本日はプレゼント企画だけです。本日でmineoをやめますので、6GBほどのパケットが余っているのです。普段から私のブログをご覧くださっている方でも、たまたま訪れただけの方でも構いませんので、どうぞお使いください。

 

ギフトコードは「XCOF4579」です。

 

先着1名様です。たぶん本日夜までです。何もリスクはありませんから思い立ったらもらっちゃってください。

個人情報の入力も必要ありませんし、当方から追跡などもできませんので、安心してお使いください。

ヤフオクなどでは6GBは600円相当だと思いますが、当方は売るのがめんどくさい。購入してもやりとりがめんどくさい。だからヤフオクには出品しなかったのです。

今回のはギフトコードを打ち込むだけなので楽ですよ~。mineoをお使いの方は是非!!!!!!!!!(ウザ!)

 

「タダほど怖い物はない」と普段は考えている私ですが、今回の話は怖いことなどありません。私が保証します(ウサンクサー)。

 

うさんくさいと思っている方向けに事情を話しますと、本日月末なので、mineoの3GBが無効になってしまいます(ギフトを受け取った方のパケットの使用期限は来月末です)。かと言って、新型コロナ渦中の昨今、わざわざパケットの消費のためだけに出かける気にもなりません。楽天unlimitのおかげでやめるわけですが、そちらがどうせ使いたい放題なので必要なくなってしまったのです。「タダほど市場を荒らすものもなし」です。mineoを嫌いになったわけではありません。

 

余談ですが、前回「3GB、2名様」で掲載致しましたが、どなたも現れませんでした。このブログは想像を超えて人気がないのね...悲しいから誰か取りに来てよ。

楽天モバイルの契約時に、ほぼ無料で手に入るSamsung A7のレビューです。Samsung A7の元々の発売が2018年で、ミドルレンジスマホなので、普通に使えますが過度な期待はできない端末です。

 

追記:楽天モバイル加入に伴い、今月でmineoをやめることに致しました。mineoのパケットが6GBほど余っておりますので、3GBずつ(最大2名様に)プレゼントしようと思います(今月末まで、早期終了ありです)。必要な方はコメントをお寄せください(コメントは私が承認しないと表示されない設定になっておりますので公開はされません)。

 

コメントのやりとりが面倒なので、パケットのギフトコードを公開します。

IQBQ6032

BMXC0864

です。3000MBで7月22日まで、2名様限定の早い者勝ちです。必要な方はお使いください。受け取れなかった場合は、既に受け取った方がいるということですのであきらめてください。

 

ご存じの方は「何を今更」かも知れませんが、Rakuten mobile UN-LIMITプランは、300万名まで通信料1年間無料で、いつやめてもペナルティなしなので、必要なお金はスマホ代と3300円のSIM発行手数料だけです。1年後からは月額2980円です。きちんと使えればけっして高くはない料金だと思いますが、1年後までに果たしてどうなっていることやら。

 

UN-LIMITプランは基本的に、データも電話もSMSも利用料無料です。しかし、国際電話が有料なのと、Rakuten Link(アプリ)から電話を使わないと30秒20円の利用料が掛かりますのでお気を付けください。企業向けの0570電話も有料かも知れませんので、03などの普通の電話番号にRakuten Linkから掛けましょう。

 

初期状態ではRakuten Linkがインストールされていませんので、「my 楽天モバイル」を使って開通したら早急にgoogle playに行ってRakuten Linkをインストールしましょう。

 

このあたりが100万人を突破したものの、ほぼ無料にもかかわらず意外に伸び悩んでいる理由なんだと思います。電子機器が苦手な人やお年寄りなどに「自分でやれ」とはとても言えません

 

「スマホ、イラネ」って方は、UN-LIMITプランだけでも契約可能です(ネットで手続きすれば紹介なしで実質無料、紹介ありで実質-2000円です)。楽天のアプリが正常に動く機種は多くなさそうなので、私はお得な対応機種の同時購入をお勧めしますけどね。

 

以下のセットで約22000ポイントが還元されるはずです。紹介なしだと21300ポイント(実質700円)、紹介ありだと23300ポイント(実質-1300円)だったと思います。以下のコードで楽天ポイントが+2000ポイントになるはずです。私にも何かもらえたはずですがそれでも宜しければ以下の紹介コードをお使いください(残り4名様限定ですので、その把握のためにできるだけお使いになられた場合はコメントを書いてくださいね)。

SHB8RUD8zZsN

 

 

■性能など

 

約159.8 x 約76.8 x 約7.5 (mm)
約168g

 重くはない。そしてかなり薄い。

約6.0インチ / AMOLED / 2,220 × 1,080 ドット FHD+

 有機ELなのできれいです。

 角が丸い長方形です。

 カメラは画面の外です。

Samsung® Exynos™ 7885 / オクタコア 2.2GHz + 1.6GHz

 2018年のミドルレンジです。

 普通にストレスなく使えます。

 ただし重いゲームをやらなければ。

約3,400mAh

 普通です(大きくはない)。

nanoSIM

 1枚だけです。

micro USB Type-B

 今時「microUSB」です。

楽天回線/ドコモ回線/au回線

 楽天とauはそりゃそうだよね。

Android™ 9 Pie

 1世代前ですが支障はありません。

micro SDXC™ (最大 512GB)

 Androidの問題ですがNTFSは使えませんでした。

 フォーマットはexFATを使いましょう。

4GB (RAM) / 64GB (ROM)

 高級機は6GB128GB以上ですが、必要十分です。

背面 約2,400万画素 (広角) + 約500万画素 (ボケ) + 約800万画素 (超広角)

 ミクロはありません。

前面 約2,400万画素 (広角)

 背面と同等なので意外に自撮り向きかも。


ないもの
おサイフケータイ/NFC
フルセグ/ワンセグ
防水/防塵
 「防水」ないのね。


あるもの
生体認証(指紋/顔)

 普通に反応します。使えます。

 

ACアダプタ / Micro USBケーブル / クイックスタートガイド / SIM取り出しツール / OTG対応USB変換アダプタ

 ACアダプタは高速充電タイプでした。他は普通。

 

考えられる用途は、ネットブラウザ、電話、ハイレゾプレーヤー、動画あたりでしょう。それらの用途で使うには十分な性能です。一方、やめた方が良い用途は、最新の重いゲームでしょう。CPUの性能的に、また、電池の容量としても心許ないレベルです。

 

ストレスなく最新のゲームをしたい場合は、Xaomiやoppoあたりなら3万円以上、それ以外なら更にもう少し高価格帯の最新機種をお勧めします(Androidの場合)

 

Umi digi (ヤマダ電機の滅亡したスマホ) を使ってから、中華の二流・三流メーカーをお勧めしたい気分にはなれません。Umi digiが嫌いなわけではありませんし、低コストの努力は認めますし、全く使えないわけではないです。しかし、ソフトの出来が悪いのと、不良が多いのがその理由です(短命でした)。無理して安いスマホを買わなくても、1.5万円程度で使えるスマホは買えます。

 

重いゲーム以外の用途なら(Samsung A7を含む)1.5万円以上のスマホを選ぶのが良いかと思います。国内メーカーだと1.5万円では低スペックなので2万円くらいでしょうかね。

 

■レビュー

 

性能などは上で書きましたし、詳細は上記の楽天モバイルのリンクから見られます。

ここでは、写真などを中心に見ていきます。

こんな段ボール箱で運ばれてきます。「詐欺などを働くとあんたに請求が行くよ、開ける前に確認しろ」というような文言が書いてありましたが、私は詐欺師ではないのできちんと読まないまま開けてしまいました(後で読み返しましたが、どういう詐欺なのかよくわからん)。

あまり美しい包装とは言えません(壊れてなければ構わんけど)。

発送が忙しいんでしょう。

SIMは別送になってしまいましたので同封されていません。

充電中の画面です(常時表示されるわけではありません)。開封直後は55%くらいでした。

カメラが3つ付いているのが見えます。カメラの出っ張りは0.5mm程度で酷くはありません。

上の2枚の写真はXaomiのスマホによる撮影です。ゴールドとブラックです。すぐ上の写真の方が反射の仕方がわかりやすいと思います。ゴールド(なのに銅色に近い)もブラックも平面的な発色ではありません。写真からはわかりませんがよく見ると、スマホを縦向きにしたときの横向きに細かい筋が入っています。それによって複雑な反射を作り出しています。そのシートの上にゴリラガラスが貼られている構造です。ケースは別売りです。付けているケースはとりあえず付けた中国直輸入の5~6インチ用の汎用品です。よく似た汎用シリコンケースはセリアに100円で売っていますがそちらは微妙に画面に被ります。前面も背面も2.5次元加工のガラスなので、落とせばどちらの面に衝撃が行ってもかなりの確率で割れると思います(ゴリラガラスでも縁に衝撃が走れば割れます)。したがって、画面のエッジを護る厚さがあるケースを付けることをお勧めします。

箱です。ブラックとゴールドで箱を変えています。無駄とは言いませんがコストが掛かっています。しつこいですが、本体も箱も、どう見ても「ゴールド」じゃないよね?ピッカピカの10円玉の色に近いです。「カッパー」にしちゃいなよ。

前回の記事で接写が苦手と書きましたが、ピントが合えば充電器の仕様が読める程度には接写も可能です。5V2Aと9V1.67Aのインテリジェンス充電器のようです。対応していない充電器で充電すると「低速モードの注意」が出ますので、専用充電器を使う方が高速みたいです。他の9V対応充電器を持っていないので広く対応しているのかは不明です(してそうな気もしますけど)。

充電器に「Galaxy」のロゴが入っています。汎用品の流用ではないようです。製造元がサムスンでヴェトナム製でした。最近は、ヴェトナムとインドネシアでスマホ製造が盛んだと聞きます(どちらにもサムスンの工場があったはず)。それがこんなところにも現れているんですね。そして、本体が実はまだどこ製なのかわかっていません。説明書にでも書いてあるのだろうか?

この2枚は比較のためにXaomiのカメラで撮影したものです。違うような違わないような。圧縮しまくったこともあってか、あまり違いがわかりませんね。2400万画素と4800万画素や、ミクロレンズの有無の違いがありますが、私の腕ではさほど変わらないかも。

初期画面はこんな感じです(もちろん変更できます)。スクリーンショットでは完全な長方形ですが、実際の有機EL上では四隅のエッジが丸くなっていますので、実際の表示面積は角の部分が欠けています。中央あたりの金属の球が動くのですが、有機ELらしい発色と反応速度がわかるデザインになっていると思います。

Sandisk Ultra 128GB microSDベンチマークです。

 

なぜ急にベンチマークを思い立ったのかというと、第1に今日が経産省5%還元の最終日だからです。amazon、楽天、Yahooショッピングには中小商店が多いので、5%還元をしているお店も結構あります。買うなら今日だろうという話です(6月末までです)。

 

第2に、Rakuten un-limitプランに加入したのでスマホが増えてmicroSDカードが必要になったからです。ほぼ全額ポイントが帰ってくるSamsung A7を同時に注文しました。まあこれが結構わかりにくいのですが、解説サイトは結構出ていますので省略します。そういうわけで、Rakuten un-limitプランと同時購入のSamsung A7の簡易レビューです。

 

■Rakuten un-limitプラン加入の簡易レビュー

 

Rakuten un-limitプランの要点は、1年間通信料金が無料であること、スマホがほぼ無料で手に入ることです。

 

まず、1週間ほど使ってみたRakuten un-limitの感想です。主に使っている場所は名古屋近郊で、地図上では楽天の電波エリアに入っています。しかし、Rakuten mobileアプリでは、「パートナー回線エリア」という表示しか目にしたことがありません(^_^)

 

「パートナー回線エリア」というのはauの通信エリアのことです。楽天からすると他社エリアであり、パケット代が掛かるのでauエリアでは月に5GBまでという制限があります。光ファイバーを引いている方なら5GBで足りるということは十分あり得ます。また、5GBのパケットを使い切ると1Mbpsの低速モードになりますが、低速モードとしては比較的速いので、高画質ではない動画を見るくらいなら普通に使えるでしょう。(au回線が)普通に使えることが確認できたので、mineo(3GBプラン)を1年くらいやめようと思っています。12000円くらい浮きますのでありがとう楽天!ただし、1年後にどうするかはまだわからんよ

 

無料で電話ができるRakuten Linkの電話品質ですが、まあ普通に話せます。IP phoneのような遅延は感じません。Rakuten Link同士で電話すると、高音がシャカシャカいう感じの少々聞き慣れない音質になりますが、聞き取りにくくはありません。ソフトバンクの月額302円電話で話す方が高音がなくて聞き取りにくいです。

 

Rakuten Linkのアプリとしての評価は、微妙ですって言うか使いにくい。改善の余地大です。立ち上げ直後がチャットなので、電話をしようとすると一瞬なんだかわからなくなります。また、SMSが使えますが、初期設定で届いたSMSメッセージが英文でした。多くのお年寄りには色々とわかりにくいアプリだと思います。改善を求む!

 

■同時購入したSamsung A7の簡易的レビュー
 

Rakuten UN-LIMIT加入で、現在、ほぼ無料で手に入るスマホはRakuten miniと、Samsung A7です。ほぼ無料の意味ですが、スマホ本体税込み18700円と開通手数料3300円(税込み)が掛かりますので合計22000円です。楽天モバイルから購入すると21300ポイントが還元されるのだったと思います。実質700円です。誰かの紹介を受けると更に2000ポイントがもらえるらしいです。つまり、実質-1300円です。だから「ほぼ無料」です。

 

多くの方がそう書いているのでおそらく間違ってはいないと思いますが、楽天のやることはよくわかりません。だから、大まかに見て、スマホ代金を含めてだいたい無料で1年使えるということです。多少違っていたとしても間違いなくお得なプランです。いつやめてもペナルティーはありませんからリスクはほとんどありません。スマホが不要な方はSIMだけ3300円で手に入れて3300ポイント(+2000ポイント)を手に入れるという選択もあります。ただし、スマホがauの電波対に対応していないと都市部以外で使えないし、電話機能でのトラブルも聞きます。同時購入できる機種が無難だから、私は公式対応機種のSamsung A7を同時購入しました。

 

以下の紹介番号を使うと2000円分の楽天ポイントがもらえるそうです。その場合はスマホ代を超えるポイント(+1300ポイント)がもらえるはずです。楽天おはこの後出しじゃんけんで5名までしかもらえないらしいのであと4名限定です。(私にも何かもらえるらしいですがそれでも宜しければ)お使いください。もしお使いになられる方はコメントをください。

SHB8RUD8zZsN

 

Rakuten miniは技適でやらかしてニュースになったアレです。「rakuten mini 技適」で検索すると色々出てきます。「そんなの関係ない」って方には、類を見ない3.5インチの超小型なスマホなので、2台目スマホとしてはいいんじゃないかと思います。SIMフリーにも関わらずスマホ決済機能が使えるので、便利で貴重な機種でもあります。マイナンバーカードでの5000円還元にも使えるような気がしますが、手元に来るのが8月とかなので期待しない方が良いでしょう。短所としては、eSIMなので機種変更がめんどくさい(3000円かかる)のと、電池の持ちが悪いことでしょう。画面が小さいので気にならないようですが、解像度がフルHDに満たないこともあります。技適トラブルは楽天がなんとかするでしょうからどうでもいいんですが、その辺の短所が私は気になるので私はSamsung A7の方にしました。

 

一方のSamsung A7は至って普通のスマホです。おサイフケータイやワンセグはありません。

 

1週間くらい使用したレビューとしては、ハイレゾプレーヤーになる、有機ELがきれいくらいでしょうか。性能が悪いと書かれますが、4GB,64GBのメモリーがあり、Exynos7885というSnapdragon636程度の2018年発売のミドルレンジCPU搭載なので、普通に使う分には結構サクサク動きます重いゲームはおそらくストレスが溜まると思います。顔認証はumi digiみたいにでたらめではなく普通に使えました(低価格機でもSamsung製なのでその辺はまともです)。ただし、マスクをしていると通らないので新型コロナ下で外出時に使う場合では使えません。

 

下記のmicroSDカードの写真はSamsung A7での撮影です。きちんと撮影すればもう少しきれいに撮影できると思います。しかし、HuaweiやXaomiあたりの有名中華メーカーの方がカメラ機能は上に見えます。デジカメの代わりになるかといわれると「拘らなければなる」でしょうかね。レンズは3つです。広角、ボケ、超広角です。もう少し上位の機種だと4つ目接写レンズがありますので、接写が苦手のようです。だから、下記の写真はボケ気味です。15cmくらいは離れないとピントが厳しそうです。

 

その他の不満は、通話などの録音機能が見当たらないことです。google playで適当なソフトを見つけてきて手動で録音開始ボタンを押すしかなさそうです。もう一つありました。テザリングはできるはずなのですが、現在のところ、暗号化通信でパソコン(Windows10のレッツノート)と繋がりません。他のスマホとは繋がりますし、暗号化を外せばパソコンとも繋がります。パソコン側が古いのが原因かも知れませんが、今のところ、原因は不明です。

 

私は大きな不満ではありませんが、SIMを2枚入れることはできません。したがってDSDS(Dual SIM, Sual Standby, 1台のスマホで2回線を通話とネットで使い分けること)が使えません。SIMとmicroSDのトレーには3つ目の痕跡がありますが、潰されています。空いているなら使えるようにすればもっと売れると思うのですが、メーカーか楽天に事情があるのでしょう。もう一つは、今更ながらmicroUSB端子であることです。私は磁石式のケーブルを使っているので、USB3.1でもmicroUSBでも便利さが変わりませんからでどうでも良いのですが、古くさく思える方は結構居るでしょう。

 

最後にデザインですが、表も裏もゴリラガラス5なので手触りは良いですし、傷つきにくいでしょう。しかし、滑りますので落とせばかなりの確率で割れるでしょう。手元にはブラックとシルバーがありますが、光の反射で表情を変えるタイプで裏面は美しいと思います。ただ、「ゴールド」は「金色」のはずですが、「新品の10円玉色」にしか見えません。過度に派手ではなく渋い色だからいいんですけど、ゴールドって銅色だったっけ?

 

どうでもいいよもやま話ですが(しゃれのつもりではありません)、江戸時代末期の一朱金は、金が約3割にまで減らされて、もはや金色が維持できず、あげくに金貨なのに錆びたという話があります。その「錆びる金貨」は7割が銀だったので銀色に近かったようですが、金が3割、銅が7割みたいな色でしょうかね?(純銅よりは薄めの銅色?)

 

表面は、最近流行りのしずく型に切り取られた画面ではなく、縁に丸みの付いた長方形です。そういえば有機ELでしずく型の画面を見ない気がするので、液晶ではないからかも知れません(コストカットかもしれんけど)。無理して画面を広げても欠けている部分にはどうせ大した使い道がありませんので、別にこれでいいよって感じです。


■本題のmicroSDベンチマーク

 

海外仕様だからか破壊しないと取り出せないパッケージになっています。

 

 

 

 

パッケージに「80MB/s」と書いてあるのが偽りではなさそうです。

 

ついでに今まで使っていた同じく128GBのmicroSD(Toshiba)です。

ピントが合ってないぞ、Samsung A7。ピントが合えばきれいに撮影できるんですが接写が弱いので、microSDカードのような小さな物の撮影には不向きです。

元々はこんなパッケージだった記憶があります。

現在買うとこちらのToshibaの方が高いのに、明らかに遅いので東芝信者でもない限りはおすすめできませんね。中古なので69%が埋まった状態ですので不利な条件ではあるのですが、何も書き込まれていない状態でも性能差を覆すことはできないでしょう。

 

Read(読み込み)を見ると誤差程度ですが、Write(書き込み)が全然違います。ハイレゾプレーヤーなどのメモリー用途などの1度書き込んだら後は読み込む一方という使い方ならほとんど変わらないと思いますが、写真の連写や4K動画の撮影などを考えるのなら、書き込みの速いSandiskの方が良いでしょう。

 

ほぼ4年前の記事

microSDカードUSBメモリーの速度比較

と比較すると、128GBmicroSDが高速化されているのがわかります。その頃の64GBは、速いメモリーでも読込60MB/s書込,10MB/s程度でした。

 

 

■修理のいきさつ

Panasonic レコーダーDIGA DMR-XP12は2008年製で12年前のモデルです。退役したのは2014年ですが、その理由はDVD-RAMドライブの故障です。

 

直前の記事で、テレビ画面に止まっていた蚊を叩いたら シャープの22型液晶テレビLC-22K30が故障したと書きました。ちなみに蚊には逃げられました。そんな不要な情報はともかく、テレビがないと家族に叱られるので急造テレビを組み上げました。その急造テレビが、フルHDのDELLモニター(U2211HI)+DVDレコーダー(DMR-XP12)の退役コンビです。

 

組んでみると、シャープの22型テレビはTN液晶のようで、デルのVA液晶の方がきれいです。また、(DMR-XP12を含む)一般的なDVDレコーダーはRCA接続(いわゆる赤白ケーブル)なので、イヤホン端子からスピーカーに繋いでいたシャープのテレビよりも明らかに高音質です。なんてこったい、こんなことならはじめから...

 

急造テレビとはいえ、レコーダーを繋ぐと録画したくなります。録画すればDVDに焼きたくなります。6年前の録画番組リストを見るとそれも救い出したくなります。ということで不満が高まっていき、1日で我慢の限界を突破しました( なんて短気な!)。 新型コロナで自宅にいる時間が長いこともあるかもです。

 

DMR-XP12のDVD-RAMドライブがVXY2009であることは既に調べが付いていました。しかし、このドライブはそこそこ高いのです。中古で7000円ほど、新品ですと10000円以上します。そして、純正ドライブしか認識しないことも確認済みです。また、乾式クリーナーでは復活しないことを退役前に既に試しています

 

12年前のレコーダーに1万円を出すくらいなら4KチューナーのBlu-rayレコーダー購入の足しにしますよ。PanasonicのDIGAはBlu-rayレコーダーも含めてこの酷使したドライブ以外は壊れていませんのでDIGAを買うでしょうが。

 

何にしても、コストを掛ける気がしないので、万事休すか...

いや、こうなったら分解しかないっしょ (またか!毎度か!)。

 

■修理方針

おそらくクリーニングしても駄目だろうということから、「レーザーを調整すれば直るんじゃね?」というのが今回の方針です。それは6年前からわかっていたことさ...

 

6年前にやらなかった理由は、面倒だからというのもありますが、レーザー調整のハードルが高いことです(何度かDVDドライブで失敗しています)。更に、DVDやBlu-rayのレーザーは失明レベルの危険なレーザーです。そういうわけで、ドライブの破壊や失明リスクを負いたくない方はくれぐれも分解などなさらぬように

 

■分解と調整の手順

テレビとは違って「高圧部分がありますのでサービスマン以外は分解するな」とは書かれていません。「安全だから好きなように分解しろ」という意図だと一方的に解釈して分解に掛かります(素人による分解が安全だなんて考えているメーカーは存在しません。前述のように危険なレーザーがあり、安全などではありませんのでお間違いなく)。

裏側の銀色のねじ3本と両側各1本の黒いねじの合計5本を外すと上蓋が外れます。HDDは日立のSATA、7200回転250GBです。DVD-RAMはVXY2009です(写真のドライブのやや右側に「VXY2009」のハンコが押されているのが見えます)。アナログ音声出力の手前には金色のコンデンサがありました。購入時に音質がどうのとカタログで読んだ記憶があるので、オーディオ用コンデンサでしょう。

VXY2009を外したところです。フィルムケーブルと普通のケーブルを抜き、3本のねじを外すと外れます。赤色と黄色の英語の注意書きにあるように危険なレーザーへの注意が書かれています(英語且つ専門用語で書かれても知らんがなですが、危険なのでよく読みましょう。私は「危険なレーザーらしい」程度しか読んでないけど)。左右3本ずつの6本のねじを外すとドライブの上蓋が外れます。

内部はこんな感じです。この状態でレンズの掃除ができるので、アルコールと綿棒で掃除しておきましょう。上側がトレーが出る本体前面側です。写真右下の黒い部品に白い筒状の部品が付いている部分は外れやすいので注意です。上蓋のレールに合わせて取り付けないとDVDを入れた時にこの部品がとれて円盤を傷つけますし、中でカラカラと飛び回るのでまともに再生できません。要するにそれをやらかして2,3度分解し直したわけです。分解したい変態のみなさんは私の過ちを繰り返さぬように。

トレーも外した状態です。真ん中やや左に見えるのが問題のレーザーです。Blu-rayではないのでレーザー部品は1つだけです。写真上の上下にある「金属棒」は埃まみれだったのでティッシュで拭いてクラリネット用のグリスを差しておきました。おそらく用途として間違っているでしょうが、グリスなしよりはマシなんじゃないかと。まじめな人は金属シャフト用のグリスを差しましょう。

そのレーザーを回転モーター側から見たところです。赤い矢印とその上にプラスねじみたいなものが見えますが、これがレーザー調整のねじです。結果的にわかったことですが、矢印の側(下側)のねじがDVD-RAMのレーザー調整ねじです。上側のねじを調整後にDVD-RWの読み書きができるのは確認しましたが、DVD-RAMは不良のままでした。つまり、上側のねじはDVD-RW用かCD用の調整ねじと推察できます(この推察は違うかも知れません)。

矢印で指している下側のねじをなるべく細い精密ドライバーで7,8度くらい時計回りに回したところ、一旦DVD-RAMを認識するようになりましたが、すぐに駄目になりました。そこで、もう一度10度弱時計回りに回しました(合計15度程度です)。その結果、画面のように書き込みできるようになりました。すっかり忘れていましたが、この機種はDVD-RAM以外はAVCRECが使えなかったのでDVD-RAMを重宝していたのでした。

 

■結果

既に書きましたように、VXY2009は読み書きできるまでに復活しました。2014年以前の完全に壊れる以前の状態には戻りましたが、円盤を認識しないこともあります。その場合は入れ直せば認識するので、HDDの中身が取り出せる程度に騙し騙し使えるレベルといったところでしょう。もっと回せば完全に戻るのかも知れませんが、レーザーの劣化は変わらない事実でしょうし、やり過ぎると焦げるようですので、こんなところでやめておくのが無難かと。

 

(2020年5月22日追記)

私が見てわかる限りは完全に快調な状態になってしまいました。DVDドライブがなじむなんて話は聞きませんしそのようなことはないと思うのですが、どうしてしまったのでしょう?

 

しつこいようですが、DVDレーザーは危険ですので、私は改造ないしは修理を推奨はしません。しかし、12年も前の機械に1万円も出すのもどうかとも思います。出費をしたくなく、自分の労力を使うのは構わないし、リスクを負うのが好きな人ならありかも知れないという程度のことです。少なくともHDD内の録画番組の書き出しが終わるくらいまではDVD-RAMドライブが生きていてくれればめっけもんかなというつもりでしたら試してみる価値はあると私は思います(これは私見です、やるのは自己責任です)。もっと安全で手軽で安い方法としては、オークションでDVDの死んでいない中古の同機を探し、ドライブを移植するのが良策だと思います

 

今回はたまたまうまくいっただけかも知れませんし、いつまで使えるのかも疑問です。過度な期待を抱いて結果について私に文句を言いませんように。また、どうしても分解したい場合は失明リスクも含めてくれぐれも自己責任でお願いします。電源を入れなければレーザーは出ませんので、蓋をしない状態で電源を入れないことだけ気をつけておけば良いのですが。

 

■難易度★★★★☆

所要時間は小一時間です。今回は運が良かっただけでレーザーの調整は難しいと思います。また、初見では組み直すのがそれなりに面倒です。本来私のような素人が手を出す領域ではないように思えますが、どなたもVXY2009のレーザー調整を記事にされていませんでしたので参考までに成功例として記すことにしたのみです。

 

(追記情報:2020/6/2)

VXY2009の互換品についてです。VXY1996は調べた限りでは完全互換のようです。一方、VXY2013は新しいのに安いみたいですが、こちらは互換性の問題ありのようです。AVCRECの記録・再生ができないとか。私の場合は12年前でさえAVCRECが目的でPanasonicを選びましたから、それが不可なら魅力8割減になってしまいます。新品・中古の交換ドライブをお求めの際はよく調べた方が良さそうです。ちなみに調整したVXY2009は10日ほど経ちましたがきわめて好調です。問題が発生したらたぶん追記します。

2015年に購入したシャープの22型液晶テレビLC-22K30が故障しました。理由は至って明確であり、画面に付いていた蚊を叩いたら、その後画面に何も表示されなくなったというものです。画面が映らないだけで他は正常に動いているようです。これで捨てるのはもったいない。分解するしかないっしょ。

 

 

amazonではこんな感じの2万円弱で相変わらず販売されていますがお勧め致しません。なぜなら、実質価格は2015年当時より若干安い程度であって基本的に新製品の方が良いからです。一応製品の特徴を述べておきますと、D端子あり、裏録できる、フルHDです。今更購入する理由としてはD端子用途くらいでしょう。裏録はToshibaの2.5インチ外付け2TBで使っておりましたが、問題なく使えておりました。フルHDと言っても、Panasonic レコーダー DIGA DMR-XP12修理 VXY2009のレーザー調整の話で書いておりますように、VA(やIPS)液晶のフルHDのパソコンモニターの方がきれいです。レビューを見ていると「電源が入らなくなった」という症状が複数見られますので、当方の症状と同様かも知れません。だとすると直るかも。

 

高圧部分があり危険なのでサービスマン以外は蓋を開けるな」と書かれています。しかし、サービスマン以外の変態一般人は、高圧部品が大好物です。「捨てるにしても高圧回路はいただかなければ」ということで、パッションが押さえきれません。そういう変態パッションの方は開けてしまうことでしょうが自己責任でお願いします。

 

くれぐれもコンセントは抜いていておきますように。抜いたからといって安全ではないのが高圧回路です。コンデンサに貯まった電気が残っていることがありますので、コンセントを抜いて30分くらいは不用意に電源部には触れない方が安全です。

 

良い子の一般人は、メーカーの言うことを守っておきましょう。メーカーの「警告」を無視すると死ぬかもしれないわけで、「君子危うきに近寄らず」です(説明書の「警告」と「注意」は違うんだからね!)。一方、小人の私めは危うきに近づくことに致します。新型コロナで自宅に居ると、まさに「小人閑居して不善を為す」なのです。

 

以前に2015年に購入したことと、2017年にひかりTVショッピングの延長保証で修理に来てもらったことは書いたかも知れませんが、「修理上がり」はいけませんね。接触不良が起きやすいように思います。「画面の蚊を叩いた」と最初に書きましたが、もちろん思いっきり叩いたわけではありません。「えっこれで壊れるの」って程度のたたき方です。

 

ひかりTVショッピングを含め大手家電店には延長保証がありますが、テレビは3年以内に壊れる確率が5%程度では済んでいないように思えます。経験上、テレビ、録画などで酷使する予定のハードディスク、ポータブル機器だけは長期保証に入っておいた方がお得に思えます(冷蔵庫や電子レンジなどは5%以上の確率では壊れないと思います)。

 

私自身、このテレビが2年程度で壊れたので延長保証を1度利用しているのですが、今回は既に延長保証が切れてから14ヶ月が過ぎていました。分解しても心残りはないかということで分解してみた次第です。

 

■分解手順

裏側です。「←」の書かれているねじを外していきます。ねじの形状が同じではありませんので、ねじの位置がわかるようにしておきましょう。それと、スタンドも外さないと裏蓋が開きません。

外す必要があるねじを全部抜いた状態です。左やや下の小さな正方形の部分は電源コードを外すためのものです。このねじを外してコードを抜くのが正式な分解方法と思われます。抜かないと裏蓋が大きく開きませんし外れません。

写真の映りが暗くて済みません。左側が電源部、右側がデジタル回路でしょう。最近の家電はシンプルなものです。

スピーカーです。低音が出ない「普通」の音のスピーカーですが、容貌も「普通」です。感動もがっかり感もありません。音質はダイソー300円スピーカー(無改造)に圧勝されるレベルです。

 

■修理の顛末

修理と書いたものの特に何もしていません。2つ上の右側の緑色の基板を外してケーブル類が外れていないか確認した後に、試しに電源を繋いでみたら正常状態に戻っていたというだけです。接触不良が原因でした

 

■感想

テレビは映らなければ一般的には捨てられてしまいます。しかし、炊飯器のような熱を扱う家電や、ものすごく古い家電以外の故障では、今回のように大抵はただの接触不良が原因に見えます。端子の差し直しか、悪くても再半田で大半は直ります。無闇に一般人にお勧めはしませんが、確認できる方は簡単な確認で直ることが多々ありますのでチャレンジしてみるのもありだとは思います。ちなみに私は「変態一般人」なだけです。テスターや半田鏝くらいは持っていますし使いますが、高校も大学も電気科には縁がありません。

 

■難易度★★☆☆☆

ねじを外して接続を確認しただけです。所要時間は30分以内でした。

本日夕方6時頃突然「ピピピ」という警報音が鳴り「警報」という表示と「C76」なるエラーを吐いてくれました。調べてみたらうちの機種はダイキン(DAIKIN)のEQ37KDVで2009年11月に発売の機種だそうだ。発売から11年、そろそろ壊れる頃かも知れない。

 

慌てず騒がず検索したら、ダイキンのエコキュートの「C76」の記事が見つかった。

 

ダイキン・エコキュート エラーコードC76が出たけれど・・・

https://nekotomo.at.webry.info/201601/article_8.html

 

うちの機種は液晶表示なので機種は違うのですが、メーカーは同じくダイキンなのでこちらを参考に、エコキュート本体の半透明の窓から見えていたブレーカーを3分間(以上)落としてみたところ、復活しました。ありがたい。

 

ただ、電源を落としたので、「初期学習中」の表示が付いています。初期化されたらしい。使えるならまあいいけど。

EQ37KDVの場合は、本体やや下にありますが、写真がブレーカー部分です。半透明の部分は縦横10cm程度の小窓です。写真の真ん中やや下の白いつまみ付きのねじを回せば半透明の窓が開きます(手で回せます)。小窓を開いてON←→OFFと書いてある横の小さなレバーをOFFの方に倒して3分以上放置し、元に戻せば操作は完了です。

このタイプのリモコンの品番はBRC981B11というらしいですが、3日経過した現在はこんな表示です。相変わらず「初期学習中」の表示が出ていますが、給湯器は普通に動いています。

USB接続のポータブルスピーカー JBL Pebblesを購入しました。カタツムリ型のデザインが以前から気になっているスピーカーでした。後から知ったのですが、以下の記事から2013年の商品だとわかりましたので、今からレビューする意味はあまりないかもしれません。また、以下の記事で十分参照になるので書かれていないことを中心に書きます。

 

参考:AV watch「カタツムリでも音は正統派、JBL「PEBBLES」を聴く」

この記事内の青文字はこちらの記事からの引用です。

 

■概要

カタツムリ型のデザインが特徴のスピーカーです。アルミ製の丸いパーツが左右それぞれの両側に付いており、右内側のみ回転し、ボリュームの役割を果たしています。アルミの素材感はボリューム機能有りも、そうでない部品もほぼ同じであり、実物のデザインを崩すようないい加減さはありません。

 

スピーカーユニットはJBLのロゴの少し上のやや内側に取り付けられていると推察されます。パンチングメタルが外れないので確認できませんが、音の方向からそれはわかります。いわゆるニアフィールドスピーカーとして最適な位置と思われます。その配置の良さのためか、ヴォーカルの定位がとても良く聞こえます。

 

設置は、(縦置き時の)底面と外側にシリコンリングが付いており、横置き・縦置きのどちらも可能です。

 

音質は、素直で心地の良い音質です。ニアフィールドスピーカーとしての完成度は高いと思います。定価の6000円程度の価値は十分にあるでしょう。ただ、薄型ですがそれほど小さくもなく大きくもないので、重低音には限界があります。また、何か音場処理がなされているように聞こえます。その処理が自然なので、あまり違和感はありません。

 

独自のコンピュータ・シミュレーションを駆使したというDSPも採用していると言うが、いわゆる“DSPでいじりまくりました”という不自然さは感じず 

というのを後から読みましたが、やっぱりねという感じです。DSPでいじくっていないスピーカーを大量に持っているので「なんか自然な感じにいじくってるね」というのはわかります。イコライザーによる音域調整と時間軸の調整を行っている音だと思います。ただし、人工的な音になっているわけではありません。これがうまいことできるからJBLブランドなのでしょう。

 

AV WatchにはBOSEのM3との比較がありますが、私も同感です。重低音に近い低音の量感がそちらにはあるが、JBLのPebblesの方は(重低音はないものの)低音が引き締まっています。私はタイトで情報量が多い音の方が好みなので、価格差を無視してもPebblsを選びます。その当たりは好みの問題です。何にしても5cmユニットに100Hz以下の音域を求めてもまともには出ません。

 

置き場所としては、モバイルノートの両側が良いと思います。モバイルノートの音は大抵貧弱ですし、スピーカーユニットが上側内向きなので有ると無いとでは全然違います(Let's noteは貧弱モノラルスピーカーなので論外ですし)。白・黒2色ありますので、白や銀のノートには白が、ブラック系統のノートには黒が合うと思います。

スピーカーの間にあるのは外付け2.5インチハードディスク。手前はLet's note CF-RZ4(CF-RZシリーズは4~8まで筐体は同じで画面は10.1型)。スピーカーの方がカメラに近いので大きめに映っています。

 

縦に置いた時の外側を上にしています。こちら側にはオレンジ色のシリコンリングがあります。写真の映り方ではアルミ部分が左右で全然違うように見えますが、それは光の当たり具合が違うだけです。

縦に置いた時の内側を上にしています。横置きならばこちら向きです。こちら側には右側だけ回転型のボリュームになっています。しつこいですが、アルミ部分は光の当たり具合の違いです。

裏側です。バスレフポートからバスレフ型だとわかります。見えないのでいいんでしょうけど、裏側が一番安っぽく見えます。

 

■AV Watchには書かれていない点・訂正すべき点

上記のAV Watchには以下の表現があります。

試聴にはfoobar2000やWindows Media Playerを使用した。なお、USB DACとしての対応は16bit/48kHzまでとなる。今回の試聴では、Windows 7のノートPCと接続し、CDからリッピングした16bit/44.1kHzのWAV/FLACなどを再生している。 

 

当方もfoobarを中心に試聴したので環境はほぼ同じはずです。「USB DACとしての対応は16bit/48kHzまでとなる」とありますが、「16bit/48kHzのみの対応が正確です。44.1kHzを指定すると音が出ません。さほど気にすることではありませんが、CDは44.1kHzなので、その音質をダイレクトに聞きたい場合は問題になります。24bit/96kHzの音源を聞くと、再生側が24bitではないのでやや荒さを感じますが、スピーカーですのでその差はわずかです。

 

また、AV Watchの記事にはUSB接続しか書かれていませんが、付属の3.5mmステレオプラグを差すとアナログ接続に切り替わります。必要ない場合は(抜かざるを得ませんが)抜いておけば無駄な配線がブラブラしないので、それも工業デザインとして優れている点の一つです。

 

アナログ接続の音質ですが悪くありません。まず、Let's note CF-RZ4のUSB接続(48kHz/16bit)とアナログ(48kHz/24bit)で96kHz/24bit音源を聞き比べてみました(Let's noteは96kHzが出ないので48kHz同士です)。性能的には、Let's noteは24bitなので上ですし、イヤホン程度で聞くにはそれほど音質が悪いとは感じません。しかし、Pebblesでは若干鋭さに欠け、USBの方がスピーカーの性能を引き出しているように聞こえます。

写真の左下に刺さっている白いケーブルがアナログケーブルです。こちらを差すとアナログ入力、抜くとUSBのデジタル入力になります。

 

次に、中華ハイレゾプレーヤーを繋いでみました。こちらは96kHz/24bitそのものです。ノートパソコンとは音の密度が違いました。また、16bitの音の荒さも感じません。どうせPebbles内部のデジタルアンプの解像度になってしまうはずですが、高音質な音源の場合はUSBデジタルよりもアナログの方が良いように聞こえます。16bitぽい荒れた音はPebble内蔵のD/Aコンバーターを用いた時のみ問題なのでしょうか?なお、アナログ接続の場合は、音源としてUSBを接続する必要がありませんが、アナログ入力端子のみだと電源がありませんので、単なる電源としてUSB電源に接続する必要があります。

 

そのアナログ接続については、些細な問題点があります。アナログ音源に対してもPebblesのボリュームは働くのですが、電源としてのみでUSBをパソコンに繋いでいても、アナログ音声と同時にパソコン側のデジタルボリュームも変化します。アナログ接続していてもパソコン上からは認識しているということです。パソコン以外から電源を取れば解決しますので、些細な問題ではあります。

 

アナログの音質がそこそこ良かったため、ニアフィールドの22型あたりのテレビに接続するのも有りかもしれません。最近のテレビはUSB端子を持っているので、録画用ハードディスクでそれを使っていなければテレビに連動した電源になります。Pebblesのボリュームが使えるので手が届く範囲に設置できるのならば一瞬で音量調整ができて便利でしょう。

 

アナログついでで5cmスピーカー採用の手元にある機種との比較すると、「Pebbles>>>ロジクールZ120BW>>ダイソー300円スピーカー」くらいでしょうか。ロジクールZ120BWは名器とはいえ、Pebblesはその1000円台のレベルではありません。300円スピーカーもスピーカーユニットは優れているので、各所でやられているような魔改造すれば、Pebblesに追いつくことはできると思いますが、かのスピーカーはアンプが酷いので、コストに見合うかどうか不明です。魔改造してもPebblesのデザインは造れないでしょうし。

 

■価格

↑amazon価格は7560円(在庫は黒のみ)。定価を超えている時点でどうかと思うし古いので、私の基準では5000円までかなと思う。

↑楽天(エディオン)で5681円。3900円以上なので送料無料。

↑ロジクールZ120BW(1080円)。価格に似合わず良いスピーカーです。Pebblesを購入するならZ120BWの4~5倍の価格までかなといった感じ。

 

以下、特徴のまとめです。

■長所

工業デザインとして優れている。

重さ約1kgの重さや大きさを十分生かした音が出る。

心地よい締まったサウンド。

1万円未満のニアフィールとスピーカーとして非常に秀逸(音量は10人程度の会議室ならギリギリ使えるレベル)。

 

■短所

5cmユニットのスピーカーとしてはやや高い。

ハイレゾ対応がない。

重低音が出ない。

持ち運ぶには若干大きめ・重め。

初期設定の音量が大きすぎるという指摘がある。

月々600円(税抜き)で500-600kbpsが使い放題というServersMan SIM LTEの格安SIMというものがあります。数日前にそれを購入しました。使い放題と言っても色々と制約がありますが、今回はその辺を含めてレビューしていきます。なお、動画や速度計測はないのでこのレビューに過度な期待はなさらぬように。

 

格安SIMの市場はそれなりにあるので、毎年様々な会社が勃興・再編し、様々なプランを提供してくれています。しかし、SIMの多様性はあっても、大本の回線はdocomo、au、softbankのいずれか(もうすぐ楽天もあるかも)なので、回線の出所はどれもさほど変わりません。

 

■サービス概要と費用

初期費用3000円がかかります(税抜きか込みか忘れました)。利用料として毎月600円(税抜き)が掛かります。オプションとしては、050電話(300円)とSMSサービス(143円)、高速パケット追加(1GB 600円)があります。他社と比較すると非常にシンプルです。携帯電話としての通話など一切考えていないサービスです。「2枚目として使ってくれ」感しか感じません。

↑封筒の写真は取り忘れましたが、封筒の中身です。SIMが挟んである2つ折りの説明書とA4の設定の説明書です。

↑SIMです。ここまで何も書かれていないSIMは初めてです。それと、購入時に標準、mini、microのサイズ選択がありましたが、どこを切り取るかによって変わるだけです。選択の意味ないじゃん。そして、SIMサイズ交換3000円というオプションがありましたが、どうせ同じものが送られてくるのでしょう。もしSIMサイズを変えたくなったら、切り取った残りを保存しておいて取り付ければ事足りるのではないかと思います。

 

■500kbpsとは?

言葉の通りの意味では、bit per second(ビット毎秒)なので、1秒間に500kbitsがダウンロードできるという意味です。500kbitsなので、50万bitsです。つまり、50万の0と1のデータが1秒間にやりとりできるという意味です。しかしデータ量では一般的にbitは使わずByteを使います。アルファベット1文字で8bitを使うので、その1文字文を1Byteとして表します。すなわち、8bits=1Byteです。要するに、通信会社としては8倍大きな数に見せかけたいので、一般的ではない大きな数字の単位を用いたいわけです。そこで、Byteに直すと、500kbpsは62.5kBytesが1秒間にダウンロードできることを示します。1秒間に62500文字のデータが受け取り可能ということです。

 

若い方は知らないかもしれませんが、一番一般的だったフロッピーディスクは1.2MBytesでした。そのフロッピーディスク1枚分をダウンロードするのに20秒ほどです。「新聞何年分やらがの約120万文字が1枚の薄い円盤に」などと言われたわけですが、速いのやら遅いのやら。CD1枚ならその600倍くらいですので、12000秒(=200分)は掛かります。つまり0.4倍速CD-ROMくらいです。DVD(1層)なら20時間といったところです。長時間モードで1/10倍速くらいでしょうか。5Gだの8K動画だのが話題になる現在ではどう考えても速くはありません。しかし、CDの1/3程度は出ますので、ハイレゾではない圧縮音源くらいは高音質でも流せる速度です。「500kbpsがきちんと出ていれば」ですが。

 

■500kbpsがなぜ必要か?

「新型コロナで遠隔作業が必要になったので200kbpsではやってられないや」というのが直接的な動機です。過去にmineoを使っていることを書きました。しかし、テザリングを行ってWindows10パソコンでアクセスするとどうしても裏で余計な通信を行います。私は3GBプランなのですが通信制限モードにもかかわらずWindows10に勝手に通信されて、ほんの30分接続しただけで3GB丸ごと消費されてしまったことがありました。するとパケットを消費しない低速モードを使わざるを得ませんが、mineoの低速モードは200kbpsです。これだと、メールで精一杯という速度です。ホームページの表示などが余りにも遅いのでどうしても必要な時以外は使わない状態でした。もうおわかりだと思いますが、500kbpsとの違いは2.5倍です。結果は微妙な差かもしれませんが、されど2.5倍です。ここは体験してみるしかないねってことで購入です。

 

■テザリング速度

パソコン上で私のblogを表示させると7秒くらいでタイトル・本文が完全に表示されます。広告のそこそこ大きい画像も含めて10秒くらいで表示されます。感覚的にはADSL時代のようです。これは途中で止まってしまって表示できないという遅さではありません(mineoの200kbpsではそれが多々あります)。おそらくキャッシュがあったであろうYahooのトップページは3秒と掛からず表示されました。スマホ上ではもっと快適でしょう。数時間使ってみて、「なんだ、そこそこ快適やんか」という一言で片付けられます。ちなみにこの記事もServerManで通信して書いています。200kbpsでは書く気になりませんが、普通に使えています。

 

■スマホ(Android)側の設定

3年くらい前に購入した予備機のスマホZTE Blade V580に差し込んでみました。 ZTE Blade V580(Android 5.1)の場合は、「モバイルネットワーク - アクセスポイント名」で設定するのですが、ServersManなんて事業者名は選択肢にありません。「マイナーだしやっぱりね」というところです。+ボタンの追加設定で、同封されてきた紙に書かれている通りに設定すれば完了です。スマホの項目が見つかれば設定自体は難しくありません。慣れている人なら1分くらいの作業です。

 

パソコンで使いたい場合は「テザリング」という項目を探してチェックを入れて、ネット上から見える機種名とパスワードを設定すればスマホの側は完了です。パソコン側で設定した機種名を探して接続し、パスワードを入力すれば使えます。

 

これは、Androidスマホを使うための一般的な作業とテザリングの作業ですので、このSIMがとりわけ難しいということはありません。

↑このような設定です。

 

■制限

他の方も書いていますが、ServersManのSIMには様々な制限があります。対抗馬と考えられる500kbpsプランのUQモバイルのSIMは1980円します(税込みかどうかはわかりません)。660円で同等のサービスでしたらUQを使う人が居なくなるわけでさすがにそんなことはありません。UQの方は「無制限」の制限が少ないとか昼休みでも速度が落ちにくいなどのメリットがあるわけです。けちな私は安いに越したことはないとServersManにしたわけです。

 

1. 「ダウンロードができない」とは何か?

 「ダウンロードができない」とあちこちにレビューが上がっていますが、何がダウンロードできないのか?それが疑問でしたので多少試してみました。というかすぐに気付きました。googleのアプリのダウンロードや更新が完全に止まってしまいます。その一方、Windows10のパソコン上から画像の保存をしてみましたら普通にできました。PDFファイルのダウンロードなどに制限がないけれども、スマホの更新の多いゲームなどの用途に考えている方には不向きということでしょう。

 

2. 動画はどうか?

 YouTubeにアクセスしようとしましたところ、トップページさえ表示されません。Windows10のパソコン上のYouTubeでは何分経っても読み込み中のマークが回っているだけで真っ白なままです。動画一般が駄目なのか試すためにDailymotionを開いてみたところ普通にトップページが開けました。ニュースでも開いてみるかと試したところ、低画質ですが普通に見えました。興味のないニュースで無駄にパケットを消費しても悪いのですぐにやめましたが、動画が駄目なのではなくサイトによるようです。

 

簡単にしか試していませんが、有名どころのアプリダウンロードサイト(google playとか)や、動画サイト(YouTube)が使えないだけで、ダウンロードや動画視聴が全面的に使えない訳ではないということがわかりました。ServerManのユーザーの多くがネットラジオに利用したり、Dailymotionのような海外動画サイトばかり見るようになったらそちらも止められるかもしれませんが、現状は使えるようです。

 

■試していないこと

パケット制限です。3日間で何GBも使うと制限を掛けられるという話がありますが、それほど使っていないので私にはわかりません。そのうちに酷いことにならないとは限りません。

 

■結論

家や職場に光回線などがあり、そちらでgoogle playのダウンロードできない問題が解決するならば、テザリングも含めて価格の割には快適に使えると思います。出先では動画を見ない・ゲームをやらないという方には十分でしょう(更新に引っかからなければゲームはできそうですが)。もしくは、2回線目のモバイル回線としてパケット節約したい方もありでしょう。ネット回線をこのSIMだけに集約しようとすると何かしらの問題が生じると思います。

 

■余談

余談その1です。上では触れませんでしたが、mineoは低速モードの200kbpsを500kbpsにする有料サービスを最近始めました。月々350円だったと思いますが、2枚持ちしてみて絶妙な価格に思えてきました。mineoがServersManと同等のスピードならば1枚で成立し、且つ、2枚持ちするよりも安いのでそちらの方が良かったかと思わなくはありません。3GBで1250円でそこそこ速い低速モード使い放題というのも結構魅力的です。しかし、ServersManは500-600kbpsと謳っていますが、混雑していない時間帯はどうも600kbpsを大きく超えているように思えます。一方、2月の終わり頃に数日間お試しをやっていたmineoの500kbpsを1日だけ試したのですが、ServersManほどは速くなかった記憶があります。速度が同等かどうか微妙なので、mineoユーザーは他の人の計測結果を見ながら判断するのもありかもしれません。

 

余談その2です。なぜServersMan SIMのレビューが少ないかですが、購入に際してわかりました。アフィリエイトが一切ないのです。そして、販路も自社サイトのみです。紹介プレゼントもありません。すがすがしいほど本業以外にコストを掛けていません。販社のアフィリエイトも含めてアフィリエイトが一切ないので記事を書くモチベーションを持てないブロガーは居るでしょう。また、書いたとして読者に加入してもらっても1円にもなりませんからどうしても厳しめの感想になります(それが公平な立場での本来の評価と言えます)。私はその厳しめの評価を読んで購入したので、「想像よりも使えるじゃん」という印象になりました。2,3日の私の感想は以上ですが、使っているうちに不満が出てきたら追記することに致します。

 

■2020年7月12日追記

ServersMan SIM LTE SIMに特段の不満が有ったわけではないですが、数ヶ月使ってみて1つ不満が増えました。私が悪いのですが、料金が引き落とせない場合、330円の再請求手数料が取られます。つまり、月額660円が990円になってしまいます。ServersManを使う場合は、銀行口座の残高には気をつけましょう。

 

それは些細な問題ですが、ServersManを先月やめました。やめた理由ですが、楽天モバイルがUN-LIMITプランを300万回線まで1年間無料と大盤振る舞いしているからです。通信料無料なのは、まだお金が取れるようなサービスではない、総務省との約束が何かありそうなどの理由が考えられます。とはいえ、楽天の電波網のエリアでなくともau回線が5GB/月まで使えますし、使い切っても1Mbps/sの制限になるだけです。

 

数値上、ServersMan SIM LTE SIMの500-600kbpsよりも速いこともあり、ServersMan SIM LTE SIMの意味がなくなってしまいました(ただし、あくまで数値上であり、楽天の低速モードの方が速いとは限りません)。それで先月一旦やめ、楽天モバイルを1年間無料で使ってみてから再検討することにしました。

 

私が購入したSamsung A7とのセットは、税込みでスマホ代、SIM発行手数料など全て含んで22000円でした。ウェブで開通手続きをすると、楽天ポイントが21300ポイントが返ってきます。下に示したセットです。15000ポイントと書いてありますが、開通時までに更に3300+3000ポイントが確定するはずです(もらえるのは2ヶ月後くらいです)。

 

ServersMan SIM LTE SIMには悪いですが、SIM発行手数料 3300円、月額660円と比較すると、現在の新規の選択としては、楽天モバイルUN-LIMITプランの方が有利と判断せざるを得ません。ServersManのためにdocomoのMVNO SIMが使える端末を用意した上でも乗り換えたくらいですから。

 

ちなみに、楽天の現在の状況は、楽天エリア外はau回線で繋がります。ですから、楽天UN-LIMITで自前の端末を使われる場合は楽天の電波帯はもちろん、auの電波帯にも対応していないと悲惨なことになります(トラブルが多いようなので、楽天対応機種をお持ちでない場合に自前の端末の流用はお勧めしません)。

Samsung A7レビュー

https://ameblo.jp/pointbankinfo/entry-12609355218.html

の方に、紹介コードがあります。追加で2000ポイントがもらえます。「誰も紹介してもらえる人がいない」という方は、私にも何かもらえるはずですが、それでも宜しければお使いください。

昨年、一部で大人気だったHi-resマーク付きのイヤホン NAGAOKA P908(P908IBP908PPK)のレビューです。数ヶ月前に秋葉で1100円ほどで売られていたらしいですが、売り切れの店が多いので探している人は探しているとか。amazonでは微妙にプレミア価格です。

 

 

NAGAOKA ( ナガオカ ) / P908IB ハイレゾ対応イヤホン インディゴブルー

↑サウンドハウスさんで890円(外税、90ポイント還元)です。色によって価格やポイントが結構違います。実物はもっと薄い色に見えます。

 

<仕様>
■ハイレゾ対応イヤホン
■ドライバー:10mm
■インピーダンス:16Ω
■再生周波数帯:5~80,000Hz
■感度:80dB
■ケーブル長:120cm
■付属品:イヤーチップ(S/M/L)
 
仕様はこんな感じです。勝手に赤字にしていますが、80000Hzが目を引きます。Hi-res規格は可聴帯域の2倍の40000Hz以上ですのでHi-res規格をオーバースペックで満たしています。こんなイヤホンが1000円で買えるわけです。よく見ると80dBの感度が悪い意味で目に付きますが、果たしてどうなんでしょう。

 

ナガオカ(NAGAOKA)は年配のオーディオファンはご存じのレコード針で有名な会社です。私も一応オーディオタクなので、ナガオカは知っていましたし、レコードプレーヤーは実家にあります。しかし、レコードにぜんぜん力が入っていないのでYAMAHAのプレーヤーとMCカートリッジが3本あるだけです。ですからナガオカとの接点はこのイヤホンまで全くなかったわけです。

 

ナガオカはCDに始まるデジタル時代をどうにか生き延びて、ハイレゾオーディオに手を出したのでしょう。レコードもCD以前からハイレゾですのである意味共通点はあるようにも思えますが、実績がないので低価格イヤホンに参入したのでしょうか。品質管理をきちんと行って、もう少し高価格帯を狙えば良いとも思いますが。

 

■レビュー

はじめに経緯を述べておくと、先に908PPKを手に入れていたのですが、その音質に納得がいかなかったので、908IBを入手したのです。どうでもいいですがパステルピンクでPPKインディゴブルーIBという安易だがわかりやすい製品名です。

 

普段なら低音がほぼでないシャカシャカのイヤホンを2台も手に入れようとは思いません。amazonレビューで色によって音が違いすぎるというレビューがありましたので、気になって「馬鹿を見るかも」と思いつつ別色に手を出したというわけです。

↑こちらのamazonレビューの一番上のレビューの追記が参考元です。

 

インディゴブルーが「かなり重厚で深い低域、中域が前に出て突き抜ける高音も乗り素晴らしい音質」とあり、酷いものだと「聴くにたえない」とまで書かれています。

 

上にも書きましたように、908PPKは低音が全くないわけではないですが、ほぼないので、「低音のないハイレゾイヤホン」でした。その一言で十分でしょう。10時間くらいエージングしてその状態ですからたぶんもう変わらないでしょう。聴きたくない音質とまでは酷くありませんが、相当用途が限られます。低音をカットしたい議事録の書き起こしには良いかもしれません。高音がくっきり聞こえますし、低音がカットされるので聞き取りやすそうです(そんなイヤホンは求めていないって?)。

 

一方、908IBは低音少なめのハイレゾイヤホンです。ハイレゾ独特の超高音が感じられます(「聞こえる」かどうかは知りません)。全体的に反応の良い音なので、低音は量自体が少なめで量感もありません。従ってドンシャリが好きな人には不向きです。どちらかというとハイ上がりの音です。

 

エージングを908PPK程行っていないにもかかわらず既に低音は908IBの方が出ており、やはり別物のレベルで音質が異なります。やや癖の強いイヤホンではありますが、908IBは音楽一般でとりあえず使える音でした。

 

また、上記のレビューに以下の文言がありますが、

>個人的には他社の2000円クラスの上級機種
>【final E1000】【エレコム EHP-CS200A】等より良機ではないかと思います。

エレコムの方は所持していないのでわかりません。

「final E1000よりも良機」というのは同意できます(「当たれば」ですが)。

 

なお、音圧80dBが多少気になっていましたが、スマホの同音量設定では私の愛器の300Ωの中華製オープンエアーイヤホンよりもかなり音が大きいので、音圧の数値上の低さはあまり気にしなくて良いかと思います

 

色による違いの考察

後ほど写真を掲載しますが、意外にこだわりのある商品で、中間部分のアルミ金具からイヤホンジャックまで色が統一されていますし、色によってイヤーピースまで違っています。もしかすると各色で金型まで違うのかもしれません。逆に言えば、振動板の癖は同じ傾向に聞こえるのに、アルミの削りだしやイヤーピースが異なるため、たまたま振動板と相性の悪い色に当たると低音がなくなるなどのばらつきの原因になってしまっているのかもしれません。「色の違いによる差」以外にも、上のamazonレビューにありますように、「品質のばらつき」を押さえ込めなかったという点も大きいかもしれません。どちらの理由にしても、中国製ですから、企画を立てて投げた後の管理が悪かったということではないかと思います。

 

当たれば、1000円で高音質ハイレゾイヤホンが手に入りますから、「くじ引き」がお好きな方は是非どうぞ。

 

ちなみに、サウンドハウスさんでは価格とポイントの「オッズ」が各色で異なります。

P908RD(レッド) 1150円、120P還元 (一番価格が高ければ高音質なのだろうか...)

P908SV(シルバー) 920円、100P還元

P908SG(スペースグレー) 920円、100P還元

○P908IB(インディゴブルー) 890円、90P還元

P908RP(ローズピンク) 890円、90P還元

P908GD(ゴールド) 890円、90P還元

P908BL(ブルー) 890円、90P還元

P908PG(パステルグリーン) 890円、90P還元

○P908PPK(パステルピンク) 890円、270P還元 (最安だが...)

となっています(全部税抜き)。「○」が今回のレビューにある手持ちの品です。

 

私はamazonレビューを参考に「当たり」やすそうな色を買うべきだと思いますが、果たして如何に?

 

なお、サウンドハウスさんは、税込み1000円以上で送料無料です。税抜き920円以上の色なら単品でも1000円を超えますが、安い色だと21円足りないので、同時に「激安アルカリ乾電池」を買うと良いでしょう。単3、単4は10本で138円という100均もびっくりの価格です。アルカリ9Vが91円、単1 4本150円、単2 4本80円(ただし単1単2は消費推奨期限切れ)などおかしな価格の電池が並んでいます。普通に容量があるアルカリ電池みたいなので、単3か単4のよく使う方でも購入すると1000円を超えてよろしいかと。

約20年ぶりにクラリネットを再開しました。読まれる方は「本当に下手の横好きなやつやなあ」と思われるでしょうがその通りです。今回の記事は最近のクラリネット市場がどうなのかっていうマイナーな話です。

 

約20年前、何をしていたかというと学生オーケストラ(以下オケ)でクラリネットを吹いていたのです。当時はオーケストラの備品もなく、オークションもあまりなく、樹脂リードもありませんでした。新品のクラリネットを買う金などなかったので、先輩のクランポンを借りていたのでした。25万円くらいと言われたのでE13かそれにあたる前機種だったのでしょう。当時は1ドル90円とかで日本の国力がまだ高かった時代ですのでE13が25万円で買えたことでしょう。それをタダで貸してくれるとは太っ腹な方です。それをメンテナンスにも出さないで返した私は失礼なやつです。何も知らなかった若気の至りです。

 

購入に至るストーリー

東京と京都に行った後の今年の1月になにやら怪しい病気にかかり、38度台の高熱にうなされて何を思ったのか「クラリネットをやろう」とネット徘徊をしていました(「ネット」違い)。それで高熱の中調べまくって購入したのが、Zeff ZCL-30でした。「中国製の安楽器は使えない」が昔もちょっと前も言われていましたが、一方で「だいぶ良くなったらしい」とも聞き、半信半疑ではあったものの、気づいた時にはポチってました。熱の後押しあってのことです。

 

日本でクラリネットと言うと、現在ではYAMAHAかクランポンの実質2択ですが、YAMAHAのABS樹脂管のYCL-255でも5万円はするのでとても買えませんし、どうせ自己満足で吹くだけなので、音色の統一性などを気にする必要がなく、メーカーを気にする必要もありません(別にヤマハやクランポンに悪印象はないのですけどね)。

 

この20年の変化というと、1つは新興メーカーの楽器の質が良くなったらしいこと、もう1つは樹脂リードが使い物になったらしいことです。前者は上に書いた通りで質が良くなって使えるらしいということです。後者の樹脂リードは20年前にもあったかもしれませんが、使っている人を見たことさえありませんでした。この2つによって、購入費用とランニング費用の低減が見えてきたということです。あくまで使えればという話ですが、安い楽器と樹脂リードを使った結論から言いますと「少なくとも初心者なら十分使える」ということです。

 

NUVOなどのいわゆるプラスチック楽器も考えましたが、基となっている楽器と運指が違っていたり、その他の互換性がなかったりで後々面倒そうなのでやめました(値段、変わらんし)。海辺の潮風に吹かれながらと直射日光の下で演奏するならありでしょう。塩にも温度変化にも強いですから。

 

■Zeff ZCL-30レビュー

 


↑購入したのはこちらです。楽天のワタナベ楽器で13000円台でした。久しぶりに楽天で買い物する人に1000円 OFFクーポンをくれたのでamazonよりも安かったのです。写真の通り、グリスとメーカー不詳のリード1枚、スワブ、そしてなかなか機能的で軽量なバッグ付きです。後述しますが、マウスピースとリガチャーは酷いので同時に購入しておくことを推奨します(ワタナベ楽器さんはYAMAHAのマウスピースとリガチャーが最低水準の価格で買えますが送料無料のハードルが結構高いので同時がお勧めです)。

 

↑amazonだとこちらです(13485円)。スワブ(管内の水分を拭き取るための布)の形状が違いますが、私の手元のスワブは白い方でした。

 

Zeff ZCL-30本体の材質の長い説明

 (材質の四方山話ですので飛ばしていただいて構いません)

Zeff ZCL-30本体はベークライト樹脂製です。別名フェノール樹脂です。化学の世界では後者が一般的なので以下そちらを使います。これは、石炭からプラスチックを造っていた時代から製造されているプラスチックの一種です。

 

クラリネットは150年ほど前からグラナディラというマメ科の水に沈むほど重くて堅い木で造られている楽器です(クラリネットが発明されたバロック時代にはツゲの木だったそうですが、こちらも印鑑に使うくらい堅い木です)。その間にキーが付いたり増えたりピッチが上がったり、色々と改良(?)改造(?)されてきたわけです。

 

更に時代は下って、世界中の学校でブラスバンドが普及し、それに伴いクラリネットも低価格な需要が増えて行きました。そして、グラナディラでは安くならないし、貴重な木材資源がもったいないので合成素材で造ってしまおうという発想が出てきました。ヤマハの管楽器のルーツである日管(Nikkan)が、半世紀くらい前にはエボナイトとという硬質ゴムで造ったりしていました。

 

エボナイトは比重が水よりも重く、グラナディラに近いのできちんと整備されていれば音は良いらしいです。エボナイト(ebonite)という名前自体が「黒檀(ebony)みたいなもの」という意味なので、もともと堅い木材の代用品なのです。硫化ゴムの一種です。それに含まれる硫黄が銀を黒くさせるので、エボナイト製でキーが銀メッキのクラリネットは見たことがありません。

 

エボナイトと言うと、バンドレン、セルマー、YAMAHAの高級品といった1万円近辺のマウスピースに現在も使われています。それらのマウスピースが高い理由は、仕上げに職人の手作業が必要だからです。手作業が含まれると、品質のばらつきと高い労働コストの問題が避けられません。そうしてエボナイトは工業製品では使われなくなっていき、マウスピースを含む趣味の世界だけになりました。

 

その問題を解決するには、高度な技術で人の手を介さないか、基本的に金型だけで製造できるプラスチックに変更するかです。高度な技術は高価なので、品質の安定問題は解決しますが結局高くなります(RICOのレゼルヴ ラバーがそうで結局1万円します)。つまり、安く造るには後者のプラスチックの採用が解決方法です。ということで、YAMAHAのほとんどのクラリネットに付属しているマウスピースである4Cはフェノール樹脂製です。ABS樹脂ではないのは、フェノール樹脂の方が若干柔らかいので成形の後工程で何らかの加工をしているからではないかと推察します。

 

ここまで読んでおわかりかと思いますが、グラナディラよりも硬質ゴム、硬質ゴムよりもプラスチックの方が品質が安定して安価に製造できるわけです。そういう理由で小中学生などのクラリネットを始める人用(スポーツ応援用とも言う)は、現在ではABS樹脂が一般的です。例えば、前述のYAMAHA YCL-255がそうです。

 

ABS樹脂は野球のヘルメットなどに用いられる堅くて丈夫な樹脂です。また温度変化にも強いので、直射日光でよく割れる木製と異なり屋外での使用も可能です。ただし、生演奏はおろかYoutube動画などでさえ、うまい演奏者の音なら比較すれば一瞬でわかるレベルの違いがあります。おそらく重量(比重)の違いが最大の原因でしょう。逆にABS管は軽いので、小学生のような筋力が発達していないお子様にはメリットになります。

 

めざとい方は気づくでしょうが、「Zeff ZCL-30はABS樹脂じゃないじゃん、フェノール樹脂じゃん」って話になります。なぜか? これまたコストの問題です。プラスチックのコストがどれも一緒なら、丈夫で割れにくいプラスチックであるABS樹脂がもっと身の回りにあるはずです。しかし、身の回りのプラスチックは、レジ袋やストローが昨今問題になっているようにポリエチレンや、ポリプロピレンだらけです。プラスチックにも種類によって価格の違いがあるのです。

 

クラリネットにどれくらいの量のプラスチックが必要かと考えると、グラナディラ管で800g程度なので、プラ管でも500g程度の樹脂が必要でしょう。そうなると価格が気になるわけです。10円、20円の違いでしょうが、工場で使う量ともなれば気になるコストです。そこでABS樹脂よりも安くてそこそこ重くて丈夫なプラスチックはないか? そうフェノール樹脂です。

 

「フェノール樹脂」ってなんだ?と思われるかもしれませんが、一番身近にあるのはおそらく、「電子レンジにかけられません」と書かれている一般的なお椀です。「合成漆器」と呼ばれ、フェノール樹脂にウレタン塗装を施して、見た目は木椀に漆を施した漆器そっくりのお椀に見えるわけです。最近は「電子レンジにかけられるお椀」を見かけますが、こちらはいまいち漆器っぽく見えないあれです(どれだ? )。そちらはポリプロピレンです。ポリプロピレンにはウレタン塗料が付かないのだと思いますが、漆の代替のウレタン塗装さえしていないので「合成漆器」とは呼べません。つまり、漆器ではないただのプラスチックのお椀です。

 

家に「レンジで使えるお椀」と「レンジで使えないお椀」の両方があるなら比較するとわかりますが、ポリプロピレンの方はふにゃふにゃです。これでは安くても楽器に使えません。ということで堅いフェノール樹脂を採用というわけです。

 

どうでも良い話ですが、お椀に書かれているように、フェノール樹脂はレンジ非対応なので、お椀と同じくクラリネットを電子レンジにかけると泡を吹いてくちゃくちゃになってしまうでしょう。Zeff ZCL-30はレンジ非対応だからクラリネットをレンジにかけてはいけません(笑)

 

↑ポリプロピレン製の例。役には立つが、もはや漆器には見えません(こんなクラリネットも嫌です)。漆器には、木の漆器(割れる)→フェノールの合成漆器→ABSの合成漆器(レンジ対応)→木粉入りフェノール(ほぼ従来の漆器だが割れない)などあります。グラナディラ粉+プラ成形のクランポンのグリーンラインモデルの開発などクラリネットの世界とよく似ています。

 

やっとZeff ZCL-30のレビュー

ワタナベ楽器さんの説明はかなり正直ですので、上記リンクの商品紹介をそのまま読んでくだされば十分なのですが、初心者には楽器として十分使えます。2ヶ月くらい吹いていますが、気づいた点はちょっと最低音のDのピッチが低いかなという程度です。それもチューナーを見るから気づく程度です。ピッチはほぼ正しいですし、音色も十分クラリネットらしいです。 千花音さんという方がPLAYTECH PTCL200(すぐ下の写真のモデル)を演奏している動画がYouTubeにありますが、Zeff ZCL-200でも技術が伴えばそれくらいの演奏はできるだろうと想像できます。彼女の愛機(60万円くらいするクランポンだったと思う)での演奏もありますので音色などを比較してみると参考になると思います。

 

上で、過去にCRAMPONのE13かそれ相当を使っていたと書きましたが、Zeff ZCL-30の最初の印象は「なんだ変わらないじゃん」でした。20年ぶりに音を出した程度のテクニックでは区別はつきません。その程度には楽器として成立しています。もっとも、半音階の運指を忘れていたくらいなので、超初心者程度ですが。上で紹介した千花音さんのレベルでは安いプラ管と高級機で差が出るわけですが、プラ管だからと言って聞くに堪えないというレベルではないでしょう。

 

まあ中古を漁れば、同じ価格帯でアフリカに良質なグラナディラがまだ生えていた時代の良質なグラナディラ製楽器が投げ売りされています。ジャンク品なら5000円以下でも手に入ります。そうして手に入れたYAMAHA YCL-33(ジャンク)と後ほど比較していきます。YAMAHA YCL-33は30年くらい前の中級機です。すなわち、プラ管では満足できなくなった人が使っていた程度のグラナディラ製クラリネットです。それでも十分グラナディラの質は良いと思います。それとの比較を後ほどしています。

 

Zeff ZCL-30に戻りますが、通販で新品を買う意味は何かという話になります。不良品に当たれば駄目なのですが、普通に吹ければほぼ確実に音が出ることでしょう。プラ管ですので材質による品質ムラが少なく、店頭で試奏する意味がグラナディラほどありません。最後まで比較検討していたプレイテックのPTCL200もそうなのですが、日本で検品した後の今時の中華楽器の品質は十分まともです。私が外れに当たらなかっただけということも考えられますが、レビューを見ても外れは多くなさそうです。

クラリネット スタートセットです。

↑サウンドハウスさんで販売中のPLAYTECH PTCL200です。送料無料で13880円です(ただし税抜き)。11880円の本体(とケース)のみもありますが、Forestoneの樹脂リード、スタンド、YAMAHA製スワブ、マウスピースパッチ、布、クリーニングペーパーが付いてきますのでこちらの方がお得感が強いと思います。Forestoneの樹脂リードだけで2000円しますからそれ以外の分がお得というわけです。樹脂リードについては後ほど書きます。

 

Zeff ZCL-30の付属品の品質

これもワタナベ楽器さんの説明通りなのですが、「マウスピースとリガチャーが酷い」に尽きます。まだ、マウスピースはまだ使えなくはないですが、特にリガチャーが酷い。はじめから装着されていたリードにリガチャーがめり込んでいました。めり込むリガチャーを見たのは初めてです。「なんじゃこれは?」と思って観察すると、リードに沿ってまっすぐであるべき部分のプレスがグニャグニャなのです。YAMAHAのクラリネット付属品相当のリガチャーはきれいにまっすぐです。レビューによって最初から「酷い」とわかっていたため、YAMAHAの4Cというマウスピースと付属品相当のリガチャーを本体と同時に購入しました。付属品では変な吹き癖が付きそうなので付属品ではなくYAMAHAを使っています。付属品のマウスピースとリガチャーも無理すれば使えなくはない程度の最低レベルの品質はありますが、私は勧めません。サクラ楽器さんのクラリネットセット(Soleil SCL-1)もそうですが、付属のマウスピースとリガチャーは駄目そうです。

 

↑完全に横道ですが、サクラ楽器さんのSoleil SCL-1 15200円です。楽譜立て+キーオイルセットと、チューナー+マイクセットがありますが、安い楽譜立ては愛曲楽器に500円で店頭に売っていますので、3000円以上するチューナー+マイクが付いたセットの方がお得だと判断します。

Yahoo!だとこちら。16000円ですが、ポイントが大量なので、実質的にはamazonよりも安そうです。

楽天だとこちら。16000円でYahooショッピングと同様ポイントが多ければ実質的に安そうです。

 

Zeffのレビューに戻ります。次にスワブですが、品質はYAMAHA程ではなく縫製に荒さが見られます。しかし、水分を十分に吸い取るため、わざわざ別途購入する必要はないと思います(付属品の数百円が積み重なると結構大きいのです)。

 

ケースはセミハードでそこそこ頑丈そうです。また、かなり軽量です。ただし、少々かさばります。しかし、内箱とバッグが一体になっていますのでそれほどは気になりません。気になったのは、ホルムアルデヒドらしい臭いがすることです。気になる人は気になると思います。

 

ケースは、化学繊維の布、発泡スチロール、金具とねじだけに見えたので洗っても問題なかろうということで風呂場のシャワーのお湯で軽めに洗いました。糊が付いていたのか泡立ちましたが、型崩れなどせず臭いが1/3くらいになりました。自己責任ですが、気になる方は洗ってしまって構わないと思います。なお、あまりやる人は居ないと思いますが、CRAMPONやYAMAHAのハードケースを洗うのは変形する可能性が大なのでやめた方が良いと思います。

 

「リガチャーがめり込んだリード」は、家電に付いてくる電池程度の動作確認用のおまけのようなものでしょう。意外にも普通に音が出ましたが、どのみち1枚しか付いていませんので買い足す必要があります。私としては後述の理由で樹脂リードがお勧めです。

 

買い足したもの

チューナー兼メトロノーム KOLG TM60

ピッチ確認の必需品です。独りで演奏するだけにしても上達するには必要でしょう。もちろんチューナーを既に持っていれば必要ありません。マイク付きをワタナベ楽器さんで買いましたが、うるさいところで使うのでなければ必要ないでしょう。いちいちマイクを差し込んでクラリネットに取り付けるのが面倒なので私は使っていません。マイク付きとなしの差額が約800円、後日マイクだけを買うと約1500円なので迷うところではあります。

 

チューナー本体は、単4電池2本で結構持ちますし機能的にも不満はありません。電池の厚さプラス少しの厚みでコンパクトなので、Zeffのクラリネットケースのポケットに入ります(若干膨らみますが)。なおYAMAHAのTDM700はロゴが違うだけで中身は同等の製品です(どちらかがどちらかのOEMです)。黒色は以下のものが最安ですが、メーカー違いやキャラクター付きのものがあり、差額はせいぜい数百円なのでお好みで。

 

↑KORG TM60 本体が現在最安なのはamazonで2605円。YAMAHAは何十円か高い。

 

↑マイク付きだと愛曲楽器のメール便無料3400円がたぶん最安です。

 

樹脂リード

20年前には存在さえ知らなかった樹脂リードの存在は、クラリネットを再開する背中を押した大きな要因です。ランニングコストの点で無視できませんしかし、使ってみてそれ以上に感じる利点があり、それは湿らせる必要も、良いリードを選ぶ必要もないことは、練習・演奏だけに時間を使える点です

 

Youtubeでレビューされているプロの中には、葦の方が音が良いとと述べられており、実際、演奏もそのように確かに聞こえるということが有ります。しかし、私程度のザコでは演奏の質に差が出ません。樹脂リードのメリットの方が遙かに勝ります。

 

なお、購入時の注意点ですが、Bフラット管以外のバスクラ用やドイツ式用(Legereだとジャーマンカット、ForestoneだとG-tuneがたぶんそれ)があります。Bフラットの最もメジャーなクラリネットにそれらは使えませんので、購入の際にはご確認を。

 

Forestone フォレストーン リード ブラック バンブー(M)

私がメインで使っているリードです。ブラックバンブーを選択したのはamazonで特売されていたからです。現在の価格の約3000円なら買いません。それならサウンドハウスさんにいつも送料無料の約2000円で売っています。Forestoneの工場見学のページもあるので興味があればそちらも興味深いと思います。リードとしては、ForestoneのMは3相当となっていたと思いますが、昔使っていたバンドレンの3よりも軽い気がします。2 1/2くらいの感覚でしょうか。

↑amazonで1300円台で購入。現在は3080円なので安い時に買うべし。

 

Legere  2-3/4

最初に購入した樹脂リードです。2-3/4なのですが、なぜか手元にあるRICOの「4」並になりにくいように感じられます。レビューを見ても表示よりも厚めの感じだと述べられている人がおられますが、Forestoneとは逆に確かに表示よりも厚めだと思います。私だと「2」とかで良かったかも。1度だけ交換できるのでそうすれば良かったのかもしれません。上達したら使おうかと思っていますが、現在のところは正しい吹き方をしているか確認用になっています。もっとも、価格は高いものの評判は良いので、葦のリードよりも薄めを選べばメインのリードとして使えるはずです。

 

マウスピース

Zeff Zcl-30付属品

色眼鏡はいけないということで、Forestoneの樹脂リードとYAMAHAのリガチャーで演奏してみました。演奏は可能です。ですが、「なんかあかん」って感覚になります。感性にまで踏み込めていないのでしょう。

 

YAMAHA 4C

YAMAHAの楽器の付属品のフェノール樹脂製マウスピースです。Zeff ZCL-30とセットにすると、本体もマウスピースもオールフェノールで統一できます(音色の統一感がゴニョゴニョなどと言いたいところですが、だからどうした)。音色は、プラスチックなのでエボナイト(硬質ゴム)には若干劣りますが、練習するのに特に問題はありません。2ヶ月使ってみて、若干差があるかなという程度です。YAMAHAの4Cとバンドレンやセルマーでは価格に3倍の開きがありますが、正直そこまでの差は感じません。マウスピースは消耗品ですし、練習用ならこれで十分かと。初心者向けのクラリネットにも付属しているマウスピースですので、音が出しやすく吹いていて楽しいのでお勧めです。

 

バンドレン F2A

以前のクランポンのクラリネットに付属していたモデルです(これまた死蔵品)。最初は音が出にくいと思いましたが、2ヶ月で「高いだけはあるわな」と変わりました(高く買ってないけど)。うまい人ならもっと感じるでしょう。YAMAHAの4Cと比較して微妙に抵抗感が増えますが、(十分にコントロールできていませんが)コントロールの幅の拡がりのメリットの方が大きいように感じます。Zeff ZCL-30の問題としては固すぎてバレルに非常に入りにくいことはあります。ですからJeuffroyのバレルを介して用いた感想です。若干抵抗感が大きいのと価格から、初心者がプラ管に使うのは不釣り合いに思えます。「上達してから買えばいいんじゃないかな」と思うわけです。廃番なので実際に店で売っていませんが、こちらもまともに買うと1万円の商品なので、本体並みに高いマウスピースを買う必要があるのかと言われるとコスパが悪すぎるとも思います。

 

セルマー Concept

私感ではYAMAHAの4Cと吹奏感はあまり変わりません。20年前に使っていたのもたぶんこれだからか違和感はありません。良くも悪くもスタンダードな吹き心地です。ただし、フェノールよりは音が良い。たまたまYAMAHAのマウスピースとの死蔵品セットを6600円くらいで買ったので、2つで割れば3000円台です。それならお買い得ですが、1万円はやはりコスパが悪いと思います。とはいえ、そういう訳あり品なので選定漏れの可能性があります。それを割り引いて読んでおいてください。

 

Jeuffroyの樽(バレル)

ヤフオクで売っていた(まだ売っている)、新品(長期保管品)で購入したJeuffroyのバレルです。フランスメーカー・フランス製のグラナディラのバレルです。送料を含めて1000円しません。Zeff ZCL-30の付属品のバレル(当然フェノール製)は62mm、Jeffroyは65mmなのでピッチ調整にも使えます(ケースの何もないバレル用の穴も埋められますし)。が、マウスピースの次に音に違いが出るのがバレルではないか思われるくらいには音がリッチになります。4割グラナディラと言ったところでしょうか(言い過ぎ?3割くらい?)。いずれにしても1000円で結構変わるのでお勧めです。全部突っ込んでも若干隙間が埋まらない問題はありますが、私はZeff ZCL-30をもっぱらこちらのタルで練習しています。

 

YAMAHA マウスピースパッチ

前歯によるマウスピースの用傷よけシールです。20年前は「何のためにつけているん?」って感じで無知でしたが、今回はマウスピースを長持ちさせるために付けました。0.3mmタイプですが、とくに問題は感じません。有った方が良いと私は思います。

 

YAMAHA キーオイル

私はジャンククラリネットを分解しまくりなので必要ですが、整備に出していれば必要ないとも聞きます。必要ならば購入すれば良いでしょう。YAMAHAのキーオイルは世界的にも定評あるようです。

 

中古楽器

Zeff ZCL-30を購入して1ヶ月位したところからやっぱりグラナディラだろうとオークションを漁ってきました。オークション歴は長いので、文章と写真から想像はできますが、その経験に基づく記述です。オークションのジャンクは大抵演奏する上での何か重大な問題を抱えています。一部のタンポがないとか、キーが曲がっているとか、キーが動かないなどです。私はどこで技術を手に入れたかは内緒ですがある程度の整備ができます。整備できれば5000円以下で手に入るジャンクでも大抵演奏できる状態まで持って行くことは可能ですが、1本目としては非常に不向きです。分解すると完成状態がわからなくなるので、なかなか戻すのが大変です。最悪、元のジャンク状態よりも酷くなります。

 

オークションで2万円出せば、当面は使える現行品に近い一応整備されたYAMAHAのグラナディラ管が買えます。運悪く相性が悪ければ送料・手数料プラスちょっとくらいの損失で売却はできるので、オークションで手に入れるのもありかもしれません。このクラスだとエボナイトでできているバンドレンやセルマーなどのマウスピースを用いる価値はあると思います。

 

さいごにに掲載した写真は、ジャンクで手に入れたYAMAHA YCL-33とZeff ZCL-30との比較です。

 

■最後に

やっぱり楽器のことをそれなりに知っていないと上達しないのだなと感じています。20年前は私にはもったいないクランポンを使っていましたが、技量が大幅に不足していたので、使いこなせていなくて上達も遅かったですし、練習していても楽しくありませんでした。どなたかがカカクコムのYAMAHA YCL-450に書いていたと思いますが、吹きやすくて楽しい楽器だと。YCL-650にすれば良いという話ではなさそうです。センスがあってすぐに上達できる人なら上位機種に短期間で慣れるでしょうから最初から高級な楽器にすれば下位機種の無駄が省けてよろしいと思いますが、大してうまくもなく趣味でやるだけでしたら、プラ管でも安いグラナディラ管でも良いのではないかと思います。Zeff ZCL-30は非常に音の出しやすいクラリネットですので吹いていて楽しく感じます。YAMAHAのYCL-33も音の出しやすさではほぼ同等です(YCL-33の方が若干楽かも)。初心者はその辺の楽器がよろしいんじゃないかと思います。さすがに、そのままでは使えないジャンクの中古は勧められませんので、新品のプラ管を勧めておきます。プラ管は屋外演奏に使えますので、その可能性があれば上達してグラナディラの高級機種に乗り換えた後も日の目を見ることもあるでしょうし。

 

何本か購入してみた後で、「今、私物のクラリネットの1本目として何を買うか?」と聞かれれば、上にあるPLAYTECH PTCL200か、Soleil SCL-1のセットかなって思います(もちろんZeffでも良いと思いますよ)。なお、サクラ楽器のSoleilのセットのチューナーはコルグの上に書いたものと同じもので十分高性能ですので、買いそろえる出費の必要がなくなります。

 

中華楽器の共通点は、本体は有名メーカーのABS管と遜色ないが、マウスピースとリガチャーが楽器としての水準に達していないと思います。フランスやアメリカの有名メーカーのマウスピースとリガチャーを購入すると、本体並もしくはそれ以上掛かってしまい2万円を超えてしまいます(3万円近くになるでしょう)。それではYAMAHAの型落ちのABS管とあまり変わらなくなってしまうので現実的な選択ではありません。マウスピースとリガチャーをヤマハの付属品セットにしておけば4000円台で済みますので2万円以内でおさまります。クラリネットを始められるという方はそれが良いかと思います。家での練習用クラリネットが欲しいということでしたら、学校などで使っている私物のマウスピースが有るでしょうから、それを持ち帰ってくるというのも手だと思います。

 

吹奏楽など集団で演奏するには、音色や業者との関係やコンクール団体とのなんやかやのバイアスその他でメーカーが限られると思いますが、しがらみなどがなければ、品質としては中華製・日本検品楽器で十分なんじゃないかというのが結論です。ただし、付属のマウスピースとリガチャーはやはり期待しない方が良いと思います。駄目なら素直にYAMAHA製でも購入すべきかと。

 

■余談と写真

SoleilのリガチャーとZeffのリガチャーを比較すると同じ物に見えます。そして、どちらもリガチャーの評判が悪いわけです。また、ケースはメーカーロゴの刺繍以外は同じに見えます。それらから推測するに、中国製クラリネットは本体も含めて、もしかしたら出所の共通部分がかなり多いのかもしれません。だとするとレビューが似るのも納得です。

 

手元にないクラリネットとの比較の話はこれくらいとして、YAMAHA YCL33と比較します。

 

音質はやはりグラナディラの方が良いと感じます。音程はどちらが良いかよくわからんという感じです。きちんと動くならば、古くてもやはりグラナディラの方が良さそうです。

 

ただし、この比較したYCL33は購入時にはキーの一部が動かず、一部のタンポに演奏不能なレベルの劣化が見られました。部品不足でまだ完璧に近い調整にはなっていませんので、操作性は新品のZeffの方が上です。ジャンクを含めた中古はどこまで調整できるか、何が痛んでいるかわからないので、「まとも」に演奏できるクラリネットとして安いものでも1本必要に思えます。

手前がZeff ZCL-30、奥がYAMAHA YCL33。前者はニッケルメッキ、後者は銀メッキ。はっきり言って初心者には、メッキの違いはどうでも良いことです。見た目の問題ですし、ニッケルメッキも十分美しいと思います。

位置関係は同じく。古いので銀メッキが黒変しているのがわかります。黒光りしていてかっこよいと思うので敢えて銀色になるまで磨いていません。銀メッキ用クロスで磨けば輝きを戻せます。

 

Jeuffroyのバレルをつけた状態。クランポンのマウスピース・リガチャーを付けています。フェノール管の上管とグラナディラ管のバレルの違いがはっきりと見えます。グラナディラの方が茶色掛かっています。

奥はYAMAHA YCL33にYAMAHAマウスピースを付けた状態。

VandorenのリガチャーとForestoneのブラックバンブーリードだと、全部黒なのでリガチャーもリードも位置関係が非常に見えにくい。

 

上がForestone、下がLegere(葦のリードではなく透明な方)