海と山、時々きもの -17ページ目

海と山、時々きもの

ダイビング記録+きもの試行錯誤の覚書。…だったはずなのに最近は山歩きの記録簿と化しつつある。
23年秋から山のない国に滞在中のため山歩き頻度は低下中。

こっちでの仕事の一番いい所は、本部のような、エライ人のちょっとした素朴なご下問に応えるために部署の総力を挙げて300%の力出して可及的速やかにご進講資料を仕上げ奉る、みたいな●●くらえ(自粛)な仕事がないことだと思ってた。

 

なので、有難いことに仕事の予定が非常に立てやすい。

最近なんとなくこっちの業務のコツや回し方もつかめてきたし、こっちきて4か月は殆ど休暇とってない(2日くらい?)し、1、2、3月は、仕事は進めつつ山へ行きまくろう、と思って冬山ツアーを計画しまくってた。

 

…のに、今日になっていきなり「1月下旬に外部向けオンライン講習会の講師をしてくれ」と本部から依頼が来た。

 

…。

 

本部だったらそういう外部向けの資料って3か月前くらいには発注来てた気がしたんだが(何故なら外部に出すものなので資料はかなり上までチェックが入る)。

 

たぶん他に候補者がいなかったか断られたか、講師が必要なことを忘れてたかで、慌てて直前でも一番頼みやすく暇してそうな私にお鉢が回ってきたんだと思うんだけど。。。

 

1月下旬だったら1月中旬にはもう資料完成させてエライ人まであげなきゃいけないじゃん。

でも1月上旬か中旬には私は山の予定があるので、ってことはもう年内には大体の資料の素案が出来てなきゃいけないじゃん。

ということは仕事でやりたいこと色々あったのに、この講習会資料作りにもう取り掛からなきゃいけないじゃん。

 

1月は久しぶりの山を満喫しようと思ってうきうきだったのに。

このストレスフルな講師業務があると思うとうきうきも半減だよ。

鬱だなあ。。。

 

 

 

 

こちらでは金曜初雪が降った。
昨日もランニング中に雪がちらちらしてきたな、と思ってたんだけど、今朝外に出たら街がうっすら雪景色だった。

 
 
先日スペインのテイデ山計画を諦めてから代わりに登れる山を探している。
この時期に無積雪期の山を登ろうと思うとこの前みたいにアフリカ大陸くらいしか候補地がなくなる気がしたので、この際雪山でもいいかも、と思い直した。
* テイデ山も冬はうっすら山頂付近は雪を被るらしいが。
 
こちらに来てからクライミングのコースを探すのに何回か利用したウェブサイトで「1月」「雪山登山」「ヨーロッパ」で検索かけたら、出てくるには出てきたんだけど、候補地がほぼスロベニアとスロバキア。
(ドイツーオーストリアも1件だけあった)
 
どこ??
 
と言ったらスロベニアとスロバキアの人に大変失礼で申し訳ないのは百も承知だし実際申し訳ないんだけど、当方センター試験の地理60点、つい数日前までテネリフェ島がヨーロッパ大陸の端のほうにあると思ってた筋金入りの方向音痴なので。。。本気でわからない。
東欧だから、とりあえずロシアとの間のどこかにあるんだろうな、ということしかわからない。
 
地図見て初めて、あ、こんなところにあったんだな。。。とわかった。
 
場所はわかったものの、行き方もわからない。
Google Mapで試しにスロバキアに行く場合の目的地、Tatranská Lomnicaを打ち込んでみたら、Google Map先生に電車とバスでヨーロッパ大陸を横断する20時間45分の旅を提示された。
 
さすがにそれは無理なので近くまで空路で行けないかな、と探したところ、最寄りの空港はポーランドのKrakówしかなかった。
(もっと近い、同じスロバキア国内のpopratという空港もあったけど、幾ら検索しても便が出てこなかった。。。)
 
どこ??2
 
と思ったけど、そういえば先日本社から来た出張者が最終目的地は「ポーランドのクラコフ」だと言ってた気がするけど、それがこのKrakówなのかな。日本企業が多くあったりするんだろうか。。。私がものを知らないだけですすみません。
 
KrakówからTatranská Lomnicaに行くには電車乗り換えかバスしかないんだけど、直行便はバスのみ、午前1便、午後(というか深夜着)1便のみっぽい。
ちなみに帰りは、直行バスは夕方(17時)発の1便のみしかないっぽいので、帰りは電車とバスを乗り継いで5時間かけてKrakówに帰る必要がある。
 
未知の外国で深夜着は怖いので、行きは午前中発のバス利用にすると、当日朝こちらを出発して着くのは無理なのでKrakowで一泊することになる。
1日目 移動 当地ーKraków Kraków泊
2日目 移動 KrakówーTatranská Lomnica泊
3日目 ようやく山
4日目 移動 Tatranská LomnicaーKrakówー当地
 
たった1日の日帰り登山(しかも途中まではケーブルカー利用)のために移動3日かけるか。
 
もう行き深夜着のバスにするしかないか。。。それか直行という選択肢を諦め、行きもバス1回電車2回を乗り継いで行くか。。。
しかし私はヨーロッパの鉄道を全く信用してないのでうまく乗り継ぎできるか激しく不安。
 
やっぱり山への道のりは険しい。。。
 
少し前になるけど秘書さんに誘われて、秘書さんの地元のビールが300種類あるというビアバーでごはんを食べた。
住んでいるこの街から電車で20分程。たぶん観光客とか誰もいないであろうと思われるどローカルな街。
 
ビール300種類というから、オクトーバーフェスト会場みたいな大宴会場を想像していたけど、すんごいこじんまりした可愛らしいお店。

 
 
Winterbieren。たぶんオランダ語。
普段この街で生活しているとフランス語しか聞こえてこないのでここが一応はオランダ語圏にある街であるということを忘れてしまいがちなんだけど、こういうのを見ると思い出す。
 
秘書さん曰く、昔は「クリスマスビール」という名前で冬限定ビールを売っていたらしいんだけど、それだとクリスマスを過ぎると売れなくなるので「冬ビール」として売り出すようになったらしい。
 
300種類あるというビールメニュー。分厚っ。
 
メニューも全てオランダ語。たぶんこれは「冬のビールセレクション」だと思われる。すごい量。
 
よくわかんないので、とりあえず秘書さんの彼氏さんお薦めの冬ビールを頼んだ。
オランダ語一色かと思いきや、La trappeもこのVal-dieuもたぶんフランス語なの面白い。
 
私はこの世の全てのアルコールを愛しているけど、実はビールだけは若干苦手だ。
 
ということを言い出せないままにこの日ビアバーまで来てしまったけど、飲んでみたら意外とおいしかった。
なんかビールの苦みが非常に苦手なんだけど、このビールはあんまりそれがなかった。
 
おつまみメニュー。
チーズは色々種類があって、コーヒー風味やビール風味のチーズ、なるものもあった。
とりあえず全て秘書さんと秘書さんの彼氏さんにお任せし、「チーズとサラミの盛り合わせ」をオーダー。
 
セットされたカトラリーのナイフがどう見てもチーズ用ナイフ。
おつまみだからこういう感じなのか、他のを頼んでもこうなるのかはよくわからない。

 
盛り合わせの他に秘書さんが「この国の伝統的な料理」として頼んでくれたミートボール。
白いのはタルタルソース。右のはなんと、ベリーのジャムだという。
 
ミートボールはこちらでよく見るんだけど、ミートボールにジャムつけるって意外な組み合わせではあった。
秘書さんはこの国の料理だと言っていたけど、帰ってきて調べたら北欧も同じようなミートボールwithジャムが一般的らしい。
まぁフォアグラにもジャムとか甘いソース載せたりするし、そういうもんだと思えば。。。
 
普通においしくはあった。
 
で、これが「チーズとサラミの盛り合わせ」。
わお。
 
4人分でこれか。すごいな。
オランダ(チーズの国1)とフランス(チーズの国2)に挟まれているからか、チーズはどれもめっちゃおいしい。
コーヒー風味のチーズが特に気に入った。どこかで売ってないものか。
せっかくだから、今度マルシェに行ってみようか。。。
 
チーズをちょびちょびつまみながら、2杯目のビール。桃ビール。
 
やっぱり基本的にビールはちょい苦手なので、こういう苦みの少ないフルーツビールの方が好きだ。例えおこちゃまと言われようとも。
 
この後さくらんぼビールと何かのフルーツのビールを追加し、大満腹になってビールナイト終了。
 
ランニングの回数を週一じゃなくて週二に増やすべきかもしれない。。。

週末2時間電車に乗れば奥多摩や丹沢に日帰りできていた日々が懐かしい。

こちらでは山に登るのも一苦労どころかかなり苦労する。

 

まず、前も書いたけどこの国には山がない。

最近ようやく生活が落ち着いてきたので年明けどこか行こうかな、と思い、久しぶりなのでとりあえず雪山ではなく雪のあまりないところを登ろうと思い、暖かそうなスペインの最高峰:テイデ山(3715m)を第一候補にセットすることにした。

 

が、テイデ山に向けていざ旅程を組み立て始めると、いろんなハードルにぶち当たった。

 

まず、飛行機。

テイデ山のあるスペインのテネリフェ島まで直行便があるのはいいんだけど1日に1便しかない。向こうに着くのは午後。

しかも年明けという時期のせいなのか、これが高い。

 

往復740ユーロ=11.8ユキチ

 

ぐはっ。

昔パリからスペインのマドリッドに飛んだときは往復140ユーロくらいだった記憶がありそのノリでテネリフェまで行けるかと思ってたのでここで目がまず飛び出た。

 

なんでこんなに高いんだろうと思って地図をみてようやく気付いた。

 

テイデ山のあるテネリフェ島ってヨーロッパじゃなくてアフリカ大陸にあるのか。

 

モロッコの南端じゃん。そりゃ遠いわ。

スペイン最高峰というからスペイン本土の離島くらいに考えていた。

 

まぁそんだけ高いなら740ユーロは仕方ないかな、と思うんだけど、空港からテイデ山までの道のりもさらに厳しかった。

 

まず、空港からテイデ山の麓まで直で行く公共交通機関はない。

近くの大きな街にまず行って、そこからテイデ山まで2時間、10ユーロくらいかけてバスでいく必要がある。

勿論バスは1日1便。朝9時のみ。この国からの直行便がつく時間には既にその日のバスはないのでバス利用ならその日はどこかに宿泊する必要がある。

しかもバスだとテイデ山の登山口に着くのが11時くらいだから、そこから登り始めるのは時間的にあまりよろしくない(頂上まで5時間)。

 

じゃあタクシーを使うとどれくらいかかるかというと、140ユーロ=2.2ユキチかかる。

往復だと4.4ユキチ。

 

ぐはっ2。

 

ではもう、島のどこかのホテルからの送迎付きガイド登山にしようかと思ったけど、こちらのお値段は750ユーロ=12ユキチ。

 

ぐはっ3。

 

どうせホテルに泊まるなら、テイデ山だけじゃなくて周辺ハイキングができるようテイデ山の麓のパラドール(ホテル)に泊まりたいんだけど、このパラドール、時期にもよるけど大体1泊250ユーロ=4ユキチ。

飛行機到着日にタクシーでパラドールに行き、翌日にテイデ山、その翌日に周辺ハイキング、さらにその翌日にタクシーで空港、と考えると3泊必要なので12ユキチ。

 

というわけで、もしガイドツアーを利用せず一人自由気ままにテイデ山登山や周辺ハイキングを楽しもうと思ったら、概算で、11.8+4.4+4×3=28.2ユキチ

 

ぐはっ…

 

しかも(これが自由を望む代償か)、と吐血しながらそれでも予約しようとしたんだけど、テイデ山の頂上にたどり着くためには1日200枚しか発行されないという許可証の取得が必要で、その許可証を予約しようとしたら、既に1月は30日まで空きがなかった、という。

 

夢のテイデ山計画、あえなく終了。


金曜夜にあずさに飛び乗って松本で前泊すれば翌日朝から登り始められたり、同じく金曜夜にあるぺん号やさわやか信州号に飛び乗れば翌朝には登山口に着いていたあの日々はなんて恵まれた環境だったんだろう。。。切ない。

 

2月にはスイスで冬山教室を予約したんだけど、その前にどっか登っておきたいんだけどな。。。1月もスイスに行くか。

昨日の朝会社のメールを開いたら銀行から「クレジットカードの申請を却下します」というメールが入っていた。

 

んーーーーーーー。

 

まぁ、知ってた。

何故ならこの地において物事は全て1回でうまくいかないのがデフォルトだから。

 

前回書いた時にうすうす予想していたとおり、銀行口座開設+クレジットカード申請後、クレジットカード申請窓口みたいな所から「書類が足りない。給与明細を3か月分送って下さい」というメールが来ていた。

 

フランスの時は会社からの財政証明書とIDで開けたのにな。なんで同じ書類で開けないのかわからない。

そりゃ確かにフランスとは違う国だしその時とは違う銀行だけど一応同じECBの監督規制下にある銀行という点では同じはずでは?

クレジットカード審査はまた別なのか?

 

…みたいな、「何故?」を考え出すとこちらの心の健康に悪いので、いったんは、「そっか」と受け入れることにした。

 

で、どうせ意味ないだろうなと思いつつも、給与明細(日本語)をコピーしてわざわざ横に英語で訳までつけて3か月分送付した。それが一昨日。

 

…で、昨日来たメールが「あなたのクレジットカードの申請を却下します」メール。

 

メールを見た瞬間心の中で、悟り、悟り、と呟いたのでまぁ怒りとかはないんだけど。。。

 

不足書類を送ってくれってメールは申請後随分遅かったけど、却下のメールは早かったな、おい。

 

別に私だって好き好んでようわからんこんな銀行に口座開設したいなんて思ってないからな。

諸事情で必要だから開設しただけで。

別に今んとこ家賃光熱費インターネット代等諸々の支払いはWiseの送金で何とかなっているし。

口座開設しても本社がそこに給与を振り込んでくれる訳ではなく、自分で日本の銀行口座から激しく面倒くさい外国送金手続きを経て送金しなきゃいけないから面倒くさいだけだし。

クレジットカード支払いも日本ので今んとこ何とかなっているし。

困るのは現金が必要な場面だけだけど、キャッシュレスがものすごく進展してるおかげで今んとこ現金をほぼ使ったことがない。

 

だから別に申請却下されたって困らないし。ちっ

 

…と思ってみたものの、なんかちょっぴりつまらんプライド(?)が傷ついた。

 

仕事は久々に楽しい、と思い始めているけど、なんか最近こういう、生活面というか外国人の立場的なもののストレスが多い。

いや、ストレスは感じていないと思うのでより正確にいうと、ストレス耐性を刺激する出来事が多い。

自分が立場ヨワヨワのちっぽけな異邦人であることを思い知らされる。

 

ストレス発散のための山にも行けないしな。。。

週末2時間電車乗ったら山に登れたあの生活が懐かしい。。。

 

本社に帰りたくないからこっちで4年くらいいたい、と思ったけどやっぱ2年でいいかな。。。

いや、でもやっぱ本社とどっちがいいか、と言われたら正直もう本社には一生戻りたくないので、この不安定な異邦人生活の方がまだましか。

いや、でも山にも登りたいしマイホームちゃんのローンを無駄に払い続けるのも癪なのでやっぱ日本かな。。。

悩む。