死刑囚の妻 | こんな本、読んでます。

こんな本、読んでます。

どれくらい本を読んでいるのか記録してみます。。

最高は☆5つです。

佐藤 友之
死刑囚の妻
☆☆

死刑囚の妻の立場を綴ることで

そこからみた死刑囚の待遇・立場を浮き彫りにさせている。

多くの「妻」は裁判中のうちに、または死刑確定のときには

姿を消すという。

逮捕の瞬間から家族はマスコミに追われることになる。

子どもや生活のことを考えれば、

戻ってこない人との縁をつないでおかない選択の方が自然だ。

一方、死刑囚は6等親以内としか通信ができないので

弁護士とすら連絡が絶たれることになるl。

死刑囚の孤独な処遇に驚く反面、同情はできない。


一つ印象的だったのは、フランスではたとえ死刑囚であっても

妻との肉体関係は維持できるということだ。

専用の面会部屋が刑務所内にあるそうで宿泊もできるらしい。

死刑囚の権利は束縛しても、妻の性欲求の権利まで奪うことはできない

という考え方に基づくもので

ガラス越しで10分間程度の面会しかできない日本とは大違い。

人権とはなにかということを考えてしまった。