観劇所感/「オペラ座の怪人」(2010年12月29日・マチネ)
・演目:「オペラ座の怪人」(2010年12月29日・マチネ)
・劇場:新名古屋ミュージカル劇場/劇団四季
・座席:1階S席中央前方辺り
・観劇回数:11回目
(今回、テンションの上がりっぷりが我ながら驚き状態なので、
場面別に順を追って、落ち着いて!語ろうと思います)
・オークション
前回観劇に引き続き、深見さんのオークショナー。
落札の槌の音が厳粛に響きます。
席の関係で、コンセントの瞬間がしっかり見られなかったのが残念。
(代わりに、シャンデリア上昇の迫力を味わえましたが)
コンセントでは、オークショナーと幕をはがす方、
計三人の息が揃うととても気持ちが良いです。
ハンニバルポスターの床打ちも、いつもながらいい音でした。
・ハンニバル稽古
初見のメグ・ジリー、小林さんに注目のハンニバル稽古でした。
わくわくしながら聞いた「クリスティーヌ、しっかりして」で、
今まで観たメグの中で、一番声が低いかな?という印象を持ちました。
地声っぽいというか…?(声のことは正直、良く分からないのですが)
小林さんのメグで特記したいのは、
「クリスティーヌ・ダーエなら歌えるかもしれませんわ!」
と言う時の心から嬉しそうな表情。
今までメグは、お姉さん的立場からクリスを見守るイメージでしたが、
小林メグは後輩っぽいイメージでした。
尊敬するクリスが認められて嬉しい!という感じです。
これもありですね。
レイエが田代さんだったのですが、
気がつくとレイエの一挙一動を追っている自分を発見。
オケに向かって細かな指示?を話しかけているのは初めて気づきました。
「どうぞ続けて」「恐れ入ります」のルフェーブルとのにらみあいは、
とってもハラハラします(笑
リハーサルがうまくいってみんなが盛り上がる中、
マダム・ジリーに話しかけて無視されるルフェーブルの
「マダム・ジリー?マダム、マダ…マ、マ、マダ…マダム・ジリー!」のところ、
とちりっぷりが素敵です。
クリスが“先生の名前”を言えない所、
前方席ということで「すみません」の台詞がはっきり聞こえました。
あんまりクリスを責めないでフィルマンさん!
・スィンク・オブ・ミー
ラウルの「ブラボー!」は派手であればあるほど何だか嬉しいです。
ボックス席って、立ち上がったりすると結構揺れるんですねー。
クリスが最後に歌う「♪ああ~あ~愛」のところ、
今日はとーっても伸びやかだったように感じました。
オケ指揮者の人と一緒になって、心から拍手です。
・ミラー
バレリーナさん達が退場直前に、くつろいだ姿勢をとりますよね。
あの時、最後に両腕を回して?動きを止めるバレリーナの方と、
最後に後ろ手を組んで一歩一歩退場していくバレリーナの方は
一緒だと思うのですが、実は毎回見つめてしまいます。
(どなたがやっているかまでは分からないのですが)
雰囲気の決め手として重要な役だなあと、勝手に思っています。
そしてこちらも毎回のことですが、高井ファントムの
「♪私の宝物に~」は心構えをしていても背筋にびびっときます。
前方席だと声がそのまま飛んでくる感じで、贅沢です。
今回は、「もう子どもの頃の私たちじゃないのよ、ラウル」
という沼尾クリスの台詞が印象的でした。
あれだけ楽しそうにラウルと昔の思い出を語りながら、
「もう子どもの頃の私たちじゃない」と切なげに言い切る理由は、
きっとその直後登場するファントムという存在にあるんですよね。
「♪私の大切な方」の辺りが、より深い想いを伴って聞こえました。
・地下(1幕)
ファントムが柵を落とすのは、確かミュージック・オブ・ザ・ナイトの
「♪心開いて夢を咲かせる~」の辺りでしょうか。
その後、柵を背にして、「♪君は私のもの」と歌うところ。
今まで何となく観ていた場面だったのですが、今日はハッとしました。
何度も書いているように前方席だからこその味わいだとも思うのですが、
視界の中、目いっぱいに柵が広がっています。
柵の一番上なんかは見上げないといけません。
ある意味威圧的なまでの大きさの柵、この中にクリスをとじこめて、
その柵を背にして歌う言葉が、「♪君は私のもの」。
ファントムの心情にしみじみと圧倒される思いでした。
そんな訳で、思いっきりファントムに感情移入してしまっていたので、
アンマスク場面でファントムがマスクをはぎとられた時も、
ファントムの顔にショック、とかファントムがいきなり怒って驚き、ではなくて
クリスにマスクをはぎとられたことにショック、という感じに同調。
クリスに呪いの言葉を吐かずにいられなかったファントムの心が、
少し分かった気がします。
ところでファントムって左利きなのですね。
今さらなのですが、なんだか納得。確かにそんな感じです。
・オフィス(1幕)
プリマ・ドンナではカルロッタの表情が好きです。
種子島さんの顔・身体両方を使った表現にいつも感嘆。
「あのチビがいいのね」とむくれていたのに、
おだてられて、ファーと傘をぐるぐる振り回してニコニコ。
なんだか憎めない可愛らしさですよね。
ちなみに前回からも地味に気になっているのは、
林アンドレがカルロッタをなだめるとき、妙にスキンシップが多いことです(笑)。
あと、鈴木さんの上半身スイングは気合が入っているなあと思います。
支配人ペアもピアンジも順番にやっていますが、鈴木さんには敵いません。
・イル・ムート
「アディオス」の後、今日はカルロッタと殿様の息ぴったりさが抜群でした。
振り返るタイミング、何を合図に合わせているのか不思議に思います。
やっぱり阿吽の呼吸なんでしょうか?
あとこの場面では、マエストロに自分からバレエを頼んだあと、
バレリーナさん達にうっかり囲まれてしまうアンドレが好きです。
林さんのうろたえっぷり、ちょっと可愛いなあと思ってしまいました。
・屋上
鈴木ラウルがすごく良かったです!
ひとつひとつの動作や言葉や動きに、クリスへの想いがにじんでいて。
泣きそうな調子で「クリスティーヌ…」と呼ぶところは切なくなりました。
前回は、いつでもしっかり自信をもった子爵様、というイメージでしたが、
今回はクリスへの想いが深いからこそ、焦燥も感じる、というイメージ。
「♪涙おふき」からの語りかけも、
焦燥を経ていることでさらに説得力が増したように感じます。
ラウルは本当に、全てをつくして「孤独」=ファントムの影?
からクリスを連れ出したいと思っているんだなあと、すとんと感じられました。
ラウル・クリス退場後、ペガサス像のファントムが手から登場しますが、
この時の高井さんの手はすごい存在感だと思います。
少し前まであった、明るい雰囲気が見事なほど一気に消え去る。
さすがだなあと、今回もため息です。
・マスカレード
今回はアンサンブルの方々に注目をして観ました。
(とはいっても、これもどなたがどの役か、いまいち一致しません。
…愛が足りないのでしょうか)
マスカレードでは、マントをつけた男性お二人が、
お二人で揃えて?マントをヒラヒラひるがえらせている所が好きです。
あと、クリスを一瞬マントに隠した後ばさーっと広げる所も、
ちょっと爽快な気分になります。
女性の方では、蝶々の方が好きです。
くるくる回る所はもちろん、クリスの横で身体を何度かぐっとかがめる所とか。
気づいたら、ラウルとクリスのリフトが終わっていたのが残念。
見逃しました…今回は肩乗せしていたんでしょうか?
レッドデス後にくる、ラウルのマダム・ジリーへの詰問は、
マダムがランプを吹き消す瞬間を楽しみにしていたりします。
・オフィス(2幕)
支配人ペアが駆け込んできてスタートする2幕のオフィス。
今回は慌しさや緊迫感が迫力満点でした。
戸田さんのマダム・ジリーは、一度主役級の量をとって語りたいくらい
好きなのですが、この場面の「♪駄目よ」から続く一連の歌は格別です。
「♪相手は人殺しなの」、が帯びている凄み、今回も堪能しました。
支配人ペアは、ちょうど上のマダム・ジリーが「♪相手は人殺しなの」を
言った直後、「奴ももう終わり!」と言う部分が良かったです。
いつもは声がピタっと揃っているのを楽しむだけなのですが、
今回初めて、動きもびしっと揃っていることに気づきました。
勢いもあり、かっこいいです。次から要チェックです!
気づいたといえばもうひとつ、ラウルが真正面に指差しする
「今度泣きを見るのはお前のほうだ!」の所、
空中につきつける指が二本指だったような気がします。
もしかしていつもそうだったんでしょうか?
こちらも次回、しっかり確認したいと思います。
・墓場
高井ファントムと沼尾クリスが「♪エンジェル・オブ・ミュージック~」
と声を重ねるところは、もう、何回聞いても全く慣れません。
高井さんの「♪ここへおいで私の~」と、
それにこたえる沼尾さんの「♪エンジェルかしら、それとも~」から、
がらっと別世界に突入してしまう感じがします。
もっと聞きたいと思うのは、割り込んでくるラウルに可哀相でしょうか(笑)
・ドン・ファンの勝利
自分的な見所がたくさんある場面です。
ざっと数えただけでも…八ヶ所?
1・ファントムの「問答無用、今度ばかりは子爵様のおっしゃるとおりだ!」
(ざわついた空気が、それこそ問答無用でしんとなるのが良いのです)
2・パッサリーノの部屋から出てくる時のメグの笑い声
(小林さんの笑い声はナチュラルテイストでした)
3・半場さんの「♪忠実な~」と「♪無理もない話しだ~」の伸び
(笑顔が素敵です)
4・パッサリーノのマント・帽子・杖?の準備
(いつ見てもテンポが良くて好きです)
5・ファントムドンファン登場のカーテンの音
(これは好きな方多いですよね)
6・ファントムとクリスの手
(「♪戯れはこれまでだ」と「♪あなたと一つになる」の所)
7・クリスがファントムに気づく瞬間
(沼尾さんの表情は見逃せません)
8・クリスがファントムのフードをはずす所
(マスクはがしよりも、フードの方が静かで緊張します)
今回は、「♪もはや退けない、振り向くな戯れはこれまでだ」
辺りの高井ファントムの手の動きに釘付けでした。
声音に合わせてすーっと動く手が、とても濃密でした。
・地下(2幕)
完全にファントムに感情移入の地下でした。
クリスがファントムをにらみながらウェディングベールを取る所や、
ラウルを背中にかばって立つ所なんかは特に。
クリスのしぐさ一つ一つが胸に痛くて、自分でも驚くほど。
クリスが「♪さようなら裏切りの友」という部分なんかは、
いつもはラウルの「♪君を思ってやったのだ」や、
ファントムの「♪もうだめだ取り返しはつかぬ」に
意識が向いてしまって、聞き流しがちです。
でも今回は、クリスの「さようなら」が耳と胸に突き刺さりました。
そしてこれが一番胸をつまらせる原因だと思うのですが、
観ているこちらがいろんな感情でいっぱいいっぱいになっているのに、
高井ファントムはほとんど表情が動かない。
心を表現する手段をまったく持っていないんだろうなあと思うと、
悲しくなってしまいます。
怒りの表現はありますが、あれは伝えるための手段というよりも、
爆発してしまった結果という感じですし…
唯一例外的に心を映せるものは歌なのかな、と感じました。
だからこそ、最後の「♪我が愛は終わりぬ、夜の調べと共に」、
に、胸が苦しくなりました。
(…落ち着いて、簡略に書くため場面別にしたのですが…
逆に今までで一番だらだら書いてしまいましたね。とっても不思議ですね??)
(今回はこの後、カウントダウントークイベントに参加しました。
そちらは、また後ほど)
観劇所感/「オペラ座の怪人」【クリスマスカーテンコール】(2010年12月23日・マチネ後)
・クリスマスカテコ
えーと、正直、別記事にするほどの分量はありません。
そしてかなり今さらな話題です!
更に言うと、賛美歌やバレエに全く明るくないため、
その辺りのレポは他の方に譲ります(笑)
気になった事や感想等を、箇条書きでさらっとつづっていきます。
・深見ルフェーブルご挨拶:
すごくしっとりした挨拶をしてくださいました。
・バレエ披露:
とっても可憐!
クリスマスカテコのためだけに練習してくれたと思うと、
それだけでとっても嬉しくなります。
・譜面持ちでの唱歌:
なんだか新鮮な光景ですよね。
・衣装:
当然ながらみなさん舞台衣装のままなのですが、
ラウルは一体?
やっぱりあの2幕地下の服装のままだったのでしょうか。
歌に聞きほれていて、全然気にしてなかったのですが…
後からハッと気づいて、気になって仕方ありません。
・蝋燭:
最後に皆さんで歌ってくれた時は、蝋燭のセットが背景に。
ものすごくロマンチックでした!
明かりのゆらめきなんかも雰囲気があって。
その上で皆さんのお声が素敵なので、うっとりため息です。
・舞台:
最後に蝋燭のセットが出てくるまでは、スポットライトのみでした。
それがまた厳粛な感じで、蝋燭とはまた違った素敵さでした。
・賛美歌:
詳しくないのですが…本当に素敵でした。
じんと胸に響いてきて、舞台でも十分楽しませてもらったのに、
こんな贅沢でいいんだろうかと感嘆しました。
・クリスマスカテコ後のカテコ:
今まで自分が観た中で、一番長かったように思います。
見送り曲が流れ始めても拍手が止まらなくて、
最後は、高井ファントムがお一人で。
何度もお辞儀してくださった姿がとても印象的でした。
・カテコ終了
…という感じで、余韻にひたりながら帰途につきました。
堪能させていただきました!
カンパニーの皆さん、ありがとうございます。
以上、とっても簡略ですがクリスマスカテコのレポートでした。
観劇所感/「オペラ座の怪人」【金曜ロードショー版】(2010年12月17日)
・観劇?鑑賞?
とってもいまさらですが、金曜ロードショー版のオペラ座の怪人を見ました。
完全に話題に乗り遅れた感でいっぱいですが…
その分簡略にいこうと思います。勢いが大事です!
観劇じゃなくて鑑賞だという気もしますが、観劇所感カテゴリーで。
・吹き替えに関して
正直な所を言ってしまうと、序盤の辺りはずっと違和感がぬぐえませんでした。
もともと何のタイトルにしても、吹き替え版か字幕版かと言われたら、
迷わず字幕版を選ぶタイプです。
口の形と発音が合わない状態にそもそも慣れていないのかもしれません。
しかもオペラ座の怪人は、字幕版で何度も観ていました。
セリフも歌詞も、英語イメージでしっかり頭に入っています。
サントラをヘビーローテーションしていた時期もあるので、
歌の調子なんかはほとんど刷り込み状態。耳慣れしてしまっています。
また、勝手な推測ですが、外国語で歌っている映像に
日本語の歌をかぶせるのはかなり難しいように思いました。
音を伸ばすタイミングや長さはもちろん違いますし、
アップとなれば口の形もはっきり映ります。
違和感の要因はこれが一番大きいでしょうか?
外国語の口の形に合う事を念頭に歌詞を訳せば、また別なんでしょうが…
でも、そんな違和感も徐々にどうでもよくなっていきました。
まずそれを感じさせてくれたのは、沼尾さんのスィンク・オブ・ミーです!
・各役者さんに関して
アフレコ潜入レポートで、スタッフさんたちが感動したと書かれていたので、
もともととても楽しみでした。 沼尾さんのスィンク・オブ・ミー。
耳慣れとか口の形のズレとか色々な違和感を一気に飛び越えて、
ただ物語と歌の中に引き込んでくれる歌声。問答無用です。
そんな沼尾クリスで一番好きだった場面は、墓場の場面です。
舞台版も映画版も、この場面が好きだという自覚はあったのですが、
さらに改めて、自分がこの場面を好きだと再確認させてくれました。
最後の地下で「♪エンジェル・オブ・ミュージック昔は…」のあと、
台詞に戻って言う「あなたを信じていたのに」も良かったです。
とても悲痛な感じがして、じんときました。
続いては、佐野さんのラウル。
舞台で佐野ラウルが観たかった…!と心底思いました。
一番好きな場面は、文句なしで屋上です。
役者さんの演技とすごく合ってるなあと感じました。
あとは、台詞ひとつひとつの艶めき!
これは言及しないといけないでしょう。
マスカレード場面でのクリスとのやりとりは特に、
恋する子爵様という感じでとっても好きです。
そして最後は、高井さんのファントム。
うっかりすると全場面を語りそうなので、1つにしぼります。
今回のロードショーを通して一番好きだった場面、レッドデスです。
レッドデスは舞台版でも好きな場面ですが(好きな場面が多すぎです)、
映画版のレッドデスはさらに好きなのです。
あの、ファントムにざーっと注目が集まる感じや、
ファントムがみんなをあからさまに見下しながら(笑)おりてくる感じが最高です。
その映像に高井ファントムの声、とくればもう何も言うことはありません。
そしてこの場面の極めつけは、クリスから指輪を奪い取るところ。
「お前は私のものだ!」という台詞はしびれました。
クリスの「あなたを信じていたのに」もそうですが、
普段は歌で聞いている部分を台詞で聞けるのは、映画版ならではですね。
他の役者さんに関してもそれぞれ感想はありますが、ちょっと省きます。
ああ、でも種子島さんの“気持ちよくない歌声”が
見事だったことだけは言っておきたいです(笑)
全ての方に言えることですが、当然ながら演じている人と声が違う、というだけに、
言葉に含む意味や歌声がもつ深みなんかは舞台と比べられませんが、
それでも各役者さんの細やかな声の表現に驚かされました。
プロのお仕事だなあと感動です。
・その他に関して
場面のカットが、思ったより多かったですね。
個人的に、カットされて残念だった部分もあります。
ミラーの道に入ったメグがネズミにびっくりする所、
カルロッタが、殺されたピアンジにすがりつく所、
ラウルがファントムの仕掛けた水中罠と戦う所の三ヶ所。
あとは、所々で「間」が容赦なく切られていたのは寂しい気も。
また、舞台版とメロディーが違う部分を、
日本語歌詞で聞けたのは楽しかったです。
特に「♪なんて素晴らしい~」からはじまるメグとのやりとり。
スローテンポもいいですよね。
それから、歌がはじまると歌詞が出るのが意外に嬉しかったです。
日本語歌詞とはいえ、重奏になると聞き取れない部分が出ますが、
それが歌詞が出ているだけでずいぶん聞き取れたように思います。
舞台は一回一回、一瞬一瞬のよさがありますが、
録画したものを何度もみれる嬉しさはまた別種類ですよね。
また何度も楽しませてもらおうと思います。
雑感/12月28日
・オペラ座キャスト
明日はオペラ座に行ってきます。
今年の観おさめ、さらにカウントダウントークイベントあり。
とっても楽しみです。と、いうことでキャストをチェック。
(比較は前回観劇時(12月23日)のキャスト)
特に大きな変動はありません。
変化は二点だけですね。
まずは、ムッシュー・アンドレ。
前回はWキャストでしたが、今回は林さんお一人。
12月23日も林さんでしたので、自分的には実質変更なしです。
支配人ペア、楽しみにしています。
もう一点はメグ・ジリー。小林由希子さん。
さて、私の持っているプログラムにはお名前がないような。
新しくキャスティングされた方でしょうか?
メグが変わって特に楽しみな部分は、
「クリスティーヌ、しっかりして」と、最後に椅子の幕をはぐ所です。
今回の観劇も楽しみがたくさんで、幸せです。
・コンタクト
赤毛のアン終了後の名古屋に来ますね。
ミュージカルアカデミーに参加してから、
ダンサーさんへの注目がぐっと上がった自分にとっては、
とても観てみたい作品です。
特にパート2に惹かれています。
正直、もうチケットを取った気分でいます(笑)
・少年少女合唱団
非常にいまさらな話題ですが、12月19日に多治見少年少女合唱団の
クリスマスコンサートに行ってきました。
期待以上でした!とても満足です。
三部構成で、まずはキャッツナンバー。
続いて地元の中学校生徒による合唱。
最後に、クリスマスソングでした。
合唱団ということで、イメージでは整列しての唱歌でしたが、
とてもいい方向に予想を裏切られました。
化粧も衣装もバッチリ、キャッツの装いです。
踊りも入っていたので、もうこれはミュージカルといって差し支えないかと。
キャッツのナンバーは初聞きでした。
四季の方も観たことがないのでなんとも言えないのですが、
鉄道の猫、長老の猫、魔術師の猫、メモリーがすごく良かったです。
演出もすごく工夫してあったので、
キャッツを観たことがあればきっともっと楽しめたんだろうなあと。
近いうちに横浜まで観にいきたいと思います。
中学校生徒による合唱は、三校が出演。
一校ずつの発表後、最後は三校で合同合唱がありました。
三校での合同練習なんてそれほど時間を取れなかっただろうと思うのに、
それを感じさせない合唱でした。
また、合唱団によるクリスマスソングもさすが!といった感じです。
ミュージカルを観た後も、「人の声ってすっごいなー」と
しみじみ感動しますが、このコンサートでも改めて感嘆。
赤鼻のトナカイなんかはとても楽しそうで、混ざりたい!と思ったほど。
ピアノやオルガンといった生演奏もうっとりでした。
合唱団コンサートの情報にもアンテナを張ろう!と思わせてくれたコンサートでした。
また来年も行きたいと思います。
観劇所感/「オペラ座の怪人」(2010年12月23日・マチネ)
・演目:「オペラ座の怪人」(2010年12月23日・マチネ)
・劇場:新名古屋ミュージカル劇場/劇団四季
・座席:2階C席中央辺り
・観劇回数:10回目
・鈴木ラウル
まずはこの方から。
キャスト変更があった時から楽しみにしてました、鈴木さん。
7月に観たのが最後だったので、ほぼ5ヶ月ぶりの鈴木ラウルです。
ずいぶん飯田ラウルを見慣れていたせいもあって、新鮮に感じました。
また、鈴木さんと飯田さんがそれぞれの役柄ににじませるキャラクター性も、
改めて実感することができました。
鈴木さんは、「したいと思ったことが実現できなかったことがない、
そういう状態をイメージしたこともありません」という感じの、実に子爵様らしい子爵様。
一方飯田さんは、子爵様なのにちょっと気安くて、でもそんな所が愛されてそうな子爵様。
完全に個人的な意見からくる二人のラウルのイメージではありますが、
今日の観劇所感はこのイメージの違いにかなり左右されました。
他人の意見に共感しようとするかしないか、という部分が一番のポイントです。
鈴木ラウルは、クリスが音楽という世界にもつ深い想いを、
一切共感しようとしていないように感じました。
子爵様らしい傲慢さで、「クリスティーヌは、音楽という趣味をもっていてもよろしい」
という程度の認識でいる、というか。
それがラウル役としていけないと言っているわけではありません。
むしろ、そこが一番飯田ラウルと違うなあと思いました。
飯田ラウルは、クリスが音楽の世界に持つ想いを理解しようとして、
でも理解できなくて苦しむ…という印象。
鈴木ラウルは、クリスが音楽の世界に深い想いを抱いている、
そのことがそもそも理解に苦しむ、という印象です。
それもあったのでなおさら、屋上のシーンが印象的でした。
「♪私は行ったの、あの人に連れられて」のところ、
ファントムへの恐怖を語るクリスを前に、ラウルが首を振っていたのです。
このラウルにとっては、ファントムに怯えるクリスはまさしく「夢見てる」状態。
ファントムの影も恐怖も、しょせんたかが悪夢にすぎないわけですよね。
だからこそ、「♪涙おふき」からのラウルのクリスへの語りかけに説得力がありました。
クリスが抱く“馬鹿げた恐怖や不安”は、クリスがラウルを信じさえすれば
簡単に消え去るということに、ラウルは絶大な自信を持っている。
そして実際、(一時にしても)クリスをファントムの影から解き放ってしまいます。
そんなラウルだったので、クリスとファントムのキスシーンで
苦しげに目をそらす姿に感慨深いものがありました。
初めての挫折?だったんだろうな、と。
クリスの心が、一体何と何の間でゆれているのかを、
はっきり示してくれるラウルだなあと感じました。
・沼尾クリス
ちょっとラウルで語りすぎてしまった気がするので、以降簡略に。
簡略に…いきたい所ですが、今日の沼尾さんは語りたい…!
簡略になっていなかったらすみません。
今日は、クリスの苦悩にとても感情移入して観た舞台になりました。
ラウルが上記のようなラウルだからなんでしょうか?
光=現実の世界=ラウル、と、影=音楽の世界=ファントム、
の間でゆれる気持ちがすごく伝わってきました。
特に心に残ったシーンを3つ。
1つは、ドンファンのスコアを突きつけられた後のオフィス。
ラウルに「♪怖れず僕の言うとおりに」と迫られて、
クリスが「ラウル!」と泣きそうな表情で小さく言ったところです。
分かってもらえない、という感じが切なく感じました。
もう1つは、墓場のシーン。
始まりから退場まで、情緒不安定な感じというか、
見ていてハラハラするようなせっぱつまった様子でした。
ファントムの声が聞こえてきたところなんかは、
今回初めて、「あ、クリスが現実逃避した」、と感じました。
(以前は、恍惚状態になってるという印象が強かったのです)
その、現実逃避をせずにはいられない心理状態というのが
すごく伝わってきて、これもまたとても切なくなりました。
残り1つは、最後の地下です。
ファントムへのキスの後、ファントムがラウルの縄を焼ききりますよね。
その、縄を焼ききった瞬間です。
クリスが、ファントムとラウルから目をそむけて「ああっ」とうめいたのです。
縄が切れて、ラウルが床に倒れても目をそむけたまま…
これって、以前もこの表現でしたか?
前に観た時は、確か、すぐさまラウルに駆け寄っていたような??
どちらにしても、この表現は2種類の意味が考えられるように思います。
ファントムがラウルに何かをする!(トドメを刺す、というような)と思って、
見ていられず目をそむけた…というものと、
もうひとつは、ファントムがラウルを解放する、という目の前の出来事に
ファントム(=音楽の世界)との決別をクリスが重ねて見ていた、というものです。
分かりやすいのは前者の意味ですが、今日の沼尾クリスの様子からも、
後者の意味で解釈したいなあと思いました。
・その他
オークショナー・ルフェーブルは深見さん。
深見さんの作る、空気がぴりっとしまるような間の取り方がとても好きです。
Wキャスティングで、当日はどなたかな?と楽しみにしていたアンドレは林さん。
カルロッタ蛙声の直後、アンドレがとちりながら「お待ち頂く間、バレエを~」と
客席に告げる場面を毎回、ひそかな楽しみポイントにしているのですが、
とても素敵なとちりっぷりでした。
あとは、レイエが田代さんでした。
田代レイエは研究家、斉藤レイエは天才肌、というイメージです。
今日は、ドンファン練習でカルロッタが「どの音で歌えばいいの」と言ったあと
「♪戦う相手はかのドンファン!」と歌ってみせた時、
「そう、それだよ!」と言わんばかりに指差していた姿が印象的でした。
また、前回ミュージカルアカデミーに参加してマスカレードを練習したので、
今回のマスカレードシーンはとても楽しく観ました。
他の部分でも、振りのひとつひとつに意味が込められてるんだろうなあと思うと、
もっと知りたくなりますね。
高井ファントムは、今日のラウル、クリスと合わせて考えると
どう考えてもうっかり語りすぎるのは間違いないので、自主省略です。
機会があれば、また必ず。今日も堪能させていただきました。
ちなみに今回は、クリスマス特別カーテンコールでした!
それほど長くはならないと思いますが、そちらの所感はまた後日に。