こんな本、読んでます。 -15ページ目

こんな本、読んでます。

どれくらい本を読んでいるのか記録してみます。。

最高は☆5つです。

アミューズソフトエンタテインメント
嫌われ松子の一生 通常版
☆☆☆☆

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不器用で純粋でちょっと短絡的なせいで、どんどん堕ちていく松子。

傍から見ると決して幸せな人生ではなく、なんのために生きているのかと

思わせる人生だが

実際にはいろいろな人の心に暖かいものを残していた。

御伽噺のような素敵な映像満載のエンターテイメント。

でも私は最後はボロボロ泣いてしまった。

映画館で周りの人はそんなに泣いている人は目立たなかったけど。。


劇中に繰り返し流れる「曲ーげて~、伸ば~して~、お星様をつかもう」という童謡が

たまらなく好きなのだが、歌っているとどうしても

「いーつのー、ことーだかー、思い出してごーらん、あんなこと、こんなこと、あったでしょう」

という歌とかぶってしまう。

あれっと思って、公式サイトの予告編を繰り返しみることを最近は繰り返しています。


20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
幸せのポートレート
☆☆

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マンハッタンで働くキャリアウーマンのメレディスは結婚を前提にエヴェレットと付き合っている。

クリスマスをエヴェレットの実家で過ごすことになったメレディスだったが

エヴェレットの家族は隙がなく神経質そうなメレディスに拒否反応を示す。

様々な個性をもつエヴェレットの家族とメレディスとの格闘が面白い。

メレディスは単に人付き合いに不器用なだけなのだと思うのだが

他人の気持を察するのが下手なのにキャリアで成功するというのは疑問だ。

メレディスがエヴェレットの兄と、メレディスの妹がエヴェレットと結ばれるという

結末もちょっと安易すぎる感じがした。






20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2番目のキス
☆☆☆

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何も考えずに楽しめる映画でした。面白い!

成功したキャリアウーマンが、高校教師のベンと交際を始めたのは秋。

幸せなカップル生活は野球シーズンの始まりとともに終わりを迎える。

ベンはボストン・レッドソックスの熱狂的ファンだったのだ。

キャンプへ(勝手に)同行するところから始まり

シーズン中のホームの試合は毎試合応援にでかける。

当然、彼氏が野球第一になれば、彼女は怒り出す。

二人の間に亀裂が。。


アメリカの熱狂的な野球ファンというのは、こんな感じなのね。

松坂がいくボストンというチームに興味を持っている人にもお勧め。

「2番目のキス」なんていうロマンティックな邦題よりも

Fever pitch(熱狂するグランド?)のもともとの題の方が

よっぽどぴったりくる。



林 美佐
再発見 ル・コルビュジエの絵画と建築

20世紀を代表する建築家であるル・コルビュジエの多分野にわたり紹介する本。

主要美術作品がコンパクトにまとめられている


正直、コルビュジエが詩人であったり画家であったりしたことを

今まで知らなかった。

またモデュロールという人間の体の部位を元にしたスケールを考え

建築に応用したということも知らなかった。

きっと建築関係の人間には常識なんだろうな。


コルビュジエの絵は、彼の分かりやすい建築とは異なるテイストで

興味深かった。

この本はどちらかというと芸術分野に重点を置いているため

彼の建築が好きで、建築の写真をみたいというような私のような人間には

別の画集を探したほうがよさそうだ。




佐藤 友之
死刑囚の妻
☆☆

死刑囚の妻の立場を綴ることで

そこからみた死刑囚の待遇・立場を浮き彫りにさせている。

多くの「妻」は裁判中のうちに、または死刑確定のときには

姿を消すという。

逮捕の瞬間から家族はマスコミに追われることになる。

子どもや生活のことを考えれば、

戻ってこない人との縁をつないでおかない選択の方が自然だ。

一方、死刑囚は6等親以内としか通信ができないので

弁護士とすら連絡が絶たれることになるl。

死刑囚の孤独な処遇に驚く反面、同情はできない。


一つ印象的だったのは、フランスではたとえ死刑囚であっても

妻との肉体関係は維持できるということだ。

専用の面会部屋が刑務所内にあるそうで宿泊もできるらしい。

死刑囚の権利は束縛しても、妻の性欲求の権利まで奪うことはできない

という考え方に基づくもので

ガラス越しで10分間程度の面会しかできない日本とは大違い。

人権とはなにかということを考えてしまった。



内館 牧子
義務と演技
☆☆

夫は義務で妻とセックスし、妻は内心うんざりしながら演技で応える。

そういう夫婦が2組でてきて、絡み合いながら物語が展開する。

夫婦のあり方としては哀しいと思わざるえない。

そんなに無理しなくてもいいのにと。

行為に及ばなくても、ぴったりくっついているだけで気持いいと思う

そんな夫婦であり続けたい。



室井 佑月
ドラゴンフライ

室井さんはどんな小説を書くのだろうという疑問から

この本を読んでみた。

OLから銀座のクラブへ転進した女の話。

ドロドロしているんだかさっぱりしているのか

入り混じった銀座の人間関係をベースとした話。

人間は一生懸命、なにかを抱えながら生きているんだ

というのがテーマかな。

とくに印象には残らなかった。



三宅 小まめ, 森田 繁子
「祇園」うちあけ話―お茶屋のこと、お客様のこと、しきたりのこと
☆☆

前編が京言葉で語りかけるように書かれているので

慣れるまでは読みにくいかもしれないが、

読みなれてくるとはんなり、ゆったりとすごく落ち着いた感じで読める。


江戸時代にさかのぼる祇園の歴史や、

戦前までの華やかな盛りの祇園について、

そして今にいたる祇園の風物詩などが描かれている。


一つのことを大切に謙虚に精進を重ねて生きてきた人は本当に素敵だ。

そして四季の仲にさまざまな行事を取り入れ、

時の移ろいを大切にしてきた祇園の人々に敬意を抱く。



藤 夏子
銀座ママの本音 男性からお金を引き出す方法
☆☆☆☆

銀座のクラブで働く女性は、正直女を武器にして媚を売っているのだと

なんとなく思っていた。

実際はそうではなく、「(女性としての)弱者」を売ることにより

客(男性)の強さを自覚させ、いい気持にさせることを商売にしているのだ

ということがよく分かった。


そして、客が強者として振舞う以上、

たとえ1万円で仕入れたウイスキーが30万円になろうとも

客は気持よくそれを支払えるというところに

クラブの商売が成り立っている。


客は結局は自分の強さを確かめにクラブに通うのであって

自分に本当に自信のある人はクラブの魔力にはやられないはず。

だから、もし夫がクラブに通い詰めていることを悩んでいる妻がいたら、

それをなじるのではなく、夫を立てて自信を持たせることが

解決への一番の近道だろう。


この本を読んでしまったら、クラブに通う親父を見る目が変わってしまいそう。

一種哀れみを含んだ、一歩ひいた目で見てしまいそうである。


この本は女性男性どちらにとっても面白いと思う。

人の表情から感情を読み取るということがこういうことかと

よく分かる。


クラブに通う男性にとっては、恐ろしい本かもしれないが、

一つ朗報。クラブの女性はほとんど男性客と結婚するそうです。恋の矢



内館 牧子
週末婚
☆☆☆☆

以前TVドラマ で見た気がしていたのだが

小説のほうはだいぶ印象が違う。

TVドラマよりも、もっと夫婦とは何かというところに重点を置いている気がする。


昔から派手で優秀な姉陽子と、そんな姉にコンプレックスをもち目立たず暮らしてきた妹月子。

月子には初めて交際し結婚を約束した男性豹がいたが、突如陽子が豹の兄純の子どもを妊娠し

結婚すると言い出した。

周囲から順調だと思われていた陽子の翻訳業だが、実際は行き詰っていたため

純を誘い計画妊娠をする。

周囲の圧力に負けて豹と分かれる月子。ぼろぼろになり、仕事に打ち込んだときに現れたのが航一だった。

航一との結婚を決めたとき、月子は週末だけ同居をする週末婚を提案する。


本書には建築がたくさんでてくる。

私の大好きなガウディやルコルビジェなど。

コルビジェの建築になぞらえて週末婚を「ガラスのドア」と形容する。

閉じているようないないようなドア、そのような距離感を大切にする形態だと。

ルコルビジェの作品の中には、壁を曲線にすることでドアをなくした家がある。

壁の曲線がうまくプライバシーを確保し、かつ気配は消さない。

遮断されることなく、つながりを保つことができれば週末婚もいいのではないかと思う。


勤務地の違いから週末婚をしていたことがあるし、今もその可能性もあるが、

そうなったら週末は待ち遠しいと思う。

しかしやはり平日は寂しいし、家事を分担したり、とりとめもない話ができなくなる。

一方で、食事の心配や、帰る時間を互いに連絡しあうという瑣末な事象はなくなるだろう。

夫婦の形態の一つとして週末婚を選ぶのを否定はしないが

それに伴う出費を考えると、私には週末婚は向いていない。