バリアフリーマップをつくる旅 -30ページ目
東京駅。

丸の内口の反対側の八重洲口。今回で東京駅はめでたくコンプする予定だ。

こちらの街自体はこれから再開発が本格化するらしいが、いまのところは大通りから1本入ると狭い路地と

雑居ビルによって大部分が占められている。

そんな八重洲口でも、駅の両サイドにだけはツインビルがそびえ近未来的色彩を放っている。

もちろん周りとの調和は完璧なまでに崩れている。

新しいビルが稼働しているのだから、さぞ駅構内も様変わりしたんだろうと踏んで地下に突入したのだが、

意外にもほぼ原型を保っていた。

八重洲口では他の路線への乗り換えがない分、JRの改札が口を開けていて、あとは適当に通路を

つなげておけば用をなすのかもしれない。



昔の記憶では北側に八重洲口と丸の内口とを結ぶ唯一の地下通路があるはずなので行ってみる。

あった。しかも全くの手つかずだ。

進んでみると真ん中あたりで下りの階段。迂回路もスロープもない。

近くにいた作業中のJR駅員に、この先への車椅子での導線を聞いてみると、当然のように「ちょっとわからない」。

きっと東京駅の中でも極めて重要な役割を担っていて今それどころではないのだろう。あるいは青森の駅員が

たまたま出張で来ていただけなのかもしれない。


改札に戻って丸の内口への行き方を聞くと、紙を渡された。これを出口の改札で渡すのだと。
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「出場券」!?

いったい何のイベントに出場できるのか?

JRのネーミングはときどき凡人には理解できないものがある。

ただ・・・、どこかで似たような券をもらったことがあるなぁ。と記憶を

手繰り寄せる。池袋だ。丸ノ内線から副都心線へスルーするやつだ。機能自体は全く同じだ。

しかし、両者には大きな違いがある。新幹線のぞみ号と都営荒川線くらい大きな差だ。


東京駅の改札内といったらTOKYO Walkerとかで特集が組まれるあのエキナカと呼ばれる場所。

全国の駅弁が集結しているグランスタ、スイーツ好きが電車5・6本分は居座るecute・・・、方々で誘惑たちが手招きする。
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ただ通過するわけにもいくまい。

ここで本日の戦利品を調達するしかないだろう。

夕方の東京駅、雑踏のなか何のためにここに

いるのかよくわからなくなって任務フェードアウト。
乗り物パラリンピック(in 丸の内)。興奮のなか前3回にわたって繰り広げられたが、いまは祭りの後。

開催中に現れた、もう一つの乗り物。

車椅子用でないので出場資格はないが、名残惜しいんでエキシビションでの登場です。

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名  称 :セグウェイ

最高速度:20km/h

航続距離:約24~39km(フル充電時)

価  格 :¥748,000~


備  考 :リースもあるらしいゾ


華麗な舞いを見せているのは丸の内の地下通路をパトロールしている警備のお兄ちゃん。

いわく、乗るためにはそれなりの試験みたいなものが必要だそうです。

実物はけっこうゴツいぞ、セグウェイ。

そしていつの日か車椅子を引くトナカイにでもなってくれ。


(いいかげん引っ張りすぎなので、丸の内 -完-)
丸の内は明治政府から三菱財閥へ土地の払い下げが行われたことを端につくられた街。

そこから一世紀、いまもって三菱のビルが立ち並ぶ。


丸の内の地下。東京駅を背にして見ると左に丸ビル、右に新丸ビルの入口がポッカリと待ち受ける。

もちろん2つとも三菱所有のオフィスビル。いまではお洒落スポットとしても賑わいを見せる。

それらの間、ちょうど2つのビルを仕切るかたちで行幸通路がまっすぐ伸びる。

人通りはまばらだが、健常者に限っていえば、二重橋前駅や三田線の大手町駅への連絡には大変便利だ。

通路の壁はフォトギャラリーの展示スペースにもなっていて、通行する人々の右脳を刺激している。


行幸通路のちょうど中間地点。

その乗り物はひっそりと車椅子が来るのを待ち構えている。

第1回、乗り物パラリンピック(in 丸の内) エントリーナンバー3
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名   称 :シースルー昇降機(丸ビル側)。
設置場所:行幸通路と丸ビルとの連絡階段の脇。
使用方法:インターホンで係員を呼び、昇降台に乗せられ、操作される。
レビュー :自分一人だけでは扱えない“絆”を必要とする乗り物。
       この日の係員は制服姿の綺麗なお姉さん2名。
       しかし、今回お姉さん達との“絆”づくりは失敗に終わった。
       

  バリアフリーマップをつくる旅
<判定>
めずらし度:★★★★★
つかえる度:★★☆☆☆
はずかし度:★★★★☆

以上で全ての戦いが終わった。

結果は以下の通り。

金:シースルー昇降機(丸の内③) ★×11
銀:エスカル(丸の内①)  ★×9
銅:エスカレータ(丸の内②)  ★×7
  バリアフリーマップをつくる旅
諸君、おめでとう!


・・・・・ What is 第1回、乗り物パラリンピック(in 丸の内) ? ・・・・・
前々回から始まった夏休み限定特別企画。
ルールは簡単!丸の内の地下通路(東京駅~大手町駅~二重橋駅および直結するビル地下)で見つけた、
車椅子のためのバリアフリー化乗り物を「めずらし度」「つかえる度」「はずかし度」の3項目で判定し、
最も獲得点数の多い順に金・銀・銅のメダルを付与する。