私が最近愛用しているフリーソフトを勝手に紹介しておきます。基本的に自分用の備忘録ですが、一応最低限の使い方と特徴も付けておきますので、参考になれば幸いです。

BTScsn

スキャナー取り込み時の補助ソフトです。

Input Director

Winタブレットをサブモニターもどきにするソフトです。

SumatraPDF

軽快なPDFビューアーです。

■KeySwap

Windowsキーボードのキー変更ソフトです。

 

BTScsn
btscan305
http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/hardware/se181900.html
参考ページ
http://scanbooks.jp/pdf/btdl.pdf

スキャン補助ソフトです。連番を自動で付ける機能・奇数・偶数の割り振り機能などがあります。TWAINという規格のスキャナー(や複合機)なら基本的にどれでも使えるはずです。スキャナー付属のTWAINドライバーの機能が少ない場合に重宝します。

 

私は、メインのスキャンとして未だにSCSIのエプソンのA3スキャナーを使っています。メインのエプソンのA3スキャナーは業務用だけあってドライバー関係が行き届いており、モアレ除去からJPEG連番まで自動で行ってくれます。だからそういった機種ではこのソフトはそれほど必要ありません。

 

一方、私はサブでブラザーのA4複合機を使っています。しかし、ブラザーのTWAINドライバーはあまり高機能ではありません。ブラザーの複合機を使う場合に、ブラザーのTWAINドライバーからの取り込みを行うと、1枚ずつ範囲指定がリセットされますし、ファイル処理もせねばなりません。ブラザーの複合機をかれこれ5台使っていますが、複数ページを取り込みたい場合に非常に不便なのです。

 

そこで、このソフトを使うと、CDの歌詞の冊子のようなA4サイズではない同サイズの複数ページを取り込みたい場合に、連続で指定したサイズを取り込むことができます。ADFでの連続取り込みでも便利かも知れません(未確認)。ブラザーの複合機のスキャナーでお困りの方は是非お試しあれ

 

□説明

格納先ディレクトリ:ファイルを作成する場所
名前・番号・係数:標準では<年月日8桁>_1.jpgから順にで作成されます。

フォーマット:jpeg、bmpなど。ファイルサイズと画質と使い勝手を考えながら使えます。

 

後で順番に並べたい場合は、番号を「001」からにしておくと「20170406_2.jpg」が「20170406_199.jpg」と「20170406_200.jpg」の間に来るようなことがなくなり便利です。
増分は奇数ページと偶数ページを別々に取り込む場合、+2にするなどで使うのでしょう。


Input Director
Download Input Director v1.4
https://www.inputdirector.com/downloads.html
(私が使っているのはたぶん1.2.2と1.3です)
参考ページ
http://gigazine.net/news/20120410-input-director/

私はしていませんが日本語化もできます。

 

Windowsタブレットをサブモニターのように使えるソフトです。実際には1組のキーボード・マウスで複数台のWindowsパソコンを操作するソフトです。無線で使えますが、使うのは主にマウスとキーボードの通信だけですので、Androidタブレットを外付けモニターのように使うソフトで、画面自体を1秒間に何枚も無線やUSBで通信するよりも反応がよいので使いやすいと思います。

 

Androidタブレットで、KomadoやWiredXDisplayも使いましたが、Windowsノートパソコン+Windowsタブレットを、ノートパソコンのキーボードとタッチパッドで2台を扱う方がマウス操作が快適ですので使いやすく感じます。注意点としては、連携した2台間の文章のコピペくらいはできますが、基本的に2台のパソコンを1組のマウス・キーボードで扱うソフトですので、2台のどちらもで扱うファイルは共有フォルダーにするなどの工夫が必要です。

 

2019/9/27追記: 

Ver.1.22と1.42の2台のパソコンで使おうとしたところどうしても繋がりませんでした。2台ともVer.1.42にしたところ何の不具合もなく繋がりました。お使いになられる場合は同一のバージョンにするべきだと思います。

 

□説明

Main
Enable as Master:キーボード・マウスを使いたいパソコン側(マスター)で押します
Enable as Slave:上のパソコンで制御される側(スレイブ)のパソコンで押します。
Disable Input Director:ソフトを終了する場合に押します。
Primary IP Address:そのパソコンのIPアドレスです。

Master Configuration
Add:スレイブのパソコンのアドレスを「Add」で追加します。接続できていれば、「Scan Slaves」を押すと画面のようにチェックマークやパソコンアイコンが表れます。接続がうまくいっていない場合は×マークが表れます。

 

接続が失敗する理由は主に2つです。
・無線LANがつながっていない。複数の接続先がある場合は、2台が同じ接続先につながっていないと通信できません。
・Slave Configuration - Data Securityが合っていない。面倒な場合は「No Encryption」にすればつながります。私は読まれても構わないのでそうしていますが、暗号化していませんのでそれがまずい場合はきちんと設定する必要があります。

 

他にも色々と機能はありますが、以上で最低限は使えるはずです。これで、2台のWindowsパソコンを1組のマウス・キーボードで使えるはずです。Windowsのバージョンは、私の試した限りではWindows7,8,10の間で使えました。マウスとキーボードの操作を通信しているだけですので、Windowsの種類はあまり気にしなくて良いと思います。ただし、バージョンによってはWindows10で停止することがありますので、その場合は最新版にすると良いと思います。

 

SumatraPDF
無料 PDF リーダー - Sumatra PDF
https://www.sumatrapdfreader.org/download-free-pdf-viewer-ja.html
32bit版と64bit版のインストール版とポータブル版の4種類があります。よくわからなければ32bit版のポータブル版(上から2つ目)をダウンロードして解凍してクリックするだけで、ほぼ全てのWindowsパソコン(タブレット)で使えるはずです。

 

私が試した中で最も軽快で使えるPDFビューワーです。インストールさえ不要なモバイル版もあります。スワイプでページめくりができるのでWindowsタブレットに便利です。上記のInput Directorと組み合わせると、タブレットでPDFを表示しおいて、パソコンで文章を打つと、引用に非常に便利です。アドビのReaderは重すぎるという場合に使ってみるとよろしいかと思います。検索やページの移動、お気に入りの追加程度はありますし、全画面表示なども当然あります。

 

ちなみにAndroidで私が使っているPDFビューワーはOrion Viewerです。やはりAdobeが重すぎて使えないのでそちらを使っています。軽快な割に多機能で便利です。

 

気に入ったソフトがあれば追記するかも知れません。

 

2016/6/7追記:4選にします。

 

■KeySwap

Windowsのキーボードのキー変更ソフトです。

 

海外製パソコンの英語キーボードや、8型タブレット用などの小型キーボードではキー配列が不自然だったり、「ろ」や「ー」や「_」(アンダーバー)が見当たらなかったりします。

 

そういった場合に、使わないキーにそれらのキーを割り当てるなどして使いやすくするソフトです。常駐の必要がないので、毎回起動する必要はありません。ただし、レジストリを変更するので、その点が不安な方は使わない方が良いと思います。

 

説明はわざわざ書かなくても、ダウンロードして管理者権限で実行していただければわかると思います(やっつけだなあ)。

 

「Windows7・Vista・XP・2000専用プログラム」と書かれていますが、私はWindows10で使っており、今のところ不具合はありません。とは言っても、Windows8や10で使いたい場合は自己責任でお願いします。

 

ダウンロード先(Vector) KeySwap for XP

http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se228667.html

 

下の写真は8型タブレット用bluetooth接続のキーボードに日本語のシールを貼って私が使っているものですが、限られたキー数の中で好きな配列にすることができるわけです。

 

以下、bluetoothキーボードのチャタリングに関する余談です。

 

2015年の記事(最後の方に結論があります)で、bluetoothキーボード&bluetoothマウス&無線LANの3点セットを使うと、ほぼ100%の確率でチャタリングを起こすことを話題にしました(チャタリングとは「チャタリング」と打とうとした場合に「ちゃたたたたたた」みたいに勝手に連打される現象です)。

 

2点までならよほどタブレットパソコンと相性が悪くなければチャタリングは起きないわけです。キーボードとタッチパッドが一体になった上の写真のような製品は、bluetooth上では1点扱いのようなので、この類い+無線LANではまずチャタリングは起きません。だから、Windowsタブレットで文章を打ちたい場合はこのような製品の使い勝手が重要な問題なのです。

 

しかし、この類いの選択肢が、まともな国内メーカー製ではミヨシのタッチパッド(もしくはトラックボール)付きキーボードくらいしかありません(他にも若干ありますが悪評がすごい)。ミヨシ製も持っていますがモバイル用途では重いし大きすぎるのです。モバイル用途を考えるとカナキーのシールを貼ってでも使いたいわけです。