蚕ノ社も東にあった!? 赤べこと白虎隊の街・会津 〜夏越大祓の前に その3 | かんながら

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旅の記録です

 
からのつづき。
 
書くのを忘れてた、会津。
 
なぜか思い出した。
 
纏向の卑弥呼の宮殿の上にあった、自然農の川口由一さんの畑。
元義叔父。世の中狭い。
狭すぎる。しかも最近島巫女仲間が自然農をはじめた、って言ってアップしてた畑が彼がはじめた「赤目自然農園」だった。
 
川口さんの最初の自然農の畑が、卑弥呼の宮殿の上だった、ってことが、子どものころから漠然と明日香と飛鳥時代だけが好きで、三角縁神獣鏡だけに異常な興味をもって、考古学者になりたいと思っていたわたしには、結構ドラマティックでウキウキしたのであるが、現地を見に行ったら、古墳があった。
 
その横に神社があり、「天照御魂神社」って書いてあった(飛鳥と卑弥呼と自然農 〜その3 卑弥呼が神殿でみてたもの)。
 
で、その時の記事を探そうと思って「天照御魂神社」を検索したら、なぜか出てきたのは、この記事(月の光に誘われて 安曇野から京都へ 〜その2 秦氏の水路を辿ったら)。
木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたま)通称 蚕ノ社。
 
Wikiによると
 
延喜式神名帳における祭神の記載は1座。同帳では「木嶋坐天照御魂神社」と記載されるが、この社名は「木嶋(地名)に鎮座する天照御魂神の社」という意味であるため、本来は「天照御魂神(あまてるみむすびのかみ/あまてるみたまのかみ)」を祀った神社とされる。神名帳では、山城国の木嶋社のほかにも大和国摂津国丹波国播磨国対馬国などに天照御魂神・天照神・天照玉神を祀る祠の存在が見られるが、これらは天照大神(皇祖神)とは別の神格の太陽神と考えられている[3]
 
当時の記事を読んでびっくり。
もしかして、読めなかった扁額は本当に「蚕養神社」なのかも。
 
 
そういえば、会津で帰りのバスに乗る前に、ご案内人の島巫女さんに「どうしても」ここにって言われた。
 
 
まだ鶴ヶ城みてないんだけど笑。
3日もいて。
 
鶴ヶ城に行く時間を、そちらに行くことに変えた、
「何度聞いても覚えられない=すごく重要」な
 
 
蠶養國神社(こがいくにじんじゃ、蚕養国神社)。
 
国がないだけで一緒じゃん?
日本に一つしかないみたいなことを聞いたような。
 

 

 

御祭神は、

 

・保食大神
 (うけもちのおおかみ)
・稚産霊大神
 (わくむすびのおおかみ)
・天照大御神
 (あまてらすおおみかみ)

 
 
天照大御神が一番下(看板では左)なんですけど。
 
っていうことは、邪推するなら、蚕ノ社同様、「天照御魂神」なのかもね。皇祖神とは違うらしきそれ。
 
 
 

 

 

 

梅雨のさなかにこの晴れっぷり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

繭玉奉納されてた。

 

 

大麻でできてる。

 

 

 

宗像さん?

海の女神の何かを感じるところ。

 

 

お社のとなりにおかれていたこれ。

波だし。

間違いなく海。

海は遠いけど、会津は、阿賀野川を通って新潟まではすぐらしいからね。

 

 

 

 

御神紋は会津三ツ葵っていうらしい。

 

由緒に、

 

当神社は保科正之公から社領を拝した際に神紋を會津葵にすることも許されました。

會津葵は、徳川葵に比べ、三つの葉の筋の書き方が異なり、葵紋は「フタバアオイ」という植物の葉が図案化されたものです。葵は、「あうひ」と呼ばれ、古来から「仰日」と太陽(神)に向かう草とされ、地下茎で増えます。

当神社では會津若松市の花を本来の意味を持つフタバアオイにする運動の足がかりとして、峰張桜の足元で大切に育てています。

 

とある。

 

ってことは、今はそうじゃないみたい。

フタバアオイといえば、下賀茂神社。

 

あちらはそのまま葉っぱ2枚。

徳川様は3枚。

 

でも、もともとは「フタバアオイ」。

 

なんの意味なのかは不明。

 

 

 

そういえば、朝、ご案内人の島巫女さんから「この辺では秋になったらおばあちゃんが、蚕のアルバイトに忙しかった」みたいなことを聞いた。

秋にはみんなでお蚕さん(つまり糸取り)をしたらしい。

農閑期のアルバイト的なそれだったとのことである。

 

その場所は、今は日本赤十字社の建物になったといっていた。

 

 

 

会津は白虎隊って「西の守り」。

京都の西の猛霊「松尾大社」のゆるみくじが白虎で、

しかも、蚕養神社っていう蚕ノ社=太秦と、対になりそうな「蚕養国神社」があって、

 

なんか京都とすごくすごく縁があるみたい。

 

明治よりずっと昔から。

 

猪苗代湖は、余呉湖みたいだったし。

 

 

赤べこの会津は東の京都?

不思議な場所だった。

本当に。

 

 

わたしが大好きな三角縁神獣鏡(と、刀)が出たっていう古墳があったり、

三島神社があったり。

あの三島神社は、天頂から神様が降りてきそうな神社だった。

 

とにかく今はわかんないけど、とりあえず記録。

 

 

 

 

 

蚕養国神社のことは、こちらに詳しい。

 

2頭の蚕~会津若松巨木の旅(1)

易しく優しい神社の蚕~会津若松巨木の旅(2)