バリアフリーマップをつくる旅 -17ページ目
前日までの初夏の陽気は消え去り、ダウンベストを着込んで多摩丘陵へ出発。

午前中は市街地を調査し、午後は多摩動物園へ。

到着すると想像通りの起伏。

全部回る必要はないが、写真に収める動物を考えると、ゾウかキリンのゾーンまでは行かなければならない。

肉食獣は大体寝ていてモデルの用をなさないことが多く、猿山だと手持ちの写メでは対象が小さすぎるし色目も地味。

園内マップを見聞した末、キリンのゾーンへ。

隣にライオンもいるし・・・。


無事キリンの撮影を終え、ライオンの檻を覗くと何という体たらく。
  バリアフリーマップをつくる旅
お前ら、それでも百獣の王か。

子供を崖から落とす厳しさはどこに置いてきたのか。

休日のオッサンと昼下がりのオバサンの絵じゃないか。

安定というのは恐ろしい。

あらゆる生をダメにするのだ・・・。


今日はもう1箇所。

前日に連絡が来て、よみうりランドで花見の予定だ。
  バリアフリーマップをつくる旅
ちょっと早めに行って調査も兼ねることに。

まぁ、ここも起伏。

日頃の運動不足解消と、この後の飲みの分を

絞っておくには丁度よいかぁ。

調査を終え、メンバーが集まるが、

薄着の人間が約2名。

既に震えている。

結局、30分ばかり多摩丘陵の5分咲の桜を堪能し、調布へ移動して飲むことに。

暖かな居酒屋、熱燗2合を空けたところで、心地よくなり睡魔が・・・。

やばい。このままではあのライオンたちと何も変わらないじゃないか・・・。


オマケ。

  バリアフリーマップをつくる旅
本日のゆるカワinよみうりランド。
競艇場の門をくぐると、その光景に唖然とした。

事前想定と大きく異なる人の数、そしてその客層。

老若男女を通り越して幼児や児童までわんさかいるのだ。

この国が少子化であるなんて全くのデマと思えるほど。

人ごみをかき分けてたどり着いた先に、仮設ステージを発見。

演目を見ると、じきに某有名タレントのトークショーが始まる。

  バリアフリーマップをつくる旅 家族連れが多い理由はコレらしい。


写真の事情につき某有名人の画像はありませんが、

可愛い方だったので、正体はオマケのコーナーで。

はい。もったい付けます。

でも蛭子さんとか東尾パパではないのでご安心を。

目が釘付けになりトークの内容は何も入らなかったが、満喫できたところで、人生初めてのボートレース観戦へ。


スタンドに入ると、事前想定通りの客層に何故だかホッとする。

メインまでまだ数レース。

隣の紳士に大まかなルールを教えてもらいながら、少額の舟券だけ買って、ひとまず見学することに。

そして出走。


  バリアフリーマップをつくる旅 6艇が曳き波を連れて目の前を駆け抜ける。

向かう先に浮くブイの直前、カウリングに隠して

いた身を一気に起こし、体で風の抵抗を受ける。

ブイに鼻先をかすめつつの旋回。

直後、バウンドしながら外側に弾かてゆく艇は

水切りの小石のよう。

どうにか遠心力を制するかと思った瞬間には、300m先に浮かぶもう一つのブイ目指して一気にスロットルを全開にする。


初めて見る競艇、眠っていたオトコの血を揺り起こすには余りあるものだった。

選手達は間違いなくプロの勝負師。

高い浮力のボート、速度を上げるほど微妙な操船など困難になるはずなのに、とんでもない領域でバトルしている。

コレは紳士の皆さんがこぞって熱狂するのも納得。

正直なところ、レースを観るまで余計な先入観はあった。

そんな自分を少し恥じた。

それでも、そういうのを含めて何か清々しい。

上手く言えないけど、貴重な経験をさせてもらえた旅だった。


で、オマケ。

  バリアフリーマップをつくる旅
本日のゆるカワ。
小金井。

吉祥寺の向こう側、国分寺のこっち側、中央線に乗ったとき車内放送で名前は聞くけど、どんな街かは知らない。

東京に住んでいても小金井を目指して訪れるのは今回が初めて。


だだっ広い芝生、それを囲む林、その向こうにはダイレクトに青い空。

江戸東京たてもの園は360度自然な雰囲気の小金井公園にある野外博物館。

歴史的・文化的に価値のあろう建築物がてんこ盛りに移築・展示されている。

全部新築物件なら住宅展示場と変わらない感じだ。


一軒の古い洋館、勝手口のスロープから潜入できそうなので内覧してみる。
  バリアフリーマップをつくる旅
低い天井、茶の間の壁にはコンセントもTVアンテナの

穴もないのが逆に新鮮。

全体的に現代の間取りより一回り小さいのは難だが、

よく見ると車椅子でもそれなりの暮らしができそう。

飴色をした板張りの台所なんかは気に入った。

かまど炊きの炊飯器、車椅子の足回りでもスリップインできるキッチンシンク。

  バリアフリーマップをつくる旅 応接間も悪くない。

装飾が施された出窓に味のある調度品・・・。

かつての住人はなかなかいい趣味のようだ。


他の建物の中でもいくつかの物件には

入ることができる様子。

戦前の三井財閥の邸宅、開発間もない田園調布に建てられたモダン建築、第20代総理大臣だった高橋是清邸・・・。

そういえば、これらが建てられていた昭和初期、三井財閥の総帥も高橋是清も殺されている。

一人はテロ事件、一人はクーデター事件。日本の暗黒の時代。

特に高橋是清が6発の銃弾を浴びた現場はまさに目の前の建物の中。

時空を超え、東京の郊外で2人がご近所になろうとは。


もうすぐ桜が咲く小金井公園。

ちょっとマイナーな街だけどなかなか悪くない公園を見つけました。