革製品のつや出し・防水、木製品の表面加工、床の防水・硬質化、木管楽器の手入れなどに使えます。化学合成ワックスを使いたくない方々に人気のようです。

 

今回(何を思ったか)蜜蝋ワックスを造りたくなったので造ってみました。ずぼらなので科学的には造っていません。いい加減に造っても結構使えるので、めんどくさがりやの方にはいいんじゃないかと思いまして書き記すことにしました。

 

1. 材料

蜜蝋と、荏胡麻油、亜麻仁油、胡桃油、桐油などの植物油を混合して造ります。「もっと安い大豆油とか菜種油(キャノーラ油)ではいけないのか?」と思いますが、駄目な理由があります。

 

理由は揮発性です。荏胡麻油、亜麻仁油、胡桃油、桐油などには揮発性があります。菜種や大豆などのいわゆる天ぷら油は揮発性ではありません。それがワックスの作用にどのように働くかに関係します。化学的に言うなら溶質が蜜蝋で、植物油が溶媒に当たるわけです。

 

木材や革にしみこませたい蜜蝋を、油に溶かしてしみこませるわけです。しみこませる目的物は油ではなく蜜蝋なのです。木材や革にしみこんだところで溶媒の油が揮発してくれれば蜜蝋がしみこんで固まって、めでたしめでたしというわけです。それが大豆油や菜種油のような揮発しない油だといつまでも残りつつけるわけです。それでも防水効果はありますが、過度にべたついた木材になってしまうわけです。だから天ぷら油ではいけないわけです。

 

2. 用いる油による違い

荏胡麻油、亜麻仁油、胡桃油の違いを詳しく実験してくださっていますので詳細は下記をご覧ください。
 
今回用いたのは亜麻仁油です。理由は、上記のサイトさんで適していそうだったこと、亜麻仁油が余っていたからです。食べきれずに多少古くなった亜麻仁油でも問題ありません。今回使ったのはこれです。
3. 用意する容器など
3-1.ジャムの空瓶などの保存容器
3-2.レンジ加熱用のガラス容器
3-3.ラップ
 
3-1.ジャムの空瓶などの保存容器
この瓶は私に似つかわしくない高級な牛乳クリームの瓶です。100g程度の小瓶で十分だったので用いました。カップラーメンに亜麻仁油を足すなという注意喚起があるようにポリスチレンを溶かすようです。ですからプラスチック容器は避けた方が良いでしょう。また、上にも書いたように揮発しますので、蓋の閉まるガラス瓶が良いでしょう。
 
3-2.レンジ加熱用のガラス容器
こちらはお湯を入れるだけなのでプラスチックでも構いませんが、蜜蝋ワックスが油性なので、誤ってプラスチックに付着すると非常に落ちにくいと思います。ですからこちらもガラスや陶器が向いています。ちなみにこれはダイソーのシリコンパッキンの蓋付きの耐熱ガラス容器(300円)です。煮物などを密封して冷蔵保存するための容器です。あまり小さいと温度が安定しませんので500mlくらいのお湯を入れても余裕がある大きさが必要です。
 
3-3.ラップ
加熱用のガラス容器に蓋があれば必要有りません。用いた容器には蓋があったのですが保存容器の方が背が高かったためラップが必要でした。なぜ必要かというと、湯が冷めるからです。それだけの理由です。
 
4. 造り方
たいそうな前置きを書いてきましたが、やることは単純です。電子レンジで湯を沸かした容器の中に、蜜蝋と亜麻仁油を入れたジャム瓶を放り込んで適度に温めて溶かして混ぜるだけです。
 
4-1. 蜜蝋を適当に細かくする。8cmx15cmx1cmくらいの小さなまな板みたいな蜜蝋を購入したので、ナイフで1cmx1cmくらいに切りました。要するに小瓶に入れば構いません。
 
私は国産の蜜蝋を塊で買いすぎましたが、Yahooショッピングで売られている粒々のタイプ(例えばメール便OK ビーズワックス 50g (254円)など)の方が切る必要がなく溶かしやすいと思います。また、300gくらいまでのジャム瓶の量なら50gで十分です。床にでも塗らない限りは100gの蜜蝋ワックスで十分だと思います。オーガニック蜜蝋(例えばビーズワックス・未精製・オーガニック(蜜蝋)/20g メール便185円 本体は715円)も良いかもしれませんが価格がかなり違うのでワックスにはもったいないように思えます。楽天だと

国産 蜜蝋 ( ミツロウ ) 200g ( 晒し 精製 / 未晒し 未精製 )あたりが1195円(送料無料)で安くて使いやすそうです。この価格だと、私が購入した物よりも安いと思います。

こんな感じに入れたらここに油を注ぎます。 CAMP FANさんは、蜜蝋10g:植物油58gで15%くらいと書いておられます。また、10%くらいの蜜蝋を造っているサイトさんもみられます。この写真の状態はそれよりもおそらく濃いと思いますが、少々堅めになるだけで特に問題はありません。
亜麻仁油を注ぐとこんな感じです。時間が経つと多少溶け出して黄色くなってきますが、放置しても溶けきりはしなさそうです。溶かすために加熱するわけですが、揮発油なので直接加熱すると危険です。だから湯煎で加熱します
 
「3-2.レンジ加熱用のガラス容器」に500ml程度の水を入れてレンジでお湯を沸かします。別にやかんで沸かしたお湯でも構いませんが、湯煎をするうちに冷めてしまった場合、レンジで再加熱できた方が便利なのでレンジ対応の容器が良いと思います。
小瓶の方にお湯が入らないように、沸かしたお湯に小瓶を浸します。小瓶の中身の温度が上がってくるとこんな風に溶け出してきます。
 

蜜蝋の塊が溶けきったところでお湯から取り出したものです。再利用する予定のない割り箸などでかき混ぜて均質化したら完成です。

固まると、この写真の上の淵のような黄白色のバター状の固体に全体が変化します。割り箸に付着した分がもったいないので黒色の革靴にすり込んでおきました。適度なつやで水をはじいて良い感じです。

 

蜜蝋ワックスの使い方

布やブラシに蜜蝋ワックスを付けて木材などに刷り込みます。まんべんなく刷り込んだら1日くらい放置します(しみこみやすい素材ならもっと短時間で良いかも)。捨てても良い布やペーパータオルで拭き取ります。しみこんで色が変化する木材とよくわからない木材がありますが、水を垂らしてみると違いがわかります。はじけば浸透したというわけです。くれぐれも高価な素材などの場合は、目立たない場所や取り返しのつく端切れなどで試してから行うようにしてください。

 

注意事項

上にも書きましたが、荏胡麻油は揮発性の油ですので、発火の危険があります。しみこんだ布などには注意が必要です。水などに浸しておくと良いでしょう。また、蜂蜜と同様1歳未満のお子様が舐めたりするとボツリヌス菌のリスクがあるかもしれませんのでご注意願います。

 

明けましておめでとうございます。本年1つめのレビューは半年前の発売のイヤホンfinal audio E1000です。

 

■前置き

初売りでエイデンに行ったところ、スマホで操作できるスマートなLED電球(1000円)とか、イヤホンとか、暖房機とか(なぜに?)、贈答品が半額から更に値下げとか大量に処分していました。「やっぱり消費増税で景気悪いのかしら」と見回していたのですが、書籍のところで目にとまったのが、「final audio E1000におまけの本がついた物」でした(合ってますかね?)。「イヤホンのおまけがついた本」という扱いなのでしょうが、どう見ても逆です。本の方は非常に薄いですし、ほぼfinal audio E1000を褒めちぎっている有名人などが感想を書いているだけです。

 

正確な名称は「ヘッドフォンブック SPECIAL EDITION」ですが、1900円ちょっと+税ということで、オーディオとしてE1000を単品で買うよりも100円くらい安いという程度です。ただし、「dポイント30倍」だったので、30%もポイントがつくなら買っても良いかと思ったわけです(またポイントに乗せられてる!)。店員さんにいろいろ聞いてエントリーしたのでdポイントはつくはずだとは思いますが、30%なんだか15%なんだかよくわかりません。そして、期限が3ヶ月とかの3つに分割されてやってくるdポイントがいつ来るのかもなぜ分割されているのかもよくわかりません。それでもいいならお得なんじゃないでしょうか。「dポイント最大30倍」は本日までらしいです。

 

↑上が冊子部分、下がイヤホンが入っている外箱です。

↑外箱の中身です(外箱が無駄にでかい)。

↑内箱の中身です。イヤホンとイヤーピース5組です(装着済み含む)。

 

書籍は定価販売で守られているのでポイントを付けて良いのか悪いのか未だに決着のつかないわけですが、現実としてポイントはつきますし、資本金の少ない書店では「5%還元」もありますから、安い店を探すと実質2000円はしないと思います。

 

↑amazon(2138円)。15冊で15%OFFなど複数の本を購入すると多めのポイント還元をやっています。10冊以上の本をまとめて買うのかねぇとも思いますが、何冊かついで買いすると他の本もイヤホンも安くなるということですかね。

 

↑楽天ブックです。送料無料2138円です。2冊買うと10%還元みたいです。楽天ポイントの期限が迫っているならありかも。

 

CDジャーナルムック ヘッドフォンブックSPECIAL EDITION

↑Yahoo!ならこちらからですと最大19%還元です。経産省の5%還元+最大14%みたいです。ただし、4000円以上でないと送料無料にならなさそうです(分厚いため)。ソフトバンクユーザーは5のつく日に買えば19%近く還元されるはずです。

 

■レビュー

一言で言うと「良い」です。各所で述べられていますし、メーカーのホームページにある内容になってしまうので今更書く意味があまりないと思いますが、一応特徴と感想を述べておきます。

 

1.ABSの筐体で小さいので軽い。

2.たぶん16オームの低インピーダンスなので機器を選ばない。

3.変な誇張がない。

4.そこそこ丈夫そう。

5.耳がかゆくならない(特異体質みたいなので参考になりません)。

 

以上の5点です。

 

1ですが、書いたとおりです。抹茶と緑茶の葉の間くらいの微妙な緑色(酸化した抹茶色?)が好みかどうかは人によると思います。また、ABS樹脂で塗装なしですので高級感は感じません。ですが、部品点数は少なそうですので軽くて丈夫そうです。金属製のようにすぐに落ちてくるということもありません。耳に良いとは思いませんが「寝ホン」にいいかもしれません。

 

2はメーカーも書いていることです。イヤホンジャックのあるスマホだろうとヘッドホンアンプだろうと鳴ってくれます。300オームとかのイヤホンのようにスマホでは音のバランスが崩れるということにはなりません。

 

3ですが、カナル型は構造的に豊かな重低音を出しやすく、それを特徴にする製品も多いですが、E1000は控えめです。基本的にフラットでドンシャリとは真逆に聞こえます。ただし、重低音も高音も出ています。下記のPino ForteIIみたいに極端な得意・不得意はないと思います。どちらかというと臨場感重視で生楽器やヴォーカルに向いていると思いますが、ロックだろうと電子楽器だろうと誇張なく鳴らしてくれます。ただ、ベースは弱めかも。

 

余談ですが、同じく初売りに行って愛曲楽器で購入した「木のイヤホン」(100円)は200Hz以下がありませんでした(20-20kHzって書いてあった気がするけど...200-20kHzの誤植?)。価格からして当然ですがE1000はそれとは全然レベルが違います。更に余談ですが「木のイヤホン」は金属リングがとれる問題と低音以外には、酷い問題点はありません。細い錐で穴を開ければ重低音が出て1000円~2000円のイヤホンレベルになるんじゃないかと思います。見た目を気にしない、そして、改造大好きな方にはおもしろい実験材料だと思います。振動板が壊滅的で改造のしようがない100均のイヤホンよりはだいぶマシだと思います。

 

本題に戻り4についてです。配線が少し太めですし、過去にfinal audioのイヤホンを購入したこともありますが、未だに壊れてはいません。使って1日なのでわかりませんが、メーカーが述べているように断線には考慮がなされているようです。

参考:final audio design Piano ForteII レビュー

 

5ですが、当ブログでイヤホン(イヤフォン)を検索していただければわかりますが、インナーイヤー型(オープンエアー)ばかりです。私はカナル(耳栓)型のシリコンが耳に密着すると耳がかゆくなって付けていられないからです。20年くらい前のSONYの初期のカナル型でかぶれて以来ずっとです。夏に用いて汗をかいたらどうなるかわかりませんが、今のところ私が唯一かゆくならないカナル型イヤホンです。参考になる人はほとんど居ないと思いますが何が違うんでしょうかね?

 

短所ですが、

1.高級感はない。

2.ベースが弱い気がする。

3.コードの摩擦音がうるさい。

 

以上です。ベース音の音域が強くないためか、他のイヤホンが強調されているためかはわかりませんが、強調したい場合はイコライザーでどうにかなると思います。摩擦音への対処は普段からカナル型を使用している方々の方が圧倒的に詳しいので書きません(シュア掛けとか慣れてませんし)。左右はL,Rの文字が小さいので見づらいのですが、イヤーパッドの裏側の色が違うので(Rがピンク、Lが灰色)、慣れれば一瞬でわかるはずです。

 

■総評

疲れにくく、自然に鳴ってくれるイヤホンだと思います。上記のfinal audio Piano ForteIIほどは特異なイヤホンではありませんが、ドンシャリの音作りを期待すると肩すかしを食らうイヤホンだと思います。私はfinal audioの音作りが好きですが、良くも悪くもこの価格帯によくある音作りではないので、好みの分かれるイヤホンなのでしょう。高くないイヤホンですし、お金に余裕があれば1本持っていてもいいんじゃないかと思います。もちろん、本格的なヘッドフォンアンプなどを用いた方が音は良いですが、どんな機器でもそれなりに鳴ってくれるので、寝ホンやポータブルに良いと思います。ただし、カナル型をほとんど使わない人間の感想なのであしからず。

最近自転車ネタが増えている気がしますが、パソコンネタはPanasonicのLet's noteイイネ!くらいしかないもので...本日もロードバイクネタです。

 

前回の記事の後、wiggleに注文をしたものの、イギリスから届くのかどこの国から届くのかわかりませんが、到着しないうちにタイヤを変えたくなってしまいました。

 

私が所有しているのは、GTのgradeというグラベルロードバイクの最下級モデル(Clarisモデル)の2015年のものですが、それの中古です。中古なんか買うからと言えますが、KENDAの28Cのタイヤがこんな状態でした。組み立てて乗ってみたところなんか変だと後輪に違和感を感じました。「事故車だったらどうしましょ」と一瞬思いましたが、後輪を調べてみたらこんなんです。

拡大するとわかりやすいですが、表皮が剥がれています。当然膨らみやすくなるので、剥がれているところだけツチノコみたいに膨らむわけです。それではきれいに回転するはずがありません。

 

そこで登場、井上タイヤ(IRC)のJETTY+です。もともと、通勤用クロスバイクの軽量化に使う予定だったのですが、太いタイヤ(28C)に飽きたので25Cが買ってあったのです。そのクロスバイクの後輪は井上タイヤのJETTYよりは高級品のMETROです。日本製の最下級タイヤですが街乗り最適化タイヤです。雨でも止まり耐久性のある良いタイヤだと思いますが、重いのが玉に瑕です(約500g)。

 

もともとママチャリで駅まで行くと体力を使い果たしてしまう(年齢になった)ので始めたクロスバイクです。その延長線上が今回のロードバイクなので、車体の軽量化とかスピードとかは全く目指していません。服装はスーツに革靴だし。

 

要するに楽できれば良いのです。というわけで、高いアクセサリーを購入する気が全くありません。盗まれそうだから、本体も薄汚れた中古です。clarisモデルを購入したのも、部品取りしても高く売れないからです。変速機は変速できさえすれば良いのです(実際安っぽいフィーリングです)。そして、タイヤはきちんと止まって、走り出しが軽くて、耐久性があれば良いのです(とはいえ、結構要求が厳しい気が)。

ここで登場、IRC JETTY+ 25Cです。amazonあたりで安く売られていれば送料無料で宜しいのですが、なぜだかあいにく25Cだけ高いのです。23Cや28Cなら1500円ちょっとで買えるのに。ソフトバンクユーザーとか買い回りをしている人なら、25CのJETTY+は、Yahooショッピングや楽天で購入した方が安く買えそうです。

↑こちらは23Cでamazon価格1561円(28Cも同価格)。METROは車輪の格好のまま送られてきた記憶があり大きな箱に入ってきますが、JETTYはアラミドビートで折りたためるので一つ上の写真のように折りたたまれて送られてきます。

 

写真のように、折りたたまれて癖が付いているため若干波打って見えますが空気を入れてしまえば関係ありません。

 

古いタイヤを外して、写真のように半分取り付けます。挟み込まないようにチューブを入れて、手前側もリムにはめ込みます。最後はタイヤレバーを使いました。半分映っている赤いのがタイヤレバーです。ダイソーのパンク修理キットに2本付属しているものです。Panaracerのタイヤほど嵌めにくくはありませんでした。再度チューブを挟み込んでいないか確認したら本体に取り付けて空気を入れて完成です。

ちなみにチューブは新品に交換していません。ていうか、25C用のチューブがどのみちありません。買いに行くのも面倒なのでKENDAのチューブをそのまま使っています。28-32Cと書いてあるように見えますが見なかったことにします(いいのかそれで)。パンク修理跡も見られますが、それも気にしない方向で。

 

装着後の写真がなくて申し訳ありませんが、以下、試走した感想です。

 

■Jetty+の感想

1,きちんと止まります。当たり前のことですが重要なことです。雨は降っていませんでしたので、悪天候時はわかりません。

 

2.こぎだしが軽い。これは、今までクロスバイクだったので軽く感じるのか、28Cだったから25Cが軽く感じられるのかわかりません。おそらく両方でしょう。METROが500gのタイヤですので、約200gの違いが一番大きいのではないかと考えています。

 

3.細い。28CのMETROも意外に細身に見えましたが、25CのJETTY+は更に細く見えます(同じメーカーだから当たり前か)。ですから、25Cでもいかにもロードバイクといった印象です。

 

安くて軽くて良く止まればいいんじゃないかと。あとはどれだけ長持ちするかです。側面も底面も薄いというレビューがamazonにありましたが、底面はゴムが貼り付けてあるのでその分厚いです。それは触ればわかります。8気圧で使っていますが、側面にひびが入るのが早いか、すり減るのが早いか。それは現在のところわかりません。

 

■GT GRADE(Claris)2015の感想

カナダメーカーGTのグラベルロードバイクです。名前の通り、砂利道のような未舗装道路を走るためのロードバイクです。clarisモデルはその最下級品で2015年モデルはフルアルミだったはずです。現在は一部カーボンだったと思います。私は金欠なので中古を手に入れただけです。だから定価の約10万円どころか半額も出していませんけれど、その代償が、前述のタイヤの劣化です。他にもなかなか落ちそうにない泥汚れやら、細かいへこみやらがありました。その方が盗難に遭わなさそうで私にはメリットなんですけどね。どうせグラベルだから、傷が付くのが当たり前ですし。そんなグラベルロードを街乗りで恐る恐る試走した程度でレビューと称するのはどうかと思いますが、現在のところの感想です。

 

非常に柔らかな乗り心地と聞いていましたが、実際その通りです。28Cよりも25Cの方が柔らかい乗り心地とは考えにくいですが、28Cのクロスバイクよりも25CのGRATEの方が明確に振動が足を直撃しません。

 

ただし、ブレーキが...

 

トラムブレーキなのにブレーキの利きが今一良くありません。あげくに整備していないママチャリみたいに音が出ます。耳をつんざく高周波ではありませんけど。まあ私はスピードを出さないので問題ないのですけど、シマノあたりのまともなブレーキパッドに付け替えろという事かもしれません。駄目だこりゃ危ないわ、という状態になったらそうします。

 

このグラベルロードはロードバイクとクロスバイクの間の乗り心地などと書いている記事もあったと思いますが、GIANTのアルミでガチガチのクロスバイクよりも快適です(そちらはそちらでダイレクトな反応で良いのですが)。

 

振動吸収性の点では細いタイヤで軽いこぎ出しにするのもありかもしれません。グラベルロードの本来の使い方ではありませんけど、軽い細いタイヤが街乗りには良いかもしれません。それを狙って25Cのタイヤを買い漁ったので狙い通りという気もします。さすがに23Cは元々のタイヤが32Cのモデルだったはずなので細すぎる気がしますけどね。

 

これはこのグラベルについてではありませんが、「街乗りロードは怖いね、肩痛いね」というのが初回の感想です。

 

ほぼ街乗りなら補助ブレーキがあった方が良い気がしています。そのうち、補助ブレーキとか荷台とか泥よけとかスタンドとか付けて、ただでさえ重いグラベルロードが更に重くなる予感がします。ちなみに初期状態で10.6kgです(クロスバイクと1kgちょっとしか変わらへん)。

 

中古で購入したのでペダルが付いていませんでした。そこでMKS(三ヶ島)のRMXを買いました。三ヶ島のペダルは全品日本製です。最近の日本製は品質が怪しくなってきているものもありますが、MKSに関しては大丈夫そうで、なめらかな回転が続くことには定評があります。中華ペダルで中途半端なものを買った方のレビューを見ると、はじめは良いがすぐに駄目になるとか。しかしながら、2000円でアルミペダルを作っていて儲かるのかしらと思いますが。

 

三ヶ島の定番はCT-liteやIC-liteなのでしょうが、外側が側石に当たりそうなので、六角形のこのモデルにしました。靴からはみ出さないのでそれはないと思いますし、鋭いトゲトゲが付いていないので靴底に優しいと思います。ちなみにCT-liteとIC-liteの違いは反射板が付いているかいないかだけです。RMXは付いています。満足してはいますが、ほぼ全面黒い車体にアルミ色(銀色)はイマイチ合っていない気もしなくもないというのが唯一の誤算です。まあ、乗りやすければいいのさ。

 

↑MKS(三ヶ島)のRMXです。amazon価格2212円です。Yahooに安く売っているので、ポイントが多い日とか、他のパーツも同時に買うなどするなら送料を考えてもそちらの方が安いと思います。

 

名古屋の街中を乗り回していたのが、高校通学の際に購入してもらった頑丈な通学モデルの自転車でした。そちらはママチャリよりも重いのは間違いないので20kgを余裕で超えていたはずです。変速なしなのにです。最近は、Panaracerの27-1/4の高圧タイヤと仏式チューブで高圧化して乗っていたのですが、それと比較して明らかに楽になりました。車重が半分ですし、通学用はホンモノの鉄下駄(ステンレスリム)ですので当然でしょう。

 

■蛇足

井上タイヤが名古屋の会社だからということとは関係があるようなないようなですが、名古屋駅近くの写真を1枚(11月30日撮影)。帰りが暗くなったのでイルミネーションが見られました。

世間は既にすっかりクリスマスモードの様です。

ロードバイクに詳しい人なら知っているであろう情報ですが、299円の700C用のチューブがあります。life lineブランドのチューブですが、5本で10% off (269円)、10本で15% off(254円)というよくわからない価格です。

 

先日グラベルロード(中古)を購入したのですが、KENDAのタイヤが剥がれており、このまま乗るのはちょっと...という感じでしたのでタイヤ交換が必要な状況です。PanaracerとIRC(井上タイヤ)の26Cと25Cの安いタイヤは持っているのですが、28Cしか使っていなかったので25C対応のチューブがありません。そこで検索です。

 

 

↑Life Lineのチューブです。18-25C(299円)と25C-があります。後者は50円高かったと思います。48mmなのでよほど深いリムでない限りは使えるかと。パッケージに見える「PRESTA」は仏式のことです。

 

国内メーカーのタイヤならamazonなりYahooショッピッングなりで検索すればその方が安いのですが、海外メーカーのタイヤはやはり海外通販の方が大幅に安いわけです。好評なVittoria - Rubino Pro フォールディングクリンチャータイヤを注文したくなりました。25Cが1664円、23Cが1545円です。amazonで見ると高いのでweggleで買ってみようかと。

 

↑Vittoria - Rubino Pro フォールディングクリンチャータイヤ(25Cは1664円)

 各所レビューでは、耐久性に優れていて、雨でも止まるとか。丈夫なことは良いことです。

 

初回購入は7500円以上で1500円引きになります(クーポン: NEWJP)。それだけ買えば送料も無料です。ケチなのか、乗せられやすいのか、判断が付きませんが、そういう訳でタイヤを4本買ってみようかとも思っています。使ってみたらレビューでも書こうかと思っているところです。

先日購入した「エレコム 【メーカー再生品】ハードディスク 2.0TB ELDERT020UBK」のレビューです。

↑ひかりTVショッピングで6980円(税込・送料込)です。

 

カカクコム最安値ではありますが、現在はキャンペーンがありませんので、購入を考えるのはポイント失効期限が迫っている方くらいですかね。ポイントの使い道としては悪くはありないと思います。待てる人は20%くらいのポイント還元をそのうちにやると思います(なかったらごめんなさい)。

 

CrystalDiskInfoの情報によると、中身は下のHDDのようです(購入時期によって違うものの可能性もあります)。

↑WD20EZRZ-RTです。amazon価格は8619円です。

 

ちょっとこの価格は高すぎる気がします(ケースが-1600円になってしまいます)。同じく2TBの旧型のWD20EZAZは6192円ですので、ケース代が数百円といったところでしょう。まあ、一般的なパソコン用HDDです。

 

レビューに移りますが、レビューと言っても外付けHDDなど付属品紹介とベンチマークくらいしか書くことがありません。

 

付属品は、茶箱に、本体、滑り止め4つ、ACアダプター(12V,1.5Aの一般的なもの)、解説書くらいです。「再生品」ですが、本体にビニールは被っています。ACアダプターの端子とUSB3.0のところに差した形跡はあります。また、こちらも一般的ですがNTFSフォーマットされていました。ですから、以下はNTFSでのベンチマークです。

CrystalDiskInfoの結果です。再生品ですから電源投入3回目の様ですね。5400RPMらしいです。ノートパソコンを上に置いていたら上記で32度のところが42度になっていましたので、温度センサーは働いているようです。詳細はわかりませんが「正常」なのでしょう。

CrystalDiskMarkの結果です。USB3.0の5400回転の3.5インチHDDとしては普通ではないでしょうか。特にうるさいとも発熱が凄いとも思いません。

2019年8月に、

Panasonic CF-RZ4とCF-SZ5の大容量SSD化

という話を書きました。320GBのハードディスク搭載のCF-SZ5のHDDをSSDに換装しようとしたら、M.2用の端子がなくて2.5インチタイプのSSDにしか無理だったという話でした。

 

480GB SSD Intel インテル 540s 内蔵型 M.2 2280 SATA3.0 6Gb/s TLC R:560MB/s W:480MB/s 海外リテール SSDSCKKW480H6X1 ◆メ|flashmemory 

Yahoo!ショッピングから、「intel 540s」を検索すると、風見鶏という店の5999円のintel 540sが出てきます(2019/8/30現在)。こんな箱の板ガムみたいな480GBのM.2 SSDです。

 

今回変換基盤が手に入りましたので、このSSDに、変換基盤を噛ませて2.5インチタイプにしてみたところ一応使えました。HDDのコピーを作ることはできましたが、無フォーマットのまま本体にセットしたら認識しませんでしたので、わざわざM.2タイプを使うメリットはありません。

さらに問題がありまして、Crystaldiskmarkの結果がこれです。右上の125.5MB/sが明らかにおかしいのです。シーケンシャルリード/ライトは、560/480(MB/s)がメーカーの示す性能です。542.5MB/sは誤差程度ですが、125.5MB/sでは480MB/sに遠く及びません。

 

■使ってみた感想

以上のように、インストールは面倒くさいし、性能は明らかに低いし、HDD搭載モデルのLet's noteにM.2形状のSSDを載せることに良いことなど特にないわけです。いや1つありました。重量が2.5インチよりも数グラムは軽くなります。HDDよりはだいぶ軽くなります。

 

で、使ってみた感想ですが、Crystaldiskmark上の数値ではフルに性能が発揮されているようには見えませんが、HDDとは段違いです。HDDランプが点灯しっぱなしで動きが鈍いなんてことはなくなりました。Corei5 6300Uの性能の足を引っ張ることはなくなりました。と言っても、2世代前のCore i5 4300Uとかとあまり違いは感じませんけれど、SSDに慣れるとHDDには戻れませんね。

最初に述べておきますが、2年前の焼き直し版です。元の記事はこちらです。

最近のお気に入りフリーソフト4選(スキャナー,PDFビューワー,サブモニター,キー変更)

2年も経つと色々あるわけで(曖昧な!)、書き直して1点増やしたわけです。

 

今回の記事の主役は「spacedesk」です。スマホやタブレットをWindowsのサブモニターにしてしまおうというフリーソフトです。Windows同士の場合は、「Input Director」の方が反応が速くてよいと思いますが、「spacedesk」は対応OSが多いのが特徴です。スマホ・タブレットで主流のAndroidやiOSはもちろんWindowsにも対応しています。また、HTML5が動けばLinuxや電子ペーパーでも動くはずです(KOBO Touchで動かす目的は果たせていませんが)。

 

以下、2年前の記事の流用文を含む記事です。

 

私が最近愛用しているフリーソフトを勝手に紹介しておきます。基本的に自分用の備忘録ですが、一応最低限の使い方と特徴も付けておきますので、参考になれば幸いです。

■spacedesk

Android・iOSなどのスマホやタブレットをWindowsサブモニターにするソフトです。

Input Director

Windowsタブレットをサブモニターもどきにするソフトです。

SumatraPDF

軽快なPDFビューアーです。

■KeySwap

Windowsキーボードのキー変更ソフトです。

BTScsn

スキャナー取り込み時の補助ソフトです。追記:作者のページがなくなってしまっているので紹介して良いものか...
 

■spacedesk

https://spacedesk.net/

上記のページからダウンロードできます。「Download」の横にある+を押すと下記のように色々と出てきます。

サブモニターの利用元となるWindows(10,8,7)パソコンには左側のWindows10(64bit/32bit)、Windows7/8(64bit/32bit)から適切なドライバーを選択してインストールします。

どれが適切かは、「コントロールパネル-システムとセキュリティ-システム」を見るとわかります。上記の場合は、赤線を引いた部分が「Windows10 Pro」「64ビットオペレーティングシステム」となっていますので、「Windows10(64bit)」を選択します。

 

サブモニターにしたいスマホやタブレットには、AndroidならPLAYストアから「spacedesk」を検索してインストールします。iOSの場合も同様だと思いますが端末を持っていないので詳細がわかりません。

 

双方のインストールが終わったら、スマホ/タブレットのspacedeskを立ち上げます。すると下記のような画面になります(Androidの場合)。

Windowsパソコン側のインストールができている同一ネットワークのパソコンがある場合は画像のように表示されます。この場合は2台が見えています。パソコン名とIPアドレスが見えるので、サブモニターを使いたいWindowsパソコンを選択します。

すると、スマホなどにWindows画面が現れ、一方のWindowsパソコン側には、上記のようにサブモニターとして認識されます。複製/拡張の選択や、解像度があっていない場合は設定を変更します。上記の状態ではWindows側(Let's note)が1、Androidスマホが2です。解像度が1920x1200と1920x1080なので縦の大きさが異なっています。

 

□用途

第一の用途はもちろんサブモニターです。第二の用途としては、テレビ兼パソコンモニターなどの使い方をしている場合、テレビ番組の途中でパソコンを操作したいが切り替えたくない場合です。切り替えて操作すると数分かかりますから、一時的なモニターとして複製画面が結構使えます。第三に、画面が壊れたノートパソコンです。前々回くらいにNECの超軽量ノートパソコンの画面が壊れたことを書きました。そうした画面を破損したノートパソコンやグラフィックカードの不調の場合の緊急避難的な用途(HDDに内蔵データをコピーするなど)に使えます。5型程度のスマホ画面で何ができるのか?とお思いかもしれませんが案外使えます。

 

ちなみにAndroidOSに入れ替えたKOBO Touchはapkのインストールがうまくいかないものの、初期状態でOperaが入っており、HTML5に対応しているようです。そこで上記のダウンロードのページにある「go to HTML5 Viewer Page」を表示させてみましたが、ブラックアウトしたまま動きませんでした。

その「go to HTML5 Viewer Page」を表示させると、ブラウザ上で上記のように表示されます。「192.168.1.1」の部分を接続したいWindowsパソコンのIPアドレスに変更して「connect」を押すとサブモニターになります。

このようにブラウザ上で表示させているわけですがフルスクリーンにもできます。

 

この機能を使えばandroid/iOS以外の電子ペーパーやLinuxを入れたノートパソコンをサブモニターにできそうです。ちなみに上の画像はOperaです。FireFoxでは表示されませんでした。

 

spacedeskは、2年前には無線LANが遅かったため使いにくかったのですが、1000Mbit有線LANや802.11acの無線LANなどをお使いの場合は結構使えるソフトだと思います。

 

なお、Windows10同士の場合は、初期状態からある機能に「接続」があります。しかし、邪魔な表示が常時出ることもあり、spacedeskの方が便利に思えます。上にも書きましたが、以下のInput Directorのサブモニターもどきの方が反応が良いのでさらに良いと思います。なぜ「もどき」なのかは以下で説明します。

 

Input Director
Download Input Director v1.42
https://www.inputdirector.com/downloads.html
(バージョンは揃えるべきです)
参考ページ
http://gigazine.net/news/20120410-input-director/

私はしていませんが日本語化もできます。

 

Windowsタブレットをサブモニターのように使えるソフトです。実際には1組のキーボード・マウスで複数台のWindowsパソコンを操作するソフトです。無線で使えますが、使うのは主にマウスとキーボードの通信だけですので、Androidタブレットを外付けモニターのように使うソフトで、画面自体を1秒間に何枚も無線やUSBで通信するよりも反応がよいので使いやすいと思います。

 

Androidタブレットで、KomadoやWiredXDisplayも使いましたが、Windowsノートパソコン+Windowsタブレットを、ノートパソコンのキーボードとタッチパッドで2台を扱う方がマウス操作が快適ですので使いやすく感じます。注意点としては、連携した2台間の文章のコピペくらいはできますが、基本的に2台のパソコンを1組のマウス・キーボードで扱うソフトですので、2台のどちらもで扱うファイルは共有フォルダーにするなどの工夫が必要です。

 

2019/9/27追記: 

Ver.1.22と1.42の2台のパソコンで使おうとしたところどうしても繋がりませんでした。2台ともVer.1.42にしたところ何の不具合もなく繋がりました。お使いになられる場合は同一のバージョンに合わせましょう。

 

□説明

Main
Enable as Master:キーボード・マウスを使いたいパソコン側(マスター)で押します
Enable as Slave:上のパソコンで制御される側(スレイブ)のパソコンで押します。
Disable Input Director:ソフトを終了する場合に押します。
Primary IP Address:そのパソコンのIPアドレスです。

Master Configuration
Add:スレイブのパソコンのアドレスを「Add」で追加します。接続できていれば、「Scan Slaves」を押すと画面のようにチェックマークやパソコンアイコンが表れます。接続がうまくいっていない場合は×マークが表れます。

 

接続が失敗する理由は主に2つです。
・無線LANがつながっていない。複数の接続先がある場合は、2台が同じ接続先につながっていないと通信できません。
・Slave Configuration - Data Securityが合っていない。面倒な場合は「No Encryption」にすればつながります。私は読まれても構わないのでそうしていますが、暗号化していませんのでそれがまずい場合はきちんと設定する必要があります。

 

他にも色々と機能はありますが、以上で最低限は使えるはずです。これで、2台のWindowsパソコンを1組のマウス・キーボードで使えるはずです。Windowsのバージョンは、私の試した限りではWindows7,8,10の間で使えました。マウスとキーボードの操作を通信しているだけですので、Windowsの種類はあまり気にしなくて良いと思います。ただし、バージョンによってはWindows10で停止することがありますので、その場合は最新版にすると良いと思います。

 

SumatraPDF
無料 PDF リーダー - Sumatra PDF
https://www.sumatrapdfreader.org/download-free-pdf-viewer-ja.html
32bit版と64bit版のインストール版とポータブル版の4種類があります。よくわからなければ32bit版のポータブル版(上から2つ目)をダウンロードして解凍してクリックするだけで、ほぼ全てのWindowsパソコン(タブレット)で使えるはずです。

 

私が試した中で最も軽快で使えるPDFビューワーです。インストールさえ不要なモバイル版もあります。スワイプでページめくりができるのでWindowsタブレットに便利です。上記のInput Directorと組み合わせると、タブレットでPDFを表示しおいて、パソコンで文章を打つと、引用に非常に便利です。アドビのReaderは重すぎるという場合に使ってみるとよろしいかと思います。検索やページの移動、お気に入りの追加程度はありますし、全画面表示なども当然あります。

 

ちなみにAndroidで私が使っているPDFビューワーはOrion Viewerです。やはりAdobeが重すぎて使えないのでそちらを使っています。軽快な割に多機能で便利です。

 

気に入ったソフトがあれば追記するかも知れません。

 

2016/6/7追記:4選にします。

 

■KeySwap

Windowsのキーボードのキー変更ソフトです。

 

海外製パソコンの英語キーボードや、8型タブレット用などの小型キーボードではキー配列が不自然だったり、「ろ」や「ー」や「_」(アンダーバー)が見当たらなかったりします。

 

そういった場合に、使わないキーにそれらのキーを割り当てるなどして使いやすくするソフトです。常駐の必要がないので、毎回起動する必要はありません。ただし、レジストリを変更するので、その点が不安な方は使わない方が良いと思います。

 

説明はわざわざ書かなくても、ダウンロードして管理者権限で実行していただければわかると思います(やっつけだなあ)。

 

「Windows7・Vista・XP・2000専用プログラム」と書かれていますが、私はWindows10で使っており、今のところ不具合はありません。とは言っても、Windows8や10で使いたい場合は自己責任でお願いします。

 

ダウンロード先(Vector) KeySwap for XP

http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se228667.html

 

下の写真は8型タブレット用bluetooth接続のキーボードに日本語のシールを貼って私が使っているものですが、限られたキー数の中で好きな配列にすることができるわけです。

 

以下、bluetoothキーボードのチャタリングに関する余談です。

 

2015年の記事(最後の方に結論があります)で、bluetoothキーボード&bluetoothマウス&無線LANの3点セットを使うと、ほぼ100%の確率でチャタリングを起こすことを話題にしました(チャタリングとは「チャタリング」と打とうとした場合に「ちゃたたたたたた」みたいに勝手に連打される現象です)。

 

2点までならよほどタブレットパソコンと相性が悪くなければチャタリングは起きないわけです。キーボードとタッチパッドが一体になった上の写真のような製品は、bluetooth上では1点扱いのようなので、この類い+無線LANではまずチャタリングは起きません。だから、Windowsタブレットで文章を打ちたい場合はこのような製品の使い勝手が重要な問題なのです。

 

しかし、この類いの選択肢が、まともな国内メーカー製ではミヨシのタッチパッド(もしくはトラックボール)付きキーボードくらいしかありません(他にも若干ありますが悪評がすごい)。ミヨシ製も持っていますがモバイル用途では重いし大きすぎるのです。モバイル用途を考えると、上の写真のような薄くて軽い英語キーボードにカナキーのシールを貼ってでも使いたいわけです。

 

BTScsn
btscan305
http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/hardware/se181900.html
参考ページ
http://scanbooks.jp/pdf/btdl.pdf

スキャン補助ソフトです。連番を自動で付ける機能・奇数・偶数の割り振り機能などがあります。TWAINという規格のスキャナー(や複合機)なら基本的にどれでも使えるはずです。スキャナー付属のTWAINドライバーの機能が少ない場合に重宝します。

2019/9/27追記:作者のページが消えていますので現在ダウンロードできません。

 

私は、メインのスキャンとして未だにSCSIのエプソンのA3スキャナーを使っています。メインのエプソンのA3スキャナーは業務用だけあってドライバー関係が行き届いており、モアレ除去からJPEG連番まで自動で行ってくれます。だからそういった機種ではこのソフトはそれほど必要ありません。

 

一方、私はサブでブラザーのA4複合機を使っています。しかし、ブラザーのTWAINドライバーはあまり高機能ではありません。ブラザーの複合機を使う場合に、ブラザーのTWAINドライバーからの取り込みを行うと、1枚ずつ範囲指定がリセットされますし、ファイル処理もせねばなりません。ブラザーの複合機をかれこれ5台使っていますが、複数ページを取り込みたい場合に非常に不便なのです。

 

そこで、このソフトを使うと、CDの歌詞の冊子のようなA4サイズではない同サイズの複数ページを取り込みたい場合に、連続で指定したサイズを取り込むことができます。ADFでの連続取り込みでも便利かも知れません(未確認)。ブラザーの複合機のスキャナーでお困りの方は是非お試しあれ

 

□説明

格納先ディレクトリ:ファイルを作成する場所
名前・番号・係数:標準では<年月日8桁>_1.jpgから順にで作成されます。

フォーマット:jpeg、bmpなど。ファイルサイズと画質と使い勝手を考えながら使えます。

 

後で順番に並べたい場合は、番号を「001」からにしておくと「20170406_2.jpg」が「20170406_199.jpg」と「20170406_200.jpg」の間に来るようなことがなくなり便利です。
増分は奇数ページと偶数ページを別々に取り込む場合、+2にするなどで使うのでしょう。

 

PHILIPS Bluetooth対応ヘッドホンSHB3075、有線ヘッドホンSHL3075が各所で投げ売りされています。

 

PHILE WEB

「深みのある豊かな低音を実現。フィリップス「BASS+」シリーズのヘッドホン2機種をレビュー」

にありますように、ブルートゥースありのSHB3075が8000円、ブルートゥースなしのSHL3075が4000円程度で、2018年1月頃に発売された製品です。比較的新しいと思いますが、廃番にされるようです。

 

そのSHB3075が1480円、ポイントを考えたSHL3075が700円程度といった感じです。いろいろと複雑ですので後述します。

 

■いきさつとSHB3075/SHL3075の違い

 

ひかりTVショッピングでマイク付き有線のSHL3075RDを見つけまして、どうしようかさんざん迷ったあげくに、bluetoothの方をamazonで1480円で購入しました。今回はそのレビューです。

↑SHL3075RD。ひかりTVショッピングで1380円(60%還元)+dポイント最大25%還元です。85%かもしれませんが、dポイントの方の登録はいまいちわかりません。ポイントを考えて半額と見なすなら700円程度です。レッドが一番安いです。渋い色ではありますが、実物はここまでの高級感はないと思います。

 

基本的には同じような製品で、マイク付きの折りたたみヘッドフォンである点は同様です。違いは、bluetoothの無線ヘッドフォンか、配線の途中にマイクがついた3.5mmの4ピン端子でステレオヘッドフォン&モノラルマイクかという違いです。後者は3.5mmのオーディオ端子がついた一般的なスマホやノートパソコンに対応したものです。iPhoneなどのように端子が廃止されてしまったスマホですと、変換プラグを使うか前者のbluetoothを使うことになります。

 

blutooth付きのSHB3075がSHL3075の上位互換と言うわけではなく、SHB3075は3.5mmプラグを差す端子がありませんので無線専用です。

 

結局、無線のSHB3075WHを選んだわけですが、その理由は以下の通りです。

 

■SHB3075WHのレビューをまずさらっと

 

↑SHB3075WHです。amazonで1480円(送料込)です。折りたたむとこんな感じです。白以外は1980円以上します。

こんな箱に入っています。内容物は、本体、簡単な説明書2枚、以上のシンプルなものです。

blu-rayディスク(直径12cm)との比較です。

黒い方はYAMAHAのRH-5Maです。イヤーパッドは流用できそうなくらいそっくりです(RH-5Maのイヤーパッドは耐久性のあるものに交換済みです)。大きさも重さもだいたい同じです。SHB3075は32mmですが、40mmユニットの小型機と同等くらいの大きさと考えて良いと思います。

↑比較機のYAMAHA RH-5Maです。amazon価格3994円。価格は2倍以上しますが、1997年から売られ続けているロングセラー機です。私のお気に入りのマルチに使えるヘッドフォンです。2万円以上のヘッドフォンとの比較でなければ音質・付け心地・本体の耐久性は良い勝負になるでしょう。欠点は、デザインが安っぽいのと、楽器用のためポータブルにはコードが長すぎること、イヤーパッドが弱いことです。

 

■レビュー

 

比較機と写真をお見せしたところでレビューに入ります。まず色ですが、「WT」の品番からおわかりのように白色です。ただし、真っ白ではなく灰色に見えます。ですから、真っ白ほどはつけていても目立たないと思います。Let's noteをお持ちの方にしかわかりませんが、ほぼLet's noteのキーボードの色です。

 

重さは153gなので、bluetoothなしのSHL3075よりもその分だけ重いことになります。しかし、逆にコードの重さがないのでトータルほとんど変わらないかと思います。比較機のYAMAHA RH-5Maは165gなのでそれよりは若干軽めです。どれにしても軽い部類のヘッドフォンですので、これらが重いと感じるのでしたらイヤホンにした方が良いかと思います。

 

比較機のYAMAHA RH-5Maは密閉型でもスリットが開いているタイプですが、SHB3075は穴がない完全に密閉型です。

 

脱線しますが、ひかりTVショッピングの50%ポイント還元にSONYのMDR-ZX110があったので(確か1598円)、それも購入時に比較しました。色の展開といい、折りたたみタイプといい、思いっきりSHB3075と競合していると思います。

 

SHL3075とは約100円違いなので価格的にはどちらでも良いとは思いますが、決定的な違いがあります。イヤーパッドです。

 

このamazonから流用したSONY MDR-ZX110の写真からも何となくわかりますが、イヤーパッドの表面がペラペラのビニールのタイプです。実はYAMAHAのRH-5Maもこのタイプでしたが、半年で劣化して破れてきます。それが一番の理由で却下しました。安い高耐久性イヤーパッドは300円くらいでも買えますが、高く買うと本体と変わらないような価格になってしまいます。

 

PHILIPSのSHB3075/SHL3075のイヤーパッドはペラペラビニールではないタイプですので、針でも刺して破かない限りはイヤーパッドの耐久性があると思います。黒なら替えのイヤーパッドが比較的手に入りやすいですが、赤や緑の入手は難しいと思います。ですから特にそういった色の場合はイヤーパッドの耐久性が重要です

 

脱線が続きましたが、音質に移ります。

 

上記のPHILE WEBの記事に「BASS+」「深みのある豊かな低音」とあるように、低音が売りのモデルです。

 

数時間聴き込んでいますが、低音もあるものの、非常にバランスが良いヘッドフォンだと思います。完全密閉型でそこそこ遮音性がある一方で、抜けの良い音をしています。あまり籠もりは感じられません。高音は若干軽い感じがしますが、長時間聴いていても不快感を感じない音作りです。低音がどうかは下記に続く。

 

■YAMAHA RH-5Maとの比較

スマホとしてヤマダ電機のEveryphoneDXと、ノートパソコンとしてPanasonic CF-SZ5で比較しています。Let's noteは48kHzまでしか対応していませんが、音質そのものは結構まともです。ハイレゾ機も持っていますが、ブルートゥースが使えませんし、SHB3075WTはハイレゾに対応しておりませんのでフェアではないかと思い、CD音源やYoutube音源で比較しました。

 

結論から言うと、YAMAHA RH-5Maの勝ちです。無線と有線(OFC)の違いも影響がないとは思いませんが、全体域についてYAMAHA RH-5Maの方が上です。SHB3075WTは低音が売りで、記事によっては「沈み込む低音」と書かれていたり、9Hz~21kHzとなっていますが、明らかにYAMAHA RH-5Maの方が低い帯域まで出ています。本来は電子楽器用のヘッドフォンなので20-20000Hz程度の帯域しか持っていないと思うのですけどね。おかしいなあ。

 

どちらのヘッドフォンも音が塊にならず、明瞭に聴かせるタイプで聴きやすい音をしています。ただ、低音の沈み込み、ヴァイオリンやヴォーカルのニュアンスでSHB3075WTの方が一段劣ります。比較しなければ気になるほどではないのですがね。まあ、SHB3075WTでは定評のある5000-10000円の有線ヘッドフォンにはかなわないと思っておいた方が良いのでしょう。これは32mmユニットの限界のように思えます。

 

■SHB3075WTの不満点

 

はじめに申し上げておきますが、価格が価格ですので、総じて不満はありません。それでも参考までに不満点を挙げておきます。

 

1.bluetoothの音質

「価格が価格ですので、総じて不満はありません」と述べましたように、1500円のbluetoothヘッドフォンに多くを求めるつもりはありません。‎aptXなどの高音質規格に対応していないわけですが、少々いただけないと思うのは、44.1kHz,16bit専用であることです。ハイレゾに対応せよとは言いませんが、48kHzにくらいは対応しておいて欲しかった。ハイレゾ音源は大抵48kHzか96kHzですので44.1kHzに変換するのはちょっと...というところです。

 

2.プラスチッキーな筐体

総じて不満はないと書いたように街で付けていて恥ずかしいと思うほどひどいヘッドフォンではありません。むしろデザインは非常に良いと思います。ただし、内側のねじ4本以外に金属部がどこにも見えないプラスチッキーなデザインですので高級感は皆無です。潔いデザインとも言えます。

 

■SHB3075WTの長所

 

1.軽い付け心地

付け心地は個人差が大きいので万人に言えることではありませんが、153gと軽量なので強く締め付ける必要がありません。また、オンイヤータイプですので眼鏡に干渉しません折りたたみタイプですので、鞄にも収納しやすい形状です。これらは安いポータブルヘッドフォンには重要なことだと思います。100gクラスのヘッドフォンもありますが、価格を犠牲にするか耐久性を犠牲にすることになるので、私はこれで良いと思います。

 

2.遮音性と抜けの良さ

完全密閉の小型ヘッドフォンにも関わらず、低音が出て抜けの良い音を実現しています。高いレベルで実現できているので4000円でも高いとは思いません。まともなオーディオ屋であるPhilipsの面目躍如と言ったところでしょうか。初期価格の8000円は吹っかけすぎだと思いますが。

 

3.bluetoothの到達範囲

bluetoothの到達範囲は説明書によると10mということになっています。実際、スマホを置いた状態で部屋を移動してみましたが、特に途切れることもなく、コードがつながっているかのような安定性でした。混雑した電車内がどうかはわかりませんが、普通の室内で無線で歩けるだけでも便利さは感じました。

 

4.ボタン配置

音量+,-、何も書いてないボタン、接続、ON/OFFの5つがあります。しかし、配置や触り心地でわかりますので、慣れればヘッドホンを外さなくても操作できると思います。工業デザインとして優れているのではないでしょうか。

 
長いレビューをご覧いただきましてありがとうございました。

■はじめに

今回の話題はSSDへの交換です。NECの795gの13.3型パソコンVersaPro PC-VJ16(Lavie Zの企業向けモデル)が思いの外弱く、半年で画面が乱れて使えなくなってしまいました(高精細IGZO液晶がなんてこったい)。そこで、丈夫そうで軽そうなPanasonic Let's noteに買い換えたのがその理由です。大容量SSDに換装する場合に多少は役に立つかもと思い筆を執りました。

 

換装のコンセプトですが、どちらの機種もメモリーの増設が不可ですのでグレードアップの限界が見えています。また、4,5年前の機種でいい感じに安いので、本体並か本体よりも高いSSDを買うのもどうかと思います。かといって320GBのHDDよりも容量が小さくなるのもスペックダウンみたいですし、容量ダウンはシステム移行の手間が増えるので480GBと500GBを選びました。

 

■Panasonic CF-RZ4のSSD換装

裏蓋のねじを全て外して裏蓋を外すだけです。ただし、プラスマイナスがどちらも使えるねじ1本は取る必要が無かったと思います。裏蓋はマグネシウム製で無理にこじ開けると割れますので、慎重に開けます。

 

M.2のSSDが搭載してあるはずなので、ねじを外して斜めに浮き上がった状態で引っこ抜き、代わりに大容量のSSDを逆の手順ではめ込むだけです。拍子抜けするほど簡単です。交換前には、台所のステンレスのシンクに触れるなどして静電気を除去しておきましょう。

 

以上終わり、と言いたいところですが、注意事項があります。ます、SSDの種類です。M.2規格でSATA接続のSSDでないと使えません。M.2には高速なPCI-EXPRESS接続のものがありますがそちらは使えません。カカクコムのSSDのページhttps://kakaku.com/specsearch/0537/で、容量(480GB以上など)と、M.2(type 2280の板ガムみたいな形状が一般的)を選択するといろいろ出てきますが、インターフェイスが「Serial ATA 6Gb/s」のものが該当機種です。「PCI-Express」のものは残念ながら使えません。

 

利用できるSerial ATA 6Gb/s接続は、理論値が750MB/sで、現実的には550MB/sあたりで上限ですので、読み書きが500MB/sくらい出るSSDなら十分でしょう。最近はキャッシュを持たない低価格SSDが出ており大きなファイルをコピーしないならば大差ないかもしれませんが、なんだか気持ち悪いのでキャッシュありのモデルから選んでいます。

 

私はPanasonic CF-RZ4にWESTERNDIGITAL WDS500G2B0Bを使っています。定番ですのでトラブルは少ないでしょうし、2ヶ月くらい使っていますが、SSDのトラブルはありません。けちりたいならintel 540sが良いと思います。1000円くらい安く済みます。ユーザーが少ないのと、トラブルの話が散見されるので若干不安ではあります。

↑WESTERNDIGITAL WDS500G2B0B。amazon価格7046円です(2019/8/30現在)。NTT-X、ツクモ、ノジマなどの方が98円安いので7000円前後ならお好きな店から選択すると良いでしょう。

480GB SSD Intel インテル 540s 内蔵型 M.2 2280 SATA3.0 6Gb/s TLC R:560MB/s W:480MB/s 海外リテール SSDSCKKW480H6X1 ◆メ|flashmemory

Yahoo!ショッピングから、「intel 540s」を検索すると、風見鶏という店の5999円のintel 540sが出てきます(2019/8/30現在)。5980円で販売している店がありますが、送料で逆転するので私が調べた限り最安です。送料無料・税込みで、Yahooプレミアム会員だと60円安くなり、+4%のポイント付きです。更に、5の付く日セールで4,5,6の付く日は合計14%のポイント還元があります。完全に乗せられている気がしますが、ソフトバンクユーザーはプレミアム会員に追加コストなしになれますので、プレミアム会員登録とPayPay登録をしておくと良いでしょう。ということで、5939円(14%還元・送料込み)で購入しました。ただし、後述のようにHDDモデルのCF-SZ5にはM.2のSSDが使えませんので、2.5インチSATA化できるまでは不良在庫と化してしまっています。

 

■Panasonic CF-SZ5のSSD換装失敗の話

上記の通り現在のところSSD換装に成功していません。先日Panasonic CF-SZ5の320GBのHDDモデルを手に入れました。HDDを外せば軽くなるだろうし、外さないなら2.5インチHDDとM.2 SSDの両方使えるじゃん♪、とか考えてM.2タイプのSSDを注文しました。これが良くなかった。

 

Panasonic CF-SZ5のSSDモデルには2.5インチの配線が付属していないのは知っていたので、「HDDモデルでラッキー、両方使えるじゃん♪」と考えていたのですが、根拠のない楽天主義は打ち砕かれました。SSDの購入前にはパソコンの中身を確かめよう。

 

本題の換装は、Panasonic CF-RZ4と同様に裏蓋のねじをプラスマイナス両対応の1本を除き全部とって裏蓋を開けるだけです。本体がCF-RZ4よりも大きいので裏蓋が開けにくいのと、ねじが3種類あるのでわかるように保管することが注意点です。

 

開けてみてびっくり。HDDモデルにはSSDの端子が付いてないじゃないですか!なんてこったい。もともと付いているストレージと同じタイプを使えというPanasonicからの意思表示でした。そんなつもりはなくて、無意味に重くなるので余計なものが付いていないだけだと思いますが。

 

換装できるSSDの規格は、

HDDモデル→2.5インチSSD

SSDモデル→M.2 type2280,Serial ATA(6Gb/s)タイプ

ということです。

 

そういうわけで、2.5インチ変換基板待ちの状態です。

 

1つ言い忘れていましたが、本体材料のマグネシウムの特性でしょうがLet's noteはねじが緩みやすいようです。軽く締めただけだといつの間にはねじがなくなっているなんてことになります。オークションなどを見てもねじが足りないLet's noteをちょくちょく見ますが、それが原因でしょう。ちなみに私は2本なくしました。ねじは若干強めに締めておきましょう。

 

■余談その1 Panasonicショールームでの話など

Let's noteは、比較的厚みがありますのでM.2 SSDで問題になる発熱対策としてヒートシンクが付けられそうに見えます。CF-SZ5なら2~3mmで片面なら付けられそうです。付けようかと思いましたが、Serial ATAタイプの発熱は大したことないので必要ないかと思い私は辞めました。心配でしたら考えてみても良いかもしれません。

 

これらを買うにあたり、大阪駅前のPanasonicショールームに行ってきました。CF-RZ4はもちろんありませんでしたが現行機種のCF-RZ8を触って確かめることができます。形は全く同じでした。完成度が高かったので変更する必要が無いのだそうです。裏の事情は、CF-SZ5などの12.1型が販売の6割を占め、残りは全部で4割なのでそれぞれのシリーズは1割程度のシェアでしかないため、モデルチェンジの機会が少ないらしいですけど。次回の機種がCF-RZ9になるのか私は疑問ですがどうなんでしょ?そろそろUSB3.1搭載で電源周りなどを抜本的に見直したくなる頃だと思わなくもありません。

 

CF-RZ8はもちろんPCI-EXPRESSですが、長い間M.2 SSDが低速なSerial ATAタイプだったのはコストの問題だそうです。他から聞いたところでは発熱が少ないことも加味されたようですが、CF-RZ4の当時は1000円の差では済まなかったのでしょう。

 

ちなみに、ショールームからの紹介で購入できるそうで勧められましたが、CF-RZ4でもCF-RZ8でも同じ形なら同等だろうということで、CF-RZ4のジャンク(SSDなし)を購入してしまいました(オイ!)。店頭の「CF-RZ4とCF-RZ8の比較デモ」を見なかったのか?見ましたよ。大容量ファイルのコピーが2.5倍くらい速かったです。CF-RZ4がどれくらい遅いかは後ろに続く。

 

■余談その2 レビュー

CF-SZ5のSSD化は失敗中なのでわかりません。また、CF-RZ4はもともとがSSDなしジャンクなので、元のSSDがどれほどだったかは不明です。従って換装前後の比較はできません。ですから、現在のWindows10で快適かということのみです。

 

まず、CF-RZ4ですが、速くはありません。私がここ3台くらい使ってきたのが第4世代Core iシリーズのi3,i5ノートでCF-RZ4は第5世代なので一応世代的には速いはずです。しかし、通常ノートのi3,i5は通常のクロックが2GHz以上あります。CF-RZ4は通常0.8GHz(800MHz)しかありません。クロックだけ見ればPentium3などの時代と同等です。もちろん性能がその程度ということはありませんが、SSDだからどうにかこうにかギリギリストレスを感じない程度に動くという感じです。ですから、マルチタスクをするともたつきます。ということで、SSDがネックではありませんので、STAT接続の500MB/sでも、PCI-EXPRESS接続の1500MB/sでもほとんどの場面で変わらないでしょう。PCI-EXPRESS接続の速度を求めるのなら総合的に進歩している現行機種のCF-RZ8を素直に買うべきだと思います。ただし、約20万円しますけどね。

 

長所はやはり小ささ・軽さです。薄く小さい事が相俟って、2本の指でつまんで運べます。冒頭で書いたVersaPro PC-VJ16は裏蓋がマグネシウムリチウム合金の本当にぺらぺらの板で、厚さも重さもまさに紙のようでした。2本の指でつまむと裏蓋がへこんでしまいましたが、CF-RZ4ではそんなことはありません。また、若干重めに作ってあるため丈夫です。他にも、比較的打ちやすいキーボードなど工夫が随所に見られ、抜本的なモデルチェンジの必要が無いというのは理解できます。13.3型の軽量ノート並みの重さ(約750g)で、1.2kgとかの海外製の丈夫なノート(DELLやThinkPad)並の丈夫さがありそうですので高くても売れるわけです。

 

一方、短所はダントツで液晶画面です。2014年までのタッチパネルのLet's noteは悪名高い尿液晶です。ネットの情報からわかることは、液晶とタッチパネルの隙間を埋めるアクリル樹脂が、経年劣化かバックライトかで変色して黄色くなってしまうのです。根本的な対策は液晶ユニットの交換しかないのですが、今更2万円以上費やす気にはなれません。お金の要らない対策としてはインテルグラフィックのプロパティで青を強くすることです。まだ若干色合いはおかしいですが、全体的に黄色いということは無くなります。「エンターテイメント用に使うパソコンではないからまいっか」という感じです。モノラルで申し訳程度のスピーカーしかありませんので、コンセプトからしてエンターテイメント用には不向きな機種です。タブレットになるだけあって2010年頃のLet's noteみたいに視野角は悪くないですよ。

 

次に、CF-SZ5ですが、未だHDDのままです。現在、私はこのパソコン以外にHDDのパソコンを使っていないからでしょうか。こんなに遅かったっけ?って印象です。是非ともSSDに換えねば。しかし、キーボード・液晶などはCF-RZ4よりも大きいので見やすいですし、CPUの性能もCF-RZ4とは全く違います。Panasonicのパソコンで12.1型が主力なのがよくわかります。外付けバッテリーで使用時間を延ばしたいなどと訳のわからないことをしない限りは12.1型の普通のノートパソコンタイプのLet's note方が万能で良さそうです。当然私はその「訳のわからないこと」をやろうとしているから書いているわけですが、それはまたの機会に。

本当に今更感がありますが、先日、kobo glo hdを手に入れました。手に入れたからには、早速改造です。

 

Kobo touch改造(内蔵メモリー増設、非公式ファームなど)

Kobo glo改造(内蔵メモリー増設、非公式ファームなど)

 

結論から申し上げますと、容量アップは上記の方法でできました。しかし、残念ながら非公式ファームはありませんのでそちらはできていません。

 

kobo touch, kobo gloにはmicroSDカードの差し込み口がありましたので、無改造でも容量アップが一応できました(バクあるけど)。

kobo glo hdにはそれがないので、内蔵のmicroSDを交換するしか容量アップの手段がありません。4GBでは、自炊ファイルを入れるとすぐにいっぱいになってしまいます。4GBで足りるわけがないので64GBに速攻で交換する必要があります(個人的見解です)。

 

用いたmicroSDカードは東芝の64GBです。1~2年前に購入した物ですので、後継機種は以下の商品です。いつの間にか安くなりまして、本日のamazon価格は1130円(送料込み)だそうです。相性があるという報告事例もありますからあまり聞いたことのないメーカーはどうかと個人的には思います。また、128GB以上が使えるかどうかはわかりません。いずれにしても自己責任でお願いします。

↑2019/6/11のamazon価格は1130円(送料込み)です。

 

kobo touchは32GBまでしか使えなかった記憶がありますが、kobo glo hdでは64GBが使えましたので、おそらく128GBも使えるのではないかと思います。今のところ4.1GBしか埋まっていないので、当面128GBにする予定はありませんがそのうち試してみるかもしれません。その時は報告を追記します。

 

基本的に以下にある通りの増設方法です。microSD差し込み口が、kobo glo hdはkobo gloタイプなので、こちらの方が参考になるかと。

Kobo glo改造(内蔵メモリー増設、非公式ファームなど)

 

手順は以下の3つです。

1.オリジナルmicroSDのバックアップ

 管理者権限と消去に注意。

2.大容量microSDにコピー

3.大容量microSDの容量変更

 これをしないと利用できる容量が4GBのままです。

 

kobo touch/gloとの違いは、

・64GB以上のmicrSDが使用可能

・裏蓋が硬い

これくらいでしょうか。microSD端子の側から開けると裏蓋がまだ開けやすいように思います。kobo touchみたいに簡単には空きません。

 

■蛇足:kobo glo hdの感想

解像度:kobo touchとは2世代違うので、解像度も2世代分アップしています。そのおかげで大変読みやすくなっています。私の目には紙とほぼ同等に見え、kobo touchの様にルビが滲んで読めないなんてことはありません。現行機の解像度もほぼ同等なのでkobo glo hdで良いんじゃない?って感じです。

 

反応速度:これもkobo touchと比較すると相当速くなっています。実はkobo touchの反応の鈍さに嫌気が差して、主にsony readerのT2を使っていましたが、それよりも反応は良いように思えます。ただし、最新のタブレットと比較しては駄目です。

 

なお、ChainLPで自炊する場合の解像度は、1072×1448のcbzファイルがお勧めです。