一次予選2日目(2025.10.4.)は
例によってド素人の好き勝手な感想を
書きなぐっていきます。
昼の部いちばんの注目は
前大会でも良い演奏を聴かせてくれた
Andrey Zenin(演奏動画) 中立個人参加(*)30歳
堂々としてパワフルな響きや
技能は高いけれどフィーリング先行で
ハラハラさせられる(ときどき大崩れするから)
ところが彼の持ち味(笑)と私は見ている。
今回もミスあり独特な表現ありの
スペクタクル(!笑)な彼の演奏を
審査員がどう捉えるか心配だけど
感情のほとばしりと表現幅の広さを
評価してもらえたらと願いつつ結果を待つ。
* 本来はロシア国籍の彼が中立個人参加
というのは言わずもがなプーさんのせいだろう。
国内での立場がどうなるか難しい中で
それでも中立を宣言し本大会に出場してくれた
彼の勇気に感謝したい。
余談だけど、
前大会で目立ったロシア人演奏家の1人
Eva Gevorgyan(演奏動画1、2)などは
今大会は出場が叶わなかったわけだから
本当にプーさんたら余計なことを!
と恨めしく思う。
彼女は2004年生まれの現在21歳と若く
(前大会では17歳だったんだな〜改めて驚嘆)
まだチャンスはあるので
次回こそ出場できることを祈りつつ
(プーさんいい加減に大人しくなってくれ!)
彼女のさらに成長した姿を拝見できるのを
楽しみに待ちたいと思う。
(日本公演もしてくれているようだけど
なかなか会場まで足を運べる機会がないので
家に居ながらにしてライブ視聴できる
ショパコンは本当にありがたい存在)
それにしても
政治が芸術の世界にまで影響を及ぼすの、
本当になんとかなりませんかねぇ?(切実)
さて、気を取り直して・・
昼の部でいちばん良かったと思うのは
Jonas Aumiller(演奏動画) ドイツ27歳
温かく包容力のある舟唄は絶妙の間を持ち
後半に向け水量が増しゆったりとたゆたう
おおらかな水の流れが目に浮かぶようで
ソフトなフィニッシュは鳥肌もの。
ワルツop18はエレガントで
本人も笑顔を浮かべ楽しそう。
細かいペダル使いも音質も最高だった。
Piotr Alexewicz(演奏動画) ポーランド25歳
ミスタッチは散見されたが
残響にまで神経を行き届かせ
温かく柔らかい音色で表現力は確か。
歯切れ良くかつ優しいワルツop42、
ノクターンop62-2は穏やかで美しい夢のよう、
エチュードop25-10の流れるような
感情の押し引きは極上だった。
夜の部で最も素晴らしいと思ったのは
Kevin Chen(演奏動画) カナダ20歳
上記のピオトルと似たタイプで、
リラックスしたタッチが心地よく
音の消える最後の最後まで神経を使う
ていねいな演奏スタイル。
ミスタッチもときどきあったけれど
そんなの気にならないほどの美音と表現力。
特にオーソドックスで上品な仕上がりの
ワルツop18が私は気に入った。
ファンタジーop49の堂々の響きで
最後を締めくくるのも流石の組み立て。
Xuehong Chen(演奏動画) 中国25歳
肩の力を抜いた柔らかなタッチで良音。
高音のキラキラ感がたまらない。
ノクターンop27-2は最上級に優しく
ワルツop34-1では鍵盤の上で
丸っこい手が軽快に跳ね回っていた。
後半には笑顔も見え体もスイングして
ご本人もノってるのが伝わってきた。
今回のショパコンに関する記事の
目次はこちら ショパコン2005目次
サイズ込みでお安く買ったりんご
(の一部、あと20個くらいある)
ジュース用なので傷などあるし
歯応えもちょっとフガフガだけど
そのまま食べても甘酸っぱくて美味しいね
色形がバラバラなのがかえって楽しい
今日はどれを食べようかな〜