吉祥寺の向こう側、国分寺のこっち側、中央線に乗ったとき車内放送で名前は聞くけど、どんな街かは知らない。
東京に住んでいても小金井を目指して訪れるのは今回が初めて。
だだっ広い芝生、それを囲む林、その向こうにはダイレクトに青い空。
江戸東京たてもの園は360度自然な雰囲気の小金井公園にある野外博物館。
歴史的・文化的に価値のあろう建築物がてんこ盛りに移築・展示されている。
全部新築物件なら住宅展示場と変わらない感じだ。
一軒の古い洋館、勝手口のスロープから潜入できそうなので内覧してみる。
低い天井、茶の間の壁にはコンセントもTVアンテナの
穴もないのが逆に新鮮。
全体的に現代の間取りより一回り小さいのは難だが、
よく見ると車椅子でもそれなりの暮らしができそう。
飴色をした板張りの台所なんかは気に入った。
かまど炊きの炊飯器、車椅子の足回りでもスリップインできるキッチンシンク。
応接間も悪くない。装飾が施された出窓に味のある調度品・・・。
かつての住人はなかなかいい趣味のようだ。
他の建物の中でもいくつかの物件には
入ることができる様子。
戦前の三井財閥の邸宅、開発間もない田園調布に建てられたモダン建築、第20代総理大臣だった高橋是清邸・・・。
そういえば、これらが建てられていた昭和初期、三井財閥の総帥も高橋是清も殺されている。
一人はテロ事件、一人はクーデター事件。日本の暗黒の時代。
特に高橋是清が6発の銃弾を浴びた現場はまさに目の前の建物の中。
時空を超え、東京の郊外で2人がご近所になろうとは。
もうすぐ桜が咲く小金井公園。
ちょっとマイナーな街だけどなかなか悪くない公園を見つけました。