【多嚢胞性卵巣に似たPCOM】太りやすい体質とダイエット・糖質制限(SS様) | 岩城産婦人科妊活ブログ

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[オンライン処方,PFC-FD,ネオセルフ検査,タイムラプス,TESE/PIEZOICSI可能]

SS様よりご質問を頂いております。
※前回の記事の続きです。

 

 
ぽってり苺 院長の回答 ぽってり苺
 
 
にっこり 前回の続きです。
 
流れ星 今回は、
女性側の状態を見ていきましょう。
 
 

卵巣機能について

 

 

“私も同時期に一周期を使ってブライダルチェックを行い

(高校生~新卒時に多嚢胞性卵巣症候群と診断されたことがあったため、

ホルモン値は不明)

 



月経2日目

AMH8.3:FSH5.62mIU/l LH5.12mIU/l:E2 35.22pg/ml


服薬など一切なし

 



月経9日

E2 57.44pg/ml


エコー検査

左右の卵巣に6.7個ほどの卵が見えました(素人目)

1番大きいもので右卵胞11mm 

 


月経28日目P4 8.09ng/ml


31日周期でした



 

同時に診察を受けて、

多嚢胞性卵巣っぽい感じと言われました

(多嚢胞性卵巣症候群までではないとのことです)

子宮、卵巣はきれいとのことです。“

 

 

うさぎクッキーはてなマーク 男性不妊の外来へ行ったとのことですが、

同じ病院で検査されたのですかね

 

 
カギ AMHが基準値の8を超えているため、
高反応に分類されます。
 
 
車 多嚢胞性卵巣(PCO,PCOS)には、
LHが高くなく、
テストステロンはないですね、
ネックレスサインも見られなかったのかもしれません。
 
 
指差し おそらく、
多嚢胞性卵巣に似た状態であるPCOM
だと思われます。
 
 
 

うさぎクッキー Check うさぎクッキー

 

 

にっこり PCOMとは・・・>

 

 

予防接種 多嚢胞性卵巣の診断基準は、

満たさない

(特にAMH、LH、テストステロン)

虫めがね エコー検査では、

小さな卵胞がたくさん見える

虫めがね 自覚症状としては、

・生理不順(排卵障害)が起こる

・ニキビができやすい

・体重が増えやすい(肥満になりやすい)

などが起こりやすいです。

 

 

にっこり PCOMの治療法>

 

薬 基本的に、

多嚢胞性卵巣と同様の治療を行います

 

注意 最も注意することは、

OHSS(卵巣過剰刺激症候群)になりやすいことです。

 

 

 

 

太りやすい体質について

 

 

“月経ですが、

以前は周期は不順でしたが、

ダイエットしてからここ3回ほどは31日くらいで定期的に生理があります。

 

それ以前は36、36、31、63など不定期でした。“

下矢印
まじかるクラウン ダイエットを頑張られているとの事で、
非常に素晴らしいと思います。
 
 
右差し というのも、
PCOMも、
多嚢胞性卵巣(PCO,PCOS)と同様に、
太ってしまう傾向にあります。
 
 
鉛筆 つまりは、
持病による体質ということですね。
 
 
雲 そして、
標準よりも体重が増え、
脂肪が多くなると、
エストロゲン(女性ホルモン)と逆の作用をする
「レプチン」というホルモンが、
脂肪細胞から分泌され、
レプチンが増えすぎると、
生理不順・排卵障害が起こります。
 
 
右差し ダイエットで標準体重になる事で、
これらは解消されます。
 
 
鉛筆 また、多嚢胞性卵巣やPCOMは、
インスリン抵抗性の排卵障害を合併しやすいです。
 
 
カギ インスリン抵抗性の排卵障害も、
インスリンをコントロールする薬(メトホルミン)や、
 生活の見直しが必要になり、
ダイエットや糖質量の見直しが必要になるケースもあります。
 
 
 

 

注意 注意 注意

 

*標準体重の方はダイエットは不要です。
 
過度なダイエットは、
痩せは生理不順につながります。
 
 
*糖質制限も通常量より摂取している場合です。
 
過度な糖質制限は、
生殖機能に良くない影響を及ぼします。
生き物は飢餓状態に入ると、
生殖機能よりも自分の命を守ろうとして、
排卵を止めようとします。
 

 

 
 
ぽってり苺 続きます。
 
 
回答:院長 岩城雅範

文・イラスト:理事 岩城桃子

 

クローバー今日も皆様のお力になれますようにクローバー

 

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