皆様へのお願い
【オンライン処方】
＊DHEAは再開しました。
＊現在、メラトニンのみ欠品してます。
お申し込みいただけません。
ご質問など頂く際に、
「匿名」様
「匿名希望」様
以外で、
お名前をつけてくださると幸いです。
匿名・匿名希望が多く、
過去にご質問頂いた内容が、
わからなくなってしまいます。
お手数おかけ致しますが、
なんでも良いので、
お名前をつけてくださるよう、
ご協力して頂けると助かります。
前回の記事
院長の回答 
前回の続きですね。情報まとめ
⬜︎ ご年齢：50歳
【 ホルモン値 】
⬜︎ AMH：0.02(2年半前)
生理2日目・前周期薬あり
⬜︎ FSH：42.6
⬜︎ E2：＜L
⬜︎ LH：11.2
⬜︎ P4：0.16
⬜︎ 現在の治療：体外受精
→ 凍結卵子と凍結胚を、
ホルモン補充周期で移植。
⬜︎ 凍結卵：1個(47歳)
⬜︎ 凍結胚：1個(48歳)
＊分割胚
＊どちらも翌日誕生日。
⬜︎ お悩み：移植周期の中止・続行
卵巣機能以外の状態
“卵巣機能低下以外の異常は…
①着床障害があります。
ユベラと、
移植周期5日目から
バイアスピリンを服用しています。
②慢性子宮内膜炎が
なかなか治りませんでした。
3回目の検査
'22年4月に1個になったのですが、
'23年10月は3個でした。
③昨年10月と前周期に
子宮鏡検査をしており、
どちらも異常なしでした。
④慢性疲労症候群があり、
体調が悪くなり始めると、
なかなか回復しません。“
①着床不全・着床障害
着床不全・着床障害の理由は、
様々です。
原因不明で、
機能性であることも多いです。
どんな症状にも、
原因に合わせて、
治療を変えなければいけません。
バイアスピリンと着床
残念ながら、
着床不全・着床障害に、
バイアスピリンが効くという、
医学的な根拠は乏しいです。
不妊治療では、
血栓が出来やすいと診断されている、
不育症の方が、
バイアスピリンを、
ヘパリンと併用して用いる事が多く、
これは、
あくまでも流産予防のためです。
つまり、
血栓ができやすい疾患や、
血栓ができやすい因子(要素)が
なければ、
有害になります。
血流改善で、着床をはかる？
「ユベラとバイアスピリンで、
血流を改善して、
着床しやすくする」
と説明されていますか？
血流には関係しますが、
それぞれの薬の効果の仕組みは、
全く異なります。
不育症検査
不育症検査は、
受けていらっしゃいますか？
検査項目としては、
夫婦染色体検査、
第Ⅻ因子や、
抗カルジオリピンIgG、
抗カルジオリピンIgM、
抗β2-GPI IgG、
抗β2-GPI IgM、
LAC、
プロテインS、
プロテインC、
などが該当します。
服用の対象
不育症検査の中で、
どれかに引っ掛かれば、
服用すると良い訳ではないです。
第Ⅻ因子の低値や、
抗リン脂質抗体症候群の抗体の陽性
など、
血液が固まりやすく、
血栓ができやすい方のみです。
服用の条件
また、服用の条件としては、
妊娠判定で、
陽性になった当日から、
服用となります。
当院で、
判定日で陽性からの服用
にしている理由は、
「着床前に服用しても意味がない」
という事と、
「アスピリンは着床の妨げになる」
という意見がある為です。
バイアスピリンの効果
あくまでも、
一部の方に、
流産予防に効果がある
という薬で、
着床を促す薬とは、
認められていません。
つまり、
生理5日目から服用しても、
効果は認めれていません。
着床の妨げになる意見
アスピリンが、
「着床を障害する」
という意見もあれば、
「着床を障害しない」
という意見もあります。
両方の意見があるならば、
着床の後に服用した方が安全
と言える為、
当院では、
一部の不育症の方に、
判定後に服用していただく
事にしています。
類似記事
回答：院長 岩城雅範
文・イラスト：理事 岩城桃子
今日も皆様のお力になれますように
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