大阪のゴミ処理場。
できたときは驚いた。
パルナス(通じる人はどのくらいいるんだろう)の世界を作ったのかと。
知らない方のために申し述べると、パルナスは昔あったモスクワの味と謳った洋菓子屋さんである。
きっとイメージしたと思う。わたしたちより上の世代には、パルナスのCMは誰でも知ってて、憧れだったから。
でも、なんでゴミ処理場をこんなに派手にしなければいけないのか、
みんながヒョウ柄を着てると思われてる大阪。
派手だったらいいと思うのはいかがなものかと好きにはなれなかった。
あ、当時は大阪の、ヒョウ柄は苦手なお嬢であった。
でも、日本全国なぜか神社巡りをしてきて思うことがある。
なんだか、人の世の中には神聖とか清いとかと不浄とか穢れがあって、
みんな、きれいなものだけを欲しがるけど、
そもそも、神聖とか清さというのも、穢れというものがなければ存在しないのだから、
おんなじなのに。
穢れを祓うっていうけど、自分の作ったものを祓って海に流して自分は、きれい。
でも海は?
海はだまってきれいにしてくれている。
だから、原発事故の時とかもう無理と思ったけど、今もわたしたちはサカナを食べている。
大阪市のゴミ処理場は、此花区にある。
今は大人気スポットになったUSJがあるところ。
奥宮さんが、香取神宮のあるお宮を、此花さま、って教えてくださって、此花区のあの場所は、女神の島なのかもなってふと思ったのだ。
桜の名所や遊園地、競馬場など、人の集まるところは、かつての刑場だったり、なにか慰霊の必要な場所だったりするみたい。そうやってハレの場所にして場をととのえていたんだなって思う。
東京だったら巣鴨とか、大井町。
最近気になっているのは、
このたびは ぬさもとりあえず たむけやま
もみじのにしき かみのまにまに
菅家(菅原道真)がうたった手向山。
そこには今はないけど、奈良ドリームランドがあったとか。
たむけやまって何があったんだろうか。