この前の出張の精算をしててタクシーのレシートを見比べながら、「やっぱぼられてるよなあ」と改めて思った。
この街で行きは自宅から空港まで38ユーロ(事前予約代込み)
帰りは空港から自宅まで53ユーロ(空港の正規タクシー乗り場でその場で拾った)
帰りは明らかにぼられている。
行きは早朝5時半、帰りは23時頃だったと思うので帰りだけ深夜料金がかかっているとかもあり得ない。
これまでプライベートでも仕事でも何度もこの自宅ー空港までタクシーを利用しているけど、正規の料金は大体40ユーロ前後になる。
50ユーロを超えると明らかに怪しい。
でも残念ながら、3回に1回はぼったくられて50ユーロを超えている。
そしてこの50ユーロを超えたのは全て、空港の正規タクシー乗り場からタクシーを拾った時。
今回も空港で乗る時にちょっと嫌な予感はした。
空港のタクシー売り場で列に並んでいて、蛍光黄色のジャケットをきたおじさんが並んでいる乗客を捌いてタクシーに乗せているのをぼーっと眺めていたら、私の番になっておじさんが指さしたのは、タクシーの車列のちょっと離れたところに止めてあった無人のタクシー。
え?でも運転手さん乗ってないけど、と思ってたらなんとこのおじさんが蛍光黄色のジャケットを脱いで車に乗り込んだ。
空港職員ちゃうのかい
①ここがまず第一の「ん?」ポイント。
で、走り始めてすぐ、メーター表記が「15ユーロ」になってることに気づいた。
②ここが第2の「ん?」ポイント。
今思えば「メーターリセットし忘れてますよ」とでも声かけておけばよかった。
で、しばらくしておっちゃんが「旅はどうだった?」とフランス語で話しかけてきた。
その後もしきりに話しかけてくる。
③ここが第3の「ん?」ポイント。
で、自宅ついたときにメーターが53ユーロとなっているのを見て「ああ、こいつやったな」と完全に確信した。
降り際、おっちゃんは「あなたと話せてよかったですよマダム」と言ったけど、
そりゃあそうだろうなこんだけぼったくりできたんだから。
振り返って考えると、
①まずおっちゃんが私の時にジャケット脱いで自分の車に乗せたのは、アジア人女だからいいカモだと思ったんだろう。
②走り出してすぐのメーターが15ユーロはやっぱりおかしい。
③饒舌だったのは後ろ暗いことがあることの裏返しだと思う。あるいは、フランス語で話しかけて私の反応で現地人か観光客かを判断してたか。
タクシー会社にクレーム入れようかとも思ったけど、でも自宅住所知られてるから逆恨みされても怖いしな、と思ってやめた。
でも、嫌な気持ちだけ悶々と残った。
この街に来てから特に多いけど、パリでもマドリッドでもリスボンでも時々ぼったくられる(イタリアではまだない。でもたぶん幸運なだけ)。
これは空港から正規のタクシーに乗っても、例え空港ー市内定額だとしても、ぼったくりする奴はありとあらゆる言い訳を駆使してぼったくろうとしてくる。
それに立ち向かえたことはなくていつも負けるんだけど、こうして嫌な思いを後々まで引きずる。
やっぱり私がアジア人だからだろうな、と。
軽んじられている。
この大陸でのアジア人の地位なんて路傍の石頃程度のものだ。
金を持っているし文句言わないしどんだけ軽んじてもへらへら笑って文句言わずに抵抗しない(したって体格が違うからこっちの人間からしたら痛くもかゆくもない)と思われている。
すごく不愉快だけどどうしようもないので、もやもやだけが残る。
来年日本に帰ったらたぶんプライベートでは二度とヨーロッパなんて来ないだろうな、と思う。
お金と体力を使ってまで不愉快な思いをしたくない。
日本から出たくない。
アメリカで計5年、フランスで4年、この国で2年弱暮らしたけど色々外で暮らして結局、やっぱり私は日本人として日本で生きているのが一番心地よい、という感想に至った。色んな人に失礼だけど。
私はヘタレチキンなので立場の弱いマイノリティとして外国で生きていく根性はない。それができる人を尊敬するけど、私には無理だ。
























