海と山、時々きもの -16ページ目

海と山、時々きもの

ダイビング記録+きもの試行錯誤の覚書。…だったはずなのに最近は山歩きの記録簿と化しつつある。
23年秋から山のない国に滞在中のため山歩き頻度は低下中。

事前の天気予報から覚悟してたけど、タトランスカ・ロムニツァ、1日目朝起きたら天気予報はこれだった。
 
うーん…山、どこいった。
 
まぁでも小雨予報だし、景色が見えなくても雪の中を歩けるだけで嬉しいかもしれない。
 
この日のルートは、ネットで発見した日本人の人のタトラ山脈登山録を参考にさせてもらった。
スロバキア行きを決めてからこの人の登山記録を発見したんだけど、自分と同じように欧州でも山を登りたい、と思う人がいたことに勝手に親近感を感じたりした。
 
ルートのスタート地点はケーブルカー乗り場。
ケーブルカー乗り場のどこかに登山道に入る場所があるはずなんだけど、これがわからなくてだいぶうろうろした。
 
まず、Information Centerかつチケット売り場に行く。
 
無料の地図を手に入れたけど、私が行こうと思っているハイキングルートは載っていなかった。。。
しかたなしにスタッフの若者(英語が流暢だった)に聞くと、他の人に聞いた上で、チケット売り場からは少し離れているケーブルカー乗り場の近くにあるらしい、という回答をくれたので、とりあえずケーブルカー乗り場に向かう。
 
まず乗り場に併設されてるスキーレンタル用品のお姉さんに聞こうとしたところ英語がわからない、と拒否られ、他の人には「ハイキングルート?わからない」と返され、うろうろしたあげくにケーブルカーの乗車場にいるおじさんに聞いたところ、他の人にスロバキア語で確認してくれた。
この人自身もあまり英語は得意じゃないようで、ジェスチャーをまじえながら、何かを靴につけるしぐさをして、この先に行くのはそれが必要だという。
アイゼンのことかな、と思って、持ってる、というと、こっちらしい、と手招きしてケーブルカー乗り場の裏手に一緒に降りてくれた。
 
おじさん自身も詳しくないようで、2人でしばらくうろうろした後、どう見ても作業場みたいなところを指さしておじさんが「あった、あれだよ」と呼んでくれた。
 
確かに奥の方に矢印が見える。
 
おっちゃん、ええ人や。。。ほんまありがとう。仕事中だったのにこんなところまで一緒に来てもらってごめん。
英語でめっちゃ心を込めて「ほんとに有難うございます」と言ったけど、スロバキア語で「有難う」を覚えてこなかった自分を殴りたくなった。
山登ることしか考えてなくて、挨拶とお礼の言葉を覚えるとかいう発想すらなかった。最低限の礼儀だろうが。ゴミだ。
 
おっちゃんと別れて一人でゲーターつけてポールを出して出発の準備をする。
小雨は降っているものの、天気もそこまで悪くなくてラッキーだ。
 
久しぶりの雪歩きにテンション爆上がった。
 
人もいないし、最高だ。。。
 
出発までが長かった。
登山道を見つけるまで迷いまくった軌跡。
 
 
歩き始めてしばらくして、ケーブルカー乗り場のおじさんの靴に何かをつけるジェスチャーの意味がわかった。
凍ってつるんつるんになっている斜面がところどころにある。
たぶんおっちゃんが言ってたのはチェーンスパイクのことだった気がする。
 
アイゼン持ってるから大丈夫だろうと思ったけど、チェーンスパイクを持ってこなかったことを激しく後悔した。
 
しばらくはスキー場の端っこを歩いていく感じ。
地図を持っていない、頼りはGoogleMapのGPSのみ、という山なめおじさんならずとも激怒しそうな山なめっぷりで、自分でもちょっと不安だったけど、道は明瞭で、青色の矢印に沿って行けば問題なさそうだった。
 
あと、途中で、Google Mapにハイキングルートが表示されていることに気づいてちょっと安心した。
とりあえずこれを辿っていけば問題なさそうだ。
 
多少小川なんかもあったりした。
 
最初に高度をちょっとだけ上げた以外はほぼ平地歩きという感じ。
だんだん山歩きっぽくなってきてテンションがさらに上がる。
 
あああああ最高やーーーーーー
 
山だ!山だ!山だーーーーー!
 
 
私は今、雪の山の中を歩いている!
 
途中発見した看板。
上からたぶんスロバキア語、ポーランド語、英語。
 
でもホテルに帰ってから「pozor」を検索すると「チェコ語」と出てきたので、チェコ語なのかもしれない。。。?
チェコ語とスロバキア語にどれくらいの違いがあるのかわかんないけど。
私が小さい頃は「チェコスロバキア」だったと記憶しているので、関西弁と標準語くらいの違いなのかもしれない(全然違ってたらすみません。)
 
「Enter at your own risk」とおどろおどろしい看板は立っているものの、道は普通の平坦な雪道。
確かに多少倒木はあるけど。
 
足跡はあるものの、この日は結局、途中の人が多いルートとの合流地点までは、誰にも会わなかった。
これは合流地点前で見かけた、人が多い方のルートから来た観光客のグループ。
 
道が合流する手前で結構な大きさの滝がある。
 
 
滝の前の橋を渡って坂を上がったら、今までは何だったのかと思うくらいすんごい量の人が行き来していた。
普通の運動靴みたいな靴に雨がっぱを被って歩いている人が多くて、私のような山歩きっぽい恰好をしている人は3割くらい。
後からわかったけど、ここから20分くらいの所に登山電車の駅があるので、そっちを使う人が多い模様。
 
私の目的地はこの左上の看板にあるRainerova Chata。ケーブルカー乗り場の人にはそこから30分くらいでいけるZawkoveskeho Chataを強くお薦めされたけど、明日が本番なので余力を残しておきたい。
 
合流地点から10分、とあったけど、体感もうちょっと長くかかった気がする。ここからは結構登りだったせいもあるかもしれないけど、15分くらいで目的地到着。
 
ここの山小屋は山小屋(?)というより休憩所みたいな小ささだったけど、赤岳鉱泉もかくやといいうくらい人が道のそこかしこにぎゅう詰めで吃驚した。
 
たぶん山小屋(?)の歴史とか書いてあるんだろうけど、何にもワカラン・・・
 
おっちゃんが誰なのかもワカラン。。。
 
なんか道のそこかしこで人がたむろって歌を歌ったりしているんだけど、これはその場のノリでそうなっているのか、歌唱コンクールみたいなものが開かれてるからなのか、何にもワカラン。。。
 
山小屋(?)はまだクリスマス仕様。
 
人波をかき分け中に入ったけど、中は体感、塔ノ岳の尊仏山荘の4分の1くらいのスペース。
何とかレジに近づき、そこらへんの人が皆飲んでたカップを指さして「あれと同じものを下さい」と言ったら、幸い英語は通じて暖かい飲み物をゲットした。
外で周囲の熱唱を聞きながら、一人ちびちびとホットワイン(?)を飲む。
 
周りは皆家族連れ、友人連れのグループでボッチは私一人だけだし、東洋人も私一人だけ。
めちゃめちゃアウェー感。
 
肩身の狭い思いでワインをちびちびしているうちになんか民族衣装を着た人達が出てきて演奏し始めた。
マジで今日何が行われてるんだこれ。。。何かのイベント日なのか。それともいつもこうなんだろうか。。。
 
山小屋の受付でトイレがあるか聞いたところ、ない、と言われたので、今日はもうこの先に行くのはやめて、もともとの計画通り引き返すことにした。時間も結構いい時間だしな。。。もう2時間半くらい歩いている。
 
さよならRainerova Chata。
ちょっと赤岳鉱泉から見る景色に似ていて懐かしかった。

 
 

ちょっと仕事があっぷあっぷになっており遅くなったけど、スロバキア山歩きの記録、移動編。

 

計画で書いた通り、木曜の夜、仕事後に空港へダッシュしまずはドイツ・ミュンヘンを経由してポーランド・クラクフへ向かった。

当地の空港でユーロからポーランド・ズロチに両替しようとしたところ、「扱っていない」と言われちょっと衝撃。

一応(と言ったら失礼だけど)同じEU圏内なんだけど、扱いないのか。。。

 

ミュンヘンの空港では両替できた。やっぱりドイツと東欧は行き来が多いからだろうか。

ミュンヘンからの最終便でクラクフに24時前に到着。

夕飯を食べていなかったのでここで初めて何か買おうと思うも時すでに遅く、お店は閉まっていたので自販機に挑戦してみた。

 

購入方法…うん、わからん

 

ここまで何書いてるかさっぱりわからないのは久しぶりの経験だったけど、何とか購入に成功。

 

Croissant、だけわかった。中身は自分の知っているクロワッサンではなかったけど小腹は満たされた。

 

ポーランドという国の治安についてはよくわからなかったものの、どこであろうと外国で真夜中に空港についてそこから1人でタクシーを使うのは怖かったので、この日は空港を出て歩道を渡ったすぐ向かい側にあるヒルトンに宿泊。

一泊約240ユーロ(=約39000円)という、ちょっぴりというかかなりお財布に痛い値段だったけど、仕方ない。。。

 

ちなみに240ユーロだったけど、歯ブラシやスリッパ、バスローブなどのアメニティは部屋になかった。

最近エコブームだからか、高いホテルでもこういうの増えている気がする(歯ブラシはたぶんフロントに言えば貰える)。

 

うん、ワカラン

でもこれはアルファベットが読める分まだ想像しやすく、上の写真が「niegazowana」、下の写真の方が「gazowana」、なので、たぶん「gazowana」が「ガス入り」で「nie」が「No」的な意味なんだろうなと推測。

 

ロシア語でNoは「ニェット」らしいけど、ポーランド語ってロシア語に近いんだろうか、などと考えながらこの日は就寝。

 

1泊約4万円のホテルへの滞在時間、結局半日もなかったけど、翌朝はクラクフ中央駅に向かうために9時前にホテルを出発。

ホテルのロビーから直接空港と空港駅の連絡通路に出られるので、大変に便利。

 

ヨーロッパの駅らしく改札などはなく、歩いていたらホームに到着した。

 

券売機はホーム上にある。

 

一応最初の画面では英語も選択できたものの、出発駅と目的駅の名前はポーランド語入力・表示しかされなかった。

ヨーロッパあるある(=英語表示を選択してもいつの間にか現地語画面に変わっている)。

 

列車の発車時刻が近づくにつれて1台しかない券売機が激込みになった。

でも一応車内でも車掌さんが巡回していて切符は買える様子。

 

切符はこのぺらぺらのレシートみたいな紙。席は自由席。

 

ちなみに行きは切符の提示を求められなかったけど、帰りは提示を求められた。基準は謎だ。。。

 

車内の行先表示のうち駅名はポーランド語のみ。前日にホテルでKrakow Glownyというのが中央駅だと聞いていたので、画面をガン見しながら20分弱を過ごして下車。

 

駅構内の「Bus Station」という表示に従って外に出たけど、ここからが結構難しかった。。。

 

駅構内を出たところにベーグル屋さんが何個かありその後ろにバス停が広がっている。

 

しかし左のバス停はどう見ても大型バスが止まれるようなバス停ではなく明らかに路面バス。

じゃあ右奥かな、と思って右奥に行ったものの、そちらも止まっているのはホテルの送迎バスみたいなミニバスばかり。

 

時間に余裕を持ってホテルを出発したものの、このベーグル屋周辺でバス停を探してうろうろしているうちにだいぶ時間を消費し、超焦った。

バス停のマダムに「FlixBusに乗りたいんですが」と英語で話しかけると通じた様子ではあるものの、返答がポーランド語なので全くわからず(これもヨーロッパあるある。)

 

左に行け、というジェスチャーをしているようだったので、重いスーツケースを引いてうろうろとさまよった末に、ようやくバス停を発見した。

 

ちなみに迷ってだいぶ遠回りしたけど、さっきのベーグル屋の後ろにある階段を登ればすぐだった様子(写真の左後ろにバス停の建物が見えている)。

 

バスに乗り遅れるかも、と思ってだいぶ焦った。。。

 

ちなみにこのObwarzankiというのはクラクフの名物らしい。

ベーグルの元祖と言われているらしいけど、食べてみた感じ、個人的な感想としては、味も触感もドイツのプレッツェルに近い印象を持った。

 

これが目的地タトランスカ・ロムニツァまで連れて行ってくれるFlix Bus。

 

ヨーロッパの格安バスだからあんまり期待してなかったけど、案の定、バスの下に荷物を積み込んでくれる係員さんみたいな人はいない。

バスが到着したら乗客自身で思い思いに荷物を詰め込む。

 

そして思い思いに詰め込まれた荷物なので人が多いと当然空きスペースなんてものはなく、自分で作らなければならない。

 

私がやっとのことで他の荷物を押しのけたり積み上げたりしたスペースに自分のスーツケースを入れようとしたら、横からずいっと割り込んできたマダムがしれっと超巨大スーツケースをねじ込み、正直ややいらっとした。

 

が、何とか荷物を積み込み乗車。

席は自由席しかなかったけど、早め(出発時刻20分前)に行ったおかげで一人で窓側の席に座ることが出来た。

 

けど、しばらくたって乗り込んできたアメリカ人カップルが私の後ろに同じように窓席に一人で座っていた鼻ピアス&キャミソールのギャルに「席変わってくれない?そしたら私達並んで座れるでしょ?あなた一人だったらどっちみち隣は知らない人になるよね?」という声が聞こえてきて衝撃を受けた。

 

おま、マジか。。。

 

窓側の方がいい人だっているやん。

ていうか自由席なのは予約券に書いてるんだから、並んで座りたいなら早く来れば良かったじゃん。

 

とあまりにもエゴイストな提案に衝撃を受けてたけど、後ろのギャルは「OK」とクールに一言だけ言って私の横に移動してきた。

 

このカップルが後ろの鼻ピ金髪ギャルでなくアジア人(=大抵のことに文句言わないと思われている)である私に席チェンジの声をかけなかったのは私の人相が悪かったからかもしれない。人相悪くてラッキー。

でもこのギャル、私が座ったときには既に後ろでくつろいでいたくらい早く来てたんだから、本来は誰よりも窓側に座る権利はあるんだよ、、、気の毒に。

 

と思っているうちにバス出発。

 

が、出発したものの10分もたたないうちに何故かバスがガソリンスタンドに止まり、乗客皆別のバスへの乗り換えを指示された(荷物はさすがに係員が積み直してた)。

 

新しいバスの窓席に座った私の隣に先ほどの鼻ピギャルが来たので、「良ければ窓席どうぞ」と言ったら「いいの?ありがとう。さっき、席変わってくれ、って言われちゃってさ」と微笑まれた。

 

やっぱ不満だったんだ。

 

それでも代わってあげたの、優しいな。。。まぁでも、あんな風に言われて断りにくいよな。

 

件のアメリカ人カップルはこの後数時間、ずーっとよく通る声で喋り続けてて、最初の印象のせいか話してる内容のせいか、なんか嫌だな、ともやもやした。

 

しばらくはずっと平地を走っていたけど、1時間くらいたって前方に山が見えてきてテンションあがった。

久しぶりの「山」だ。嬉しい。

 

平地にいきなり山の群れがぽーんと出てくる感じ、八が岳に似ている気がした。

 

周りも徐々にスキーリゾートっぽい風景になってきて、バスの停留所で人が下りるようになったな、と思っているうちに手元のGooglemapの地図上で国境を通過。

帰りは検問?のようなところで係員が乗車してきてパスポートの提示を求められたけど、この行きのバスではそういうことはなく、するっとスロバキアに入国。

 

バス内アナウンスのようなものは一切なく、バス停が近くなると前方で車掌さんが「〇×▲」と叫ぶものの、その「〇×▲」が聞き取れないのでだんだん焦ってきた。

出発して2時間頃、「Tatranska」と聞こえた気がしたので、バスが止まった瞬間前方に走っていって乗車券を見せつつ「ここがタトランスカ・ロムニツァですか?」と聞いたところ、「Next stop」と言われちょっと安心した。

 

出発して2時間半弱、予定時間よりちょっと早い時刻に目的地、タトランスカ・ロムニツァ到着。

 

これが目的地か。。。

 

山だ。。。雪山だ。。。

 

ホテルはバスターミナルから歩いて10分弱だったけど、凍った歩道をスーツケースを引いて歩くのは大変難儀で左手が棒になった。

ケーブルカー乗り場にできるだけ近いホテルを取ったんだけど、次からはバス停の近いホテルにしようと決意。

 

ようやくホテルにチェックインして安心感でどっと疲れた。

とりあえずバスを乗り逃してポーランドに取り残されたり、バスを乗り過ごしてハンガリーまで行ってしまったりするようなことがなくて良かった。

 

ホテルは値段から覚悟していたけど民宿+αみたいな印象。

 

でも全然いい。あったかくて個室でバストイレがあるだけで最高だと思う。

 

眺めも最高だった。

 

雪山だ。。。ほんと嬉しい。はるばる来てよかった。

 

この左側の高い方の山が恐らく、今回のガイド登山の目的地、ロム二スキー山。

宿泊したホテルのちょっと先にもう少し高級そうなホテル群が見える。

 

2時前だったので本当は少し街を歩いてみようかと思っていたけど、あまりに疲れたのでこの日は部屋でだらだらして過ごした。

 

3時前でこの太陽の位置。暗くなるのは相当早そうだ。

 

翌日土曜日の天気予報はあいにくこの雨予報だけど、ついに山の麓にたどり着いた、という嬉しさが勝つ。

 

ガイド登山は日曜日。

土曜日は山麓を一人でハイキングする予定だったので、行程を何度も眺めながら過ごし、食事後早々に就寝。

何故今回スロバキアに登りに行くことにしたかというと、理由は単純で、

 

自分が使っているツアー検索サイトで「1月」「ヨーロッパ」「登山」で検索かけた結果、自分が登れそうな山がスロバキアだけだった。

 

ということに尽きる。

 

 

生活がようやく落ち着いてこっちで山に登りたい、と思った時、季節は既に冬になっていた。

 

冬に登れるヨーロッパの山ってあるのだろうか?

 

とりあえず「ヨーロッパ」「山」と言われて素人の自分がまず思いつくのはモンブラン。

しかしモンブランって皆夏に登ってるイメージがあるけど、果たして冬に登れるのだろうか。

 

ググったところ、"tourader"というツアーサイトでモンブランに登れる季節を割と丁寧に解説してあった。

要約すると「モンブランに登れるシーズンは6-9月。7,8月が一番簡単。但しめっちゃ混む。技術があるなら6,9月の方が人が少なくて良い。冬?まず無理」と。

 

ですよねー。

まぁなんとなく想像してたけど、この時点でモンブランは自分の中の候補からそっと外した。

 

ざっと検索しただけの印象だけど、なんとなく、夏のヨーロッパ登山についてはツアーから個人登山まで色々日本語の情報があるような印象を受けたけど、冬のヨーロッパの登山については、日本語の情報がほぼない。

 

なので、こちらでロープクライミングの講習を受けたときに使ったウェブサイト、Explore-shareというのを使うことにした。

これはまだ問い合わせだけしたケースも含めると3,4回しか使ったことないけど、恐らくガイドさんと登山したい人をつなぐ仲介サイトみたいなものだと思う。

このサイトの大まかな使い方は以下の通り。

 

 

①サイトで自分が興味あるツアー/講習を発見したら問い合わせフォームを通じて問い合わせを送る。

 

②問い合わせを送るとまず、「受け付けました」というExplore-shareからの受付確認のレスポンスがある。

 

③その後、ガイドさんから問い合わせについての返信が来る。

 

④ガイドさんと何回かやりとりし、申し込みを決めたらお金を払ってツアー日を待つ。

 

②のExplore-shareから「問い合わせを受け付けました。ガイドに連絡を取っています」というレスポンスはいつもめっちゃ早く、大体24時間以内に来る印象。

 

③のガイドさんからの連絡は早い場合と遅い場合があるけど、遅い場合はExplore-shareから「ガイドと連絡がつかないようですがもう少々お待ち下さい」みたいなこまめなケアがある。

全体的に、「Expore-shareの」対応についてはこれまで不安に思うようなことはなかった。海外のサイトにしてはレスポンスがかなり早いほうだと思う。

 

ちなみにExpore-shareはおそらくただの仲介の役割だと思うので、コースの概要や記載内容についてはそのツアーを主催するガイドさんによって様々。かなり詳しく書いてくれている人から、ざっくりとしたコース概要しか載せていない人まで、色々いる。

 

今回、「1月」「ヨーロッパ」「登山」で検索したところ、前も書いたけど、検索結果はスロバキアとスロベニアとドイツくらいしかなかった。第一候補に考えていたフランスやスイスは見つからず。

(もしかしてもっとあったのかもしれないけど私の探し方が悪くて見つからなかった。)

 

この検索結果の中から、コース概要の難易度や必要体力をみて、しばらく山に登っていない自分にとって一番難易度が低そうだったスロバキアの「Lomnický štít(ロムニッキー山)」を目指すツアーに決めた。

ツアーの起点はスロバキアのTatranská Lomnica(タトランスカ・ロムニツァ)。

 

問い合わせフォームを送ってガイドさんから返信があるまでは早かったけど、「Explore-shareに載ってる料金は5年前からアップデートしてなくて、今は〇〇〇ユーロです」と返ってきたのを見て、ちょっと不安になった。

それってつまり5年間このサイトを通じて誰も申し込んでないってことか。

 

でも一応ガイド名で検索すると、地元のガイドさんのようだし、別にExpore-shareだけが正義な訳でもないので、ま、いっか、と思って申し込んだ。

ちなみにガイド名で検索したサイトに記載の料金はExplore-shareより数十ユーロ安かったので、恐らくこの数十ユーロがExplore-shareの取り分なんだと思う。

 

そして、どうせスロバキアまで行くなら、もう1日足して、自分で自由に歩く時間を作りたいな、と思った。

このロムニッキー山を目指す日が天気が良いとも限らないし。

せっかく行って唯一の山登り日が悪天だったら目も当てられない(この判断は正解だったな、と後から思った。)

 

というわけで、旅程は以下の通り組んだ。

 

1日目:終業後、空港にダッシュ。最終便でポーランドのクラクフへ(ミュンヘン経由)。クラクフ泊

2日目:朝、クラクフ空港→クラクフ中央駅→バスでタトランスカ・ロムニツァへ。

3日目:ひとり登山日。一人でタトランスカ・ロムニツァ山麓を歩く

4日目:ガイド登山日。ロムニッキー山を目指す。

5日目:タトランスカ・ロムニツァ→バスでクラクフ中央駅→クラクフ空港→地元空港(ミュンヘン経由)

 

前も少し書いたけど、一番難しかったのは日本語の情報がない中で、当地からタトランスカ・ロムニツァまでの交通を考えること。

これも色々悩んだけど、クラクフまで飛行機で飛び、そこから1日2本くらい出ている高速バス(たぶんワルシャワーブダペスト間を結んでいる路線)に載っていくのが一番乗り継ぎが簡単そうだ、という結論に達した。

クラクフから電車で行くこともできるけど、そうすると乗り換えが3回くらい発生するしだいぶ時間がかかるのでバスが一番便利だと思う。

ちなみにバスだとクラクフからタトランスカロムニツァまで2時間半で片道12ユーロとちょっとだった。安い。。。

 

以上、色々情報を集めるのに苦労したけど、何とか山旅の日程を組むことが出来た。

 

今週末、山を求めてスロバキアのTatranská Lomnica(タトランスカロムニツァ?というのだろうか)まで旅してきた。

 

まずドイツのミュンヘンを経由しポーランドのクラクフまで飛び、そこからバスで国境を越えてスロバキアへ、という移動だけで1日弱かかる長い旅だった。

 

そして苦労してたどり着いたにもかかわらず、本番は視界ほぼゼロの吹雪の中の雪中行軍(途中撤退)で「山?何それ」という感じだったし、色々トラブルの多い旅だった。。

 

山の全貌が見えたのは到着日のこれが最後。。。悲しい。

 

トラブルまみれで非常に疲れたけど、良い経験になったと思うし、何より久しぶりに冬山を歩くのはやっぱりとても楽しかったので、ちょっとずつ、記録を書いていきたいと思う。

 

まだ新年3日目というのがちょっと信じがたい、落ち着かないというかもやもやとする年明けだった。

 

蟹が食べたいという父の希望により年明けに両親と妹&姪っこが温泉旅行に行くことは聞いていたので、昨日、タイミングを見計らってメッセンジャーのビデオ通話をしてみた。

うちの両親はどちらもビデオ通話のような高等デジタル技術は使えない化石民なので、これは妹がいるときしかできない。

 

旅館の座卓にたてかけられた妹のipadを通して4人が真剣な顔で蟹をつついているのを眺めているのはややシュールな気もしたけど、久しぶりに両親の顔も見られたししみじみした。

 

元々自分から電話したり帰省したりする性質ではなかったので、こっちにいる間はこれ幸いと距離とお金を理由に帰国&帰省するつもりもなかったんだけど、やっぱり今年というか来年は家族旅行のために帰省しようかな、という気持ちになった。

 

オフシーズンでも日本に帰る航空券は12-15ユキチ。それだけあれば1回山旅に行ける(逆にいうとこちらで山に登ろうと思ったら、航空券と宿代だけで10ユキチは確実に超える)。

 

山か家か。

 

…家か。やっぱ家か。

 

去年の春か夏くらいだったか、父が既に70歳を超えていることを知って衝撃を受け、涙でちょっぴり枕を濡らしながらできるだけ親孝行せねば、と思ったというのに…こっちに来て冬山の可能性が結構ありそうな事に気づいてから山計画を練るのに忙しく「帰省」の二文字がすっかり頭から飛んでいた。

 

画面の中の母が蟹の脚から身をむしり取りながら「1年に1回くらいは帰ってくればいいじゃない」というのを聞いて、来年の冬は帰るよ、と大人しく答えておくことにした。

 

どっかいい宿を探そう。

 

 

そのためにちょっと帰省温泉旅行用貯金をしなきゃいけないけど、とりあえず1~3月は山旅を予約しているので、それはそれで楽しもうと思う。

 

今週末はついにこちらで初めて山に行く。

久しぶり過ぎだし色々と体力落ちているのを実感しているので、そんなに難しいコースじゃないらしいんだけど、正直、結構緊張している(そもそもまず目的地にたどり着けるのかという心配があるし、当日が雪予報(+最大瞬間風速10mオーバー)なのも不安)。

 

緊張のあまり、普段は山に登るのを家族に言ったりしないんだけど、ビデオ通話のついでに、今週末山に登ってくるね、と伝えておくことにした。

 

妹「どこ?」

Me「〇〇」

妹「どんなところ?」

Me「知らん」

妹「なんて山?」

Me「忘れた」

父「標高は?」

Me「知らん」

妹「馬鹿なんじゃないの?」

Me「難易度イージーのマンツーマンガイドツアーだから大丈夫だよ(知らんけど)」

妹「ガイドさんは信用できるの?」

Me「知らん(その発想はなかった)」

妹「馬鹿なんじゃないの??」

 

妹にゴミを見る目で見られたけど、確かに、山をなめるなおじさん達が聞いたら憤死しそうな無計画人任せっぷりだな、と改めて思った。我ながら。

 

ツアー概要には「ロープウェーを降りた後頂上まではクラシックルートを辿ります」と書いてあるんだけど、その「クラシックルート」が載ってるyamap地図をDLできる訳でもないし、山と高原地図を買える訳でもないし、Google先生に山名と「クラシックルート」で打ち込んでも謎の岩の写真みたいなのしか出てこないし、途中の山小屋のウェブサイト見たら〇〇語のルート図みたいなのしかなくて〇〇語が「?」だし。。。モウヨウワカラン。

 

久しぶりにアイゼンつけて脚があがるかとか、とりあえず色んなことが不安だけど、マンツーマンなので最悪無理だと思ったら撤退する心づもりで、「無理しない」をモットーに頑張ろう。