多米峠からは結構な登り返し。
一気に150m程稼ぎ、本道から逸れたピークに立ち寄り。
三角点がある400m地点のピークの名は美貞山？
それとも霊屋峰？
どちらが正しいかはどうでも良いような何も無い地味ピーク。
本道に戻って暫くすると赤岩尾根の分岐。
目指す石巻山の尾根は更にその先だ。
しかし、途中石巻山の分岐に騙されて下ってしまい、一帯を迷走。
石巻観光路という林道みたいな道に出てしまった。(実は騙された訳では無く、石巻観光路を進んでいれば石巻山に着いたのだが···)
青線:本来辿るルート
赤線:何故か迷走してしまったルート
結局、稜線に登り返して途中の分岐から舗装路を下っていくことに。
この道が正解で、以降石巻神社まではこれを辿ることに。(そもそも、登り返す必要は無かった訳だが···、地図や地形図を携行していない私には知る由も無かった)
黄色のやつが見たかったんだよなぁ。(色的には青系のこちらの方が好きだけど)
ジロボウエンゴサク
そこら辺でも見られるような花ばかりだなぁ。
稜線の分岐から舗装路を歩くこと約30分で石巻神社に到達。
参拝客も普通にいて、里に下山してしまった気分になる。
手水舎に頑丈な鳥居に、、普段我々が良く目にする神社ですw
登山道へ入ると意外にもしっかりとした山道で、整備も最低限に留まっていて一安心。
石巻山蛇穴
高所だけでなく閉所も苦手な私は当然入りません^^
山頂が近付くにつれ増える岩場。
遠目から見ても有象無象の低山にしか見えないついで程度に立ち寄る計画だった石巻山は、山頂部に石灰岩の岩山を秘めた山だった。
そして、石巻山石灰岩地植物群落として国の天然記念物の指定を受けている山でもあったのだ。
12:25石巻山(358m)に到達。
しかも、山頂からの展望は全方位に及ぶ一級品。
文化面や学術面はさておき、ハイキングの対象として見ても、こんな優れた低山が埋もれていたなんて。
分県ガイドにも載っていなかったから、今日までまるで知らなかったよ。
南側、赤岩尾根
東側、歩いてきた弓張山地の主稜
石灰岩に覆われた山頂
北側、遠く左手に三河の名峰、本宮山。
西側には東三河平野の市街地が広がる。
石巻山山頂からのパノラマ
もっとゆっくり過ごしても良かったのだけど、流石に空腹になってきたので下山を開始。
豊橋のご当地名物を堪能しようと思っていたから、食料は買わなかったのだ。
石巻神社まで戻ったあと、道標に導かれるままに登山道を下っていく。
途中の分岐は何となく左へ。
どちらがバス停に近いか書いてくれても良かろうに···。
麓付近の草地にて
間場登山口に下山。
どうやら、途中の分岐で分けたルートの方が近道だったようだ。
その後はGoogleマップを見ながら最寄りのバス停を目指して町中を歩いていく。
間場登山口から約15分、13:27石巻登山口バス停に到着。
暫くバスを待った後、豊橋駅で遅めの昼食へ。時刻も14時を過ぎ、流石に空いているだろうと思い向かった先の豊橋カレーうどんの名店は···店の外にまで行列ができる程の混雑ぶり。
これは流石に舐めていたぜ···。
他の店で妥協しようにも、これといって食指が動かないばかりか並んでいる店も少なくない。
結局、新幹線改札内でいなり寿司を購入して車内で遅めの昼食をとる羽目になったのだった。
そして、やはりと言うか、３日間移動とハイキングに明け暮れクタクタだったので、青春18きっぷの購入は諦めてビンボー旅を打ち切って新幹線で帰途に就いたのだった。
後日談だが、その後は休みの日に限って悪天が続いたため、青春18きっぷで山旅をする機会が殆ど無かった。
結果的に、２枚目の18きっぷは購入せず新幹線で帰ったのは正解だった。
早春の花を目当てに訪ねた三連休最終日の湖西アルプス。
目当てのキスミレには少し早く、この日も春霞の影響で展望はイマイチ。
しかし、ショウジョウバカマやカタクリといった春の花との出会い。
そして何よりついでに計画したルートに組み入れた石巻山が予想外に素敵な山だったので、内容としては十分。
思いがけない発見があった、遠征フィナーレを飾る充実した山行だった。
3月16日 歩数29,464歩
岩崎・葦毛湿原BS8:15→葦毛湿原8:33→船形山9:28→神石山9:46→多米峠10:30→霊屋峰10:51→石巻神社12:07→石巻山12:25→石巻登山口BS13:27
諸費用
蒲郡駅〜豊橋駅(JR、330円)
豊橋駅〜岩崎・葦毛湿原BS(豊鉄バス、450円)
石巻登山口BS〜豊橋駅(豊鉄バス、420円)
豊橋駅〜横浜市内(東海道新幹線、9,170円)
いなり寿司(650円)
その他(500円くらい)
合計11,520円