最近、ここにビリヤードの話題を書いていないが決してやめてしまった訳ではない。やや多忙で機会が減っているだけである。GW前の週末には、同じく玉好きの友人Nと勝負をするために長野県まで出向き、夜を徹して彼の負けず嫌い精神に火を点けてあげたりしている。

しかしこうして練習時間が減っている中、頭記の「全関東サークル対抗戦」というわりと大きな大会に参加することとなった。5月29日日曜日だ。サークル対抗なので、私は「武蔵小山撞球隊」の一員としてこの大会に出ることになる。無様な試合をするわけにはいかない。しばらく仕事はそこそこにしておいて、ビリヤードに勤しむとするか。
 ゴールデンウィークを締めくくる5月8日に、両国国技館で始まった大相撲夏場所の初日を観戦してきた。今年1月の初場所以来2度目の大相撲観戦である。今回は15時頃には席に着き十両の取組みから観戦した。初日にのみ行われるイベント、「理事長挨拶(北の湖理事長)」、「優勝杯・優勝旗返還(横綱朝青龍)」も見ることができた。前回と同じく座ったのは椅子席Cで2階の一番後ろなのだが、やはりそれでも十分に楽しかった。土俵はちゃんと見えるし、力士達が立会いでぶつかるときの音や声は生で聞こえる。

sumo_175_1s.jpg幕内力士土俵入り

 今回は日本人大関の取組みに特に注目していたのだが、3人とも白星を挙げてくれた。魁皇と栃東は危なげない取り口であったが、カド番の千代大海は前に出る彼らしい相撲ではあったもののやや土俵の上をドタバタし、見ているほうをハラハラさせた。しかしとにかく勝ったので良し。
 横綱朝青龍は言うまでも無く白星である。対戦した愛知県出身で私と同い年の小結琴光喜は、朝青龍の立会いからの素早い出足を食い止めていったんは押し返したかと思ったが、直後に落ち着いていた横綱に突き落とされた。この日の最も会場が沸いた取組みがこれで、短い取組みではあったがこの琴光喜に会場中が一喜一憂した。大半の観客は琴光喜を応援していたように思うが、これだけ観客が沸くのはやはり横綱朝青龍の強さもあってのことだ。
 それにしても空席が目立った。終わり頃には升席の大方は埋まっていたが、椅子席は最後まで半分は空いていた。夏場所の初日に満員御礼が出なかったのは2年ぶりとのこと。今それだけ大相撲の人気が落ちているということだ。若貴ブームの全盛期では、大相撲観戦券と言えば発売当日は行列ができ、椅子席までもが売り切れるほどのプレミアチケットだったらしいが、それも今は昔の話である。
 このことからも、昨今の大相撲人気低迷の原因は歴然としているのだ。圧倒的な強さと、カリスマを兼ね揃えた日本人力士がいない、これに尽きる。唯一の横綱がモンゴル人であり、これまたべらぼうに強い。しかもヒール的ではあるがカリスマも備えている。いちばん最後に「なぜ懸賞を貰うときの手刀を左手で切るんだ!」程度のちっぽけな非難を浴びせ終えたら、いよいよあとは誰もが開き直って朝青龍のこの強さを称賛する事しかできないのが今なのである。何と言おうとも、去年は6場所中5場所を制し、引き続いて現在3場所連続で優勝しているのである。今の幕内で朝青龍に引けをとらない横綱に成長しそうな日本人力士は・・・厳しい。かろうじてカリスマで高見盛が勝っているくらいのものだ。今場所もやはり朝青龍の横綱相撲だけが際立つのだろうか。
 東海道新幹線で名古屋から京都(細かく言えば岐阜羽島から米原)の間を走っているとき右手の窓から見える、「SANYO」と赤くロゴが打たれた船のような形をし黒くて巨大で奇妙な建造物を皆さんはご存知だろうか。見落とすはずも無いほどの大きさなので、通ったことがある人は私が何のことを言っているのかは分かっていただけるだろう。このゴールデンウィーク、私は大垣市在住のちょっと変わった友人Pと共にこの建物に行ってきた。

 三洋電機岐阜事業所内に存在するこの建物は「SolarArk(ソーラーアーク)」という名前の太陽電池発電施設である。中には太陽電池の科学館を併設してあり入場無料、予約不要で誰でも見学することができる。

solarark3s.jpgSolarArk

 まずこの建物が感動的に大きかった。左右が315mで高さは37m、東京タワーを横倒しにしたのに近いサイズ。色が黒いのは全面に張り付いている太陽電池パネルのせいだ。このソーラーアークは「三洋電機のクリーンエナジー社会実現への取り組みのシンボル」で、発電した電力は工場で使用されておりCO2削減に役立っているとのこと。

 併設されている太陽電池科学館では太陽について、太陽電池の仕組み、太陽電池の歴史といったことが我々素人にも楽しみながらよく分かるようにいろいろと展示がしてあった。パンフレットによれば、この施設を通じて環境問題やクリーンエネルギーについて我々により関心を持ってもらうことが目的であるとこのことだ。あいにくの雨だったので人足はまばらだったが家族連れが多く、子供達は楽しそうにいろいろな展示を見たり触ったりしていた。

solarark2s.jpg太陽電池科学館内の様子

solarark1s.jpgアークビューカフェ(併設の小洒落た喫茶店)

 これだけの整った設備を無料で開放している三洋電機にまず脱帽する。自社のイメージアップだけが目的ではなく、環境問題への取組みや地域社会への貢献に力を入れているということが伝わってきた。この工場で働いている社員達は、このソーラーアークの存在や自社のこういった取組みを少なからず誇りに思っているのではないだろうかと感じた。実際このソーラーアークの建造にかかった費用は、同事業所の社員達の出資からまかなわれたらしい。私が社員でも二つ返事で賛同したに違いない。

 もし岐阜県に訪れる機会があればぜひとも足を運んでみてはいかがだろうか。2時間程度で回れるだろう。やはり晴れた日に行くことをオススメする。この日はあいにくの雨であった。
 5月8日から始まる大相撲夏場所の番付が昨日発表された。横綱大関は前回と同じ、そして新入幕4名のうち初入幕は「片山(25歳)」のみとあって、少々目新しさに欠ける内容ではあったが見所はもちろんある。

 まずは今年に入ってからの2場所、つまり3分の1をすでに優勝した横綱朝青龍がやはり今場所も優勝してしまうのか、というところは相変わらず注目であろう。ポイントは日本人大関3人がこの男に勝てるかどうかだ。何しろこの朝青龍は去年の11月場所11日目に当時平幕だった白鵬に負けて以来、平幕力士には34戦負けていないのである。その間、大関の魁皇、栃東がそれぞれ1回ずつ土を付けただけ。圧倒的な強さである。
 同じくモンゴル出身のその白鵬からも目が離せない。先場所同様関脇でこの夏場所を闘う。先場所は序盤に負けが先行し、わずか20歳にして関脇となったこの白鵬にとってそれまで経験したことのないような苦しい場所だったことだろう。それでも土壇場に8勝目を上げきちんと勝ち越すところが彼の只ならぬ強さと大きな未来を感じさせる。今場所はおそらく二桁は勝って優勝争いに名を連ねるに違いない。
 続いて先場所10勝とまずまずだった大関魁皇が今場所はどうなのか、というところ。もし今場所優勝することがあればもちろん7月場所の名古屋で綱取りに挑むことになる。ケガを抱えて33歳になる魁皇にとってはおそらく今年が最後のチャンスとなるのではないだろうか。いっそう応援に力が入る。
 さらには今場所で7回目のカド番を迎える大関千代大海にも注目だ。もし場所中に黒星を八つ重ね大関の座を追われることとなれば本人は一線を退くことを公言している。自ら退路を断ち背水の陣で今場所の勝ち越しに挑むこの大関千代大海龍二も応援せねばならない。私と同じ今年29歳である。

 今場所も見所満載の大相撲から目が離せませんな。
新しい本を読み始めた。新潮文庫の「剣に生き、剣に死す ~時代小説の楽しみ7~」である。先月、同じ新潮文庫の「時代小説の楽しみ」シリーズの第2巻「江戸市井図絵」を読んだことをきっかけに、最近どうもこの時代小説というやつに傾倒している。本屋に行くとついつい手を伸ばしてしまう。

この面白さを書いて説明するのは難しいが、一つは読んでいると自分がその時代を体験しているような気分になれるというところだ。それからこれらに登場する人物が発するオールドファッションなことばのやりとりが何とも言えずよい。江戸っぽいしゃべり口。
では「時代劇」はどうなのか、と言われればやはりそれも好きで面白いと思う。しかしほとんど見ない。なぜならテレビはその時間に画面の前に座っていないと見れないという拘束があるからだ。それが煩わしい。そのためにビデオがあるのだと反論されそうだがそこまでするくらいならもう本でいい。特に文庫本がいい。場所、時間、全く不問で読みたいときに読める。しかもブックオフに行けば1冊わずか105円で済むと来たもんだ。素晴らしい。ブックオフ万歳。

しかし例によって断っておくが、いったいどこが面白いのか全く分からないというあなたが普通の人なのだと思われる。この趣味がやや他人と違う方向を向いていることは自分でも理解している。でもいいと思ってしまうのだから仕方ない。自分の興味には忠実に。しばらく私の中の時代小説ブームは続きそうだ。読んでいる本は随時ここで紹介していく予定なので興味を持たれた方はぜひ。

※ちなみに本を紹介するためのリンクにアマゾンのアフェリエイトシステムを使い始めましたが、これは本の表紙写真とリンク先の説明文を利用することが目的です。この東京ポーリングが、皆さんのアクセスで小銭を稼ごうなどというセコい発想をすることは未来永劫御座いません。TAKA