こんな本、読んでます。 -16ページ目

こんな本、読んでます。

どれくらい本を読んでいるのか記録してみます。。

最高は☆5つです。

赤川 次郎
枯葉色のノートブック

赤川次郎が1989年以降、毎年一冊づつだしている杉原爽香シリーズの第18作目。

ケア付きマンションはまだ建設中の段階。爽香はチーフとしてその責任者を務めている。

そんな中、同僚寺山が会社のお金を横領しているという電話がかかってくる。

麻生に寺山を探らせると、怪しい点がいくつもでてくる。

そして、爽香が目をかけて可愛がっている里子の恋人は寺山であった。

寺山は若い女性が大好きで、里子以外にも女子高生と関係をもっている。

しかも娘と同じ学校に通う女子高生と。


今回は爽香の会社が主な舞台になっており、爽香の登場場面も多いが

明男は影が薄くなっている。

要所要所で殺し屋中川が出現し、いろいろなことをしていく。

なぜ中川は爽香に付きまとうのか? 

また、妊娠してしまった兄充夫の娘は今後どうなるのか?

そんな宿題を次回作に持ち越しているため、読後感が中途半端。

次回作が一年後ということを考えると、読者はやきもきする結末かもしれない。


ここ1ヶ月ほど読み続けてきた本シリーズだが

私もやっと発行においついた。

いつのまにか爽香は私の歳を追い越してしまった。

読んでいても落ち着きを感じさせる。


2006年は爽香33歳が出版されているはず。

図書館で調べたら、33人待ちだった。

他の読者と同じく、私も少し読むのを待ってみようと思う。



赤川 次郎
虹色のヴァイオリン

赤川次郎が1989年以降、毎年一冊づつだしている杉原爽香シリーズの第17作目。

31歳になった爽香は秘書麻生と行動をともにするようになり、彼の運転する車で移動するという

異例の出世をしている。

今回は、河村の愛人志乃が住むアパートの隣に、以前河村が逮捕して彼を恨んでいる佐藤という男が越してくる。

佐藤の河村への復讐心が事件を引き起こす。

また、浅生は撮影所で出合った寿美子を好きになる。寿美子は撮影所の食堂で働いていたが

娘果林がひょんなことから映画に出演することになる。

そして佐藤は実は寿美子のかつての夫であった。


爽香の兄は相変わらず借金を抱え、爽香を困らせる。

そんなどうしようもない兄の面倒を見る必要はないと思うのだが、爽香は見捨てない。

自分にも家庭があり、決してラクではないはずなのに、どうしてそこまで犠牲になるのかと

いつも思う。


河村の娘爽子は習っているヴァイオリンが上達している。

新しいヴァイオリンを薦められるが、これが500万と1000万。弦楽器って高いのね。

普通のサラリーマンに払えるはずもない。


そして今回初登場の殺し屋。

彼が次回作以降はキーマンになっていくのかもしれない。





赤川 次郎
茜色のプロムナード
☆☆

赤川次郎が1989年以降、毎年一冊づつだしている杉原爽香シリーズの第16作目。

新しい高齢者用ケア付きマンションの準備計画に携わる爽香は、用地買収のために

予定地に住む門倉を訪れる。門倉には遺産を狙う義理の息子や、実の息子がいた。

彼らは反対運動をおこして買収価格の吊り上げを狙う。

一方、明男に思いをよせる三宅舞にはストーカーが付きまとい、

舞を守ろうとした野口刑事は銃弾に倒れてしまう。

野口が片思いしていた河村布子は、夫太郎の子どもまでなした不倫に悩み

弱気になっていたときだっただけに、ショックを受ける。


爽香が30歳になり、仕事も順調ななか、彼女の周りは動いていく。

ますます大人になっていく爽香が頼もしい。

赤川 次郎
濡羽色のマスク
☆☆

赤川次郎が1989年以降、毎年一冊づつだしている杉原爽香シリーズの第15作目。

爽香は新プロジェクトの準備に参加し多忙な日々を送っている。

今回は萩原里美の母が殺されるところから話は始まる。

その里美の母のところに通っていたのが改革派政治家で

それを伏線に物語は進む。


里美は2歳の弟、一郎と二人で生活をしていくことを決意し、

爽香の紹介でG興産でメール配達の仕事を始める。

16歳にして苦労人である。

16歳というと、シリーズが始まったばかりの爽香の年である。

しっかりものの里美を、大人になった爽香が暖かく見守っている。



河村家は布子が私立高校への就職が決まるも

太郎は詩織とその子どもへ通うなど2重生活を送っている。

こんな河村夫妻は見たくなかった。。


明男もこの本でも浮気はなんとか踏ん張った。



赤川 次郎
利休鼠のララバイ―杉原爽香、二十八歳の冬

赤川次郎が1989年以降、毎年一冊づつだしている杉原爽香シリーズの第14作目

爽香は高級老人ホームPハウスで働き続けているが、新規ホームの立ち上げプロジェクトへの

参加要請があるなど、会社内での地位も認められつつある。

今回は入居者栗崎英子と旧友の歌手喜美原治とその財産をめぐる家族関係を軸に進められる。


そんな中、シリーズを読み続けている私の一番の興味は河村夫妻にある。

教え子の自殺をきっかけに学校を辞めざるえなくなった布子と、

病気から刑事から事務職に転向になった太郎。

太郎は早川志乃に思いを寄せられ、ついには子どもまでもうけてしまう。

あの仲良く、頼もしかった河村夫妻にこんなことが起こるとは、

時間や環境が変わると人間関係も変わってしまうと考えさせられてしまった。


爽香の夫である明男も、配送先のお嬢さんから思いを寄せられるが

さすがに爽香を思い踏みとどまっている。



赤川 次郎
うぐいす色の旅行鞄―杉原爽香二十七歳の秋

赤川次郎が1989年以降、毎年一冊づつだしている杉原爽香シリーズの第12作目。

爽香は丹羽明男と結婚式をあげ、新婚旅行にでかける。

なぜか恋人を追う今日子も新婚旅行に同行し、案の定、旅行先で事件に巻き込まれる。

シリーズが始まった時、爽香は中学生だったことを考えると

よくぞここまで大きくなって、、と感慨深いものがある。


今回は刑事の河村太郎がストレスで胃を悪くして手術する。

そしてそんな河村に秋風を送る女が出現。

次回作では河村家になにかありそうな気がする。


唯川 恵
100万回の言い訳
☆☆

著者は現在、女性誌に連載を持っている。

その続きが気になって、同じ著者の別の本を読んでみた。


夫婦関係がテーマで、お互いが他の人や仕事に心を傾けてしまうものも同じ。

30代後半の夫婦を登場人物にして、同じマンションの火災のために部屋が使用できなくなり

一時的に別居を始めた夫婦。

しかし別居により、互いになにか鎖が外れたようになり、自由を満喫する。

それでもボールが低いほうへ転がるように、どんなに跳ね回っても

結局は夫婦という安定状態へ戻ろうとしてしまう。


夫婦ってなんだろう。

夫婦という状態は安定状態なのだと思う。

それは自由度が低いということと同義なのかもしれない。

でもその安定状態にはいろいろな種類がある。

冷戦状態だってその一種だし、新婚ラブラブ状態もその一種。

ボコボコしたなだらかな坂道をボールが下るように

いろいろな穴にハマッテ安定する。

そしてひょんなことをきっかけにして

また下り始める。 

たまにはわき道へそれる溝(=離婚)もあるかもしれない。

下った先に何があるのかは、今の私には分からない。

でも願わくば、下った先には夫婦一緒に天国から

子孫を見守るという状態があってほしい。


いつまでも楽しく一緒に暮らすということ

そのような安定状態を維持したいものです。




赤川 次郎
藤色のカクテルドレス
☆☆

赤川次郎が1989年以降、毎年一冊づつだしている杉原爽香シリーズの第11作目。

爽香も26歳になりました。婚約者の明男は刑務所からでて運送業として働く。

兄の充夫は相変わらずどうしようもない人間で、他人の借金の保証人となり

その借金をかぶることになる。でもお金がないので両親の家を抵当に金を用意しろといい

結局爽香が田端社長から借りることになる。


今回の事件は学生時代に目の前で強盗に先輩を殺された畠中澄江の周りでおこる。

その強盗の一人と彼女は知らずに結婚していて、先輩を殺したほうの強盗の片割れが

また別の殺人事件を起したことにより過去がわかり苦悩する。

爽香は殺人者を婚約者にもつという立場から、彼女の役にたとうと尽力する。


爽香がだんだん人間離れした女神のようになってきた。

まさに滅私、自己犠牲。

そういう爽香だからこそ、周りに暖かい人が協力を集まり、協力をおしまない。


自分の自己中心的なところを反省させたれた。


美輪 明宏
人生ノート
☆☆

いろいろな角度から物事をみることを教えてくれる

親のような一冊。

一般的にタブーとされているホモセクシュアルについてや

信仰と宗教についてなどを初めとして

一般的なマナーについてや、生き方についての

短いエッセイをまとめた本。


戦争がないとホモが増える。ホモは子どもを産まないから

平和な時代に人口が増えすぎるのを抑制できる。

そもそも、日本でも男色と呼ばれたように昔は

ホモはたくさんいた。しかも男色は女色よりも偉いとされていたそうだ。

それが第一次大戦以降、富国強兵、産めよ育てよという風潮の中で

子ども(=兵力)を生み出さない同性愛者は否定的に扱われることになったそうだ。

ヨーロッパでもそれは同じで、聖書に同性愛者を憎むべしとかいてあるのは

戦乱の世に聖書が編纂されて追記されたものかもしれないとのこと。

どこまでホントかは分からないけれど、確かに面白い視方です。


他にも、自分を育てるのは親ではない。自分です。 

だとか、

「南無妙法蓮華経」と「アヴヴェ・マリア」という言葉を繰り替えし唱えることは

自然と調和し、よい気を引き寄せる効果があるなど、興味深いことも多い。


昔、2週間ほど妙法寺でお世話になったことがあるが

毎朝夕のお勤めで「南無妙法蓮華経」を声明として皆で繰り返し繰り返しひたすら唱えた。

うまく説明できないが、心が空っぽになり非常に清々とした時間だった。

また、アヴェマリアも賛美歌として非常にたくさんの名曲がある。

私もアヴェマリアだけを集めたCDをもっているが、聴いていると心がくつろぐ。

そんな経験があるので、美輪さんの言うことに、なんとなく同意してしまうのである。



赤川 次郎
銀色のキーホルダー

杉原爽香、二十五歳の秋。服役中の恋人・明男の仮出所を待つなか、

《G興産》の御曹司・田端将夫に誘われて、爽香は海沿いの別荘に行く。

婚約者がいるのに好意をもって接近してくる将夫に、不安を感じながらいくのだが

そこではやはり殺人事件に巻き込まれる。


今回は兄の充夫が浮気をする。強気な妻に遠慮し続ける彼には前々からイライラさせられてきたが、

本気の浮気相手から逃げようとする姿にもむかついた。

このシリーズは、女性は素敵なキャラクターが多いのだが

男性陣はいまいちぱっとしない。