キュヴェ アン・ロール ピノ・ブラン 2015
生産地:フランス、アルザス
生産者:アルトゥール・メッツ
品種:ピノ・ブラン 100%
色・粘性:濃い黄金色、粘性は中庸
香り:りんご
ボリューム:軽い◯◯●◯◯重い
タンニン:控えめ●◯◯◯◯強い
甘味:ドライ◯◯◯●◯甘い
酸味:まろやか◯◯●◯◯シャープ
果実味:スパイシー◯◯◯●◯フルーティ
飲んだ日:2019.3.1.Fri
購入日:2019.2.17.
購入場所・値段:やまや 1490円
アタックのメインは甘味だが
すぐにスピリッツ系の風味が追いかけてきて
スッキリした飲み口に。
ギリギリ嫌味にならない程度の苦味と
石灰やカルキに似たニュアンスが
スピリッツの風味につながっているのだと思う。
程よい酸味と豊かなミネラル感がチャーミングさを加える。
ややオイリーな口当たり。
同じワイナリーの別品種を飲んだことがある。
キュヴェ リースリング 2015(2017.9.10.~11.)
キュヴェ ゲヴュルツトラミネール 2015(2017.9.10.~11.)
今回のワインも含めどれもバランスよくまとまっていて
豊かなミネラル感が特徴と言えるかな。
テロワールの良さをうまく生かしている作り手なんだろう。
ピノ・ブランはアルザス地方発祥と言われていて、
ハーブや柑橘系の爽やかな香りと強い酸味、適度な苦味があり、
コクのあるワインとなる評価の高い品種とのこと。
今回味わってみて素直に頷けた。
ちなみにピノ・ブラン100% は初めて飲んだかと思いきや、
以前に1本だけ飲んだことがあったらしい。
(→ マルク・テンペ ツェレンベルグ)
これと今回のワインの共通点は
りんごの香りとドライ感、
甘・酸・苦味のバランス感覚の絶妙さ。
侮れない品種だね、ピノ・ブラン。
セパージュワインやスパークリングによく使われていて
100% のスティルワインは見つけにくそうだけれど、
他のワイナリーのピノ・ブランも是非飲んでみたい。