を憎み、その思いを募らせていくと理性的な判断が出来なくなるところがある。
ルソーは、そのようなところを語っている。

トランプ氏は、ここ暫くグリーンランドに焦がれる者の如くグリーンランドについて熱く語っている。
かつては、アメリカが統治していたなどと語ったりしている。
ただ、それは昔のこと。
昔は恋人であったかもしれないが、今はデンマークの彼女。
今の彼女を奪おうとするのは、横恋慕というもの。

彼が、そこまで彼女(グリーンランド)を思うのであれば、盲目的に奪う恋ではなく、
遠くの空からそっと気遣う、そんな忍ぶ恋も、乙なものかも知れないと思うのだが...。

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<了>