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英語学習者と世界を繋ぐキューピット
Globalish講師の高橋 アキです。
オンラインで大学生から70代まで
幅広い年齢の方に英語を教えたり
日本語-英語の翻訳・通訳を提供しています。
stand fmでラルラジオを配信している
ラルバハドゥールやまもとさんが
という配信をされています。
私はこの配信を聴いて
「私は日本語検定1級に受からないのでは」
と思いました。なぜなら、
日本語ネイティブの私たちが日常で
使わない単語がたくさん問題に出ている
からです。
やまもとさんは、コンビニのオーナーを
されていて、ご自身のコンビニのアルバイトに
外国人留学生を多く雇われています。
その際、留学生の日本語検定の級数を
日本語の流暢さを推し測る指標にしている
そうですが、『日本語検定2級あると安心できる』
とおっしゃっていました。
私はこれを聞いたときに
『英検と同じだな』と思ったのです。
私は英検2級までしか受験をしていません。
なぜなら、英検準1級から英検の問題は
マニアックな試験になってしまうからです。
つまり、様々な分野の非常に専門性の高い単語の
知識を求められるのです。
一般的に「日常会話」ができると学習言語を使って
その言語のネイティブの人とある程度
いろんなシーンで会話ができるようになります。
その上で、学生ならご自身の専攻の分野や
社会人なら勤めている会社の業界や職種の
専門用語の知識が蓄積されるはずです。
日本語ネイティブも、各種シーンで様々な人と
日本語でお話できる日本語知識があるけれど
例えばですが、
お医者さんや医療従事者でなければ
いくら日本語でも医療の専門用語を知らないですよね。
ですが、英検準1級や1級では受験者の専門性に関係なく
いろんな分野の専門用語を覚えなくてはなりません。
もちろん、いろんな分野の専門用語を知っていることは
教養があることに通じるので悪いことではないのですが
言語運用の実用性を考えると常にこうした知識が
会話で求められるわけではないので実用性に欠ける
と思うのです。
私が言語を学習、習得するのは
実用的な言語運用ができるようになるためで
試験に合格するためではないのです。
実用的な言語運用ができるようになると
自分に必要な専門知識は自ずと習得できます。
だから、必要のない専門知識まで学習をする必要性を
どうしても感じることができないのです。
前述のやまもとさんの場合、
バイトさんが日本語検定2級を持っていると
日本人のお客様の接客対応を安心して
任せられるとおっしゃっています。
ですので、そのバイトさんには日本語検定の受験は
もう必要ないのではと感じるのですよね。
私ならば、それよりも、
大学で専攻している学びを深めたり
仕事でつかえる実践的なフレーズの幅を広げたり
に学びの時間を労力を使ったほうが有用じゃないか？
と思うのです。
それに、残念ながら英検に限らず
高い資格試験を持っていても
実用性が伴ってないことは
往々にしてよくあることです。
ですので、資格試験はあくまで指標にとどめるべきで
「英検1級だから、あの人は英語がペラペラだ」
という決めつけは控えておいた方が賢明だ
というのが私の個人的な考えです。
もちろん、人それぞれ資格や言語学習に
求めることは違います。
だから、英検1級を目指したい方は
私のこの意見に惑わされず、ぶれずに
英検1級をぜひ目指してください。
しかし、英語学習に実用性を求める方は
英語テストを受けたい
学習進捗の指標にしたいなら
より実践的な英語運用の能力を判断するTOEICや
実際に英語圏で放送されているニュースを
題材にしたCNN Glentsのような試験を
私はお勧めします。
そして、資格試験はご自身の学習の指標に留め
資格試験への取り組み自体を
ご自身の学習の目的にされないことが賢明です。
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