飛鳥と卑弥呼と自然農 〜その2 大好きな場所と時代をかんじて | かんながら

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旅の記録です

じゃーん!この人に会いに来た。
 
川口由一さん。耕さない、肥料を与えない、農薬を使わない、自然農実践者。
なによりも自然と人間が共生する農の在り方を模索して実践している。
農だけじゃなくて、生き方そのものがそうなのである。


元・親族(笑)。なんと世の中狭いことか。
元ダンナの推薦により、ビビっときて訪問。
飾られていた花は水仙。
仙人みたいだ。
ほんとうにそんな人だった。
 
初めてあったけど初めての気がしない人。


 

 

 

 

 翌朝、宿のある山に登る。

祝戸(いわいど)荘っていうんだけど、何回言われても口から

「ほふりとそう」って言ってしまう。

その度に嫌な顔される。


すみません、わざとじゃないんです。


 

 天磐船になんか突き立ってるよ。

金毘羅大神って書いてある。


見下ろす先は藤原宮。


 

杉の植林の中に微かに残る島の香り。

 

 

 降りたところには滝があった。

三方から川が合流するところ。

うまく撮れなかったけど、綺麗な滝がある。


なんか、これ、どこかでみたことあるよ。

神武さんゆかりの夢淵。

丹生川上神社中社のそばのそれとそっくりなロケーション。



 



 靡きあはなくにってなんだろう。


 

 

 

 

石舞台古墳にきた。朝日がまっすぐに差し込むのだ。
そして、犬の散歩にきていたボランティアガイドさんを質問攻め。
そしていつも通り警戒されたが、最後にはなかよくなって、今日当番だから遊びに来なよと言われる。行きたいのは山々だが、川口さんの話あるから…。といっても癒しボイスに意識は宇宙に溶け込んでるけど。



 
 

私が朝登った山は、ふぐり山っていうんだ。
でも男性器に対応するなら女性なんだと思うけど、なんでふぐり?


 

調べてびっくり、松ぼっくりもそうなんだって。
しかも、

「橋立の松のふぐりも入り海の波もてぬらす文殊しりかな」〈咄・醒睡笑・五〉

っていう引用が出てきて驚いた。

橋立?天橋立?丹後?
なんか、この流れ、不思議すぎる。



 

二上山みえるんだ、石舞台古墳から。


 

現地でなかよくなった女性に送ってもらうことに。
と言っても行き先どころか、今日帰るかどうかも決めていない。
とりあえずドライブしてご飯食べようと言ってもらい、朝ガイドのおじさんから勧められた飛鳥寺に。
と思ったら、着いた先は飛鳥坐神社。


 
 
 

どうしてもってわけじゃなかったんだよね。
だからそれでオッケーである。


 
 
 
 
 

奥になにかあったけど、日が暮れてはいる空気でなかったのでやめた。

ドライバーの彼女が万一ウチにこられたらと心配してそうだったので、とりあえず桜井泊まりにする。

いずれ行こうポイントがいくつかある。

そして、かつて泊まったとみやま館(美志摩の先祖をたどる旅)に泊まろうと思ったが、

目の前にルートインができて、
大浴場、インターネット付で差額は1700円。

ネットあれば仕事できるしな…と言い訳。
ごめんなさい、おばあちゃま。

ルートインをじゃらんで予約。

そして、一度しか行ってないけど、すでに行きつけの寿司屋となっている浜鮨さん。


相変わらずの人気店。
電話したら、いっぱいですって言われたけど、そこは美志摩。

女の子ふたりなんですけど、ダメですかぁ〜♡

ふたりとも昭和生まれだけれども、それが何?
嘘は言ってない。

そしてカウンターに2席作ってもらう。


 

ここは日本酒のセレクトが素晴らしいのだ。
三輪にきたら酒やろ。
大神神社は酒屋に下がる杉玉がでるところなのである。

ドライバーの彼女は一滴も飲めないというのに都合4合。



あー美味しかった。ごちそうさまでした。
彼女はご主人とふたりでゆっくりくるといっていた。
その方が美味しいよ。
夫婦水いらずで、楽しんでください。