奥多摩・青梅近郊の里山を歩く(軍畑駅〜雷電山〜宮ノ平駅) | 単独行者の山行録

単独行者の山行録

歩いた山々の記憶を詳らかに。
山行中心の備忘録。

3月22日、晴天予報の休暇日。
この日も仕事の疲れが抜けず、ガッツリな山行は気乗りしなかったので、老後に温存していた山リストから先取りして青梅近郊の青梅丘陵の山々の縦走を計画。
それに今日は嫁が実家に帰るとのことで、好物だけど彼女が苦手であるために普段作らない煮魚を今夜の夕食にしよう。
その仕込みの為にもさっさと登ってさっさと帰ることができる今回の行程は好都合だった。
電車を乗り継いで降りた先は2年ぶりとなる軍畑駅。
高水三山の起点駅であるにも関わらず、他に下車したのはハイカー一人と意外な程少ない。
高水山登山口への道を分けて榎峠へと登り返すと峠の手前にひっそりと目立たない登山口を発見。
ばっきりと折れた樅の樹。
一体どうやったらこんな風に折れるのだろう。
榎峠の登山口から20分少々で一座目の雷電山(494m)に到達。
マイナー且つ地味な山頂にこの立派な標柱、流石は天下の東京都様だ。
一応、青梅丘陵の最高点ではあるけれど。
山頂からは奥武蔵の山々の展望が少々。
尤も近い割にあまり行かない馴染の薄い山域なので、どれがどの山かは判らない。
雷電山から一度下って分岐を尾根コースへと進むと15分もかからずに辛垣山(456m)に到達。
辛垣山頂の説明板
稜線上には峠が多数あることから、嘗ては生活道だったのだろう。
植林帯の展望が殆ど無い地味な稜線ではあるが、割りとアップダウンがある上にエスケープルートも多いので、トレーニングと割り切れば悪くは無いコースかも。
樹間から望む積雪の丹沢の遠景。···地味!
伐採地からは左手に奥多摩湖南岸の大岳山や御岳山。中央に鷹ノ巣山や本仁田山、右手には川苔山のパノラマ。
反対側には奥武蔵の山並み。
9:28三方山(454m)
四阿が建つ矢倉台の展望スポット。
ここから宮ノ平駅へ下りるつもりが下手にショートカットしようとして藪にどん詰まり、逆にタイムロスしたという···(笑)
矢倉台より麻生山や馬頭刈尾根の山並み。
馬頭刈山の左手に僅かながらに白い山体を覗かせる富士山や更にその左手に笹尾根の稜線も一望できる。
10:40宮ノ平駅に下山して前半戦終了。
後半は多摩川対岸に連なる長渕山ハイキングコースを歩く。