バリアフリーマップをつくる旅 -31ページ目
再開発が進む丸の内。

丸ビル、新丸ビル、OAZO、ブリックスクエア…、

新しいビルの出現によって、地上の景色はどんどん銀色に更新されてゆく。

そして地下も・・・。

グルメにファッション、雑貨、ビジネスサポート・・・、最新の商業ゾーンが次々と誕生し、

新たな人の流れに対応するため、通路もグングン伸びる。

しかし、ここは首都の玄関口、東京駅。

昔から丸の内の地下通路は、乗り換えのための連絡路としても重要な役割を担っている。


開発によってできた新しい通路、連絡のために残された古い通路、それらを繋ぐ接合部にバリアが生じる。

バリアを解消するためにいろんな方法が用いられる。

乗り物だって持ち込まれる。

例えばこんなもの。

第1回、乗り物パラリンピック(in 丸の内) エントリーナンバー2

  バリアフリーマップをつくる旅 名  称 :エスカレータ。
設置場所:行幸通路と二重橋駅との階段部分。
使用方法:通常のエスカレータのステップを数段分平らにし車椅子を
       乗せるスペースを作る。安全のため車止めも突き出てくる。
レビュー :車椅子利用中は一般の利用ができず大迷惑をかけてる
       思いにさいなまれる。メンタルの強さが要求される乗り物だ。


<判定>
めずらし度:★★☆☆☆
つかえる度:★★☆☆☆
はずかし度:★★★☆☆


暫定 1位 エスカル(丸の内①) 、2位 エスカレータ(丸の内②)

・・・・・ What is 第1回、乗り物パラリンピック(in 丸の内) ? ・・・・・
前回から始まった夏休み限定特別企画。
ルールは簡単!丸の内の地下通路(東京駅~大手町駅~二重橋駅および直結するビル地下)で見つけた、
車椅子のためのバリアフリー化乗り物を「めずらし度」「つかえる度」「はずかし度」の3項目で判定し、
最も獲得点数の多い順に金・銀・銅のメダルを付与する。

(次回エントリーナンバー3の登場 お楽しみに!)
今年、2012年は4年に1度のオリンピックイヤー。

世界的イベントへ便乗し、記念すべき第1回、乗り物パラリンピック(in 丸の内)の開催をここに宣言します。

ルールは簡単!丸の内一帯の地下通路(東京駅~大手町駅~二重橋駅あたり)で見つけた、

車椅子のためのバリアフリー化乗り物を「めずらし度」「つかえる度」「はずかし度」の3項目で判定し、

最も獲得点数の多い順に金・銀・銅のメダルを付与する。


丸の内の暑い夏に地下で繰り広げられる己のプライドを賭けた戦いに注目だ。

さらには少年少女達よ、夏休みの自由研究にもいいだろう!


では早速、第1回、乗り物パラリンピック(in 丸の内) エントリーナンバー1

  バリアフリーマップをつくる旅 名  称 :エスカル。
設置場所:東西線大手町駅ホームから三田線方面への乗換口の階段。
使用方法:階段の壁に設置されているレールにカゴを取り付け、
       車椅子を乗せてカゴごと運ぶ。
レビュー :一般の乗客と同じ空間で運用される大袈裟な装置。
       罰ゲームには打ってつけの注目度、アピール力は絶大だ。

  バリアフリーマップをつくる旅

<判定>
めずらし度:★★★☆☆
つかえる度:★☆☆☆☆
はずかし度:★★★★★

※暫定1/1位



(次回エントリーナンバー2が登場 お楽しみに!)
・・・・・・まさかの有楽町で③。はい、出がらしですみません。ここは辛抱してお付き合い下さいまし。


イトシアの開業と同時に新しく造られた有楽町の地下通路網、

車椅子にとっては段差に遮られて、その先へは進めないただの袋小路だなんて。

開発を決めたエラい人にとって、社会インフラの価値ってどう映っているのだろう?

しかし、おかげで有楽町のバリアフリー調査が早く終わり、少しの時間ならランチタイムをとることができる。

そのことの価値も実は大きかったりする。


ここは有楽町。サラリーマンのパラダイス。ランチ選びにはこと欠かない。

ただ今回に限っては昔、健常だったころの記憶を頼りに、1軒のお店を目指す。

雑居ビルの地下にある北海道直送の海鮮料理店で、いいことがあると自分へのご褒美的に訪れていた

シークレットスポットだ。

メニューは決まってウニ丼。値段は¥2,000を超えていたと記憶する。


奇跡的にもその雑居ビルは時間の流れから取り残されたように原型をとどめていた。

こうなったら、もうビルの中がバリアフリーかどうかなんてどうだっていい。

仮に階段の2・3段があろうとも、この突き進む意思を止められようものか。もっと大切なウニ丼がそこにはあるのだ。

さっそくエレベータでB1へ。記憶の中のシークレットスポットへ。

だが時間の波に逆らうことはできず、シークレットスポットは居酒屋と小料理屋の中間的ポジショニングの店へ

見事な変貌を遂げていた。

その現実は、すべての思考を停止させ、すべての望みを失わせるに余りあるものだった。

希望なき現実はヒトをただ空腹に支配された動物へと変貌させ、思考を持たぬ動物はただ中間的ポジショニングの

店へと吸い込まれれてゆくのだった。


胃袋が、いやカラダ中の細胞がウニ丼を渇望していた。しかしメニューにもちろんウニ丼のウの字もない。

停止して久しい思考をなんとかコントロールして、最もウニに近いように思えたお刺身のついた定食を発注。

ほどなく料理が運ばれる。お刺身の小鉢の奥には、サバの塩焼き!?
  バリアフリーマップをつくる旅
とうとう目までヤラれたのか?

しかしどう見てもサバシオだ。

長いこと生きてきたが魚&魚定食な

ど見たことも聞いたこともない。

でもまぁ中間的ポジショニングの店なんかに

入ったこちら側に非があるのだ。諦めよう。

とりあえずサバシオを一口。

「旨い」

今までで食べたどのサバシオよりも旨い。身は薄く小ぶりな分、独特のクサみがない上にサバ本来の味が凝縮している。

塩加減も焼き加減も絶妙だ。パリパリの皮を噛みしめると香ばしさに思わず焼酎の発注をしそうになった。

これはプロの仕事に違いない。

ということで大満足なサラリーマンランチをいただいて元気に次の調査ポイントへ向かった。

あとには、


 有楽町の中間的ポジショニングの店 + 魚&魚定食 = サバシオが絶品


という公式が非公式に残された。