ヲタクの生きる道
俺の旬ゲームやイラストなど
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

トレーニング20240702

”コンクリート診断士 記述式攻略記事のその後”

試験日まであと3週間以下になり、さらに売れるようになって、ありがたいことです。

最近は起床してメールを見るのが楽しみです。大抵深夜に売れてるので。


買ってくれた人、全員受かるといいな。







ノーサイド・ゲーム

公式サイト

NETFLIX公式サイト

 

【オススメ対象】

・池井戸潤ワールドが大好きだ

・池井戸潤のドラマはTBSでしょ

・面白い逆転ドラマが見たい

 

この評価を読む前に
映画の嗜好について
を一読してください。

レンタルは劇場での上映時期とはズレてます。

 

ジャンル・・・ヒューマン

 1)オススメ・・・9
 2)ツボ・・・9
 3)脚本・・・10
 4)映像美・・・8
 5)特殊効果・・・8
 6)俳優・・・9
 7)監督・・・8
 8)音楽・・・8

 9)独自性・・・9
10)キャラ・・・9
合計・・・87点

 

【概要】

2019年放送の地上波ドラマ。

全10話。各話46〜68分。

NETFLIX公式サイト

NETFLIXにて配信。

原作:池井戸潤『ノーサイド・ゲーム』

脚本:丑尾健太郎

出演:大泉洋、松たか子、上川隆也、大谷亮平 ほか

 

【イントロダクション】公式サイトより引用

左遷された男は低迷するラグビー部とともに、再起することができるのか!?

その大泉が演じるのは、大手自動車メーカー「トキワ自動車」の中堅サラリーマン・君嶋隼人。君嶋は出世レースの先頭に立ち幹部候補とまで言われていたが、上司が主導する企業買収に異を唱えた結果、左遷人事で府中工場に総務部長として赴任することに。意に染まない異動だが、これもサラリーマンの宿命。やるせない思いで赴任先の工場に赴いたところ、トキワ自動車ラグビーチーム「アストロズ」のゼネラルマネージャーを兼務するよう命じられる。かつては強豪チームだったアストロズだが、いまは成績不振にあえいでいた。こうして知識も経験もない君嶋にチーム再建という重荷が課せられた。低迷するラグビー部と出世の道を絶たれた君嶋の、再起をかけた戦いが始まる。

 

【総評】ネタバレなし

下記の項目でまとめてみた。

1)作品概要

2)高いレベルの構成力

3)ラグビーシーン

4)結局どうなの?

5)演出に一言 ※ネタバレあり

6)結局どうなったの? ※ネタバレあり

 

1)作品概要

池井戸潤原作のテレビドラマ化。日本ではそれほど普及していない競技である社会人ラグビーを題材にしたドラマで、日本で奇跡的に開催されたラグビーのワールドカップ開催直前の放送という絶妙なタイミングもあり、大いに盛り上がったドラマ。自分は放送時には見ておらず、今回のNETFLIX配信で初めて見た。

 

池井戸潤ワールド全開で、大逆転活劇が非常に面白く、また池井戸潤原作の実写ドラマでは数多くの成功実績を積み上げている製作スタッフということで、絶対的な安定感と、絶妙なエピソード配置の構成力が素晴らしい。

 

2)高いレベルの構成力

原作は読んでいないが、地上波ドラマで全10話構成を、本当に卓越した構成力でまとめあげていて、各話の重厚なイベントと見せ場の配置、それでいて前半で貼った伏線の終盤での回収による全10話通しての盛り上がり方など、ストーリーと構成力にはただただ脱帽。

 

面白くてしっかりと筋の通った原作だからこそ、実写連続ドラマでどう生かすかをわかっている感じ。全く外れ無し。

 

3)ラグビーシーン

ラグビーは全然見ないので、ルールもちょっとしか知らない自分だが、このドラマのストロングポイントと思えるのが、ラグビーの試合シーン。玄人目線で見たらどう写るのかわからないけど、自分みたいな素人目線で見ると、非常に迫力があり、ラグビーの象徴であるパス回しやタックルやスクラムのシーンがとても面白かったと思う。

 

それとラグビーという独特のオリジナリティあふれるルールを、全然ルールを知らない主人公君嶋(大泉洋)に説明するシーンを通して、視聴者に自然にわからせる作り方が上手いなと思った。

 

4)結局どうなの?

ハズレのない面白い原作を、卓越した製作スタッフで制作してるので、面白くないわけがない。全方位にオススメできる傑作ドラマ。

 

ちょっとだけ苦言があるが、それは最下段に。

 

 

 

 

 

 

 

5)演出に一言 ※ネタバレあり

高い次元で製作されているからこそ、あえて苦言を言いたい部分がある。

 

何もかも手放しでほめられるかというと、私的には少しだけ文句がある。安定した構成力だからこその弊害でもあるかもしれないが、毎回、だいたい同じような時間帯で、盛り上げるエピソード配置をしているのはいいんだけど、盛り上げる演出方法が毎回同じというのはダメだと思う。

 

正直、まだその演出を新鮮に見れる前半はいいとしても、後半になってくるとだんだんうっとおしくなってきて、まったく同じ演出と同じ音楽なので、感動を強要しているように感じて、せっかく素晴らしいストーリーとエピソード配置なのに、素直に受け入れられなくなってしまう。

特に終盤ではその盛り上げる同じ演出方法が長めの尺になり、伏線を積み上げた感動シーンが押しつけがましくうんざりしてしまった。例えるなら一度美味しいと言った料理をなんどもなんども出されて、もういい加減食べ飽きてるのに、最後には口元に食べろ食べろとグイグイ押し付けられている感覚。強要する感動は感動しないよ。

 

最終話のラストマッチを、感動の一番のピークに持っていきたいなら、演出的にも同じではなく、積み重ねた見せ方を提示してほしいし、カメラワークにもこだわってほしいし、それができる製作スタッフ陣だと思う。音楽も同じ曲だとしても、最初はシンプルな旋律だけで構成し、最終的には同じ曲だけど、重厚な音楽にするとか、いくらでも方法がある。私的には同じ曲はやめてほしい。飽きる。

通り一辺倒な演出は、ほんとにやめてほしい。つまらなくなる。

 

ストーリーは毎回ドラマチックで面白いのに、演出が同じだから予定調和になるのがわからない製作陣とは思えないんだが。

 

勝手な想像だが、製作スタッフはもっとこだわった毎回違う演出がしたいのに、製作陣より上の連中が、そういう演出や方針を強要しているなら、このドラマ中で描いていた、日本蹴球協会の会長と同じことをしていることになる。自分らで作り上げた作品中の悪しき慣習を自分らでやるなよ。

 

6)結局どうなったの? ※ネタバレあり

原作ではしっかりと描かれているかもしれないが、ドラマだけでは結局どうなったのかわからないことがいくつかある。

・買収されることに失敗したカザマ商事はどうなったの?

・カザマ商事買収劇をとん挫させた証人青野のその後は?

 (ラグビー観戦はしてたけど)

・結局トキワ自動車の社長は交代せず継続?

・真の黒幕・脇坂のその後は?

・偽証した森下教授のその後は?

・森下教授の娘の手術は成功したの?

 

 

 

 

 

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>