ブルービートル ブルーレイ&DVDセット (2枚組) [Blu-ray]
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【オススメ対象】
・DCEUが大好き
・実写ヒーロー映画が好き
・DCヒーローが好き
・新しいヒーローものが見たい
この評価を読む前に
映画の嗜好について
を一読してください。
レンタルは劇場での上映時期とはズレてます。
ジャンル・・・SF
1)オススメ・・・7
2)ツボ・・・6
3)脚本・・・7
4)映像美・・・9
5)特殊効果・・・9
6)俳優・・・8
7)監督・・・8
8)音楽・・・7
9)独自性・・・5
10)キャラ・・・7
合計・・・73点
【概要】
上映時間:127分
NETFLIXにて鑑賞。
2023年公開のアメリカ映画。
2024.05.29 NETFLIXにて全世界配信開始。
監督:アンヘル・マヌエル・ソト
脚本:ガレス・ダンネット=アルコセル
出演:ショロ・マリデュエニャ、アドリアナ・バラッザ、ダミアン・アルカザール 他
【トレーラー】
【ストーリー紹介】NETFLIX公式サイトより引用
大学を卒業して故郷へ帰ってきた青年は思いがけず古代遺物から宿主に選ばれ、強力な力を授かる。胸熱くなるスーパーヒーロー映画。
【総評】ネタバレなし
下記の項目でまとめてみた。
1)作品概要
2)新規ヒーローとしては
3)今作の良いところ
4)結局どうなの?
1)作品概要
NETFLIXオリジナルドラマで人気シリーズとなった「コブラ会 シーズン1」で準主役クラスのミゲル役を演じているショロ・マリデュエニャが、なんとDCEUの新規ヒーロー「ブルービートル」役に抜擢。とても好きなドラマからこういう大きなキャスティングに抜擢されるのは非常にうれしい。ちなみにDCEUは「アクアマン/失われた王国」で終了したが、次のDC実写シリーズでもキャスティングは変更せずブルービートルの次回作は継続する予定らしい。まぁどうなるかわからないけど。
DCの初の実写化したヒーローで昆虫系のデザインで、他のDCヒーローにはないコンセプト。日本には昆虫系デザインの仮面ライダーというヒーローものがあるが、デザイン的にはぜんぜん似てない。
今作は日本ではDCEU作品にもかかわらず劇場公開しなかった映画。自分はYouTubeで事前にトレーラーを見ていて、いつ公開されるんだろうって心待ちにしてたら知らぬ間に劇場公開が終わってたって思ってたので、まさか劇場公開がなかった事実に驚いたんだけど、NETFLIX配信を見て、これは劇場公開しなくてよかったかなと思ってしまった。そのことについては2)で触れてみる。
2)新規ヒーローとしては
いろんな意味で新規ヒーロー作品としてつかみとパワーが足りないと思った。特に昨今の供給過多状態のヒーロー実写映画界の状況に対して、新規参入する場合は、かなり強力な「売り」がないと埋もれてしまうが、今作は結果が物語る通り、話題性が不足しており見事に埋もれてしまった。
作品を見ればわかると思われるが、全体的に平均点をちょっとだけ上回るだけの完成度になっており、決して悪い作品ではないと思う。しかしキャラデザイン以外の、例えばストーリー展開やキャラのスキルやキャラ設定など、ほとんどの要素で既視感を払しょくできなかった。常にどこかで見たことある感があって、一度も驚きの展開がなく、悪い意味で王道展開を走り切り、新しいアイディアを出せずに終わったように思った。
今の実写ヒーローものの段階は、王道展開はすでにやり尽くしており、変化球でもかなりいろいろと出ていて、かなりの奇を狙ったなにかを提示できないと簡単に埋もれてしまい、記憶に残らない作品に陥ってしまう。今作は典型的にそこに陥った一作品ではないだろうか。
逆に言えば、初めて見る実写ヒーローものであるならば、非常に面白いのではないか。
映像的には非常によかったと思うが、ストーリー的には王道展開は置いといても、私的な感想としては面白くなかった。なんども眠りかけた。
3)今作の良いところ
一番のストロングポイントは映像。ブルービートルの活躍するシーンは映像的に素晴らしかった。
キャラ設定で、実写ヒーローものではマーベルも含めてかなり珍しい南米系の主人公設定。自分は今作以外では知らない。
良いところはそれくらいかな。ストーリーや音楽やテンポなどは良いとは言えない。
4)結局どうなの?
DCEUを全部見たり、MCUをたくさん見てるようなヘビーユーザーから見れば、既視感だらけのありきたりのヒーローもの。
新規ユーザーから見れば、これぞヒーローものっていう安定感。
新規参入としては時代に恵まれなかったが、初陣のキャラ紹介としては見てもいいかも。
私的には続編ができても劇場ではまず見ない。いくら時間かかっても配信されるまで待つだろう。