さて、昨日書いていた通り、


今度はプッチーニの生まれ故郷ルッカを見に行った時の思い出を書きます☆


ルッカにはトッレデルラーゴに行く前に行ってきました☆



ルッカの第一印象は優しい街


人はもちろんですが、街自体の雰囲気というか、


その街独自の空気感がとにかく優しかったんです


こういう優しい街で生まれ育ったからこそ、

あの甘い甘い音楽が生まれたんだなぁって感じました


城壁に囲まれた田舎の本当に小さな街なのですが、


城壁の外側がぐるりと自然に囲まれていて、散歩道もあったりして、


恋人同士が語らったり、


おばあちゃん達が散歩していたり、


ジョギングしている人が居たり、


犬の散歩をしている人がいたり、




人の感じる幸せが詰まってる…っていう印象の街でした



もちろんプッチーニミュージアムにも行きました


置いてある初演のポスターやプッチーニの写真、


直筆の手紙類の数々をみた瞬間に、


自分自身もびっくりしたのですが、


涙がぼたぼた流れて来て、凄く感動してました



(その時の私は、その後プッチーニのお孫さんに出会えるだなんて、


夢にも思わず、ただただ、プッチーニの残した物の側に居られるだけで、


本当に心から幸せを感じていたんです。)


ミュージアムのお姉さんは変なお客さんが来たなぁと思っていたはず(笑)


自然と涙が出てくるだなんて、自分自身意外で、


でも私は本当にプッチーニが好きなんだなぁと再確認出来た出来事でした


私より後から来たお客さんがどんどん先に帰っていくのを横目に見つつ、


泣きながらミュージアムを二周して、何時間もそこにいました



完全に迷惑なお客さん…(笑)




でも、幸せで、すっごく楽しかったーーー☆




日本ただいまー☆

実は一ヶ月イタリアミラノに行ってきました

色んな事がありました

その中でも特に思い出深い事はタイトルの通り、

何と!!!

プッチーニのお孫さんに出逢った事です

どのようにお会いしたかというと・・・

プッチーニがこよなく愛したトッレデルラーゴに行った時のことです


(もちろんプッチーニの生まれ故郷ルッカにも行ったのですが・・・
ルッカも本当に素敵な街でしたその時の事はまた今度改めて書きます☆)



トッレデルラーゴのプッチーニミュージアムの前で

「何で開いてないんだろう…日曜でもやってるはずなのになぁ?」と門の前で考えこんでいたら、

ベンチに座っているおばあさんに、

「次は3時からよ」

と言われ、

それでも一回目は何を言ってるのかよくわからず(笑)固まっていると(笑)

もう一度

「次は3時に開くからね」

と言ってくれました

やっと理解し、

「わかりましたご丁寧に有難うございますっ」と話かけに行き、

「とにかくプッチーニを愛していて、このミュージアムに来たくてミラノから来たんです

と声楽の勉強をしていて、日本から一ヶ月間短期で来ている事等の話をしていたら、

おばあさんがこう言いました



「プッチーニは私のおじいさんよ




えっ……


驚きと感動で嬉し涙がぼろぼろと出てきてしまいました


「まぁなんて可愛い子なのかしら」と言って下さって、

つたないイタリア語ながらも話が弾みました

「昔は湖がプッチーニの家(現在のプッチーニミュージアム)のもっと近くにあったのよ」とおっしゃっていました(私のヒアリングが正しければ…(汗))


「プッチーニってどんな人だったんですか」と聞くと、


広場の銅像を指差して、

「あれがプッチーニよ

いやいや、おばあさん…それは見ればわかります…(笑)


聞きたいのはそういう事じゃなくて(笑)


と内心思っていると、


その言葉には続きがありました




「スカラに飾ってあるプッチーニでもなく、ここにいるのが本当のプッチーニよ」



と印象深いお言葉を頂きました

「ここにいるのが本当のプッチーニ」かぁ……



実際にトッレデルラーゴに行くと、確かにそう感じます

湖に囲まれていて、

ルッカとは違うけれど、

自然に囲まれているという共通点や、

暖かい気候や、

プッチーニが愛したというのを納得させられる確かな物を感じます

「こここそがプッチーニここにいるプッチーニがプッチーニの本当の姿

とおっしゃりたかったのでしょう


噛めば噛むほど味が出るというか…(笑)本当に深いお言葉です


それにしても想いって通じる物なんですね


きっと天国にいるプッチーニが、私とお孫さんをひきあわせてくれたんだなぁ

って感じて、凄く幸せな気持ちになりました


そうやっておばあさんと話していると、

スーツでバチっと決めたベンツに乗った男の人二人組が「お迎えにあがりました」と言わんばかりに

うやうやしくおばあさんに話かけるではありませんか

疑っていたわけではないですが、ほんとのほんとにプッチーニのお孫さんなのだと確信っ

お迎えが来ちゃったし、おばあさんとの楽しい会話もこれで終わりかぁ…

寂しいな…と思っていると、


おばあさんが


「お腹空いてない?」と聞いてきました


「空いてますっ」と答えると、


「じゃあ一緒に行きましょう」と高級そうなリストランテへ

嬉しすぎるっっっ。・゜゜(>_<)゜゜・。

そしてレストランでお付きの男の人一人とおばあさんと三人で

フルコースの食事を頂きました
デザート美味しかった

店内にはパバロッティ等の歌い手さん達の写真や、プッチーニのポスターなどがありました

店員さんもおばあさんには敬意のある接客

途中で2個隣の席のおばさんが、

「あの…すみません、一緒に写真をとって頂けませんか」とおばあさんに話かけに来ていました
「良いですよ後でプッチーニミュージアムで撮りましょう」と答えていました

やっぱりこの街の有名人なんだぁと実感


食べ終わり、おばあさんは先に外に出てしまったので、

お付きの人にお金を払おうとすると、

「いりませんよ」と言って下さるじゃありませんか

「えっでも結構な金額なんじゃぁ…」と内心思って戸惑っていると

「お礼はプッチーニさん(おばあさんの事ですもちろん名字はプッチーニ)におっしゃって下さいね

との事


おばあちゃん有難うっっっ。・゜゜(>_<)゜゜・。

(馴れ馴れしい(笑))


そしておばあさんとお付きの人と一緒にプッチーニミュージアムへ

お庭に猫がいて

おばあさんが「ドレッタって言うのよソーニョディドレッタのドレッタよ知ってる

と聞くので「もちろんっ」と答えました


街全部がプッチーニ色満載で、幸せ過ぎます

だってViaの名前もトスカとかトゥーランドットとか三部作とかマダムバタフライとかなんですよっ

なんて素敵な街っ

住みたい(笑)

そしてプッチーニミュージアムの中に入るとプッチーニのデスマスクが置いてありました…



感動………

そしてまた涙が…(笑)


だってずるいんです

ミュージアムの中ではプッチーニの名曲の数々が流れていて、

いやがおうにも気分が盛り上がってしまう…っていう(笑)

泣いているとお付きの人がビックリしながら肩をさすってくれました(笑)

全て見終わって、おばあさんに「有難うございましたっ」と言いにいくと、


「ゆかり、泣かないでね(笑)」と言われ、


ギュッとハグしてくれました

幸せ過ぎるっ。・゜゜(>_<)゜゜・。

そして帰り道、お付きの人に会い「本当に有難うございました」と言うと、

「駅まで送っていくよ」と言ってくれ、

あまりに申し訳なくて、遠慮して断り、道を歩いていると、車でやって来て、

「ゆかり乗って」と言ってくれて、

「ミラノに行くなら乗り換えが大変でしょう」といって、乗り換えなくてすむように、

なんと、遠いヴィアレッジョの駅まで送ってくれました



親切っっっ。・゜゜(>_<)゜゜・。


車の中で、「今日は私にとって最良の日ですっ本当に幸せ有難うございます」と言うと、

「そういうゆかりを見て僕達も幸せになったよそれに、やっぱりプッチーニさんは本当に優しい人だよね」

と言っていました




ヴィアレッジョに着き電車の時間まで海岸に向かって歩きました


とってもいい天気で、海が本当に綺麗でした


その日の幸せ過ぎる出来事を噛み締めながらぼーっと海を眺めました


本当に夢みたいに幸せな1日でした


天国のプッチーニ、幸せな1日を本当に有難う


トゥーランドットが終演しました

ご来場のお客様、スタッフの方々、共演者の方々…

沢山の方に支えられて

無事に終える事が出来ました

本当に有り難うございました


本当に皆さんとても良い方々なんです


共演者の富澤さんは面白くて

小田嶋さんは優しくて

植村さんは温かくて

本当に私が心から大好きなお三方で、皆さん歌もお人柄も素晴らしい方々です

照明をして下さった山本さんにも本当にお世話になりました



ピアニストの土屋さんには、色々と教えて頂き、

今後の為になるアドバイスを沢山頂きました

本当に有り難かったです

土屋さんが居てくださって本当に良かった

そして、今回の公演に誘って下さった柴田さんには

本当に感謝の気持ちでいっぱいです

まさか、今年リューをさせて頂けるだなんて、

夢にも思っていませんでした(笑)


本当に楽しかったぁ


こんな事書いたら怖いかもしれませんが、


プッチーニの曲を歌っている時に時々



「何かが降りてくる」



っていう感じがするんです

ちなみに私は霊感とか全然ありません(笑)

今回もリューの死の場面の前辺りからそれがありました



何だかプッチーニが

空から降りてきて

未熟な私を助けてくれるような…

そんな感覚なんです



他の作品を歌っていて、

神経がとぎすまされるような

極度の集中をする事はありますが


「降りてくる」


とまで感じるのは、やっぱりプッチーニだけなのです

プッチーニ以外の作曲家も

いつかこういう感覚になれる日がくると良いなぁ


今回柴田さんがドーリア事件のエピソードも語って下さり

私自身幕の裏でお話を聞きながら



プッチーニの気持ちや

奥さんの気持ち

ドーリアの気持ち


そして何よりリューの気持ちを感じながら、舞台に立たせて頂きました

正直、愛する人の為に死ぬというのは、私自身はまだ想像がつきません

いつか子供が生まれたら、この子の為になら死ねると思える日がくるのでしょうか


リューは本当に優しくて、愛情深い子ですよね

こんなに素敵な役をさせて頂けて、本当に幸せです


帰り際沢山のお客様が声をかけて下さり

プッチーニの力

リューという役の魅力を改めて実感しました


まだまだ課題はありますが、今の自分のベストを尽くせたと思います


これからも頑張りますっ